音量や音質を調整する - Yamaha MG166C-USB2 Owner's Manual

Yamaha mixing console owner's manual
Table of Contents

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Step
4
音量や音質を調整する
音量の調整
1
MGの各チャンネルに信号を入力して、 接続機器側
の音量(レベル )を調整します。
2
最大入力時に PEAK インジケーターが一瞬点灯す
るようにGAINコントロールを調整します。
3
録音したいチャンネルのON スイッチと STスイッ
チをオンにします。
4
PFLスイッチ→オフ( )、 モニター信号切り替えス
イッチ→ STEREO (
します。
5
STEREO OUTマスターフェーダーを"0"の位
置まで上げます。
6
モニタースピーカーやヘッドフォンで音を聞きな
がら、各チャンネルフェーダーを上下させて音量
のバランスを調整します。ヘッドフォンの音量は、
MONITOR/PHONESコントロールで調整しま
す。
GAIN
コントロール
PEAK
インジケーター
ONスイッチ
PFL スイッチ
ST スイッチ
チャンネルフェーダー
STEREO OUTマスターフェーダー
音質の調整
録音したい楽器の音質を調整します。コンプレッサーやイ
コライザー、エフェクターなどでお好みの音質に仕上げま
す。
MG166CX-USBには、デ ジタル エフェ クトが 内蔵さ れてい ま
NOTE
す。詳しくは、14ページの「内蔵デジタルエフェクトを使って、
ミックスに磨きをかけよう」 と23ページの「デジタルエフェクト
PROGRAM一覧」を参照してください。
) に なってい ることを確 認
MONITOR/PHONESコントロール
モニター信号切り替えスイッチ
コンプレッサー
コンプレッサーには、過大入力時に歪みを生じさせること
なく入力信号を適切なレベルに合わせるリミッターの役割
と、ミックスの中で音を寄り際立たせるために「 音のツブ
をそろえて」音質を良くする役割があります。 コンプレッ
サーは通常ダイナミックレンジが極端に広いボーカルや
ベースギターなどに使います。ただし、 コンプレッサーを
使いすぎると、ハウリングしやすくなりますので、 少し抑
えて使いましょう。
出力
イコライザーの設定のコツ
録音時にイコライザーで音質を調整するときは、 かけすぎ
ないようにするのがポイントです。音のヌケが悪いときは、
少しだけ HIGHを上げます。低音を強調したいときは、
LOWを少しだけ上げます。あくまでも補正としてイコライ
ザーを使うと最終的な仕上げ作業がスムーズにできます。
クリアなミックスにするためのカット
たとえば、ピアノの音は低音域から中音域の範囲に基音
がある楽器です。基音について普段私たちがCDなどの音
楽を聞くときは意識していませんが、低音域から中音域
の範囲でほかの楽器の明瞭さを干渉する場合があります。
基本的には、ピアノの音を入力しているチャンネルの低
音域は、少しカットしておきます。ミックスした音はよ
りすっきりとした感じになり、ほかの楽器の低音域の音
がより鮮明に聞こえるでしょう。ただし、ピアノをソロ
で弾く場合は、必要ありません。
逆にキックドラムやベースギターの場合は、基音となる
低音域以外に中音域から高音域にわたって幅広く倍音が
ありますが、楽器の特性( 低音域) をそのまま活かして、
高音域を下げてミックスにスペースを持たせることがあ
ります。
基音 と倍音 のおおまかな分布
20 50 100
200
500
基音:各楽器の音程感を与える周波数の音
倍音:それ以外の周波数の音
MG206C-USB/MG166CX-USB/MG166C-USB 取扱説明書
クイックガイド
(最小 )
(最大 )
入力
シンバル
ピアノ
バスドラム
スネアドラム
バス
ギター
トロンボーン
トランペット
20 k ( Hz )
1 k 2 k
5 k
10 k
基礎編
9

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This manual is also suitable for:

Mg206c-usbMg166cx-usbMg166c-usb

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