Table of Contents

Advertisement

Quick Links

OPERATOR'S MANUAL
SG280B

Advertisement

Table of Contents
loading
Need help?

Need help?

Do you have a question about the SG280B and is the answer not in the manual?

Questions and answers

Summary of Contents for Shibaura SG280B

  • Page 1 OPERATOR’S MANUAL SG280B...
  • Page 3: はじめに

    はじめに お使いになる前に、取扱説明書を必ずお読みください。 シバウラ乗用傾斜地モア このたび をお買い上げいただきありがとうございました。 この取扱説明書は、本機の取り扱い方法と、使用上の注意事項について記載しています。 本製品をご使用いただく前に、この取扱説明書をよくお読みいただき、内容を理解して 正しくお使いください。 また、お読みになった後も、この取扱説明書をいつも製品の近くに保存してください。 お願い ● この取扱説明書の内容が理解できるまで、本製品をご使用にならないでく ださい。 ● 本製品を貸したり譲渡するときは、この取扱説明書を製品に添付してお渡 しください。 ● この取扱説明書および安全銘板を、紛失または破損された場合は、速やか に当社、または当社販売店にご注文ください。 ● この取扱説明書には安全に作業していただくために、 「安全に作業するため に」を記載しています。ご使用前に必ずお読みください。 ● ご不明なことや、お気付のことがございましたら、お買い上げいただいた 販売店へご相談ください。 おことわり ● 本製品は改良のため、使用部品などを変更することがあります。その際に は本書の内容および写真・イラストなどの一部が、本製品と一致しない場 合がありますので、あらかじめご了承ください。 ● 本書の内容は、作成にあたり万全を期しておりますが、万一の誤りや記載 もれなどが発見されてもただちに修正できないことがあります。...
  • Page 4: 記号の見方(危険・警告・注意・取扱いの注意・参考

    記号の見方 その警告文に従わなかった場合、 死亡または重傷を負う 危 険 ことになるものを示します。 その警告文に従わなかった場合、 死亡または重傷を負う 警 告 危険性があるものを示します。 その警告文に従わなかった場合、 ケガを負うおそれのあ 注 意 るものを示します。 〔取り扱いの注意〕 誤りやすい操作に対する注意を示します。 守らないと、機械の損傷や、故障の原因となります。 < 参 考 > 作 業 能 率 を 良 く し た り 、 誤 っ た 操 作 を し な い た め の 補足説明です。...
  • Page 5: 本文の概要

    本文の概要 ● 安全に関する重要な内容を、 代表的な作業項目について説明 安全な作業をするために 1章 しています。 個別の作業については、 各項目を見てください。 必ずお守りください また、各安全銘板の内容と貼付位置を示します。 2 章 サービスと保証について ● 保証書とアフターサービスについて説明します。 3 章 各部のなまえ ● 本文中、よく使う部品の名前を紹介します。 ● 本文中、よく使う操作レバー、および部品の位置とはたらき 4 章 各操作部のはたらき について説明します。 運転前・作業前点検の 5 章 ● 本機の点検箇所と、作業に適した服装などを説明します。 しかた ● エンジンの始動から移動走行のしかた、 およびトラックでの 6 章 運転と作業のしかた 運搬のしかたを説明します。 ●...
  • Page 6: Table Of Contents

    もくじ はじめに お願い ···································· 1 おことわり ·································· 1 記号の見方(危険・警告・注意・取扱いの注意・参考) ·············· 2 本製品の使用目的について ··························· 2 本文の概要 ·································· 3 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 1. 一般的な注意事項 ····························· 7 2. 運転する前に ································ 8 3. 作業前後の点検や整備をするときに ····················· 9 4. 運搬するとき ······························ 12 5. 移動や圃場へ出し入れするとき ······················ 13 6. 作業をするとき ····························· 14 7.
  • Page 7 もくじ 6章 運転と作業のしかた 1. ならし運転(最初の50時間)について ·················· 36 2. エンジンの始動・停止のしかた ······················ 36 3. ミッドモアを上下させるには ······················· 37 4. 発進・旋回・停止のしかた ························ 38 5. 作業のしかた ······························ 38 6. トラックへの積み込み・積み降ろしのしかた ················ 41 7. パワーステアリングについて ······················· 42 8. フロントウエイトについて ························ 42 9. 自走できなくなった時の牽引について ··················· 43 7章 作業後の手入れのしかた 1.
  • Page 8 もくじ 15. ヒューズ・スローブローヒューズの点検・交換について ··········· 61 16. タイヤの点検について ·························· 61 17. 排気ガスの色について ·························· 61 18. ブレーキの点検・調整について ······················ 62 19. クラッチベルトの点検・調整について ··················· 63 20. モアの点検について ··························· 64 10章 不調診断のしかた 1. エンジン関係 ······························ 67 2. ブレーキ関係 ······························ 68 3. 油圧関係 ································ 69 4. 電装関係 ································ 69 11章...
  • Page 9: 1章 安全な作業をするために必ずお守りください

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください ● ここに記載されている注意事項は、安全に関する重大な内容です。必ず守って下さい。 ● 記載されている注意事項を守らないと、死亡を含む傷害や事故、機械の破損が生じるおそ れがあります。 ※ご購入された製品によっては、該当しない内容も一部記載していますのでご了承ください。 1. 一般的な注意事項 警告 ■ こんなときは、運転しない ● 過労、病気、薬物の影響、その他の理由により、作業に集中できない。 ● 酒をのんだとき ● 妊娠しているとき ● 18 才未満の人 〔守らないと〕 思わぬ事故の原因となります。 ■ 作業に適した服装をする はち巻き、首巻き、腰タオルは禁止です。ヘルメット・滑り止めのついた靴を着用し、作業に適し た防護具などを着け、だぶつきのない服装をしてください。 〔守らないと〕 機械に巻き込まれたり、滑って転倒するおそれがあります。 ■ 機械を他人に貸すときは 取扱方法をよく説明し、使用前に「取扱説明書」を必ず読むように指導してください。 〔守らないと〕 死亡事故や重大な傷害、機械の破損をまねくおそれがあります。...
  • Page 10: 運転する前に

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 2. 運転する前に 警告 ■ 運転者以外に人を乗せない この機械の乗車定員は1名です。運転者以外に人を乗せないでください。 〔守らないと〕 思わぬ事故を引きおこすおそれがあります。 ■ エンジン始動時は必ず運転席にすわり、周囲の安全確認をする エンジン始動時は必ず運転席にすわり、シートの位置と周囲の安全を確認してください。 〔守らないと〕 思わぬ事故を引きおこすおそれがあります。 注意 ■ 寒冷時は暖機運転を実施する 寒冷時は暖機運転を必ず行なってください。 〔守らないと〕 機械の性能が十分に発揮できません。 ■ マフラーの高温に注意 運転中およびエンジン停止直後のマフラーは高温ですので、触れないでください。 〔守らないと〕 ヤケドするおそれがあります。 ■ 機械の改造禁止 純正以外や指定以外のアタッチメントを取り付けないでください。改造をしないでください。 〔守らないと〕 事故・ケガ、機械の故障をまねくおそれがあります。 ■ 点検・整備を行なう 機械を使う前と後には必ず、点検・整備をしてください。特にハンドル・ブレーキ・レバーなどの 操縦装置、車輪などの走行装置および電気部品、コードは確実に作動するように点検・整備してく ださい。 〔守らないと〕 事故・ケガ、機械の故障をまねくおそれがあります。 ■ 定期点検整備を受ける 年毎に定期点検を受け、各部の保守をしてください。特にパワーステアリングのホースは、年毎に...
  • Page 11: 作業前後の点検や整備をするときに

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 3. 作業前後の点検や整備をするとき 危険 ■ 注油・給油はエンジンが冷めてから行なう エンジン回転中や、エンジンが熱い間は、絶対に注油・給油をしないでください。 〔守らないと〕 燃料に引火して、火災をおこすおそれがあります。 ■ 燃料補給時は火気厳禁 燃料補給時は、くわえ煙草や裸火照明は絶対にしないでください。 〔守らないと〕 燃料に引火して、火災をおこすおそれがあります。 ■ バッテリ点検時は火気厳禁 バッテリの点検・充電時は火気厳禁です。 〔守らないと〕 バッテリに引火、爆発してヤケドなどを引きおこすおそれがあります。 ■ バッテリ液は体につけないようにする バッテリ液を身体や服につけないようにしてください。万一付着したときは、すぐに水で洗い流し てください。 〔守らないと〕 ヤケドをしたり、服が破れるおそれがあります。 ■ 燃料もれに注意 燃料パイプが破損していると、燃料もれをおこしますので必ず点検してください。 〔守らないと〕 火災事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 燃料キャップをしめ、こぼれた燃料はふき取る 燃料を補給したときは燃料キャップを確実にしめ、こぼれた燃料はきれいにふき取ってください。 〔守らないと〕 火災事故を引きおこすおそれがあります。 警告 ■ 点検整備は平坦で安定した場所で行なう 交通の危険がなく、 機械が倒れたり動いたりしない平坦で安定した場所で車止めをして点検整備を してください。...
  • Page 12 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 警告 ■ マフラー・エンジン周りのゴミは取り除く マフラーやエンジン周辺部・V ベルトなど回転部に、草・ゴミ・燃料などが付着していないか、毎 日作業前に点検してください。 〔守らないと〕 火災を引きおこすおそれがあります。 ■ タイヤには、規定の最大空気圧以上に空気をいれない タイヤに空気を入れる際には、規定の最大空気圧以上に空気をいれないでください。 〔守らないと〕 タイヤが破損して、傷害事故をおこすおそれがあります。 ■ 電気部品・コードを必ず点検 配線コードが他の部品に接触していないか、 被覆のはがれや接触部のゆるみがないかを毎日作業前 に点検してください。 〔守らないと〕 ショートして、火災をおこすおそれがあります。 ■ バッテリ液を「下限(LOWER)」以下にしない バッテリ液は「上限」と「下限」の間にあることを確認し、「下限」以下にしないでください。 〔守らないと〕 「下限」以下になると容器内の極板接続部がバッテリ液から露出し、エンジン始動時に火花が出て、 容器内のガスに引火して破裂するおそれがあります。 ■ 排気ガスには十分に注意する 閉め切った室内などではエンジンを始動しないでください。エンジンは、通風しのよい室外で始動 してください。やむを得ず室内で始動する場合は、十分に換気をしてください。 〔守らないと〕 排気ガスによる中毒をおこし、死亡事故にいたるおそれがあります。 ■ ブレーキ・ハンドルの点検を必ず行なう ブレーキの効きが悪かったり片効きがないように、 またハンドルに著しいガタや遊びがないように、 点検してください。 〔守らないと〕 事故を引きおこすそれがあります。...
  • Page 13 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 注意 ■ バッテリの取り付け取り外しは正しい手順で行なう バッテリを取り付けるときは+側を先に取り付け、取り外すときは-側から取り外します。 〔守らないと〕 ショートして、ヤケドや火災事故をおこすおそれがあります。 ■ 点検整備中はエンジン停止 点検・整備・修理または、掃除をするときは、必ずエンジンを停止してください。 〔守らないと〕 機械の下敷きになるなど、傷害事故をおこすおそれがあります。 ■ カバー類は必ず取り付ける 点検・整備などで取り外したカバー類は、必ず取り付けてください。 〔守らないと〕 機械に巻き込まれて、傷害事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 点検整備は過熱部分が十分冷めてから行なう マフラーやエンジンなどの過熱部分が十分に冷めてから点検整備をしてください。 〔守らないと〕 ヤケドをするおそれがあります。 ■ 目的に合った工具を正しく使用する 点検整備に必要な工具類は、適正な管理をし、目的に合った工具を使用してください。また点検 調整に必要な工具は機械に常備しておいてください。 〔守らないと〕 整備不良で事故を引きおこすおそれがあります。...
  • Page 14: 運搬するとき

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 4. 運搬するとき 警告 ■ あゆみ板の上では、惰性運転はしない 坂道やあゆみ板の上での走行は十分注意して行なってください。 変速レバーを中立にしての惰性運 転はしないでください。 〔守らないと〕 機械重みで坂を下がり、転落などの事故をまねくおそれがあります。 ■ 強度・長さ・幅の十分あるあゆみ板を使用する 積込み、積降しをするときは、平坦で交通の安全な場所で、トラックのエンジンを止め、動かない ようにサイドブレーキを掛け車止めをしてください。使用するあゆみ板は、幅・長さ・強度が十分 あり、スリップしないものを選んでください。 〔守らないと〕 転落などの事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 登るときは後退、降りるときは前進で行なう トラックに積込むときは後退で、降りるときは前進でおこなってください。 〔守らないと〕 バランスを崩し、転落などの事故を引きおこすおそれがあります。 ■ ロープでトラックに確実に固定する トラックに乗せて移動するときは、駐車ブレーキを掛け、強度の十分あるロープでトラックに機械 を固定してください。 〔守らないと〕 荷台から機械が転落したりして、事故を引きおこすおそれがあります。...
  • Page 15: 移動や圃場へ出し入れするとき

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 5. 移動や圃場へ出し入れするとき 警告 ■ 一般道路走行禁止 特殊自動車の型式認定を取得していませんので一般道路は走行できません。 〔守らないと〕 道路交通違反により罰せられることがあります。 ■ 周囲の安全を確認して、ゆっくりと発進する 周囲の安全を確認してからエンジンを始動し、急発進しないようにゆっくり発進してください。 〔守らないと〕 傷害事故をおこすおそれがあります。 ■ 移動時は路肩に注意 溝のある道路や両側が傾斜している道路では、路肩に十分注意してください。 〔守らないと〕 転落事故をおこすおそれがあります。 ■ 急な発進・停止・旋回やスピードの出し過ぎ禁止 発進・停止はゆっくりと行なってください。旋回するときはスピードを落としてください。 また凹凸道やカーブの多い場所では、十分速度を落としてください。 〔守らないと〕 転倒・転落事故や、機械の破損をおこすおそれがあります。 ■ 溝を渡るときはあゆみ板を使用する 圃場に入るとき、溝をわたるとき、軟弱な場所を通るとき、必ずあゆみ板を使用してください。 あゆみ板は、幅・長さ・強度が機械に適したものを使用してください。 〔守らないと〕 スリップや転倒による事故をおこすおそれがあります。 注意 ■ 暖機運転中は駐車ブレーキを掛ける 〔守らないと〕 機械が自然に動きだし、事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 高速走行時、急激なブレーキ、ペダル操作はしない 〔守らないと〕 転倒・転落事故をおこすおそれがあります。...
  • Page 16: 作業をするとき

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 6. 作業をするとき 警告 ■ 作業機の着脱は平坦な場所で行なう 作業機の着脱は、平坦で安定した場所で行なってください。夜間は適切な照明をしてください。 〔守らないと〕 事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 人や物をウェイト代わりにしない ウエイト代わりに人や物をのせないでください。 作業機に合った純正のウエイトを使用してください。 〔守らないと〕 傷害事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 機械と作業機の周辺に人を近づけない 機械を移動するときは、機械の周辺や作業機との間に人が入らないようにしてください。 〔守らないと〕 傷害事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 重い作業機を付けるときは、ウエイトでバランスをとる 重い作業機を装着したときは、ウエイトを付けて、バランスを保ってください。 〔守らないと〕 バランスを崩し事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 機械に作業機を装着するときは、作業機の取扱説明書を必ず読む 機械に作業機を装着するときは、事前に必ず作業機の取扱説明書をよく読んでください。 〔守らないと〕 傷害事故や機械の破損を引きおこすおそれがあります。 ■ 作業機を付けたときは旋回に注意 作業機によっては、かなりの長さになるものがありますので、旋回時は周囲の人や物に注意してく ださい。 〔守らないと〕 作業機が衝突したりして、傷害事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 保護具は必ず着用する 保護メガネ・ヘルメット・滑り止めのついた靴を必ず着用してください。 〔守らないと〕...
  • Page 17 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 警告 ■ 作業前に、圃場内にある石などの障害物を取り除く 〔守らないと〕 事故・ケガ・機械の故障をまねくおそれがあります。 ■ 急な発進・停止・旋回やスピードの出し過ぎ禁止 発進・停止は、 ゆっくりと行なってください。 旋回するときは、 十分スピードを落としてください。 また傾斜地や凹凸のあるところでは、速度を落としてゆっくりと移動してください。 〔守らないと〕 転倒・転落事故や、機械の破損をおこすおそれがあります。 ■ 巻き付き、詰まり点検は必ずエンジン停止 刈り刃(ブレード)に巻き付いた草を取ったり、作業機の詰まりを見るときは、必ずエンジンを停 止してください。 〔守らないと〕 巻き込まれ事故をおこすおそれがあります。 ■ 傾斜地では変速禁止 予め適正な変速段数を選び、傾斜地で変速しないようにしてください。 〔守らないと〕 転落事故、機械の損傷をおこすおそれがあります。 ■ 子供を近づけない 子供には十分注意し、近づけないようにしてください。 〔守らないと〕 傷害事故引きおこすおそれがあります。 ■ 異常な振動が出たら、直ちに点検・修理を行なう 異常な振動が出たら直ちにエンジンを停止し、原因を調べて修理してください。 〔守らないと〕 事故・ケガ・機械の故障をまねくおそれがあります。 ■ モアの排出口には、人を近づけないこと 草やホコリが飛び出します。石などが飛び出すことがあります。 〔守らないと〕...
  • Page 18 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 警告 ■ 運転者以外に人を乗せない この機械の乗車定員は1名です。運転者以外に人を乗せないでください。 〔守らないと〕 思わぬ事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 枯れ草刈作業は、消火器を携行する 乾燥した枯れ草がエンジン・マフラー・エキゾーストパイプに接触または、堆積すると熱により引火す るおそれがあります。小型消火器または水筒に水を入れて携行してください。 〔守らないと〕 火災を引きおこすおそれがあります。...
  • Page 19: 作業終了後や格納するとき

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 7. 作業終了後や格納するとき 危険 ■ 注油・給油はエンジンが冷えてから行なう エンジン回転中やエンジンが熱い間は、絶対に注油・給油しないでください。 〔守らないと〕 燃料などに引火して、火災をおこすおそれがあります。 ■ ラジエータが熱いときはキャップを開けない ラジエータが過熱しているときは、絶対にラジエータキャップを開けないでください。 〔守らないと〕 熱湯が吹き出し、ヤケドするおそれがあります。 ■ シートは機械が十分冷めてからかける 機械にシートをかける場合は、マフラーやエンジンが十分に冷めてからかけてください。 〔守らないと〕 火災事故を引きおこすおそれがあります。 警告 ■ 点検整備は平坦で安定した場所で行なう 交通の危険がなく、機械が倒れたり動いたりしない平坦で安定した場所で、機械の前輪には車止め をして点検整備をしてください。 〔守らないと〕 機械が転倒するなど、思わぬ事故をまねくおそれがあります。 ■ マフラー・エンジン周りのゴミは取り除く マフラーやエンジン周辺に、草・ゴミ・燃料などが付着していないか、毎日作業前に点検してくだ さい。 〔守らないと〕 火災事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 電気部品・コードを必ず点検 配線コードが他の部品に接触していないか、 被覆のはがれや接触部のゆるみがないかを毎日作業前 に点検してください。 〔守らないと〕 ショートして、火災をおこすおそれがあります。 ■...
  • Page 20 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 注意 ■ 高圧オイルに注意 油圧の継手やホースにゆるみや損傷がないかを常に確認し、継手やホースを外す前には、油圧回路内 の圧力をなくしてください。 〔守らないと〕 高圧オイルは皮膚をつきやぶることがあり、傷害事故を引きおこすおそれがあります。 ■ バッテリの取り付け取り外しは正しい手順で行なう バッテリを取り付けるときは+側を先に取り付け、取り外すときは-側から取り外します。 〔守らないと〕 ショートして、ヤケドや火災事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 点検整備中はエンジン停止 点検・整備・修理または掃除をするときは、必ずエンジンを停止してください。 〔守らないと〕 機械の下敷きになるなど、傷害事故をおこすおそれがあります。 ■ カバー類は必ず取り付ける 点検・整備などで取り外したカバー類は、必ず取り付けてください。 〔守らないと〕 機械に巻き込まれて、傷害事故を引きおこすおそれがあります。 ■ 点検整備は過熱部分が十分冷めてから行なう マフラーやエンジンなどの過熱部分が十分冷めてから点検整備をしてください。 〔守らないと〕 ヤケドをするおそれがあります。...
  • Page 21: 安全銘板の張り付け位置

    1章 安全な作業をするために必ずお守りください 8. 安全銘板の貼り付け位置 安全に作業していただくために、安全銘板の貼り付け位置を示したものです。 安全銘板は常に汚れや破損しないように保ち、もし破損・紛失した場合は、新しいものに貼りなおして ください。 本機(SG280B) 部品番号 名 称 部品番号 名 称 390197900 390199500 コーションプレート コーションプレート:スプレー 390198020 390199520 コーションプレート コーションプレート 390199430 390199530 コーションプレート コーションプレート:サギョウフク 390199450 490992440 コーションプレート コーションプレート 390199470 490992490 コーションプレート:ラジエタ コーションプレート 390199490 コーションプレート:マキコミ A90610430 コーションプレート...
  • Page 22 1章 安全な作業をするために必ずお守りください モア(MM60DSG-2) 部品番号 部品名称 部品番号 部品名称 690360330 コーションプレート 690360340 コーションプレート...
  • Page 23 1章 安全な作業をするために必ずお守りください 機械を安全に使用していただくために、 機械には安 全銘板が貼られています。 それらの意味を以下に説明しています。 この取扱説 明書の安全に関係する章を注意深く読むことを推 奨します。 安全銘板 ・高温部には触れないでください。 火傷をする恐れがあります。 •機械を使用する際には、取扱説明書をよく読み、 安全に注意して行ってください。 •使用中は機械に他の人々を近づけないでくださ い。 •軽油を使用してください。 •転倒の恐れがあるので25°以上の傾斜地で作 •軽油は可燃性があります。 業しないでください。 •エンジンが停止しているときに給油してくださ い。 ・エンジンが回っているときは、燃料キャップを外 さないでください。 •給油は屋外で行ってください。また、給油時は火 気厳禁です。 •バッテリからは爆発性のガスが発生しますので 火気厳禁です。 •バッテリ液には硫酸が入っています。 眼鏡を使用 し衣服も保護してください。 •高温時にはキャップを開けないでください。 熱湯が吹き出し火傷をする恐れがあります。 •エンジンが回っているときは、 回転部に触れない でください。...
  • Page 24 1章 安全な作業をするために必ずお守りください •エンジンまたは刃物が回転中は、 手や足を刈取 装置の中や下に入れないでください。 ・ケガをする恐れがあります。 ・爆発の恐れがあるので、 エンジンにスプレー等を 吹き付けないでください。 •作業時は必ず周囲に人がいないことを確認し てください。 ・飛散物によりケガをする恐れがあります。 ・スターターを短絡させてエンジンを始動させな いでください。 ・作業に相応しい服装、 適切な保護具を使用してく ・不意の起動により動き出した機械にひかれる恐 ださい。 れがあります。 ・エンジンの始動は、運転席からのみ行ってくだ さい。...
  • Page 25 1章 安全な作業をするために必ずお守りください ・エンジンまたは動力軸が回転中は、体を近づけ ないでください ・巻き込まれてケガをする恐れがあります。 ・機械を使用する際は、 取扱説明書をよく読み安全 に注意して行ってください。 ・高温時にはラジエータキャップを開けないでく ださい。 ・熱湯が吹き出し火傷をする恐れがあります。 ・バッテリーを処分する場合は、法的規制および ガイドラインに従ってください。...
  • Page 26: 2章 サービスと保証について

    2 章 サービスと保証について 1. 保証書は大切に保管してください。 「保証書」はお客様が保証修理を受けられる際に 必要となるものです。お読みになった後は大切 に保管してください。 (保証書は、本書最終ページに「安全説明確認カ ード」と共に添付してあります)なお、ご使用中 の事故やご不審な点については購入先、または弊 社営業所(この説明書裏参照)にお気軽にお問合 せください。 <連絡していただきたい内容> ● 本機型式名と製造番号 ● エンジンの場合はエンジン番号 ● モアの場合はモア番号 2. 補修部品の供給年限について ● ご使用状況(どんな作業をしていたら) この製品の補修用部品供給年限(期間)は、製 ● どのくらい使用しましたか(使用時間) 造打ち切り後8年です。 ただし供給年限内であ ● 不具合が発生したときの状況を出来るだけ詳 っても、 特殊部品については納期などをご相談 しく教えてください。 させていただく場合もあります。 補修用部品の 供給は原則的には上記の供給年限で終了しま すが、 供給年限経過後であっても、部品供給の ご要請があった場合には納期および価格につ いてご相談させていただきます。...
  • Page 27: 3章 各部の名称

    3章 各部のなまえ 1. 本機 Fig. 3-1 Fig. 3-2...
  • Page 28: 操作部

    3章 各部のなまえ 2. 操作部...
  • Page 29: モアユニット

    3章 各部のなまえ 3.モア...
  • Page 30: 4章 各操作部のはたらき

    4章 各操作部のはたらき INTERNATIONAL SYMBOLS 本機に使用されている操作および装置のマークは下記のとおりです。...
  • Page 31: ハンドル・シート関係

    4章 各操作部のはたらき 1.ハンドル・シート関係 ③ローリングシート 傾斜作業に合わせシート角度が変更できます。 ①ハンドル ハンドル角度を調整できます。 チルトレバーを 引くとハンドル位置を自由に調節できます。 オイルタンク上部のシートスイングレバーを握 位置が決まったらチルトレバーを前方にして ると、シートが左右に 12.5°と 25°の2段階 固定してください。 また、 走行中での調節は行 にローリングします。等高線の連続作業時に使 なわないでください。 用することにより、楽な姿勢で安全な作業が行 なえます。 ②シート前後調節 レバーを動かすと前後にスライドします。 作業ポジションに適した位置に調節してくだ さい。...
  • Page 32: エンジンコントロール関係

    4章 各操作部のはたらき 2.エンジンコントロール関係 ② メーター・パイロットランプ ①メインスイッチ 注意 ●機械を使用しないときは必ずキーを抜いて、 安 全な保管場所にキーを保管してください。 守らないと、児童などが操作し、事故を起すお それがあります。 エンジンの始動に使用します。 [HEAT] 燃焼室を予熱する位置で、 手を放すと •チャージランプ 自動的に[OFF]になります。 メインスイッチ「ON」 [OFF] エンジン停止位置で、 キーの着脱が出 位置にするとランプが 来ます。 点灯します。 エンジン始 動後、 エンジン回転が上 [ON] エンジン運転位置で、 各電装品スイッ がり充電し始めるとラ チに電流が流れます。 ンプは消えます。 [START]エンジンをスタートさせる位置で、手 を放すと自動的に[ON]になります。 •エンジン水温警告ランプ 本車両は、 エンジンを安全に始動させるために 4 つのセイフティスイッチを装備しています。...
  • Page 33 4章 各操作部のはたらき ・傾斜計 •エンジン油圧パイロットランプ メインスイッチを「ON」位 置にするとランプが点灯 し、エンジンが始動する とランプは消えます。 エンジンが回転中にラン プが点灯するときは、潤 滑圧力回路に異常が発生 したからです。 すぐにエンジンを停止し て点検してください。 車体の傾斜を示します。25°以上では使用しな •グローランプ いでください。 メインスイッチを「ON」位 置にすると、ランプが点 灯してヒータに通電した ③ アクセルレバー ことを示します。 メ イ ン ス イ ッ チ を 「START」位置に回し、エン ジンを始動します。 •水温計 運転中の冷却水温度を指 針で示します。 針が「H」位置を示した場 合は、エンジンがオーバ ーヒートのおそれがあり ます。エンジン水温計の ランプが点灯しなくても...
  • Page 34: 走行・モアクラッチ関係

    4章 各操作部のはたらき 3. 走行・モアクラッチ関係 ③駐車ブレーキレバー ①変速レバー 機体を駐車するときに使用します。 走行速度を切り換えるときに使用します。 ブレーキペダルをいっぱいに踏み込み、レバー 本機の車速を作業内容に合わせて「L」低速(4 を引き上げると駐車ブレーキが働きます。 駆) ・「H」高速(2 駆)の2通りに選ぶことが 解除するときは、ブレーキペダルを踏み込み、 できます。前側に倒すと高速に、後側に倒すと レバーを押し下げながらブレーキペダルを離す 低速になります。 通常の作業では低速側にして と解除されます。 おき、 高速側を使用するのは移動するときだけ 使用してください。 変速するときは本機を停止 ④前・後進ペダル させてから行なってください。 車輌を走行させるペダルです。 ②ブレーキペダル 本機を停止するときに使用します。 本機を前進させるには前進ペダル、後進させる には後進ペダルを踏みます。この機械にはクラ ッチぺダルはなく、ペダルの踏み具合(強弱) ブレーキペダルを踏むことでブレーキがかか により速度を上げたり下げたりできます。 ります。また、始動安全装置が付いていますの 走行ペダルの踏み具合で発進時の速度が違いま で、始動時には必ず踏んでください。 すので、発進時にゆっくり踏み込んでください。 平坦地において、ペダルから足を離すと、ペダ ルは自動的に中立位置に戻り車輌は停止しま す。...
  • Page 35: 油圧関係

    4章 各操作部のはたらき 4.油圧関係 ⑤モアクラッチレバー ①ミッドモア昇降レバー モア側に回転を伝達し、 刈刃を回転させるレバ モアを昇降するときに使用します。 ーです。 レバーを後方に倒すと上昇し、前方に倒せば下 モアクラッチレバーを「入」にすると刈刃が回 降します。レバーから手を離すと自動的に中立 転します。 「切」にするとクラッチが切れ刈刃の 位置に戻ります。ミッドモアを下降する場合は、 回転が停止します。 昇降レバーを前方に1秒間保持してください。 モアクラッチレバーはベルトテンション方式 (リフトチェーンがたるむまで) です。 クラッチを「入」にするときは、 ゆっくり操作し てください。また、始動安全装置が付いていま すから、始動時には必ず「切」にしてください。 警告 作業時以外は必ずクラッチレバーを「切」にし てください。刈刃を回転したままでの移動は、 周囲への石などの飛散があり危険ですので行 なわないでください。刈刃クラッチレバーを 「切」にしてもすぐには止まりません。 停止する まで少し時間がかかりますので、 完全に停止す るまでモア内部に手を入れたり、 物を入れたり しないでください。...
  • Page 36: 5章 運転前・作業前点検のしかた

    5章 運転前・作業前点検のしかた 1.作業者の体調・服装 危険 ①体調について ●点検・整備・調節を行なうときは、必ずエンジ 作業を行なうときは、 健康な状態で行なってくだ ンを停止させ、駐車ブレーキをかけてから行な さい。過労・病気・薬物の影響、その他の理由で ってください。 作業に集中できないときは、 作業を行なわないで ●エンジン回転中やエンジンが熱い間は、注油・ ください。特に、お酒を飲んでいる・妊娠してい 給油は絶対にしないでください。ヤケドをする る・18 才未満の人は作業を行なわないでくださ おそれがあります。 い。 ●燃料補給時は、くわえ煙草・裸火照明は絶対に しないでください。また燃料補給後は、燃料キ ②服装について ャップを確実に締め、こぼれた燃料はきれいに ●操作レバーや機械部品に引っかからない、 だぶつ ふき取ってください。守らないと火災の原因に きのない服装をしてください。 なります。 ●安全靴などの滑り止めついた靴を着用してくだ ●燃料パイプが破損していると、 燃料もれを起こ さい。 しますので、必ず点検してください。守らない ●ヘルメットを着用してください。 と、火災を起こすおそれがあります。 ●作業によっては、保護メガネ・マスク・手袋など の保護具を必ず着用してください。 警告 ※タオルをはち巻き・首巻き・腰タオルにして作業 ●安全で快適な作業を行なうには、...
  • Page 37: 点検のしかた

    5章 運転前・作業前点検のしかた 2. 点検のしかた 安全で快適な作業を行なうために、本機を使用する人が一日一回作業前の点検を以下の要領に従い行な ってください。異常箇所は直ちに整備してください。また、作業中に異常を感じたら、すぐに点検・整 備をしてください。 ① 本機の周りを回って見て 参考ページ ● タイヤの空気圧、摩耗状態・損傷はありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● 車輪取付ボルトのゆるみはありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● 燃料の量と燃料漏れ、燃料パイプの損傷はありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・ ● オイルタンクの量と汚れ、油漏れはありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● バッテリ液の量は正常ですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● 各部の変形・損傷・汚れはありませんか ● 車体各部の損傷、ボルトのゆるみはありませんか ② ボンネットを開けて見て 参考ページ ● エンジンオイルの量と汚れ、燃料漏れはありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● 冷却水の量と水漏れ、ホースの損傷はありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● エアクリーナの汚れはありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● 冷却ファンベルトの張り不足や、損傷はありませんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● ラジェータグリルやエンジンルーム内のホコリや芝カスはありませんか・・・・・・ ・・・ ● 配線コードの被覆のはがれや接触部のゆるみはありませんか・・・・・・・・・・・・・・ ③...
  • Page 38: 6章 運転と作業のしかた

    6章 運転と作業のしかた 1.ならし運転(最初の50時間)について 2. エンジンの始動・停止のしかた 新車は使用時間50時間までの取り扱いが大 警告 変重要です。 機械の寿命、性能に大きく影響します。この期 ●エンジン始動時は、 必ず運転席に座ってレバーの 間中は、次の点に注意して正しく取り扱ってく 位置と周囲の安全を確認してください。 守らない ださい。 と、傷害事故を起すおそれがあります。 ●閉め切った室内ではエンジンを始動しないでく (1) 急なスタート、急ブレーキは慎んでくださ ださい。 エンジンは風通しのよい室外で始動して い。 ください。やむを得ず室内で始動する場合は、十 (2) 必要以上のスピードや負荷をかけないでく 分に換気をしてください。 守らないと排気ガスに ださい。 よる中毒を起こし、 死亡事故を起こすおそれがあ (3) 運転はエンジンが十分暖まってから行なっ ります。 てください。 (4) 悪路や傾斜地では、速度を落としてゆっく り走行してください。 (5) 使い初めて最初の50時間目には、 51 ペー ジの「1.定期点検一覧表」に従い各部の点...
  • Page 39: ミッドモアを上下させるには

    6章 運転と作業のしかた 〔参考〕 ①始動のしかた ●本機は、全て油圧にて動いています。暖機運転を ●セルモータは大電流を消費しますので、 10秒 怠ると油圧系統の故障を引きおこし、 事故の原因に 以上の連続使用は絶対にしないでください。 なります。 特に寒冷地などで気温が下がって冷え込 (10秒以内で始動しなかった場合は、いった むと、 油の粘度が高くなり油圧の作動が遅くなった んスイッチを切って1分以上休止してから手 り、正常な圧力が得られなくなることがあります。 順4以下の操作を繰り返してください。 ) これを防ぐために、 必ず下表を目安に暖機運転を長 ●エンジン回転中は絶対にキースイッチを「始 めに行なってください。 動」位置にしないでください。 気 温 暖機運転時間 (1)ボンネットを上げてください。 0℃~-10℃ 10分以上 -10℃~-20℃ 20分以上 (2)燃料フィルタのコックを「O」(開の状態)位 -20℃以下 30分以上 置にします。 ② 停止のしかた (1) アクセルレバーを「低速回転」位置にして、 キース イッチを「OFF」位置にするとエンジンが停止し...
  • Page 40: 発進・旋回・停止のしかた

    6章 運転と作業のしかた 4. 発進・旋回・停止のしかた ③ 停止・駐車のしかた 警告 警告 ●本機から離れるときは、地盤のしっかりした ●発進するときは、周囲の人に合図して周囲の 平坦で安定した場所を選び駐車してください。 安全を確認した上で、 急発進しないようにゆっ ●やむをえず傾斜に停止する場合は、本機を横向 くり発進してください。 守らないと、 傷害事故 きにして、前輪に車止めを行なってください。 を起すおそれがあります。 (1) 前進・後進ペダルから足を離し、ブレーキ ●本機は特殊自動車の型式認定を取得していま ペダルを踏み込んでください。 せんので一般道路 (公道) の走行はできません。 (2) 作業機を完全に下ろします。 道路交通法違反になります。 (3) 駐車ブレーキをかけます。 ●作業中および移動中は、安全のためヘルメッ トをかぶってください。 ●運転者の他に人を乗せないでください。 5. 作業のしかた ●急な発進・旋回・停止やスピードの出しすぎ 警告 は禁止です。ゆっくり操作してください。 ●圃場の障害物は、あらかじめ取り除いてくださ ①...
  • Page 41 6章 運転と作業のしかた ① モア使用上の注意 ③ 芝刈作業 (1) 初めてモアを使われる方、機械に慣れてい 良好な芝刈作業を行なうために、刈刃のスピー ない方は平坦な場所で操作を良く覚えてか ドは常に最高回転になるようにしてください。 ら使用してください。 本機のアクセルレバーを最高回転の位置にする (2) 芝刈り作業は、圃場の大きさ、形状、立木 ことで刈刃の最高スピード、 エンジンの最高回転出 などの障害物の配置により適正な方法を決 力が得られます。 めてください。一般的には周辺部から時計 本機の作業速度は、芝の状態、仕上げ、運転者の 方向に2~3行程刈り、あとは反時計方向 慣れなどにより選んでください。 目安としては3 に中心部に向かって刈るようにします。 ~6km/h 程度です。 (3) 刈高さは芝の種類にもより異なりますが, ゆっくりした走行速度で余裕をもって作業を行な ほ とんどの芝は 51~76mm の高さに刈 ってください。 ります。芝を傷めないために、草丈の 1/3 以上刈ることは避けてください。極端に長 い草を刈る場合は、まず刈高さを高めにし ④ 傾斜地での芝刈作業 て刈り、その後希望の高さに刈り込んでく...
  • Page 42 6章 運転と作業のしかた ⑤ 草の放出 ⑥ 問題点と処置 ●トラ刈り 警告 筋状に未刈り取りの芝が残るトラ刈りは、 刈刃の 摩耗、 変形、 または作業時のエンジン回転数が低 ●刈刃により刈草が強く放出されます。安全の いために起こります。刈刃の長さ、摩耗、変形 ため、常に排出口カバー(ディスチャージカバ の具合、エンジン回転数、作業速度などをチェッ ー)はしっかりと取り付けておいてください。 クしてください。 ●作業中、排出口は人に向けないでください。 ●芝の剥離 ●モア内部の芝草を取り除く場合は、 必ずエンジ 局部的に芝や土を削る芝の剥離は、 刈刃の高さが ンを停止して刈刃の回転が止まってから行な 低すぎるためです。 刈刃の高さ、 異物の巻き込み、 ってください。 刈刃の取り付け方法、 タイヤの沈み量などをチェ ックしてください。 このモアは刈った芝を均一に放出するように設 ●局部的な刈り残し 定されていますが、腰の強い芝、密生した芝、 ときどき刈り残しができる場合はエンジン回転 草丈の長い芝を刈るときは大きな負荷がかかり が引すぎないかモア内部には排出物が溜まって ますので、作業速度を下げるか刈幅を少なくし いないか、走行速度が速すぎないか、クラッチベ...
  • Page 43: トラックへの積み込み・積み降ろしのしかた

    6章 運転と作業のしかた 6. トラックへの積み込み・積み降ろしの ②運搬の方法 しかた 警告 警告 ●丈夫なロープを車輌に掛け、 確実に固定してくだ さい。 作業機は必ず荷台に接地するまで下降させ ●トラックへの積み込み・積み降ろしは、平坦で てください。 守らないとトラックのブレーキを急 交通の安全な場所で、トラックのエンジンを止 にかけた時などに、車輌が荷台から転落し思わぬ め、動かないようにサイドブレーキをかけ、車 傷害事故の原因になります。 止めをしてください。 ●使用するあゆみ板(道板)は、幅・長さ・強 度が十分あり、スリップしないものを選びあゆ 注意 み板がはずれないように、フックをトラックの 荷台にしっかりかけてください。 ●トラックでの運搬時は、ボンネットが開かない ●トラックへの積み込みは後進で行なってくだ ようにロック用キャッチで固定してください。 守 さい。 らないと、風などによりカバーが開いて、思わぬ ●車輌があゆみ板の上で横すべりしないように 傷害事故の原因になります。 タイヤに付いた泥などを落としてください。 ●あゆみ板の上では絶対に方向転換しないでく ださい。方向転換が必要な場合は、いったんあ ゆみ板より降りてからやり直してください。 ① あゆみ板による積み込み・積み降ろし <あゆみ板の基準> ●長さ・・・・車の荷台高さの...
  • Page 44: パワーステアリングについて

    6章 運転と作業のしかた 7. パワーステアリングについて 8. フロントウエイトについて この機械には、 オプションのフロントウエイトがあ ります。 装着する作業機に応じてフロントウエイト 注意 を付けてください。 ●エンジンの運転中は、ハンドル操作が大変 軽くなっていますので、高速走行時など、慎 〔フロントウエイトの取り付けかた〕 重に行なってください。守らないと、事故を起 (1) 30kg のフロントウエイトをバンパーに締めつ すおそれがあります。 けます。 パワーステアリングは、 エンジン運転中のみ (2) 必要により、あとフロントウエイトを2枚まで 作動します。 ただし、 エンジン回転が低速の 重ねて締めつけることができます。 場合は、 多少ハンドルが重くなることがあり ますが異常ではありません。 〔取り扱い注意〕 ●ハンドルをいっぱいに切るとリリーフ弁が 働き、信号音がでます。短時間であればかまい ませんが、この音が鳴ったままで運転しないで ください。 ●走行しないでハンドルを切る(据え切り) ことは、タイヤやリムなどの損傷を早めますの で、必要なとき以外は操作しないでください。 注意...
  • Page 45: 自走できなくなった時の牽引について

    6章 運転と作業のしかた 9. 自走できなくなった時の牽引 ●万一油圧系統などの故障で自走できなくなっ たとき、油圧回路を開いてタイヤが牽引したと き回って移動ができる状態にすることができ ます。 ●油圧回路を開くには、 アンロードバルブをゆる めると、自走する状態にすることができます。 アンロードバルブは2個ありますが両方共ゆ るめてください。 ●牽引走行を行なうときは、 本機を次の状態にし てから行なってください。 (1) エンジンは停止してください。 (2) 変速レバーを「L速」(4輪駆動)にしてくだ さい。 (3) シート下部のアンロードバルブを両方共ゆる めてください。このとき5mm以上ゆるめな いようにしてください。 注意 ●アンロードバルブは5mm以上ゆるめない でください。 ●エンジンを停止した状態で牽引してください。 また、エンジン始動をする場合はアンロードバ ルブを締めつけてから行なってください。...
  • Page 46: 7章 作業後の手入れのしかた

    7章 作業後の手入れのしかた 1. 作業後の手入れ 3. ラジエータ清掃のしかた ダッシュボード、防虫網に芝草が付着しています と、オーバーヒートの原因になります。作業前、 危険 作業後には必ず点検、清掃してください。 ● シートをかける場合はエンジンを停止し、 また、作業条件によっては作業中にも点検してく エンジンやマフラーが十分冷えたことを確 ださい。 認してからかけてください。 使用後は機械を水洗いし、 水洗い後は水分をよく ふき取って、各グリス注入部(グリスニップル) にグリスアップを行なってください。 注意 ●点検・整備・修理をするときは、必ずエンジン を停止してください。守らないと機械に巻き込 まれて、傷害事故を起すことがあります。 ●点検・整備をするときは、マフラーやエンジン の過熱部分が十分に冷めてから行なってくだ さい。守らないと、ヤケドを負うおそれがあり ます。 〔取り扱いの注意〕 ●電装品にはできるだけ水をかけないようにし てください。故障の原因となります。 2. ボンネットの開閉のしかた (1) ボンネットを持ち、上に引き上げてくださ い。 (ボンネットロックが解除されているか 確認 してください。 ) (2) ボンネットを持ち上げ支点を越すまで開い...
  • Page 47: 長時間使用しない場合の手入れ

    7章 作業後の手入れのしかた 4. 長時間使用しない場合の手入れ 警告 ●格納する場合は、バッテリを取り外し、キーを 抜き取り保管してください。守らないと、事故 をおこしたりするおそれがあります。 車輌を長期間(一ヶ月以上)使用しない場合は、 次の要領で整備し格納してください。 (1) 乾燥した通風しの良い所で作業機を降ろし た状態にして、下には板を敷いてください。 (2) 外部の錆びやすい部分に防錆油、またはエンジ ンオイル・グリスを塗ってください。 (3) 燃料タンクに燃料を満タンにしてください。 空 にしておきますと水滴ができ、 サビの原因にな ります。燃料コックは「C」(閉じの状態)にし てください。 (4) バッテリを完全に充電し、 なるべく本機から取 り外して、 通風しの良い冷暗所に保管してくだ さい。 また車輌に取り付けたまま保管するとき は、必ずアース側(-側)を取り外してくださ い。 (5) 冷却水を抜き取ってください。 (6) キーを抜き取り、車輌以外の場所に保管してく ださい。 〔取り扱いの注意〕 ●バッテリは使わなくても自然放電します。 1 カ月に一度は充電器で完全充電してください。...
  • Page 48: 8章 モアの取り扱い

    8 章 モアの取り扱い 1. モアの取り外しのしかた (3) 左右のフロントリンクを外してください。 警告 ●モアの取り付け、 取り外しは平坦で安定した場 所で行なってください。 夜間は適切な照明をし てください。守らないと、事故を引きおこすお それがあります。 ●本機を移動してモアを着脱するときは、 本機の 周辺や作業機の間に人が入らないようにして ください。守らないと、傷害事故を引きおこす おそれがあります。 (1) モアを上昇させて、左右のスプリングを外し (4) リヤリンクを外してください。 てください。 (5) ユニバーサルジョイントの本機側ピンを外し、 (2) モアを下降させ、左右のリフト用チエンを外 ジョイントを後方にスライドさせてください。 してください。...
  • Page 49: モアの調整方法

    8 章 モアの取り扱い (6) フロントバンパーをホイスト等で吊上げま 2. モアの調節方法 す。 車両の前輪を浮かせた状態でモアーを引 警告 き出します。 ●調整を行なうときは、必ずエンジンを停止させ、 刈刃の回転が止まってから行なってください。 芝刈作業を上手に行なうため、作業前に次の要領 でモアの姿勢を調整・チェックをしてください。 (1) 本機を平坦な場所に停止させ、 駐車ブレーキを 掛けます。 (2) 本機の昇降レバーを操作し、モアを上昇さ せます。 (3) エンジンを停止させます。 〔取り扱いの注意〕 (4) 希望する刈り高さに合わせ、 フロントゲージホ ●車輌を上昇させる場合は、 サイドブレーキを掛 イール、リヤゲージホイール、アンチスカルプ ローラの調節をします。 刈り高さは次の表を参 けて、車輌止めを確実に行なってください。 照してください。 (7) モアの取り付けは、取り外しの前述の逆の順 序で行います。 〔取り扱いの注意〕 ●リフト用チエンを付けるときはチエンがねじ れないように真っ直ぐに取り付けてください。...
  • Page 50: 刈り高さの調節

    8 章 モアの取り扱い 3. 刈り高さの調節 ② アンチスカルプローラの調節 モアは25~110mm まで、11 段階で刈高 凹凸のある場所で作業を行なう場合、 刈刃により さが調節できます。刈高さは、芝・草の種類と 芝をはぎ取ることがあります。 これを防止するた 圃場により異なります。 一応の目安を示します。 めにアンチスカルプローラと呼ばれるローラが 取り付けられています。 ●芝(平坦) 25~34mm モアデッキ前方(1箇所) 、モアデッキ後方(2 ●芝 42~76mm 箇所) 、モアデッキ中(1 箇所)の計4箇所に設 ●雑草 85~110mm 定しています。 刈高さはフロントゲージホイール、 リヤゲージホ イール、アンチスカルプローラで調節します。 モアデッキ前方の調整 刈り高さ:51mm以上 ① ゲージホイールの調節 フロントゲージホイールとリヤゲージホイー ルのピンを抜き、希望する刈り高さに調節して ください。...
  • Page 51 8 章 モアの取り扱い 刈り高さ:25mm以下 モアデッキ中の調整 刈り高さが34mm以上の場合は、 ブラケットを 刈り高さを25mm以下に設定する場合は、 ブ 下側の位置で固定してください。 (納品時の取り ラケット下側の穴と、 モアデッキの上側の穴で 付け位置) 付属のボルト・ナットで固定してください。 刈り高さを25mm以下で使用する場合は、 ブラ ケットを上側の位置に移動して固定してくださ い。 モアデッキ後方の調整 刈り高さに応じて 3 段階でアンチスカルプロ ーラの取り付け位置を変えてください。 51mm 以上:ブラケット最上部、 34~42mm:ブラケット中間 (納品時取り付け位置) 25mm 以下:ブラケット最下部...
  • Page 52: 9章 定期の点検・整備のしかた

    9 章 定期の点検・整備のしかた 警告 ●点検・整備は、交通の危険がなく車輌が倒れた り動いたりいない平坦で安定した場所で、駐車 ブレーキを掛け、車止めをしてから行なってく ださい。守らないと、転倒などの事故をおこす おそれがあります。 注意 ●半年毎に定期点検・整備を受け、各部の保守を してください。特に燃料パイプ、パワーステア リングホースは2年毎に交換してください。守 らないと整備不良による事故や機械の故障を まねくおそれがあります。 ●点検・整備・修理をするときは、必ずエンジン を停止してください。 ●点検・整備などで取り外したカバー類は、 必ず取り付けてください。守らないと、機械に 巻き込まれて傷害事故をおこすおそれがあり ます。 点検・整備を毎日行なうことにより、機械の性 能が十分発揮され、安全で快適な作業が行なえま す。機械の整備不良による事故などを未然に防 止するために、半年毎に販売店で定期点検・整 備を受け、各部の安全を確保してください。 特に燃料パイプ・パワーステアリングホース・ ラジエータホースなどの、ゴム類や電気配線は 2年毎に交換するようにして、常に機械を最良 の状態で安心して作業が行なえるようにしてく ださい。...
  • Page 53: 定期点検一覧表

    9 章 定期の点検・整備のしかた 1. 定期点検一覧表 本機 ○ 点検 ● 交換 アワメータ表示時間 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 参考 間 間 間 間 間 間 間 間 間 間 間 間 目 目 目 目 目...
  • Page 54: オイル・グリス・不凍液について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 2.オイル・グリス・不凍液について 燃 料 ディーゼル軽油 エンジンオイル (E.O.) 10W-30(API 分類 CC・CD 級) モアギヤオイル (G.O.) SAE90 油圧オイル (H.O.) シバウラ HST オイル 不凍液、キャストロール LLC-95 冷却水 (出荷時は、不凍液混合比率は外気温度-30℃としてありま す。) グリス (C.G.) 万能グリス No.2 3.給油・給水一覧表...
  • Page 55: 燃料の点検・給油のしかた

    9 章 定期の点検・整備のしかた 4.燃料の点検・給油のしかた 5.各部のオイルの点検・交換のしかた 危険 危険 ●燃料補給は、くわえ煙草や裸火照明は絶対 ●エンジン回転中やエンジンが熱いときは、 絶対に にしないでください。 注油しないでください。守らないと、火災や火傷 ●燃料を補給したときは、 燃料キャップを確実に をおこすおそれがあります。 締め、こぼれた燃料はきれいに拭き取ってくだ さい。 ●エンジン回転中やエンジンが熱い間は、 絶対に 危険 給油しないでください。守らないと、火災を起 こすおそれがあります。 ●エンジン停止直後のオイル交換はしないでくだ さい。 守らないと火災やヤケドをおこすおそれが ・ 燃料タンクのレベルゲージで残量を点検して、 あります。 少ないようでしたら本機右側の燃料キャップ を外し、給油口より補給してください。 ① エンジンオイル 点検 検油ゲージを抜いて先端をきれいに拭いてから 差込み、 再び抜いてゲージの上限と下限の間にオ イルがあるか調べます。 不足しているときは、 給 油口より検油ゲージ規定量まで入れてください。 〔取り扱いの注意〕...
  • Page 56 9 章 定期の点検・整備のしかた 〔取り扱いの注意〕 ●オイルの量は、 エンジン始動前か冷えていると きに調べてください。 ●オイルの量を点検するときは水平な所に止め 水平な状態で点検してください。 ●交換した排油は絶対に川や下水道に流したり せずに、専門業者に引き取ってもらうなどの適 切な方法で処分してください。 交換 エンジン下部のドレンプラグより排出してく ださい。 完全にオイルが排出されたらドレンプ 給油口の外し方 ラグを締め、 新しいオイルを給油口から入れて ください。 ブリ-ザを反時計方向に回すとブリ-ザは外れ ます。給油後、ブリ-ザを締め込んでください。 ② HST オイル 交換 点検 油圧オイルタンク下部のドレンプラグより排出 作業機を下降させて油圧タンク(左側)のレベ してください。 オイルを抜くときは、 オイルが暖 ルゲージの油面を確認し、 中心より下にある場 かいうちに抜くときれいに抜けます。 (熱いオイ 合は給油口より規定量(レベルゲージの 1/2 ルに注意してください。 ) ~2/3)まで入れてください。...
  • Page 57: 各部フィルタの交換のしかた

    9 章 定期の点検・整備のしかた 6.各部フィルタの交換のしかた 交換 ① エンジンオイルフィルタ (1) 油圧オイルを抜き取ったあと、 カートリッジフ フィルタはカートリッジタイプになっていま ィルタをフィルタレンチで反時計方向に回し す。最初は50時間、2回目以降は200時間 て外します。 毎に交換してください。 (2) 新しいカートリッジフィルタの底面にあるゴ ムリングにオイルを薄くぬり、 手で確実に取り 付けてください。 (3) 油圧オイルを交換後、 エンジンをアイドリング にてレベルゲージの油面を点検し、 不足してい る場合は補給してください。 ③サクションストレーナー サクションストレーナーの交換は、 HSTオイル の交換時に一緒に行ってください。 交換 (1) エンジンオイルを抜き取ったあと、カートリ ッジフィルタをフィルタレンチで反時計方 向に回して外します。 (2) 新しいカートリッジフィルタの底面にある ゴムリングにオイルを薄くぬり、 手で確実に 取り付けてください。 (3) エンジンオイルを交換後、エンジンを始動し...
  • Page 58: 冷却水の点検・交換のしかた

    9 章 定期の点検・整備のしかた ④ 燃料フィルタ 7.冷却水の交換のしかた 清掃・交換 (1) 燃料コックを「C」 (閉の状態) 位置にします。 危険 (2) フィルタカップを外し、フィルタカップ内の 水、ゴミを取り除きます。 ●ラジエータキャップは、 エンジン運転中や停止直 (3) フィルタの洗浄が終わったら元通りに取付 後は開けないでください。 エンジンを停止してエ け燃料コックを「O」(開の状態)位置にしま ンジンが冷えてから開けてください。守らないと す。 熱湯が吹き出し、火傷を負うおそれがあります。 この機械の燃料フィードポンプは、カムシャフ トからの駆動で作動していますので清掃・交換 点検 などの作業をした後のフィルタカップ内のエア ボンネットを開け、 リザーブタンク内の不凍液が 抜きは、キャップを外しエア抜きを行なってく 「上限」から「下限」の範囲にあるか調べてくださ ださい。 い。不足しているときは、リザーブタンクの給水 口より不凍液を補給してください。 (4) 燃料フィルタは、200時間毎に交換してく ださい。 交換 (1) ラジエータキャップを外し、...
  • Page 59: エアクリーナエレメントの清掃・交換のしかた

    9 章 定期の点検・整備のしかた (2) 水道水で、ゴミや錆びが出なくなるまでラジ 8.エアクリーナエレメントの掃除・ エータ内部を洗います。 交換のしかた ※ラジエータ洗浄剤を混入した水を入れ、1 5分以上エンジンを運転させてから水を抜 エアクリーナは吸入された空気に含まれている き取ると、ラジエータ内はいっそうきれい 砂塵を取り、シリンダ、ピストンリングの摩耗を になります。 防ぎエンジンをいつも快調にする装置です。 (3) ドレンプラグ(平頭ピン)を締め、不凍液を このエアクリーナはアウターとインナーの2重 必要量入れてから清水をあふれるまで入れて 構造のエレメントを使用しています。 ください。 (4) ラジエータキャップを取り付け、エンジンを 始動して、不凍液と清水をよく混合します。 <不凍液の取り扱いについて> 不凍液は、水の凍結温度を下げる効果を持って います。なお、不凍液の混合比によっては凍結 温度が異なりますので、厳寒地帯などにおいて は下表を参考の上、安全濃度で使用してくださ い。 なお工場出荷時の不凍液混合比は、外気温度 -30℃としてあります。 アウターエレメントは 100 時間毎に清掃、6回 不凍液混合比率 掃除の後には交換してください。 ホコリの多い所 比 で作業するときは、 もう少し短い間隔で掃除して -25 -30 外気温度(℃) ください。...
  • Page 60: バッテリの点検のしかた

    9 章 定期の点検・整備のしかた 9.バッテリの点検のしかた 本機に使用しているバッテリは、 液口栓がなく補 警告 水の必要がないバッテリです。(密閉型で、寿命 まで補水不要タイプ) ●バッテリの取り付けは、 (+)側を先に取り付け 点検・整備を行うときは、ハイドロメータでバッ てください。取り外すときは、 (-)側から取り テリの状態を確認してください。 外してください。守らないとショートしてヤケ ハイドロメータが「透明」な場合は、電解液が減 ドを負うおそれがあります。 っている状態です。 バッテリの寿命と考えられま すので、バッテリを交換してください。 危険 ●急速充電はしないでください。バッテリの内圧 が上がり、破裂する恐れがあります。 <ハイドロメータの色が「黒」になっているとき に行ってください。> 寒冷地など気温が低い地域で使用するとき、エン ジンの始動がしにくくなったとき、あるいは自然 放電によりセル始動が出来ないときは、下記要領 にて補充電を行ってください。 1. 車両からバッテリを取り外してください。 2. バッテリの(+)側を充電器の(+)側に接続し、 バッテリの(-)側を充電器の(-)側に接続して ください。 3. 3アンペア程度で、8〜10 時間ほど充電して ください。ハイドロメータの色が「緑」になっ ハイドロメータが示す色は、...
  • Page 61: 電気配線の点検について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 11.電気配線の点検について 警告 ●配線コードが他の部品に接触していないか、 被 覆はがれや接触部のゆるみがないかを毎日作 業前に点検してください。 ●バッテリや配線に付着している草やゴミは、 作業前、作業後にきれいに取り除いてくださ い。守らないと、ショートして火災をおこすお それがあります。 12. グリスアップ(注入)について パワーステアリングシリンダ部(2箇所) グリスアップは50時間毎に点検していただ タイロッドエンド(2箇所) きますが、作業に入る前に各箇所のグリスの点 検を行い、必要ならばグリスアップしてくださ い。 ローリングシート部 キングピン部 PTOシャフト部(前端部) 前輪ピボットシャフト部...
  • Page 62: ファンベルトの点検・調整について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 13. ファンベルトの点検・調整について 注意 ●必ずエンジンを停止してください。 ●エンジンが十分に冷えた状態で行なってくだ さい。守らないとヤケドを負うおそれがありま す。 ボンネットを開け、 ファンベルトの中間部を約 100N(10kgf)の力で押して、ベルトの 撓みが10~15mmあるか、ベルトの破損・ 損傷していないか調べてください。 たわみが適正でないときはオルタネータ締付 ボルトをゆるめ、 オルタネータを移動させて張 りを調節します。また、オルタネータをいっぱ い動かしてもベルトがスリップするようでし たら新しいベルトと交換してください。 (1) ボンネットを開けてください。 (2) 防虫網を上部に引き抜きます。 (3) 刈草などのゴミを落としてください。 ラジ エータに付着したゴミはフィンを傷めない ように掃除してください。 (4) ネットを外し、 ラジエータ下部に落ちたゴ ミを排出してください。 ラジエータに芝草などが付着していると、 オー バーヒートの原因になります。 作業前、 作業後 には必ず点検・清掃してください。 作業条件に 14.
  • Page 63: ヒューズ・スローブローヒューズの点検・交換について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 16. タイヤの点検について 15.ヒューズ・スローブローヒューズの点検・ ① タイヤの点検 交換について 前後輪のタイヤの空気が適正であるか調べます。 外観から判断する目安は次の通りです。 ヒューズのフタを外して、 ヒューズを点検して ください。 またエンジンを停止してスローブローヒュー ズを点検してください。切れていれば規定容量 のものと交換してください。 標準空気圧 タイヤサイズ 空気圧 kPa(kgf/cm 前輪 21×11.00-10-4PR 118(1.2) 後輪 21×11.00-10-4PR 118(1.2) またタイヤの損傷や亀裂がないか点検してくだ さい。 ② 車輪の取付ボルトの点検 各車輪の取付ボルトのゆるみを確認してくださ い。 ゆるみがあるときは下表に従い、 増締めしてくだ さい。 車 輪 締付トルク Nm(kgf・cm) 前...
  • Page 64: ブレーキの点検・調整について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 18. ブレーキの点検・調整について 警告 ●ブレーキの効きが悪かったり、片効きがないよ うに点検してください。守らないと事故を起こ すおそれがあります。 ブレーキペダルを踏み込んで、 規定の遊び量 (5 ~10mm)と左右が同時に効くかを調べてく ださい。規定の遊び量でない場合は、ブレーキ ペダルの遊び量が5~10mm になるようにス テップ部のカバーを外し、後輪走行部からのワ イヤーで調整してください。また、この場所で 調整しきれない場合は後輪タイヤ内側の調整箇 所(後輪タイヤを外して)で調整します。また、 駐車ブレーキレバーが確実にかかることを確認 してください。...
  • Page 65: クラッチベルトの点検・調整について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 19. クラッチベルトの点検・調整について (3)テンションワイヤーのロックナットをゆる め、ワイヤーの長さを調整してください。 (4)ベルトの張りが適正になったらロックナッ 警告 トを締め付けます。 ●必ずエンジンを止めてから駐車ブレーキをか け、キーを抜きモアクラッチレバーを「切」に ③ ベルトの交換 してから作業してください。守らないとケガ (1) ボンネットを開けてください。 をするおそれがあります。 (2) モアクラッチレバー「切」にしてください。 (3) ベルトカバー上下を外してください。 ① ベルトの点検 (4) ベルトを交換して、 前頁のベルトの張り調整 (1) ボンネットを開けてください。 を行なってください。 (2) ベルトの摩耗・損傷を点検してください。 〔取り扱いの注意〕 ●ベルトを新品と交換する場合は、 2本をセットで 交換してください。 ② ベルトの張り調整 (1)ボンネットを開けてください。 (2)モアクラッチレバー「入」の位置にして、ベ ルトの張りを調整します。ベルトの張り...
  • Page 66: モアの点検について

    9 章 定期の点検・整備のしかた 20. モアの点検について ③ モアのグリスアップ(注入) ①保守・点検 50時間毎に駆動プーリー部3箇所にグリスを 刈刃の交換、草の除去、モアの保守・点検など 注入してください。注入する場合は、グリスニ でモアの裏側を見るときは、 スロープ・ピット、 ップルをきれいに拭いてください。また各リン または、必要によりモアを取り外して行なって ク支点、回転する部分そしてユニバーサルジョ ください。取り外し方は P43《モアの取り外 イントのスプライン部にもグリスを塗布してく し方》を参照してください。 ださい。 ②ギャオイルの点検・交換 ギヤオイルの点検 25時間毎にオイル量を点検してください。 (1) モアを水平にし、給油口の給油栓を外して オイル量を点検します。 (2) 給油口いっぱいまでオイルがあれば適量 です。 50 時間ごとアイドラピポット部と左右のフロ ントゲージホイール部にグリスを注入してくだ さい。 ギヤオイルの交換 最初の 50 時間目、それ以降は 200 時間毎に オイル交換してください。...
  • Page 67 9 章 定期の点検・整備のしかた ④ ベルトの点検と交換 ⑤ 刈刃・排出カバー ベルトの点検 注意 ベルトはモア本体上部のベルトカバー内にあ ります。最初は 25 時間で、後は 100 時間毎 ●損傷の有無、 摩耗の程度、 ボルトのゆるみなどを にベルトの損傷の有無を点検してください。 始業前に点検してください。 損傷部品は取り替え るか修理してください。 ベルトの交換 もしベルトの損傷が激しいとき、 あるいは作業 ⑥ 刈刃の研ぎ方・交換方法 中にベルトが切断したら次の要領でベルトを 良好な芝刈作業を行なうために、刈刃は常に鋭 交換してください。 く研いでください。芝の切断面がむしれたよう になっているのは、刈刃が摩耗した証拠です。 (1) モアを車両から取り外してください。 A 刃のようになったらすぐに研いでください。 (2) 左右のベルトカバーを外します。 また B 刃のようになったら交換してください。 (3) テンションスプリングを外します。...
  • Page 68 9 章 定期の点検・整備のしかた 刈刃の取り付け方 警告 ●刈刃を交換するときはエンジンを停止させ、 ケガをしないように厚手の手袋などを使用し てください。 ●モアの下側にもぐり込んでの作業は大変危険 です。絶対にしないでください。 刈刃の研ぎ方 (1) 刈刃の刃部の角度は下図に示すように研い でください。 (2) 刃先は0.4mm 落としてください。 (3) 砥ぎ上がった刃先は、取り付ける前にバラン 上図のように取り付けてください。皿バネの方向 スを確認してください。 に注意してください。 (凹部を刈刃側にする) 刈刃の取付ボルトは下表に従い締め付けてくだ さい。 締付トルク Nm(Kgf・cm) 98~118(1000~1200) 〔取り扱いの注意〕 刈刃を新品と交換する場合は、3本セットで交換 することをお勧めします。また予備の刈刃を持っ ていると、破損したときなどに便利です。 警告 ●刈刃のバランスが悪いと振動の原因となるば かりでなく、モアの破損につながりますので必 ずバランスを取ってください。 注意 ●刈刃を研ぐときは、保護メガネをして、手袋 を付けて作業してください。...
  • Page 69: 10章 不調診断のしかた

    10 章 不調診断のしかた 警告 ●もし機械の調子が悪いときは、表を参考にし、必ずエンジンを止めてから診断してください。 1. エンジン関係 状 況 点 検 箇 所 処 置 PTO レバー「切」、ブレーキペダルを踏 セイフティスイッチが効いていませ み込んだ状態で、キースイッチを回して んか ください バッテリ液は規定量入っていますか バッテリ液を規定量補給し、満充電して または、放電していませんか ください キースイッチを回して バッテリ端子部がゆるんでいたり、 端子部を清掃し確実に締め付けて、グリ 腐食したりしていませんか スを塗布して防錆してください もスタータが回らない ヒューズが溶断していませんか 新しいヒューズと交換してください サービス工場で修理または交換してく スイッチが故障していませんか ださい サービス工場で修理または交換してく セルモータが故障していませんか ださい 燃料タンクに燃料が入っていますか 軽油を補給してください...
  • Page 70: ブレーキ関係

    10 章 不調診断のしかた 状 況 点 検 箇 所 処 置 エアクリーナが目詰まりしていませ エアクリーナを点検、清掃してください んか ノズルが焼付いていませんか エンジンの力がない 圧縮圧力が不足していませんか サービス工場で修理してください バルブクリアランスの調整は適正で すか 噴射時期は悪くありませんか エンジンオイルの量が多くありませ オイルが適量になるまで抜き取る んか マフラーから白煙が出 る エンジンオイルの粘度が低すぎませ 適度な粘度のオイルに交換する んか エンジンオイルの量が少なくなって オイルを規定量まで補給してください いませんか エンジンオイルの粘度が低くありま 運転中にエンジン油圧 せん 適正粘度のオイルと交換してください ランプが点灯した か プレッシャースイッチが故障してい スイッチを交換してください ませんか...
  • Page 71: 油圧関係

    10 章 不調診断のしかた 3. 油圧関係 状 況 点 検 箇 所 処 置 HST オイルが不足していませんか 規定量まで補給する オイルフィルタや取付部などを増し締 吸入パイプ系統からエアの吸い込み めし、パイプに亀裂が発生していたり、 はありませんか O-リングが破損していれば交換してく ださい オイルフィルタが目詰まりしていま オイルフィルタを交換してください せんか 作業機が上がらない HST のポンプが故障していません サービス工場で修理してください か コントロールバルブ・電磁バルブに ゴミがかんでいませんか サービス工場で修理してください または O-リングは破損していませ んか シリンダが破損していませんか サービス工場で修理してください コントロールバルブ・電磁バルブに サービス工場で修理してください ゴミがかんでいませんか...
  • Page 72: 11章 その他

    11章 その他 1. 主な消耗部品 エンジン関係 部品コード 名称 個数/台 備考 08010 9061 ファンベルト A型 36.5 インチ 14051 7020 オイルフィルタ 36072 0130 燃料フィルタ 油圧・エアクリーナ・ベルト関係 部品コード 名称 個数/台 備考 A5236 0020 サクションストレーナー タンク内 34050 0780 オイルフィルタ;HST カートリッジ(黄色) 31453 1176 エアクリーナ;イン インナー用 31453 1177 エアクリーナ;アウト...
  • Page 73 11章 その他 3.仕 様 本機 モデル SG280B 全長 mm 2495 全幅 mm 1590 機 体 1730 全高 mm 寸 法 軸距 mm 1500 輪 前輪 mm 1310 距 後輪 mm 1310 最低地上高 mm 140(モアデッキ下端) 車 前輪サイズ 21×11.00×10 4PLY 輪 後輪サイズ...
  • Page 74: 配線図

    11章 その他 4. Wiring Diagram...
  • Page 75: 締付けトルク一覧

    11章 その他 5.締付トルク一覧 【ボルト・ナット】 並 目 細 目 ネジ 強度 ネジ 締付トルク 締付トルク ネジ 締付トルク 締付トルク 寸法 区分 ピッチ (Nm) (kgf・cm) ピッチ (Nm) (kgf・cm) 4T, 4.8 1.5~2.1 15~21 7T, 8T, 8.8 2.6~3.6 27~37 10T, 10.9 3.5~4.9 36~50 4T, 4.8 2.8~4.0 29~41 7T, 8T, 8.8 4.9~6.9...
  • Page 76 11章 その他 【油圧ホース・パイプ】 高圧ホース用ユニオンナットの締付トルク アダプタ(O-リング付)ロックナットの締付トルク 呼 び G1/4 G3/8 G1/2 呼 び G1/4 G3/8 G1/2 N·m 24.5 58.8 N·m 39.2 58.8 kgf·m kgf·m R ネジの締付トルク 呼 び N·m 21.6 35.3 53.9 84.3 kgf·m 13.0...
  • Page 81: Preface

    Be sure to read this Instruction Manual before starting operation of the mower. Thank you for your purchase of SHIBAURA Riding Reel Mower. This Instruction Manual describes how to handle the mower and precautions to be observed when operating it.
  • Page 82: Meaning Of Symbols (Danger, Warning, Caution, Caution For Handling, Reference)

    Meaning of symbols Means that, if you do not observe Danger the warning, death or serious injury will result. Means that, if you do not observe Warning the warning, death or serious injury may result. Means that, if you do not observe Caution the caution, you may be injured.
  • Page 83: Outline Of Manual

    Outline of manual Outline of manual Outline of manual ●Describes important safety precautions for major work ●Describes important safety precautions for major work ●Describes important safety precautions for major work Section Section Section Be sure to observe Be sure to observe Be sure to observe items.
  • Page 84 CONTENTS Preface Cautions ············································································································ 1 Notice················································································································ 1 Meaning of symbols (Danger, Warning, Caution, Caution for handling, Reference) ············ 2 Object of mower ·································································································· 2 Outline of manual ································································································ 3 Section 1 Be sure to observe for safe operation 1. General precautions ························································································ 7 2.
  • Page 85 CONTENTS Section 6 Operation and works 1. Break-in Operation (first 50 hours) ···································································· 36 2. Starting and stopping the engine ······································································ 36 3. Raising and Lowering the Mid Mower ································································ 37 4. Starting, Turning and Stopping Method ······························································ 38 5. Work Operation ···························································································· 38 6.
  • Page 86 CONTENTS 14. Cleaning the radiator ······················································································ 60 15. Inspection and replacement of Fuse and Slow blow fuse ······································· 61 16. Inspecting the tire ·························································································· 61 17. Color of exhaust gas ······················································································ 61 18. Inspection and adjustment of brake ··································································· 62 19.
  • Page 87: Be Sure To Observe For Safe Operation

    Section 1 Be sure to observe for safe operation ● Cautions described here are vital for your safety. You should observe these cautions without fail. ● If you do not observe these cautions, death, injuries, accidents, or damages of the machine may be caused.
  • Page 88: Before Starting Operation

    Section 1 Be sure to observe for safe operation 2. Before starting operation Warning  Do not allow anybody other than the operator to get on the machine. Passenger capacity of this machine is one. Do not allow anybody other than the operator to get on it.
  • Page 89: Inspections And Services Before And After Operation

    Section 1 Be sure to observe for safe operation Inspections and services before and after operation Danger  Supply or replenish the oil when the engine is cold. Never supply or replenish the oil while the engine is running or hot. [If you do not observe these cautions:] The fuel may ignite and cause a fire hazard.
  • Page 90 Section 1 Be sure to observe for safe operation Warning  Remove dust around the muffler and engine. Inspect around the muffler and engine to see grass, debris or fuel attached every day before starting the operation. [If you do not observe these cautions:] A fire may be caused.
  • Page 91 Section 1 Be sure to observe for safe operation Caution  Install or remove the battery in a correct procedure. Connect the positive (+) terminal of the battery first and remove the negative (–) terminal first. [If you do not observe these cautions:] Short circuit, burnt or fire may result.
  • Page 92: Transporting The Machine

    Section 1 Be sure to observe for safe operation 4. Transporting the machine Warning  Do not operate the machine by inertia on the footboards. Operate the machine on a slope or footboards carefully. Avoid operate it by inertia with the speed change lever at the neutral position.
  • Page 93: When Traveling Or Going Into Or Out Of A Field

    Section 1 Be sure to observe for safe operation 5. When traveling or going into or out of a field Warning  Prohibited traveling on general roads This machine has not acquired a sanction as a special-purpose car and cannot travel on general roads.
  • Page 94: Operation

    Section 1 Be sure to observe for safe operation 6. Operation Warning  Install or remove the implements on a flat surface. Install or remove the implements on a flat and stable surface. Illuminate properly in the night. [If you do not observe these cautions:] Accident may arise.
  • Page 95 Section 1 Be sure to observe for safe operation Warning  Do not get under the implement or tread the foot under the implement. Do not go or put out you foot underneath the implement. [If you do not observe these cautions:] When the implement lowers, you may be injured.
  • Page 96 Section 1 Be sure to observe for safe operation Warning  When leaving the machine, stop the machine on a flat surface and stop the engine. When leaving the machine, stop it on a flat and stable surface, stop the engine, and be sure to apply the parking brake and a choke.
  • Page 97: After Completion Of Operation Or When Storing The Machine

    Section 1 Be sure to observe for safe operation 7. After completion of operation or when storing the machine Danger  Supply oil after the engine has cooled. Never supply oil while the engine is running or hot. [If you do not observe these cautions:] The fuel may catch fire and a fire hazard may arise.
  • Page 98 Section 1 Be sure to observe for safe operation Caution  Be careful for high-pressure oil. Constantly check the hydraulic joints and hoses for looseness or damages. Before removing the joints or hoses, release the pressure in the hydraulic circuit. [If you do not observe these cautions:] High-pressure oil may break your skin, leading to an injury.
  • Page 99: Location To Stick Safety Nameplate

    8. Location to stick safety nameplate Safety nameplates are attached to the machine as shown below to secure safe operation. Keep the safety nameplate unstained or broken. If broken or lost, replace with new ones. Vehicle(SG280B) Parts No. Name Parts No.
  • Page 100 Section 1 Be sure to observe for safe operation MOWER(MM60DSG-2) Parts No. Name Parts No. Name 690360330 CAUTION PLATE 690360340 CAUTION PLATE...
  • Page 101 Section 1 Be sure to observe for safe operation Your tractor must be used with care. Therefore, decals have been placed on the machine, to remind you pictorially of main precautions to take during use. Their meaning is explained below. We also strongly recommend to carefully read the safety instructions given in the concerned chapter of this manual.
  • Page 102 Section 1 Be sure to observe for safe operation • While an engine or an edged tool rotates, please put neither a hand nor a leg into the inside of mowing equipment, or the bottom. • There is a possibility that it may be injured. •...
  • Page 103 Section 1 Be sure to observe for safe operation • While an engine or an edged tool rotates, please put neither a hand nor a leg into the inside of mowing equipment, or the bottom. • There is a possibility that it may be injured. •...
  • Page 104: Service And Warranty

    Section 2 Service and warranty 1. Please keep the guarantee carefully. A "guarantee" is needed when a visitor can receive warranty repair. Please keep it carefully after reading. (The guarantee is attached to this book last page with the "safe explanation check card") In addition, please do not hesitate to ask a purchase place or our office (refer to this description reverse side) about an accident in...
  • Page 105: Names Of Components

    Section 3 Names of components 1. Vehicle...
  • Page 106: Operation System

    Section 3 Names of components 2. Operation System...
  • Page 107: Mower Unit

    Section 3 Names of components 3.MOWER UNITS...
  • Page 108: Functions Of Operating Components

    Section 4 Functions of operating components INTERNATIONAL SYMBOLS The operation currently used for this machine and the mark of equipment are as follows.
  • Page 109: Steering Wheel And Seat Systems

    Section 4 Functions of operating components Rolling seat 1. Steering Wheel and Seat Systems ③ Seat angle can be adjusted when you operate on Steering wheel ① a slopes. Angle of the steering wheel can be adjusted. Position of the steering wheel can be adjusted by pulling the tilt lever.
  • Page 110: Engine Control System

    Section 4 Functions of operating components 2. Engine Control System Meters and Pilot Lamp ② Main switch ① Caution ● While the machine is not in service, be sure to pull out the key and store it in a safe storage place.
  • Page 111 Section 4 Functions of operating components • Engine oil pressure pilot lamp • Engine rev. counter/elapsed time integrator When the main switch is While engine turned “ON” running, its number of position, the lamp lights revolutions is indicated by up. When the engine the pointer.
  • Page 112: Traveling And Mower Clutch System

    Section 4 Functions of operating components 3. Traveling and Mower Clutch System Gear shift lever ① Used to change the traveling speed. By pressing the brake pedal fully and pulling up the lever, the parking brake is applied. To release the brake, press the brake pedal and Vehicle speed can be selected from “L”...
  • Page 113: Hydraulic System

    Section 4 Functions of operating components PTO clutch lever 4. Hydraulic System ⑤ Mid mower lifting lever Lever to engage to the mower and rotate the ① Used to lift or lower the mower. blades. By pushing down the lever rearward, the mower By moving the PTO clutch lever to “ON”, the rises.
  • Page 114: Inspections Before Operation And Work

    Section 5 Inspections before operation and work Danger Caution ● Always stop the engine and apply the ● Carry out inspections and services after the parking brake before starting inspections, heated muffler, engine and other parts have services or adjustment. completely cooled down.
  • Page 115: Inspections Method

    Section 5 Inspections before operation and work 2. Inspection Method Users of this machine should perform start-up inspection before starting operation every day to ensure safe and comfortable operation, according to the procedure below. Correct extraordinary conditions, if any, immediately. If any problems are felt during operation, inspect and repair without delay. ①...
  • Page 116: Operation And Works

    Section 6 Operation and works 1. Break-in Operation (first 50 hours) 2. Starting and Stopping the Engine Handling of a new vehicle in the initial 50 hours Warning is very important. Break-in operation greatly influences the life ● When starting the engine, sit down on the and performance of machines.
  • Page 117: Raising And Lowering The Mid Mower

    Section 6 Operation and works [Reference:] ① Starting the engine ● This machine is hydraulically operated. If you ● The starter consumes large current. Never do not carry out the warming-up operation, the operate it continuously for more than 10 hydraulic system may fail and may cause seconds.
  • Page 118: Starting, Turning And Stopping Method

    Section 6 Operation and works 4. Starting, Turning and Stopping Method ③ Stopping and Parking Warning Warning ● When starting the vehicle, check for people ● When you leave the vehicle, park it on solid, around the vehicle, confirm safety in the flat and stable ground.
  • Page 119 Section 6 Operation and works ● If the engine revolving speed is too low, ① Caution for mower operation mower operation cannot be started. Operate (1) If you operate a mower for the first time or the engine at full throttle for mowing. are not familiar with machines, learn how to ●...
  • Page 120 Section 6 Operation and works ⑤ Discharge of grass ⑥ Points of issues and solution ● Uneven mowing Warning Uncut turf remains in rows because of wear or deformation of the blade or too low engine ● Grass clippings are forcefully discharged. speed.
  • Page 121: Loading On And Unloading From Truck

    Section 6 Operation and works (3) Operate the steering wheel carefully so not to 6. Loading onto and Unloading from Truck allow the wheels from coming off the ramps. (4) After completion of loading, lower the cutter Warning deck until it comes into contact with the bed of the vehicle, turn OFF the main switch and ●...
  • Page 122: Power Steering

    Section 6 Operation and works 7. Power Steering 8. Front Weight Optional front weight is available for this machine. Please attach front weight according to Caution the work machine with which it equips. ●While the engine is running, the steering wheel can be operated very lightly.
  • Page 123: Towing When Self-Propelled Running Is Impossible

    Section 6 Operation and works 9. Towing when self-propelled running is impossible ● If the vehicle becomes unable to be driven because of failure of the hydraulic system or for other reason, it is possible to move the vehicle by opening the hydraulic circuit so that the wheels can rotate and allow the vehicle to move.
  • Page 124: Maintenance After The Work

    Section 7 Maintenance after the work 3. Cleaning the Radiator 1. Maintenance Services after Operation Grass attached to the dashboard or radiator screen may cause overheat. Before starting and Danger after completing operation, always check and ● Before covering the vehicle with a sheet, clean the screen and check it during operation stop the engine and wait for the engine and depending on the operation conditions.
  • Page 125: Care When Not Using It For A Long Time

    Section 7 Maintenance after the work 4. Services when not using for long time Warning ● When storing the vehicle, remove the battery and pull out the key and store it. If not, an accident may be caused. If the vehicle is not used for a long time (more than 1 month), service it as follows before storing it.
  • Page 126: Handling Of A Mower

    Section 8 Handling of a mower (3) Detach front links 1. DETACHING MOWER WARNING To avoid personal injury, lower Mower to the ground, turn engine off and remove key before performing any maintenance. To avoid personal injury, Mower attachment and detachment shall be done at flat ground under daylight or good artificial light.
  • Page 127: Adjustment Of Mower

    Section 8 Handling of a mower (6) A front bumper is lifted by a hoist etc. A 2. ADJUSTMENT OF MOWER mower is pulled out where the front wheel of vehicles is floated. WARNING Before starting adjustment, be sure to stop the engine and make sure that the cutting blade has stopped rotating.
  • Page 128: Adjustment Of Height Of Cut

    Section 8 Handling of a mower 3. ADJUSUTMENT OF HEIGHT OF CUT ②ADJUSTMENT OF ANTI-SCALP ROLLER This Mower can be adjusted to height of cut In some cases the Mower may scalp while from 25 mm to 110 mm. Cutting height cutting grass on rough ground at low cutting changes with the kinds and cultivated lands height.
  • Page 129 Section 8 Handling of a mower Cutting height : 25 mm or less Adjustment of an internal anti scalp roller When cutting height is 34 mm or more, please fix When you set cutting height as 25 mm or a bracket in a lower position. (Initial attachment less, please fix with an attached bolt nut in position) the hole of the bracket bottom, and the hole...
  • Page 130: Periodical Inspections And Services

    Section 9 Periodical inspections and services Warning ● Carry out inspections and maintenance services in a flat and stable place where there is no traffic danger or the machine may not fall over or move, applying a car lock. If these precautions are not observed, the machine may fall over or other accident may happen.
  • Page 131: Periodical Inspection List

    Section 9 Periodical inspections and services 1. Periodical Inspection List Vehicle Inspection Replacement ○ ● Time on hour meter Referenc e page Item Inspect every 5 hours after the start of operation. Engine oil ● ● ● ● ● ● HST oil ○...
  • Page 132: Oil, Grease And Antifreeze Solution

    10W-30 (API class, CC and CD grade) Engine oil (E.O.) SAE90 Mower gear oil (G.O.) Shibaura HST oil (ISO VG46) Hydraulic oil (H.O.) Antifreeze liquid, Castrol LLC-95 Cooling water (Mixing ratio of antifreeze liquid at the time of shipment is outside temperature –...
  • Page 133: Fuel Inspection And Oiling

    Section 9 Periodical inspections and services 4. Fuel Inspection and Oiling 5. Check and Oil Exchange of Each Part Danger Danger ● Never top up the oil while the engine is ● No smoking or naked flames when running or hot. If not, a fire or burn injury may supplying fuel.
  • Page 134 Section 9 Periodical inspections and services [Caution for Handling] ● Check the oil level before starting the engine or while the engine is cold. ● To check the oil level, place the vehicle on a horizontal place and check while the oil surface is horizontal.
  • Page 135: Replacing Filters

    Section 9 Periodical inspections and services 6. Replacing Filters Replacement ① Engine Oil Filter (1) After discharging the hydraulic oil, turn the The filter is of the cartridge type. Replace the filter counterclockwise to remove. filter initially after 50 hours and then every (2) Coat the rubber ring at the bottom of a new 200 hours of operation.
  • Page 136: Inspecting And Changing The Cooling Water

    Section 9 Periodical inspections and services ④ Fuel Filter . 7. Exchanging the Cooling Water Cleaning and Replacement (1) Turn the fuel tap to the “C” (closed) Danger position. (2) Remove the filter cup and remove the ● Do not open the radiator cap while the engine water and dust in the filter cup.
  • Page 137: Cleaning And Replacing The Air Cleaner Element

    Section 9 Periodical inspections and services (2) Wash inside of the radiator with water until 8. Cleaning and Replacing the Air Cleaner no dust or rust comes out. ※ By supplying water containing radiator The air cleaner removes dust contained in cleaning agent, running the engine for supplied air to protect the cylinder and piston more than 15 minutes and discharging...
  • Page 138: Inspecting The Battery

    Section 9 Periodical inspections and services 9. Inspecting the battery Warning The battery of this vehicle has no vent plug and ● When connecting the battery, connect the does not need be replenished with water. (The battery is sealed type without the necessity to (+) side first and, when disconnecting it, replenish water in the overall life.) remove the (-) side first.
  • Page 139: Inspecting The Electric Wiring

    Section 9 Periodical inspections and services 11. Inspecting Electric Wires Warning ● Check the code for contact with other parts, separation sheathing, loosened connections every day before operation. ● Remove grass or dust attached to the battery or wiring cleanly before and after operation.
  • Page 140: Inspecting And Adjusting The Fan Belt

    Section 9 Periodical inspections and services 13. Inspecting and Adjusting the Fan Belt Caution ● Be sure to stop the engine. ● Inspect and adjust the fan belt after the engine has completely cooled down. If not, you may get burnt. Open the bonnet, push an intermediate point of the fan belt by a force of about 100N (10kgf) and check that the deflection of the...
  • Page 141: Inspection And Replacement Of Fuse And Slow Blow Fuse

    Section 9 Periodical inspections and services 16. Inspecting the Tire 15. Inspection and Replacement of Fuse ① Inspection of Tire and Slow Blow Fuse Check the tires of the front and rear wheels for Remove the cover of the fuse and check the proper air pressure.
  • Page 142: Inspection And Adjustment Of Brake

    Section 9 Periodical inspections and services 18. Inspection and Adjustment of Brake Warning ● Check the brake for correct operation. If not, an accident may be caused. Press the brake pedal and check for specified allowance (5 – 10mm) and same functioning on the right and left sides.
  • Page 143: Inspection And Adjustment Of Clutch Belt

    Section 9 Periodical inspections and services 19. Inspection and Adjustment of Clutch Belt Warning ● Before starting inspection adjustment, be sure to stop the engine, apply the parking brake, pull out the key and set the mower clutch lever to “OFF”. If not, you may be injured.
  • Page 144: Maintenance Of Mower

    Section 9 Periodical inspections and services 20. Maintenance of Mower ③ Lubrication fittings ① General maintenance Supply grease to each grease nipple every 50 Check the blade bolts, blades and discharge hours of operation. Clean the grease nipple deflector daily for damage or looseness; before supplying the grease.
  • Page 145 Section 9 Periodical inspections and services ④ Belt maintenance ⑤ Blades and a discharge cover Caution The belt is located under the belt shield at upper side of the Mower. ● Please check before commencing slack of the Check the belt after first 25 hours operation grade and bolt of the existence and wear of and every 100 hours or when the belt begins damage, etc.
  • Page 146 Section 9 Periodical inspections and services Install the blade Warning When you exchange blade, please stop an  engine, and use a strong glove not injured. The crowded work under which it goes  below a mower is very dangerous. Please do not make it absolute.
  • Page 147: Diagnosis

    Section 10 Diagnosis Warning ● Refer to following chart if you find the machine not working correctly. Stop the engine first before start inspection. 1. Engine related condition Condition Check Point Remedy Set the PTO lever to “OFF”, release your foot from the traveling pedal, and Safety switch may be functioning.
  • Page 148: Brake System

    Section 10 Diagnosis Condition Inspection Point Remedy Clogging of air cleaner Inspect and clean the air cleaner. Seized nozzle Engine is running with Insufficient compression pressure low power. Subject to repair by a service plant. Improperly adjusted valve clearance Excessive engine oil Discharge excessive oil.
  • Page 149: Electric System

    Section 10 Diagnosis Electric System Condition Inspection Point Remedy Burnt-out light bulb Replace the light bulb. Blown fuse Replace the fuse. Improper connection of wiring Inspect and connect firmly. Lamp does not light Failed switch Replace the switch. Tighten the earth wire firmly to the Improper earthing main body.
  • Page 150: Others

    Section 11 Others 1. Main consumable parts Engine system Part code Name Q’ty/unit Remarks 08010 9061 Fan belt Type A, 36.5 inches 14051 7020 Engine oil filter 36072 0130 Fuel filter Hydraulic, air cleaner and belt related parts Part code Name Q’ty/unit Remarks...
  • Page 151: Specifications

    Section 11 Others 3. Specifications Vehicle Model SG280B Overall length 2925 Overall width 1590 1730 Overall height Tread 1500 Front wheel 1310 Rear wheel 1310 Ground clearance Reference clearance 140 (lower side of mower deck) Front wheel size 21×11.00×10 4PLY Rear wheel size 21×11.00×10 4PLY...
  • Page 152: Wiring Diagram

    Section 11 Others 4. Wiring Diagram...
  • Page 153: Tightening Torques

    Section 11 Others 5. Tightening Torque List [Bolt and Nat] Coarse screw thread Fine screw thread Nominal Strength Tightening torque Tightening torque size of division of Pitch Pitch thread bolts (Nm) (kgf・cm) (Nm) (kgf・cm) 1.5~2.1 15~21 4T, 4.8 2.6~3.6 27~37 7T, 8T, 8.8 3.5~4.9 36~50...
  • Page 154 Section 11 Others [Hydraulic Hose and Pipe] Tightening hose union nut tightening torque Adaptor (with O-ring) lock nut tightening torque Nominal size G1/4 G3/8 G1/2 Nominal size G1/4 G3/8 G1/2 N·m 24.5 58.8 N·m 39.2 58.8 kgf·m kgf·m R screw tightening torque Nominal size N·m 21.6...
  • Page 156 URL: http://www.ihi-shibaura.com HEAD OFFICE 1-1-1, Ishishiba, Matsumoto, Nagano, 390-8714, Japan URL: http://www.ihi-shibaura.com Printed in Japan SG280B A00810790 0000000-0000F 0314010-0010...

Table of Contents