OHM ELECTRIC COOL CABI OCA-S300BC-A100 Instruction Manual

OHM ELECTRIC COOL CABI OCA-S300BC-A100 Instruction Manual

Lateral mounting type
Table of Contents

Advertisement

Quick Links

取扱説明書
・ご使用になる前に必ずお読みください。
・いつも側に置いてお使いください。
1.安全に関するご注意.............................................2
2.制御盤への取付け方法..........................................3~7
3.配線..................................................................8~9
4.運転..................................................................9~14
5.アラーム・安全機能..........................................15
6.メンテナンス...................................................16~17
7.仕様...............................................................18~20
8.保証期間.........................................................21
9.フロン回収について..........................................21
10.廃棄について...................................................21
側面取付型
OCA-S300BC-A100
OCA-S600BC-A100
OCA-S1000BC-A100
OCA-S1600BC-A100
注意
≪目次≫

Advertisement

Table of Contents
loading

Summary of Contents for OHM ELECTRIC COOL CABI OCA-S300BC-A100

  • Page 1: Table Of Contents

    取扱説明書 側面取付型 OCA-S300BC-A100 OCA-S600BC-A100 OCA-S1000BC-A100 OCA-S1600BC-A100 注意 ・ご使用になる前に必ずお読みください。 ・いつも側に置いてお使いください。 ≪目次≫ 1.安全に関するご注意………………………………………2 2.制御盤への取付け方法……………………………………3~7 3.配線…………………………………………………………8~9 4.運転…………………………………………………………9~14 5.アラーム・安全機能……………………………………15 6.メンテナンス……………………………………………16~17 7.仕様………………………………………………………18~20 8.保証期間…………………………………………………21 9.フロン回収について……………………………………21 10.廃棄について……………………………………………21...
  • Page 2: 1.安全に関するご注意

    1.安全に関するご注意 ● このクーラは制御盤用クーラです。本来の目的以外では、絶対に使用しないでください。 ● ご使用になる前に「安全に関するご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。 ● 取扱説明書に示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので必ず守ってください。 表示と意味は次のようになっています。 危険 取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷を負う危険が切迫して生じることが想定される場合 注意 取扱いを誤った場合、 使用者が損害を負う危険が想定される場合および物的損害のみが想定される場合 「図記号」の意味は次のようになっています。 絶対にしてはいけない「禁止」を意味します。 「回転物注意」を意味します。 気をつけていただく「注意喚起」を意味します。 「感電注意」を意味します。 必ず実施していただく「強制」を意味します。 危険 通電中は端子台に触らないでください。 注意 通電中は前面カバーを外さないでください。ファン回転部に指や異物を入れないでください。 作業は電源を切り、ファンが停止してから行ってください。 →ケガの原因になります。 屋外での使用はできません。 引火性ガス、腐食性ガス、油煙、絶縁を悪くするチリ等が発生または充満する場所では使用できません。 →寿命の低下、損傷の原因になります。 振動・衝撃のある場所では使用できません。 本体の改造・修理は絶対にしないでください。また、修理をする場合はメーカにご相談ください。 冷却回路に密封されている冷媒や油は、環境保護のため専門的な処理が必要です。 廃棄処理をする場合、必ず専門の処理業者によって処理をしてください。 クーラを設置する際、必ず周囲は円滑な空気循環が確保されている場所に設置または取付けてください。 →冷却能力が低下します。 クーラを運搬する場合、必ず傾斜させないで垂直になる様に運搬してください。 また、制御盤に取付けた状態での運搬は絶対にしないでください。 周囲温度が+20℃~+50℃で、周囲湿度が 85%RH 以下(非結露)の範囲で必ず使用してください。 クーラを保管する時は、必ず横および逆さにせず、周囲温度が+70℃を越すような環境では保管しないでくだ さい。...
  • Page 3: 2.制御盤への取付け方法

    2.制御盤への取付け方法 2-1 取付けに関するご注意 危険 クーラを制御盤へ取付けるときは、感電防止のため制御盤自体への電源供給を停止させてください。 注意 クーラの設置には、付属品以外のものは使用しないでください。 →故障やケガの原因になります。 取付穴(M6)に直接回転力が加わるような使い方はしないでください。 →取付穴にはカシメ袋ナットを採用しているため空転する恐れがあります。 取付面(パネルカット)は、規定の寸法で加工してください。 クーラの取付けは、図のように必ず水平・垂直(±2°)に 取付けてください。 →クーラの安定動作を図り、クーラで除湿した水をスムーズに排出 させるためです。 クーラの設置は、円滑な空気循環を確保し、他のユニットまたは壁と 200mm 以上離して設置してください。 また制御盤内の空気循環が、必ず妨げられないようにしてください。 上記が守られないと、空気循環が悪くなり、冷却能力の低下や結露が 生じます。 クーラの使用電源は、必ず銘板に表記してある指定定格電圧を使用してく ださい。 また、クーラへの電源取入れ口には、必ず適切なブレーカを介して接続し、 漏電による感電防止のため、アース線は必ず接地してください。 クーラの設置には電気工事が必要です。専門業者にご相談ください。 →配線等の設置工事に不備があると感電や火災の原因となります。 クーラを設置後、コンプレッサの保護のため、必ず 30 分以上経過してから通電、運転を開始してください。 設置する制御盤の気密性の確保(シーリング)を充分に行ってください。 →気密性が不充分であると結露が生じ、冷却効果が低下します。 制御盤へ取付面(パネルカット)を加工する際は、キリ粉が盤内機器に入らないよう布等でカバーしてから作業を 行ってください。 ショートサーキットについて クーラ冷風吹出口付近に制御盤内の機器や障害物がある 場合、 冷風がそれにあたりクーラの吸込口へ直接戻ってし 制御 まうことがあります(ショートサーキット) 。 機器...
  • Page 4 2-2 取付け手順 (1) 盤外取付け手順 ① 各機種の盤外取付けパネルカット図(P.5)に従って、開口部を取付け面に加工してください。 ② クーラに付属の取付ボルトを取付けてください。 (機種により本数が異なります。 ) ③ パッキン貼付け図(P.6)に従って、クーラ背面の取付ボルトの外側全周に付属のパッキンを貼ってください。 ④ 取付面(パネルカット)に合わせてクーラを設置してください。 ⑤ 盤内からワッシャ、ナットを使用して、確実に固定してください。 ⑥ 制御盤の気密性を確保する為に、必要に応じてシーリングを行ってください。 ⑦ 付属の「アラーム説明シール」を見やすい位置へ貼付けてください。 設置方法(例:OCA-S300BC) 取付け面 (パネルカット) ナット パッキン スプリングワッシャ ワッシャ アラーム説明シール 本体 取付ボルト (2) 埋込取付け手順(最大制御盤板厚:4.0 ㎜) ① 各機種の埋込取付けパネルカット図(P.6)に従って、開口部を取付け面に加工してください。 ② クーラから前面パネルを外してください。 (下部 2 箇所ビス止め、上部は引っ掛け構造となっていますので、ビスを外した 後、前面パネルを持ち上げるように外してください。...
  • Page 5 注意 OCA-S1000BC、 OCA-S1600BC は上面にアイボルト取付用ナ アイボルト取付用ナット ットが2箇所あります。アイボルトを使用して吊り上げ る場合には必ず2箇所を使用して均等に吊り上げてく ださい。 1箇所のみで吊り上げるとクーラが故障、破損する可能 性があります。 ●盤外取付パネルカット図 <盤外から見た図> OCA-S300BC OCA-S600BC OCA-S1000BC OCA-S1600BC...
  • Page 6 ●埋込取付けパネルカット図 OCA-S300BC OCA-S600BC OCA-S1000BC OCA-S1600BC ●パッキン貼付け図(例:OCA-S600BC) 盤外取付けパッキン貼付け位置 埋込取付けパッキン貼付け位置 パッキン パッキン (斜線部分) (斜線部分)
  • Page 7 2-3 ドレンホースの取付け クーラで除湿され発生した水は、ドレンホースを通して流れます。 ドレンホースは以下の注意点を守り、正しく取付けてください。 注意 ドレン水がスムーズに排出されないとクーラ内の水受けからオーバーフローし、 クーラ内ま たは制御盤内に水が浸入するためドレンホースは正しく取付けてください。 × ○ ・ドレンホースは折り曲げたり、巻いたりしないで必ず 直線になるように取付けてください。 ・ドレンホースの先端は、曲げないでまっすぐ下に向け てください。 ・ドレンパイプにドレンホースを差し込む際は抜けない ように根元まで差し込んでください。 ドレンホースの先端とドレンパイプの接合部が緩い 場合はホースバンドを使用し、確実な固定を行って ください。 注意)ドレンパイプに無理な力を加え ないでください! × ○ ・ドレンホースの先端が必ずドレン水に浸からない長さにしてください。 ・ドレン水があふれ出ないように湿度の高い日などは必ずこまめに捨てて ください。 2-4 風向調整ルーバーを取付ける場合 風向調整ルーバーを取付けることにより、クーラの冷風を目的に応じた方向へ吐出することが可能となります。 ※風向調整ルーバーを付けた場合、能力が最大5%低下します。 ※樹脂ルーバー先端部の回転調整時に固く感じる場合がありますが、外部影響(振動等)により回転・脱落をしないように勘合を固めにしています。 ①直線性を主とした風向にする場合は、風向調整ルーバー本体のみ使用してください。 風向調整ルーバー本体の取付により、盤内ファン取付板面より盤内へ 40 ㎜突出します。 盤内ファン取付板 風向調整ルーバー本体 付属ビス 4 箇所 ②風向に角度を付けたい場合は、風向調整ルーバー本体に先端部を取付け、先端部を回転させ風向きを調整してください。...
  • Page 8 3.配線 注意 ・クーラの設置は、設置する国の規則に従ってください。 ・電圧は銘板の表示電圧に従ってください。 ・クーラの許容電圧は表示電圧の±10%です。電圧変動時も許容電圧内におさまるよう、電源容量に注意して ください。 ・アース(E)は必ず接地してください。 ・通電前に使用電圧、配線、接地に問題がないことを確認してから通電してください。 3-1 配線方法(適合電線径 AWG24~12/0.2~2.5mm ) ① 電線の被覆を 6~7mm 剥いてください。 ② マイナスドライバーにて端子台の「接続時押しボタンを押し込んでください。 ③ 電線差込口に電線を差し込んでください。 ④ マイナスドライバーを引いてください。 ⑤ 電線が抜けないことを確認してください。 ⑥ 圧着端子を使用する場合はフェニックス・コンタクト社製棒端子を使用してください。 a 接点 240V 1.5A ×2 抵抗負荷 ※詳細は P.11、12 アラーム出力端子の割当 を参照してください。 ◎ 端 子 台 詳 細 図...
  • Page 9 3-3 過電流保護について 注意 クーラ専用の漏電ブレーカを必ず取付けてください。 → 専用の漏電ブレーカを入れないと、万が一漏電が発生した場合、制御盤自体の漏電 ブレーカがトリップしてしまいます。 ご使用のクーラに合わせて選定してください。 漏電ブレーカ ・クーラは電源投入時および冷却動作開始時に約 1 秒間の始動電流が流れます。この (クーラ専用) 始動電流に誤動作することがなく、 その後の過電流を遮断するブレーカを選定して ください。 ・漏電ブレーカの定格感度電流は 30mA を目安にしてください。 クーラ 本体 4.運転 4-1 運転に関するご注意 注意 クーラを設置後、コンプレッサの保護のため、必ず 30 分以上経過してから通電、運転を開始してください。 コンプレッサの頻繁な ON/OFF は、故障の原因になり寿命を短くします。 1 時間に 6 回以上コンプレッサの ON/OFF を繰り返す様な運転は絶対しないでください。 頻繁な ON/OFF が起こる場合は、P.10 パラメータ設定のディファレンシャルの設定値を大きくして ください。...
  • Page 10 4-5 パラメータ設定 通常、パラメータは設定を変更する必要はありませんが、変更の必要がある場合には下記の方法で変更してください。 ○現在の盤内温度が表示されている状態から、Set ボタンを 3 秒以上押してください。 以下の順序でパラメータが表示されます。Set ボタンを押すことにより、次パラメータへ移動します。変 更したいパラメータを表示させ、Up ボタン・Down ボタンで設定値を変更し、Set ボタンを押すことによっ てパラメータの変更が決定されます。 ・ディファレンシャル[表示:dF] 初期設定:5℃ 設定範囲:3~10℃ 説明:(設定温度-ディファレンシャル)の温度に達した場合、コンプレッサが停止します。 注意:このパラメータを変更する際には、1 時間に 6 回以上コンプレッサが ON/OFF を繰り返さ ない様な設定温度およびディファレンシャルにしてください。 ・強制冷却運転時間[表示:Cd] 初期設定:30 秒 設定範囲:0~90 秒 Down ボタンを同時に 3 秒以上押したときに、強制冷却運転を行う時間です。 ・盤内高温アラーム温度[表示:AL] 初期設定:45℃ 設定範囲:35~51℃ 説明:盤内高温アラームが発生する温度です。 ・盤内高温アラーム用ディファレンシャル[表示:dA] 初期設定:2℃ 設定範囲:1~20℃...
  • Page 11 ・アラーム出力端子の切替方法の選択[表示:Ao] 初期設定:0 設定範囲:0、1 説明:出力端子の OPEN・CLOSE の切り替えを反転させることができます。 0:アラーム出力端子の割当設定の通りに出力されます。 1:0 の時と逆の動作をします。ただしAS:1 の時、端子 2-3 間には働きません。 ※アラーム出力端子の割当設定の詳細は P.11、12 を参照してください。 ・運転モードの設定[表示:rM] 初期設定:1 設定範囲:0~3 説明:クーラの運転モードを設定します。 0:連続運転 1:省エネ運転① ださい。 ※運転モードの詳細は P.13、14 を参照してく 2:省エネ運転② 3:省エネ運転③ ・省エネ運転③の冷却運転時間の設定[表示:t1] 初期設定:7 設定範囲:7~60 分 説明:省エネ運転③に設定した時の冷却運転時間を設定します。 ※rM:3 の時、表示されます。 ・盤外ファン・コンプレッサの停止時間の設定 [表示:t2] 初期設定:3 設定範囲:3~10 分 説明:コンプレッサが停止した後、再び動作できるまでの時間を設定します。コンプレッサの頻繁 な...
  • Page 12 アラーム出力端子の割当表[Ao:0] 端子 1-2 間 端子 2-3 間 説明 クーラの状態 接点の状態 説明 クーラの状態 接点の状態 アラーム発生無し CLOSE アラーム発生無し OPEN いずれかのアラーム いずれかのアラーム 発生の状態により、 発生の状態により、 接点が切り替わります 接点が切り替わります アラーム発生有り OPEN アラーム発生有り CLOSE アラーム発生有り CLOSE 冷却運転中 CLOSE いずれかのアラーム 冷却運転の状態により、 発生の状態により、 接点が切り替わります 接点が切り替わります アラーム発生無し OPEN 冷却運転停止中 OPEN E5,SE E1,E3,E4* CLOSE...
  • Page 13 4-7 運転設定 クーラは通電を開始すると、各運転モードで動作します。 初期設定ではクーラの設定温度 35℃、ディファレンシャル 5℃に設定してあります。 したがって、制御盤内の温度が 35℃でコンプレッサが動作、冷却を開始し、30℃で停止します。 運転モードは、連続運転、省エネ運転①、②、③の 4 モードから選択することができます。 運転の際の共通注意事項は以下となります。 ・通電開始時に盤内の温度が盤内高温アラーム温度以上の場合には、AS、Aoの設定により、P.12 のアラーム出 力端子の割当表に従って、アラームランプが点灯します。 ・冷却動作が停止してから一定時間(初期設定:3 分)は、制御盤内の温度が設定温度まで上昇しても冷却動作を行 いません。 (1)連続運転 盤内の温度が設定温度で運転し、ディファレンシャル温度で盤外ファン・コンプレッサが停止します。 盤内ファンは常時動作します。( )内の表示は初期設定です。 設定温度(35℃) ディファレンシャル温度(30℃) 盤外ファン・コンプレッサ 盤内ファン 【初期設定】 (2)省エネ運転① 盤内の温度がディファレンシャル温度よりも低くなると盤内ファンが 30 分に 1 回、30 秒間の送風運転を行います。この動 作を行うことによって制御盤内の熱だまりを防止することができます。冬場など冷却運転をしていない場合、盤内ファン が間欠運転となることで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。 設定温度(35℃) ディファレンシャル温度(30℃) 盤外ファン・コンプレッサ 盤内ファン...
  • Page 14 (3)省エネ運転② 盤内ファンの動作が冷却動作と連動します。 冬場など冷却運転をしていない場合、盤内ファンは停止することで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。 設定温度(35℃) ディファンシャル温度(30℃) 盤外ファン・コンプレッサ 盤内ファン 【注意】 ・盤内ファンが停止する事で空気が循環されないことにより、局所的な温度上昇(熱だまり)が発生する可 能性があります。 ・盤内ファンは冷凍回路保護のため、冷却運転停止してから 5 分後に停止します。 (4)省エネ運転③ 盤内温度が設定温度以下になるがディファレンシャル温度まで下がらない場合に、冷却動作時間と停止時間を設け、一定 のサイクルでON・OFFする事により、省エネとなります。パラメータ設定t1とt2で冷却動作時間と停止時間を設 定することができます。( )内は初期設定です。 盤内高温アラーム温度(45℃) 設定温度(35℃) ディファレンシャル温度(30℃) 盤外ファン・コンプレッサ 盤内ファン ※盤外ファン・コンプレッサ間欠運転時の冷却動作時間(7 分) ※盤外ファン・コンプレッサの停止時間(3 分) 【注意】 ・コンプレッサを一定時間で強制的に動作停止させる為、盤内温度が設定温度よりも高くなる場合があり ます。 また、盤内発熱量が大きい場合、盤内温度が盤内高温アラーム温度以上になる場合があります。 ・盤内温度の過上昇防止のため、設定した冷却動作時間で設定温度まで下がらない場合は、盤内温度が設 定温度より低くなるまで冷却動作を継続します。 ・盤内ファンは冷凍回路保護のため、冷却動作停止してから 5 分後に停止します。 ・盤内の温度がディファレンシャル温度以上になると盤内ファンは連続動作します。...
  • Page 15: 5.アラーム・安全機能

    5.アラーム・安全機能 5-1 アラーム (1)E1:盤内高温アラーム 盤内温度が 45℃(初期設定)になると、アラーム出力端子がAS、Aoの設定により(P.12 のアラーム出力端子の割当表参 照)出力する時、アラームランプが点灯します。表示部には現在の盤内温度とE1が交互に表示され、盤内温度の高温をお 知らせします。この時、冷却運転は停止しません。 盤内の温度が 43℃(初期設定)以下になると、アラームランプは消灯し、表示部には盤内温度のみが表示されます。 (2)E3:放熱異常アラーム フィルタやフィンの目詰まり、ファンモータの故障等によりクーラが放熱異常状態になると、冷凍回路内の放熱異常検出器 が作動し、冷却運転を停止させます。この時アラーム出力端子がAS、Aoの設定により(P.12 のアラーム出力端子の割当 表参照) 出力する時、アラームランプが点灯します。表示部には現在の盤内温度とE3が交互に表示され、放熱異常をお知 らせします。 フィルタやフィンの清掃およびファンモータの交換を行った後、 温度コントローラの Set ボタンを 3 秒以上長押しして、 ア ラームを解除してください。クーラは通常運転を再開します。 (3)E4:メンテナンスお知らせ機能 クーラの積算運転時間が、設定されたメンテナンスお知らせ時間に達すると、アラーム出力端子がAS、Ao、Foの設定 により(P.12 のアラーム出力端子の割当表参照)出力する時、アラームランプが点灯します。現在の盤内温度とE4を交互 に表示して、メンテナンス時期をお知らせします。この時、冷却運転は停止しません。 フィルタなどのメンテナンスをおこなった後、Set ボタンを押してアラームを解除してください。 メンテナンスお知らせ時間の設定を変更した場合は、それまでの積算時間はリセットされ 1 時間よりカウントされます。 (4)E5:温度センサ断線アラーム 何らかの原因で内部温度センサが断線した場合は、冷却運転を停止させます。アラーム出力端子がAS、Aoの設定により (P.12 のアラーム出力端子の割当表参照) 出力する時、アラームランプが点灯します。表示部にはE5が表示されます。ク ーラの電源を切り、メーカにご連絡ください。...
  • Page 16: 6.メンテナンス

    6.メンテナンス 注意 メンテナンスを行う時は、必ずクーラの電源を OFF にしてから作業を行ってください。 フィルタを交換する際は、弊社指定のフィルタを使用してください。 →目の細かなフィルタを使用すると、放熱効率が下がり、冷却能力の低下・故障の原因になります。 子供にクリーニングやメンテナンスの作業をさせないでください。 高圧洗浄機等を使用しての清掃はしないでください。 クーラの冷媒回路は製造時に必要な量の冷媒で満たされ、さらにリークテストおよびテスト運転をして出荷していますので、冷 媒回路のメンテナンスの必要はありません。 空気が汚れている環境でフィルタを使用している場合は、1 週間に 1 度以上は点検・清掃をしてください。フィルタの目詰まり により冷却能力が低下します。また最悪の場合、コンプレッサに負荷が掛かり、クーラが停止します。 6-1 フィルタのメンテナンス 前面パネルのガイドよりフィルタを抜き出し、清掃・交換を 行ってください。 ◎交換用フィルタ フィルタ(白色) フィルタ型式 適用機種 OCA-S300BC、OCA-S600BC CF-S1(2枚入り) OCA-S1000BC CF-S2(2枚入り) OCA-S1600BC CF-S3(2枚入り) 6-2 盤外ファンの交換(例:OCA-S600BC) 盤外ファンが故障したときは、以下手順でファンの交換を行ってください。 ① クーラの電源を切ってください。 ② 前面パネルを取り外してください。 (ビス2箇所) ③ 右図の盤外ファンを固定しているビスを2箇所取り外してください。 ④...
  • Page 17 ◎交換用ファン 適用機種 盤内ファン型式 盤外ファン型式 OCA-S300BC-A100 OCA-S600BC-A100 FM-15038P-A100-00 FM-15038M-A100-00 OCA-S1000BC-A100 OCA-S1600BC-A100 6-4 このような時には 現象 原因 対策 ・盤内温度が上がりすぎる。 a.ブレーカが切れている。 a.ブレーカをONにしてください。 ・冷風が出ない。 b.設定温度より盤内温度が低い。 b.設定温度と盤内温度を確認してくだ さい。 ・盤内高温アラーム(E1) 放熱異常アラーム(E3) c.設定温度を上げてください。 c.設定温度に冷却能力が追い付かない。 を表示している。 またはクーラを冷却能力が大きい物 に換えてください。 d.周囲温度が+50℃以上の環境では使 d.周囲温度が高すぎる。 用できません。 e.盤内温度が+45℃以上での使用はで e.盤内温度が高すぎる。 きません。 f.フィルタが汚れている。 f.フィルタを清掃してください。 g.設定温度と盤内温度を確認してくだ g.盤外ファンが回っていない。 さい。 ファンが故障している場合にはファ...
  • Page 18 7.仕様 7-1 標準仕様 型式 OCA-S300BC-A100 OCA-S600BC-A100 OCA-S1000BC-A100 OCA-S1600BC-A100 取付方法 側面取付型 冷却能力 ※1 250/300W 400/520W 750/900W 1300/1450W 定格電圧 単相 AC100V 50/60Hz 定格 3.1/2.6A 4.1/3.9A 7.8/8.1A 8.9/9.2A 消費電流 ※2 最大 3.3/3.1A 5.1/5.3A 10.5/9.8A 11.2/11.4A 始動電流 7.0/6.7A 11.8/10.6A 24.3/20.2A 26.2/23.8A 定格 265/250W 365/385W 665/770W 805/890W 消費電力...
  • Page 19 7-3 外形寸法図 OCA-S300BC <側面図> <裏面図> <正面図> 付属品 風向調整ルーバー 冷気 操作パネル 暖気 端子台 盤内空気 盤外空気 4-M6 深さ 14 盤外吸入口フィルタ(白) 取付ボルト用 < <下面図> ドレンパイプ(外径φ12) OCA-S600BC <側面図> <裏面図> <正面図> 付属品 風向調整ルーバー 操作パネル 冷気 暖気 端子台 盤内空気 盤外空気 4-M6 深さ 14 取付ボルト用 盤外吸入口フィルタ(白) < <下面図>...
  • Page 20 OCA-S1000BC <上面図> 2-M8 深さ 13 アイボルト用 付属品 <正面図> <側面図> <裏面図> 風向調整ルーバー 操作パネル 冷気 暖気 端子台 盤内空気 盤外空気 6-M6 深さ 14 盤外吸入口フィルタ(白) 取付ボルト用 < <下面図> ドレンパイプ(外径φ12) OCA-S1600BC <上面図> 2-M8 深さ 13 アイボルト用 付属品 <裏面図> <側面図> <正面図> 風向調整ルーバー 操作パネル 冷気 暖気 端子台 盤外空気...
  • Page 21: 8.保証期間

    8.保証期間 メーカ出荷後、1 年間とします。 ただし、当社責任範囲外による故障は有償にて修理させて頂きます。 9.フロン回収について 盤用クーラには冷媒としてフロン類が使用されており、フロン回収・破壊法(平成 13 年 法律第 64 号)における第一種特定 製品として扱われ、フロン類の回収が必要な場合には、改正フロン回収・破壊法(平成 19 年 10 月施行)に基づいた処理が 必要となります。フロン回収・破壊法は、地球温暖化やオゾン層破壊の原因となるフロン類の大気中への排出を抑制する ためのものですので、必ず守ってください。更に改正フロン回収・破壊法が改正されフロン排出抑制法(平成 27 年 4 月施行) として、所有者の管理責任が明記されております。 盤用クーラの管理及び廃棄に伴うフロン類の回収に関する注意事項と実施事項は下記の通りです。お分かりにならない時は、 メーカにお問い合わせください。 ■地球環境を保護するため、次のことが法律で定められていますので、必ず守って下さい。 ・何人も、盤用クーラに封入されているフロン類をみだりに大気中に放出してはなりません。 ■盤用クーラの所有者は、廃棄の際には、以下のことが必要になります。 ①都道府県知事の登録を受けたフロン類回収業者にフロン類を引き渡すこと。 ②その際には、法律に基づき書面を交付すること。 ③フロン類の回収、破壊等に必要な費用を負担すること。 ■冷媒番号及び封入量は、盤用クーラ本体に貼ってある製品銘板に記載してあります。 ■盤用クーラは特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)の適用商品ではありません。 □所有者の管理責任 ■機器の点検 盤用クーラは、簡易定期点検が必要です。 日常点検:温度点検、外観点検 年 4 回以上:異音、製品外観の損傷、腐食、さび、油にじみ、霜付きの確認 尚、点検実施者の制限はございません。...
  • Page 22 本社/カスタマーサービスセンター 〒431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川 7000-21 TEL:053-522-5572 FAX:053-522-5573 第 4 版この取扱説明書の内容は 2019 年 12 月現在のものです。...
  • Page 23 Instruction Manual Lateral Mounting Type OCA-S300BC-A100 OCA-S600BC-A100 OCA-S1000BC-A100 OCA-S1600BC-A100 Caution Please read this brochure carefully before use and keep at hand for future reference. ≪Contents≫ 1. Safety Precautions ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2. Mounting ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3. Wiring ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-14 4. Operation ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5. Alarm/Safeguard ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...
  • Page 24: Safety Precautions

    1. Safety precautions - This product is an industrial cooling unit for control panel. Do not use this for any other purposes. - Be sure to read these precautions carefully before starting operation for proper use. - All the warnings and cautions described herein must be observed in order to use the product safely. The marks and their meanings shown in this manual are as follows.
  • Page 25: Mounting

    2. Mounting 2-1 Caution Danger For prevention of electrical shock, power supply to the control panel should be disconnected before installation work. Caution For installation, do not use any parts other than originally supplied ones. Failure to this may result in injury or breakdown of the cooling unit. In case screws are used for installation instead of the original bolts, put a plate between the screw and the cap nut so as the direct torque not to be transmitted.
  • Page 26 2-2 Mounting procedure A. External mounting (1) Process the mounting surface to cut out the openings in accordance with the respective mounting cutout drawings in Page 5. (2) Fit the enclosed bolts to the unit. The number of bolts differs depending on the model. (3) Attach the enclosed packing on the rear side of the unit.
  • Page 27 Caution OCA-S1000BC and Nut for eyebolt OCA-S1600BC has two nuts on top installation for installation of eyebolts. Please lift up evenly using eyebolts whenever lifting up a cooling unit. Lifting up one side only may result in breakdown or damage of the product.
  • Page 28 Cutouts for Embedded Mounting OCA-S300BC OCA-S600BC OCA-S1000BC OCA-S1600BC ●Arrangement of packing (Ex. OCA-S600BC) Arrangement for external mounting Arrangement for embedded mounting Packing (shaded area) Packing (shaded area)
  • Page 29 2-3 Attachment of drain hose Moisture arisen from dehumidification by COOLCABI is discharged through a drain hose. Pay attention to the following notices in order to attach the drain hose properly. Caution If the drain hose is not attached properly, water collected in the drain pan inside the COOLCABI may overflow into the control panel interior.
  • Page 30: Wiring

    3. Wiring Caution - Please observe all the local regulations in installation of the cooler. - Supply voltage should be as specified on the rating plate. - Allowable power fluctuation is +/- 10% from the rated voltage. Pay attention the maximum fluctuation should be stayed within this range.
  • Page 31: Operation

    3-3 Overcurrent protection Caution Do not forget to fit an earth leakage breaker. → Failure to this may lead to tripping of the earth-leakage breaker for the enclosure in the event of electric leakage. Selection of a breaker should be made so as to fit the type of the cooler. Earth leakage Breaker a.
  • Page 32 4-5 Parameter setting Normally, there is no need to change the setting of the parameters. If necessary, follow the procedures described below. Push the SET button for more than 3 seconds in a status that the internal temperature is indicated. The parameters are indicated in the following order.
  • Page 33 - Setting assignment of alarm output terminals Initial setting: 0 Setting range : 0-3 Alarm output terminals output once an alarm is detected. This is to assign the terminals for each alarm. 0 : Monitoring of alarm outputs 1 : Monitoring of cooling operation and alarm outputs 2 : Monitoring of need for power shutdown and restoration in the event of alarm output 3 : Monitoring of continued operation when an alarm occurs...
  • Page 34 Assignment table of Alarm output terminals [Ao:0] Terminals 1-2 Terminals 2-3 Operation behavior State of Operation behavior State of Description Description of cooling unit contact of cooling unit contact Contact changes Contact changes Alarm OFF CLOSE Alarm OFF OPEN over by the state of over by the state of Alarm ON OPEN...
  • Page 35 4-7 Operation mode setting Following to power connection, COOLCABI starts operation in the each setting mode. Factory setting for the setting temperature is 35℃ with 5℃ differential, which means the compressor starts for cooling when the temperature inside the enclosure reached 35℃and stops at 30℃.Four operation modes of continuous run and three different energy saving mode are available.
  • Page 36 (3)Energy-saving mode 2 The internal fan runs in conjunction with cooling operation. Effective for energy saving when cooling operation is stopped under a low temperature like winter season. The values in the ( ) show the default setting. Setting temperature (35℃) Differential temp.
  • Page 37: Alarm/Safeguard

    5. Alarm/Safeguard 5-1 Alarm (1) E1:High Temp. Alarm When the internal temperature reaches 45 ℃ (factory setting), the alarm output terminals will break and make contact as set in AS and Ao to light alarm lamp (See the assignment table of alarm output terminals in page 12). The display shows the current internal temperature and E1 by turns to indicate that the internal temperature is too high.
  • Page 38: Maintenance

    6. Maintenance Caution Be sure to disconnect power before carrying out any maintenance work. Use the specified filter for replacement. Use of fine filters will cause efficiency loss in heat releasing which leads to reduced cooling performance and/or breakdown of the unit. Cleaning and user maintenance shall not be made by children.
  • Page 39 ◎Replacement fan Model Applicable COOLCABI models Internal fan External fan OCA-S300BC-A100 OCA-S600BC-A100 FM-15038P-A100-00 FM-15038M-A100-00 OCA-S1000BC-A100 OCA-S1600BC-A100 6-4 Troubleshooting Failure Cause Remedy - Internal a. Circuit breaker tripped a. Turn on the breaker temperature b. Internal temperature is lower b. Check the temperature rises too much than the setting temperature.
  • Page 40: Specifications

    7. Specifications 7-1 Standard specification OCA-S300BC OCA-S600BC OCA-S1000BC OCA-S1600BC Model -A100 -A100 -A100 -A100 Type of mounting Lateral Mounting Type Cooling capacity *1 250/300W 400/520W 750/900W 1300/1450W Rated voltage Single phase 100VAC 50/60Hz Current Rated 3.1/2.6A 4.1/3.9A 7.8/8.1A 8.9/9.2A consumption Max.
  • Page 41 7-3 Outline drawing OCA-S300BC Adjustable louver <Front view> <Side view> <Rear view> Operation panel Cool air Terminal Warm air board Air from Air from inside outside 4-M6 Depth 14mm External air inlet filter (White) For fixing bolt <Bottom view> Drain pipe(Outer dia.φ12) OCA-S600BC Adjustable louver <Front view>...
  • Page 42 OCA-S1000BC < Top view > 2-M8 Depth 13mm For eyebolt Adjustable louver <Side view> <Rear view> <Front view> Operation panel Cool air Warm air Terminal board Air from Air from inside outside 6-M6 Depth 14mm External air inlet filter (White) For fixing bolt <Bottom view>...
  • Page 43: Warranty Period

    8. Warranty period This product is covered with 1-year warranty from the date of shipment, provided that such warranty does not apply to damages malfunctions resulted from other than normal use. 9. Waste disposal This products uses chlorofluorocarbon (HFC) as a refrigerant which requires special handling for its disposal.
  • Page 44 Main Factory: 7000-21, Nakagawa, Hosoe, Kita-Ku, Hamamatsu, Shizuoka 431-1304, Japan TEL 81-53-522-5562 FAX 81-53-523-2362 https://www.ohm.jp/ The contents of this manual is as of December, 2019. COOLCABI Instruction Manual : The 4 edition...

Table of Contents