フランジバックの調整 - FujiFilm UA13x4.5BERD-S9 Operation Manual

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フランジバックとは、レンズの取付基準面(フランジ)から結像面までの距離をいいます。
レンズの結像面とカメラの撮像面が一致していないと、ズームの操作中に被写体の焦点がずれてしまいます。
これを防ぐために、フランジバックの調整が必要となります。
レンズを最初にカメラに取り付けたとき、または異なるカメラに取り付けたときには、必ずこの調整を行ってください。
■ 被写体および絞りの条件
1. 被写体:
巻末に掲載してあります、
白黒の放射縞模様チャート
"ジーメンススター" を、切り
取ってご使用ください
2. 被写体距離: 約 3 m
3. 絞 り:
開放またはできるだけ開放
に近い位置
注: 絞りを開放にすることで被写界深度が浅
くなり、より確実に焦点を合わせることが
出来ます。
フランジバックを正確に調整するために、
出来るだけ丁寧な焦点合わせ操作を
行ってください。
■ 調 整
調整は、レンズをカメラに取り付けた後カメラの
電源を入れ、カメラのモニタを見ながら行いま
す。
このとき、レンズのケーブルをカメラのレンズ用
コネクタに接続してください。
フォーカス、ズームの操作方法については、
「フォーカス操作」 「ズーム操作」 の項 (6、7
ページ)を参照してください。
a. F.f 固定つまみを反時計方向に回して
ゆるめます。
b. ズームを操作してワイド端にします。
c. F.f 固定つまみを使用してF.f 調整リング
を回し、約3m離れた距離に置いたジーメ
ンススターに焦点を合わせます。白黒の
放射縞模様が最もはっきり見える位置が
最適な焦点位置です。
d. ズームを操作してテレ端にします。
e. フォーカスを操作して、ジーメンススターに焦点を合わせます。
f. ズームをワイド端に戻して、手順 'c' で合わせた最適な焦点位置が保たれているか確認します。
g. 上記の手順 'b' ~ 'f' を2、3回繰り返します。
(ズーム全域で常に最適な焦点位置が保たれるようになれば、正確にフランジバックが調整されました。
焦点がずれてしまう場合は、フランジバックの調整が不十分です。そのときは、再度手順 'b' から調整を
行ってください。)
h. 最後に、F.f 固定つまみを確実に締め付けます。
フランジバックの調整
- 3 -
取付基準面
フランジバック
F.f 固定つまみ
F.f 調整リング
結像面

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