スマー ト ファ イバアンプ
E3NX-FA0
シ リ ーズ
形
取扱説明書
このたびは、本製品をお買い上げいただきまして、
誠にありがとうございます。
ご使用に際しては、次の内容をお守りください。
・電気の知識を有する専門家がお取り扱いください。
・この取扱説明書をよくお読みになり、十分にご理解のうえ、
正しくご使用ください。
・この取扱説明書はいつでも参照できるよう大切に保管して
ください。
* 9 5 3 0 9 2 3 - 7 C *
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OMRON Corporation 2013-2015 All Rights Reserved.
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、軽傷・中程度
警告
の傷害を負ったり、万一の場合には重傷や死亡に至る恐れがあ
ります。また、同様に重大な物的損害をもたらす恐れがありま
す。
● 警告表示
警告
安全を確保する目的で直接的または間接的に人体を検出する用途に本製
品は使用できません。人体保護用の検出装置として本製品を使用しない
でください。
故障や発火の恐れがあります。
定格電圧を超えて使用しないでください。
破裂の恐れがあります。
AC電源では絶対に使用しないでください。
安全上の要点
以下に示す項目は安全を確保する う えで必要な こ とですので必ず守って く だ さ い。 破損 ・ 発火の恐れがあ り ます。
・ 下記の設置場所では使用しないで く だ さ い。
①直射日光が当たる場所
②湿度が高く 、 結露する恐れがあ る場所
③腐食性ガスのあ る場所
④振動や衝撃が定格の範囲を超え る場所
⑤水 ・ 油 ・ 化学薬品の飛沫があ る場所
⑥蒸気の当たる場所
⑦強電界 ・ 強磁界のあ る場所
・ 引火性、 爆発性ガスの環境では使用しないで く だ さ い。
・ 定格を超え る周囲雰囲気 ・ 環境では使用しないで く だ さ い。
・ 操作や保守の安全性を確保するため、 高圧機器や動力機器か ら離して設置して く だ さ い。
・ ケー スが破損した状態で使用しないで く だ さ い。
・ 火傷の恐れがあ り ます。 使用条件 (周囲温度、 電源電圧、 他) によってはセ ンサ表面温度が高く な り ます。 操作
時や清掃時にはご注意く だ さ い。
・ セ ンサ設定時は、 装置を停止していただ く 等、 安全を ご確認された上で行って く だ さ い。
・ 配線を着脱する と きは、 必ず電源を切ってか ら行って く だ さ い。
・ 本体の分解、 修理 ・ 改造を しないで く だ さ い。
・ 廃棄する と きは、 産業廃棄物と して処理して く だ さ い。
・ 水中、 降雨中、 および屋外での使用は避けて く だ さ い。
・ IP54のエン ク ロ ージ ャの中で使用して下さ い
・ UL規格認証について
エンハン ス ト UL認証マーク を表示している製品のみが、 ULによ る リ ステ ィ ング認証を取得しています。 Class2回
路で使用する こ と を前提と しています。 米国、 カナダでご使用の際は、 入力/出力と も同一のClass2回路に接続
して く だ さ い。 過電流保護の最大電流使用定格は、 2Aです。 オープン タ イ プと して評価されています。 エン ク ロー
ジ ャ ー内に設置して く だ さ い。
使用上の注意
・ 電源の極性など、 誤配線を しないで く だ さ い。
・ DINレ ールへの取り付け時には、 カチ ッ と音がする まで取り付けて く だ さ い。
・ 感電や短絡防止のため、 使用しない連結用電源端子には保護用キ ャ ッ プを付けて く だ さ い。
保護用キャップ
・ フ ァ イ バユニ ッ ト をア ンプユニ ッ ト に固定した状態で、 引っ張り、 圧縮、 ね じ り などの無理な力を加え ないで く だ さ い。
・ 保護カバーは必ず装着した状態で使用して く だ さ い。 誤動作の危険があ り ます。
・ 電源投入直後は使用環境に応じて受光量/測定値が安定する まで時間がかかる場合があ り ます。
・ 電源投入後、 200ms以上経過後に検出が可能と な り ます。
・ モバイ ルコ ン ソ ール形E3X-MC11、 形E3X-MC11-SV2、 形E3X-MC11-Sは使用で き ません。
・ 形E3C/E2C/E3Xとは相互干渉防止機能が働き ません。
・ 過大なセ ンサ光が入光した場合は、 相互干渉防止機能が十分に機能せずに誤動作する場合があ り ます。 その
場合は し き い値を大き く 設定して く だ さ い。
・ セ ンサ通信ユニ ッ ト 形E3NWが使用で き ますが、 形E3X-DRT21-S、 形E3X-CRT/ECTは使用で き ません。
・ 万が一、 異常を感じた と き には、 すぐに使用を中止し、 電源を切った上で、 当社支店 ・ 営業所までご相談く だ さ い。
・ 清掃にはシ ンナー、 ベン ジ ン、 アセ ト ン、 灯油類は使用しないで く だ さ い。
パッケージ内容の確認
・ ア ンプユニ ッ ト 1台 ・ 取扱説明書(本書) 各1部(日本語 英語 中国語)
対応通信ユニッ ト (別売り)
E3NWシ リ ーズ通信ユニ ッ ト , 分散ユニ ッ ト 形E3NW-DS
1
設置編
1-1
外形寸法図
21
27.8
13.8
11.5
10
5.1
140 (カバー開時最大)
(1/3)
(16.5)
20.5
(9.4)
16
4.8
(37.9)
(39.5)
細径ファイバ用アタッチメント
90.8
( 形 E39-F9) 装着時
取り付け金具別売り 形E39-L143
( ) 内の寸法は関連部品との寸法になります。
カバーを 152 度以上傾けると外れる事があります。
1-2
アンプユニットの取付け
■DIN レールへの取付け
(1) ファイバユニット挿入部側のツメをレールにかけます。
(2) フックがカチッと音がするまで押し込みます。
DIN レール ( 形 PFP-□N) は別売りです。
■DIN レールからの取外し
ファ イバユニ ッ ト挿入部側のツ メ
(1) 本体を矢印 1 の方向へ押します。
(2) (1) をしながら矢印 2 の方向へ持ち上げます。
■連結して使用する場合
(1) アンプユニットを1台ずつ DIN レールに取り付けます。
(2) アンプユニットが密着するまで、アンプユニットをス
ライドさせます。 (矢印3)
(3) 振動で離れないように、別売のエンドプレート(形
PFP-M)でアンプをしっかりとはさんでください。 (矢
印4)
(4) ドライバでエンドプレートのネジを締めてください。
(矢印5)
E3NW シリーズ通信ユニットとの最大連結可能台数は
30 台です。
振動等がある場合は、アンプユニット単体でもエンド
プレートを使用してください。
アンプユニットを連結せずに設置する場合は、側面の
光通信部を遮光テープでふさいでください。
押 しながらネ ジを締めて く だ さ い。
1-3
ファイバユニットの取付け
■ファイバカッタの使用方法
2
(1) ファイバをファイバーカッタの穴に挿入します。
(2) 刃を一気に押し下げて切断します。
■ファイバユニットの取付け
(1) カバーを開きます。
標準ファ イバユニ ッ ト
(2) ロックレバーを起こします。 (解放)
(φ2.2㎜) 用穴3コ
(3) ファイバユニット挿入口にファイバユニットを確実
に奥まで差し込みます。
ロ ッ ク レバー
(4) ロックレバーを元の方向に戻して、ファイバユニッ
4
トを固定します。 (ロック)
2
・細径ファイバユニットを取り付けるには、アタッチメ
ント(形 E39-F9)が必要です。 (アタッチメントは、
3
適用ファイバユニットに付属しています。 )
・同軸反射形ファイバユニットを本体に取り付ける場合、
ファ イバユニ ッ ト
単芯ファイバを取り付け穴の上 ( 投光 ) 側に、複芯ファ
イバを下 ( 受光 ) 側に取り付けてください。
単芯
複芯
2
設定編
通信ユニットで設定したい方は、通信ユニット付属のユーザーズマニュアルを
ご覧ください。アンプユニットで設定したい方はこちらをご覧ください。
2-1
操作・表示早見表
単位:mm
[L/D 表示灯:橙色 ]
[OUT 選択表示灯:橙色 ]
入光時 ON (L) / しゃ光時 ON (D) の設定状態を表示します。
[DPC 表示灯:緑色 ]
DynamicPowerControl 機能有効時に点灯します。
[ST 表示灯:青色 ]
スマートチューニング機能有効時に点灯します。検出機能を
[OUT 表示灯:橙色 ]
変更、または設定初期化により消灯します。
出力 ON 時に点灯します。
しきい値
受光量
緑デジタル
白デジタル
感度設定
しきい値の微調整
【 】ボタン
S.TUNE
【UP/DOWN】 ボタン
緑デジタルのしきい値が
チューニングを実施し、[ST 表示灯 ]
変わります。
が点灯します。
2-3
スマートチューニング【簡単感度調整】
①検出体のあり/なしを検出したい
光通信部
● 2点チューニング
検出体あり状態
②ほこりや汚れに強くしたい
● 最大感度チューニング
透過形 :
反射形 :
検出体あり状態
検出体なし
状態
検出体
2
1
③ラインを止めずに移動する検出体で調整したい
● フルオートチューニング
DINレール
3
④検出体の位置を決めたい
● 位置決めチューニング
4
5
検出体
なし状態
⑤透明体や小物を検出したい(受光量比率でしきい値を設定したい)
パーセントチューニング
●
パーセントチューニング設定
ON
「⑤ 詳細設定編」
ファ イバカ ッ タ
形E39-F4
(ファイバユニッ トに付属)
⑥ほこりや汚れによる受光量変化を元に戻したい / 飽和状態の受光量を元に戻したい
細径ファ イバユニ ッ ト用
穴2コ
●
パワーチューニング
細径ファイバ用アタッチメ ン ト
1
形E39-F9
検出体なし状態
ロ ッ ク
解放
カバー
1
2-4
チャンネル切替
■OUT 選択表示灯が切替わり、設定内容を切替えます。
1.
[検出モード]で[MODE]ボタンを短押しします。
2.
OUT 選択表示灯 ( 出力 1/ 出力 2) が切り替わります。
[出力1]
OUT選択表示灯(出力1)
[出力2]
OUT選択表示灯(出力2)
出力 2 でも、Light-ON/Dark-ON は切替え可能です。 (2-2 参照)
出力 2 では、チューニング時の光量調整を行いません。パワーチューニング調整を行いたい時は、出力 1 に
切り替えてください。
2-2
出力切替方法
+ :同時押し
ボタンを押します。
L/D
設定初期化
透過形:検出体ありで ON させる場合は、 「しゃ光時 ON」に設定します。
L/D
キーロック
[L/D 表示灯 ] の が点灯します。
UP/DOWN
MODE
ゼロリセット
反射形:検出体ありで ON させる場合は、 「入光時 ON」に設定します。
UP
[L/D 表示灯 ] の が点灯します。
ソリューション
ビューワ
MODE
L/D
「③ 便利な設定編」
モード / OUT 切替
出力切替
【L/D】ボタン
【MODE】ボタン
1 回押すことで
3 秒以上長押しすることで、設定モー ド
入光時 ON(L)/ しゃ光時 ON(D) を切替
と検出モー ドを切替えます。
えます。 [L/D] 表示灯の点灯が切替わります。
1 秒間押下で出力切替
受光量設定:1 点目 /2 点目の大きい方をパワーチューニングレベルに調整します。
しきい値設定:1 点目 /2 点目の受光量の中間に設定します。
9999
1pnt
検出体なし状態
指を離すことで"2Pnt"を表示
受光量設定:ボタン押下時の受光量を "0" に調整します。
しきい値設定:ボタン押下時の約 7% の受光量に設定します。
0
1pnt
3秒以上長押し
受光量設定:ボタン押下中の最大受光量をパワーチューニングレベルに調整します。
しきい値設定:ボタン押下中の最大受光量と最小受光量の中間に設定します。
9999
7秒以上長押し
検出体
受光量設定:検出したい位置の受光量をパワーチューニングレベルの半分の受光量に調整します。
しきい値設定:検出したい位置の受光量と同じ値に設定します。
検出したい
9999
1pnt
位置
指を離すことで"2Pnt"を表示
受光量設定:検出体がない状態の受光量をパワーチューニングレベルに調整します。
しきい値設定: (上記設定された受光量 × パーセントチューニングレベル)に設定します。
1500
per
検出体なし状態
1秒以上長押し
受光量設定:ボタン押下時の受光量をパワーチューニングレベルに調整します。
しきい値設定:変更されません。
1500
+
1秒以上両押し
●スマー トチューニングエラー
エラー名 / 表示
ニアエラー
err
オーバーエラー
err
ローエラー
err
2-5
しきい値の微調整
[検出モー ド] で [MODE] ボタ ンを短押し します。
ボタンで調整します。
UP/DOWN
長押しにて高速で調整できます。
検出体
検出体
検出体あり/なしの順番は逆でも設定可能です。
2500
2pnt
設定完了
ただし、背景物体の影響を受けやすくなります。
0
設定完了
"FULL"が表示されたら指を離す
1500
検出体を通し終えたら指を離す
設定完了
9999
3秒以上長押し
設定完了
パーセントチューニング ON 設定時は、パワー
チューニングのみ実行できます。
その他のチューニングは実行できません。
設定完了
反射形の場合は、検出体がある状態にて実施して
ください。
位置決めチューニング実施後の場合、透過形・反
射形ともに検出体ありの状態で実施してください。
設定完了
原因
対応方法
1点目 と2点目の受光量差が
・ 検出機能を応答時間が遅いモー ドに変更く だ さ い。
小さ すぎる状態です。
・ 投受光間距離を狭めて く だ さ い。 ( 透過形)
・ ファ イバヘッ ド を検出体に近づけて く だ さ い。 (反射形)
受光量が大きい状態です。
・ 投受光間距離を広げて く だ さ い。 (透過形)
・ ファ イバヘッ ド を検出体か ら遠ざけて く だ さ い。 (反射形)
・ 細径ファ イバを使用 して く だ さ い。
受光量が小さ い状態です。
・ 投受光間距離を近づけて く だ さ い。 (透過形)
・ ファ イバヘッ ド を検出体に近づけて く だ さ い。 (反射形)
しきい値が大きくなります。
しきい値が小さくなります。
E3NX-FA0
シ リ ーズ