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HWR InoFlex VT-S 016 Translation Of The Original Operating Manual

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　　　　操作マニュアル
　　
®
InoFlex
VT-S 016 – VT-S 080
補正機能付き 4つ爪中空パワーチャック
Translation of the Original Operating Manual (German)
Keep for future use!
Last revised: 10/16/2019
Edition: E
Betriebsanleitung InoFlex
®
VT-S 016 – VT-S 080 –
DE
Ausgleichendes 4-Backen-Kraftspannfutter mit Durchgang

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  • Page 1 　　　　操作マニュアル 　　 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 補正機能付き 4つ爪中空パワーチャック Translation of the Original Operating Manual (German) Keep for future use! Last revised: 10/16/2019 Edition: E Betriebsanleitung InoFlex ® VT-S 016 – VT-S 080 – Ausgleichendes 4-Backen-Kraftspannfutter mit Durchgang...
  • Page 2 The following picture shows the chuck with the embossed specifications. Identification number Note If you have any questions for HWR Spanntechnik GmbH, have the identifi- cation number ready. Errors or misprints in this document reserved. Please notify HWR Spanntechnik GmbH about errors in this document.
  • Page 3 Preamble This operating manual provides detailed information about the installation, ® operation and maintenance of the InoFlex chuck. It contains safety ® instructions that ensure safe use of the InoFlex chuck. In addition, you will find information on the scope of delivery and troubleshooting in this documentation.
  • Page 4 HWR Spanntechnik GmbH Luxemburg Straße 5 D - 28876 Oyten Tel.: +49 (0) 4207 / 6887-0 Fax: +49 (0) 4207 / 6887-15 Email: info@hwr.de Web: www.hwr.de Declaration of incorporation for the installation of an incomplete machine in accordance with EU Machinery Directive 2006/42/EC; Annex II B...
  • Page 5 3-17 ..........................3-17 NSTALLATION 3.3.1 Space requirements 3-17 3.3.2 Measures before installation 3-18 3.3.3 Assembly of the chuck 3-20 ........................3-23 NSERTING THE JAWS © Copyright Page I ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 6 OSSIBLE CAUSES OF MALFUNCTIONS AND THEIR REPAIR ........6-39 OSSIBLE CAUSES OF MALFUNCTIONS AND THEIR RECTIFICATION CONTINUED TECHNICAL SPECIFICATIONS ......................7-40 ............................7-40 ENERAL ....................7-41 ENERAL PRODUCT INFORMATION Page II © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...

  • Page 7: Table Of Contents

    RDERING SPARE PARTS BY EMAIL ..................... 8-50 RDERING SPARE PARTS BY ..........................8-51 PARE PARTS NOTES ..............................9-53 ) ............... 9-53 LAMPING ACTUATING FORCE DIAGRAM TEMPLATES © Copyright Page III ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...

  • Page 9: Technical Specifications

    On the back of the front page are the contact details of the manufacturer. If you have any questions or problems, please contact the manufacturer of the chuck immediately. Note If you have any questions for HWR Spanntechnik GmbH, have the identifi- cation number (ID no.) ready. © Copyright Page 1-1 ®...
  • Page 10 Note The manufacturer assumes the full warranty only and exclusively for spare parts ordered from him. Page 1-2 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 11 Training of personnel by the manufacturer can only be regarded as a pass- ing on of individual information. They do not release the operator from reading the operating manual. © Copyright Page 1-3 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 12 Note Here you will find important instructions and information on effective, eco- nomical and environmentally friendly use. Page 1-4 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 13 • to the efficient operation of the machine tool in which the chuck is in- • stalled. © Copyright Page 1-5 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 14 During operation of the InoFlex chuck, observe the room temperatures permitted for operating the machine tool (see operating instructions of the machine tool, if specified). Page 1-6 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 15 • structions. General hazard The operator bears the ultimate responsibility for safety. This re- sponsibility cannot be delegated. © Copyright Page 1-7 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 16 InoFlex chuck. General hazard It is extremely important to keep you, your colleagues and bystand- ers near the machine safe! Page 1-8 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 17 (e.g. by securing the main switch of the machine tool with a padlock). ® Make sure that children do not gain access to the InoFlex chuck or ma- chine tool. © Copyright Page 1-9 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 18 After completion of the maintenance and repair work, check all components for their functionality. Disposal Handle and dispose used substances and materials properly, especially greases and solvents. Page 1-10 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 19 技術説明 技術説明 一般情報 InoFlex パワーチャックVT-S 016 ‒ VT-S 080 は、旋盤での機械加工用部 ® 品のクランプ専用に設計されています(「7 - 技術的仕様」の章も合わせ てご参照ください)。 当チャックは、VDI 3106 、工作機械の取扱説明書および本取扱説明書に のみ従って使用してください。 注意事項 チャックは工場出荷時にグリスアップされていますが、必要に応じて　 再度グリスアップしてください。 © Copyright Page 1-11 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 20 3. テンションリング 10. ベースジョー 4. ケーブルガイド 11. シーリングブッシュ 12. カバー 5. 溝付きナット 6. 保持リング 13. ストロークモニタリング 7. タンジェンシャル スライダー 1/2 ** VT-S 050 以上にはなし Page 1-12 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 21 技術説明 機能説明 2.2.2 パワーチャックは、教育訓練および指導を受けた専門家(金属専門)あるい はCNC旋盤の作業員によって工作機械に搭載された後、同じ作業者が加工 されるワークをチャックに取り付けます。 同心・補正・引張り機能を持つ 4つ爪パワーチャックは、丸物、立方体、 幾何学的に不規則な部品のクランプを可能にし、変形に敏感なワークにも 同様に適しています。 機械主軸にチャックを搭載した後(場合によっては客先でアダプターを使 用して搭載する)、油圧クランプシリンダーのクランプ力は、溝ナット (3)、保持リング(2)、ケーブルガイド(4)からプルリング(5)、補正ピン(6)、 ドライブ(7)を経て、タンジェンシャルスライダー(8)とベースジョー(1)に 伝わります。 図 2-2: パワーチャック InoFlex の動作原理 ® © Copyright Page 1-13 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 22 輸送と設置 輸送と設置 チャックを取り付ける際は、落ち着いて慎重に作業してください。ストレス 一般情報 や焦りは作業ミスや事故につながる恐れがありますので、避けるようお願い します。 作業中は、運搬経路や設置場所に障害物がないようにしてください。 取付作業中は、パワーチャックを取付ける工作機械の作業マニュアルに従っ てください。 注記 作業者用保護具(PPE)については、事業者の規則や方針を遵守してください。 入荷後、安全に梱包されたチャックはその重量に応じて以下のような輸送用 輸送 具で運搬することができます: クレーン 輸送用具 3.2.1 • フォークリフトまたはパレットトラック • パッケージに貼付されている注意書きや説明書きがある場合は、その内 パッケージの説明 3.2.2 容を遵守してください。 Page 1-14 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 23 資格を持つ担当者のみが行うことができます。 一般的な危険性 輸送中、輸送部品の傾き、旋回、落下により危険が生じる可能性があり ます。その結果装置の損傷や生命を脅かす人身事故を引き起こす可能性 があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 機器の破損や命にかかわる怪我を防ぐために、次のような対策が必要で す： チャックの吊り上げは、指定された取付位置でのみ可能です。 • 引き取り、吊り下げ、運搬の際は、チャックの重心と取付位置を守っ • てください。 運搬および搬送用具は、事故防止規則に準拠してください。 • 運搬器具の選定は、チャックの重量と、必要に応じてロードアーム(ク • レーンブーム等)の長さを考慮して行ってください。 浮き荷の運搬に使用する運搬経路は必ず封鎖し、人が立ち入らないよ • うな目印を付けてください。 一般的な危険性 浮き荷の下に人が滞在することは、必ず避けてください。事故の危険 性があります ! © Copyright Page 1-15 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 24 輸送と設置 アイボルトを用いたチャック搬送 3.2.4 輸送時には、同梱のアイボルト(DIN580)を必ず使用してください。 注記 許容荷重はアイボルトに記載されています。 運搬する前に、アイボルトをチャック本体にねじ込みます 手順 1 (下図参照)。ホイストを取付けます。 図3-1: アイボルトでの運搬 運搬中は、3.2.3項の安全に関する注意を守ってください。 手順 2 注意事項 チャックが工作機械に正しく取り付けられるまで、ホイストと　アイ ボルトを取り外さないでください。 Page 1-16 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 25 3.2.5 InoFlex® チャックを受け取ったら、すぐにその状態(輸送時の損傷)を確認 してください。 破損を発見した場合には、配送業者とチャックメーカー (HWR Spanntechnik GmbH)に連絡してください。所在地と電話番号は、フロン トカバーの内側に記載されています。 注意事項 チャックの輸送中に生じた損傷は、試運転の前に完全かつ適切に修理す る必要があります。 設置 注意事項 InoFlex チャックの取り付けは、工作機械の操作に関する教育訓練を受 ® け、指名された担当者のみが行うことができます。 スペース要件 3.3.1 InoFlex® チャックを取付けるために必要な空きスペースは、工作機械の オペレーターが必要とするスペースに対応します(工作機械の対応マニュ アルを参照)。 © Copyright Page 1-17 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 26 に対して完全に固定されている必要があります。また、すべ ての穴がバリ取りされ、きれいになっていることを確認して ください。 ダイヤルゲージを使用して、チャックの軸受け面(マシンスピ 手順 2 ンドルと、場合によっては中間フランジ)の芯出しとアキシャ ル方向の振れを確認します。 0,01 0,005 0,005 0,005 マシンスピンドル 中間フランジ付きマシンスピンドル 図3-2: 同心円と軸方向の振れの確認 クランプシリンダの最大引張力を確認する。チャックの最大 手順 3 操作力を超えないようにしてください。必要に応じて、クラ ンプシリンダーの油圧を制限してください。 注意事項 クランプシリンダーの最大引張力は、チャックの最大操作力を超えな いようにしてください。事故の危険性があります！ Page 1-18 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 27 アダプターの寸法をチェックする: L1 + L2 = X 備考 下図は一例です (ここではドローチューブがスピンドルの外側にあり、外 ネジの場合)。 L2 = L4 max + L3 - L1 その他の構成については、メーカーにお問い合わせ下さい。 *) シリンダーが前方位置にある場合 図 3-3: アダプターの長さの決定 © Copyright Page 1-19 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 28 ドルに直接ねじ込まれていない場合）、図 3-2 のようにラジア ルとアキシャル方向の振れを確認します。 手順 4 後で（手順 7 参照）溝付きナット（5）を緩めることができる ように、チャックからシーリングブッシュ（1）を取り外しま す。 チャック（アイボルトからぶら下がっている）を、ホイストを 手順 5 使って中間フランジまたは機械主軸の前まで注意深くゆっくり と誘導します。 手順 6 チャックを中間フランジまたは主軸の上にスライドさせます。 チャックを固定するための貫通穴が、フランジまたはスピンド ルのねじ穴と一致していることを確認します。 図 3-4: チャックの取り付け Page 1-20 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 29 0.05 軸方向振れ公差 [mm] 0.02 0.03 0.05 Table 3-1: 同心円度/軸方向振れ公差 必要に応じて、プラスチックハンマーを使って外径を軽く打 手順 11 ち、チャックの位置を合わせます。 手順 12 付属のチャックキー（7）とエクステンション、ラチェット またはクロスハンドルで、溝ナット（5）を締め付けます。 その後、トルクレンチ(8)を使って固定ネジ(6)を締め付けます （交互に行う）。 図 3-5: 適切なトルクでネジを締める 注意事項 ネジの最大締め付けトルクを守ってください（表7-7参照）。 © Copyright Page 1-21 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 30 輸送と設置 注意事項 チャックに負荷をかけないこと 。 表3-1に示すように、チャックのアキシャルとラジアル方向 手順 13 の振れを再度確認します。 図 3-6: 中間フランジにチャックを装着 Page 1-22 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 31 輸送と設置 ジョーの装着 3.4.1 一般情報 加工するワークに応じて、トップジョーやグリッパージョーを使用するこ とができます。 お知らせ HWR Spanntechnik GmbH. 社製の純正グリッパージョーの使用を推奨 します。外部から調達した部品の性能は保証いたしません。 注意 他メーカーのグリッパージョーを使用する場合は、事前にチャックメー カーであるHWR Spanntechnik GmbH 社にご相談ください。また VDI 3106 に従って計算を行い、最大許容回転数と必要なクランプ力を決定す る必要があります。 © Copyright Page 1-23 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 32 チャックに挿入します。 クランプジョー(2)をインターロック機構内に挿入し、強度ク 手順 2 ラス12.9のチーズヘッドネジ(3)2本をねじ込みます。 注意 セレーションに汚れがないことを確認してください。クランプジョーの 番号を、対応するベースジョーの番号に合わせます。十分なねじ込み深 さを確保してください(最小1.25 x ネジ径)。 まず、スロットナットの面取りされていない方のネジ（3）を 手順 3 トルクレンチで締め、次に面取りされている方のネジ（3） を締めてください。 注意事項 ネジの最大締め付けトルクを守ってください（表7-7参照)。 注意 爪の取り付けには、少なくとも2本の固定用ねじを使用し、それらが爪 ベースの溝の中に完全に収まるようにします。 図 3-7: クランピングジョーの搭載 Page 1-24 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 33 輸送と設置 機能試験 チャックを取り付けたら、最初に使用する前にその機能をテストする必 要があります。特に、把持力について考慮する必要があります: チャックの把握機能は、クランプシリンダを操作して（開閉）テスト • する必要があります（5.2.6 章を参照）。 機械主軸に正しく取り付けられていることを確認するために、ジョー • のスロークをチェックします（5.2.7 章を参照）。 必要に応じて、VDI 3106ガイドラインに従って、許容回転速度の計算 • を実施します。 適切な把持力測定器を使用して、2つ爪（総把持力 1/2） または4つ爪 • で把持力を測定します。 © Copyright Page 1-25 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 34 操作 操作 一般情報 この章では InoFlex チャックの操作方法について説明します。 ® 注記 運営会社の規則および方針(例：個人用保護具(PPE))を必ず順守してくだ さい。 注意 チャックを取り付ける工作機械の操作説明書を守ってください。 準備 チャックが工作機械に正しく取り付けられていることを確認 手順 1 してください。 手順 2 機能テストが実施されたことを確認してください(3.5章を参 照)。 Page 1-26 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 35 S 040、VT-S 050から4.3.2章を参照ください）。 一般的な危険 クランプ中は、教育訓練を受けた専門作業者以外は機械にを操作しないで ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 一般的な危険 クランプが不安定な場合、ワークの飛び出しによる事故の危 険性が高まります。 挟み込みの危険性 ワークのクランプ時には、手を挟む危険性があります。 一般的な危険 2組のジョーが部品をクランプしていることを確認してください。3本の ジョーだけでクランプしたり、作業したりすることは絶対にしないでくだ さい。 　 手順 3 ワークを正しくクランプした後、マシーンの工具の取扱説 明書に従ってマシンの運転を開始します。許容回転数を 超えないように注意してください。 図 4-1: ストロークモニタリング © Copyright Page 1-27 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 36 4.3.2 ストロークコントロール VT-S 050 ‒ VT-S 080 ワークをクランプした状態では、ベースジョーの後端が図4-3に示す外 面と内面の間になければなりません。これにより、チャック内のジョー ベースがブロック側に移動し、ワークが確実にクランプされていないこ とを除外することができまする。 不確実なクランプ 確実なクランプ 不確実なクランプ 内面 外面 ベースジョーの後端 図 4-3: ストロークコントロール VT-S 050 ‒ VT-S 080 Page 1-28 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 37 操作 運用中の定常作業 定期的に目視検査を行い、汚れがないかどうかを確認してください。 • 必要に応じて運転を停止し、チャック/機械を清掃してください(第5 • 章「メンテナンス」参照)。 © Copyright Page 1-29 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 38 メンテナンス メンテナンス期間 5.2.1 定められた保守作業を期限内に行う。 点検作業 5.2.2 耐荷重と可動部品は毎回使用前に点検し、完全な作動状態であることを 確認してください。破損した部品は、すぐに故障していない部品と交換 する必要があります。 注意 InoFlex® チャックの修理や交換は、工作機械の操作に関する教育訓練を 受けた担当者のみが行うことができます。 メンテナンスと修理作業の終了後、機械のすべての安全装置の機能を検 査してください。保護カバーや被覆材は正しく取り付けてください。 HWR Spanntechnik GmbH の特殊潤滑グリース OKS265(またはHWRが認 潤滑油 5.2.3 めたその他のグリース)のみを使用してください。 安全上の注意 メンテナンスとサービス作業を開始する前に、工作機械の電源を切 5.2.4 り、再び電源が入らないように固定してください（工作機械の操作説明 書を参照）。 Page 1-30 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E...
  • Page 39 1000 クランプス 500 クランプス クランプ力の1/2）または4つの トロークの後 トロークの後 トロークの後 ジョーで測定 ベースジョーストロークの監視 2000 クランプス 2000 クランプス 2000 クランプ トロークの後 トロークの後 ストロークの後 表 5-4: クランプストローク後のメンテナンス作業 一般的な危険性 チャックには充分なグリスを塗布してください。そうでない場合、クラ ンプ力が失われます。事故の危険性があります！ © Copyright Page 1-31 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 40 チャックを長時間使用すると、把握力が変化することがあります。 過大な把握力に対する処置 測定されたクランプ力が7.8章で指定された値より大きくなっても、 チャックの故障ではありません。把握力が7.8章でしていされた値より 10%以上大きい場合、作業者は作動力と把握力の関係の正しい特性曲線 (9.1章のテンプレート)を記録して使用しなければなりません。この場 合、7.8章で規定された最大吸着力を超えられないように、チャックの最 大作動力を下げなければならない。 クランプ力不足時の処置 把握力が7.8章で指定した値よりも16%以上低い場合は、チャックに再注 油する必要があります(5.3章を参照)。すべてのグリスニップルに注油し ても、望ましい総クランプ力が得られない場合は、チャックを分解して完 全に清掃しなければなりません(5.4章を参照)。チャックの再注油を含む 完全な清掃を行っても、全クランプ力が有られない場合は、そのチャック をメーカーに送り、点検してもらう必要があります。 ベースジョーストロークの監視 5.2.7 メンテナンスプランに基づき、ベースジョーのストロークを定期的に チェックする必要があります。 技術仕様書(7.8章)の数値が参考となります。ジョーベースのストローク測 定値が表の値と一致しない場合は、チャックを分解して完全に清掃する必 要があります(5.4章を参照)。 完全に清掃しても、ジョーベースのストロークが確保できない場合は、そ のチャックをメーカーに送り、検査を受けてください。 Page 1-32 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 41 サービスおよびメンテナンス 潤滑 注意事項 必要な把握力を維持するために、チャックには定期的に再潤滑を施さな ければなりません(メンテナンススケジュール 表5-4参照)。 注意事項 HWR Spanntechnik GmbH 社の特殊潤滑グリスOKS265(またはHWRが認 定したグリス)のみを使用してください。 すべてのグリスニップル(1)にグリスガンでグリスを塗布します。グリス ニップル1個につきグリスガンで5回程度打てば充分です。 一般的な危険性 グリスが少なすぎても多すぎても、クランプ力が低下し、事故の危険性 が高くなります。 図5-1: グリスニップル *) VT-S 050以上のサイズは、チャック前面にあります。 © Copyright Page 1-33 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 42 ジを緩め、サークリップ(6)を取外します。 注意事項 サークリップ(6)は、取り外すたびに新しいリングに交換する必要があり ます。 注意事項 部品を並べるときは、位置や取り付け位置に十分注意してください。後 の組み立てが容易になります。 チ ャック本体(7)からベースジョー(8)を引き抜きます。 手順 7 すべての部品を完全に清掃します。必要な場合は、コールド 手順 8 クリーナーを使用します。 すべての部品を点検します。チャックを再稼働させる前に、 手順 9 欠陥のある部品を交換します。 備考 不明な点やご質問がある場合は、メーカーである HWR Spanntechnik GmbH.にお問い合わせください。 Page 1-34 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 43 サービスおよびメンテナンス 図 5-2: チャックの分解・組立て (VT-S 016 ‒ VT-S 080) © Copyright Page 1-35 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 44 サービスおよびメンテナンス 組立 備考 チャックの内部パーツは、補助工具を使用して挿入することができます。 製造元の HWR Spanntechnik GmbH. にお問い合わせ下さい。 注意事項 ベースジョー、タンジェンシャルスライダー、上部ハウジングには、 チャック内部のパーツを配置するためのマーキングポイントがあります。 手順 1 分解と逆の手順で、チャックを組み立ててください。組立 中、すべての摺動面およびガイド面に HWR Spanntechnik GmbH 社の潤滑剤 OKS 265 （または HWR が承認したその他 のグリース）を塗布してください。 手順 2 組み立て後、6つのグリースニップルからHWR Spanntechnik GmbH の潤滑剤をチャックに塗布します(5.3章を参照)。 手順 3 適切な把握力測定器を用いて把握力を確認します。2つの ジョーで測定(総把握力の1/2)または4つのジョーで測定 注意事項 潤滑油を塗布すると、初回測定時に把持力が規定値以下になることがあ ります。 未使用期間後の作業...
  • Page 45 てください)。 手順 2 不具合を解消してください。 注意事項 InoFlex® チャックの修理や交換作業は、工作機械の操作に関するトレー ニングを受け、指示を受けた担当者のみが行うことができます。 チャックや機械を再起動する前に、機械の責任者は以下のことを確認す る必要があります： - 修理が完了していること - チャックが工作機械に確実に取り付けられていること - 機械全体が安全に使用できる状態であること 修理の際は、本書第一章の安全に関する注意事項および工作機械の取り 扱い説明書を尊守してください。 工作機械の運転を再開する。 手順 3 注意事項 チャックおよび機械の再起動は、本書第4章および工作機械の取扱説明書 に従ってください。. © Copyright Page 1-37 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 46 ジョーの変更・再加工、 ルの振動が激 ヌンス チャック本体へ重量追加 しい ルンバランス: それぞれの部品の同心度を段階 的にチェックします。 • 機械スピンドル 部品の調整、バランス、交換を • 駆動部 行います。 • チャックフランジ 衝突によるアンバランス チャックを製造元(HWR Spanntechnik GmbH)に送り、 テストを修理を依頼してください 表 6-1: 考えられる故障の原因とその対処法 Page 1-38 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 47 潤滑不足 チャックへの潤滑剤塗布 潤滑剤 潤滑剤を確認し、必要であれ ば交換する チャックの汚れ チャックを分解し、清掃と注 油を行う チャックの機能異常 すべての部品を点検し、破損し た部品は元の部品と交換しま す。必要な場合は、検査と修理 のためにチャックをメーカー (HWR Spanntechnik GmbH)に 送ってください. クランプシリンダーからの漏れ クランプシリンダーの修理 油圧システムで圧力が出ない 油圧システムの修理 表 6-1: 考えられる故障の原因とその対処法 © Copyright Page 1-39 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 48 技術情報 技術資料 一般的な情報 この章ではInoFlex® パワーチャックに関する重要な技術データをすべて 掲載しています。データは表で表示され、個々のサイズに応じて構成さ れています Page 1-40 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 49 技術情報 一般製品情報 耐用期間 25,000 稼働時間 クランプ可能ワーク 市販の鋼材、鋳物、非鉄金属、樹 脂など 表 7-1: 一般製品情報 運用資材 潤滑用グリス OKS 265 (またはHWR認定品) 表 7-2: 運用資材 お知らせ 特殊潤滑グリス OKS 265 (またはHWRが認定した他グリス) はHWR Spanntechnik GmbH.からのみ入手可能です 環境条件 稼動時 温度範囲については、取扱説明書 をご覧ください 保管条件 温度制限なし 相対湿度 5-85% 工作機械の設置場所 平坦で堅固な地面、 十分な換気 表 7-3: 環境条件...
  • Page 50 技術情報 クランプ力 /作動力線図 注意事項 図は、納品状態のチャックに適用されます。必要に応じて、クランプ 力曲線を再設定する必要があります(5.2.6章を参照)。 Page 1-42 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 51 技術情報 クランプ力 回転速度相関図 © Copyright Page 1-43 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 52 GP21 GP21 GP21 チャックのデータに従って、ジョーファインダーが利用できます 標準ジョー http://www.hwr-spanntechnik.de/produktuebersicht/spannbacken/ 表 7-5: 技術的仕様 finder * DIN ISO 1940-1: に準拠したバランシング品質G 6.3 (グリスなし) 注意 最大把握力の仕様データは、納入状態のチャックに適用されます。把握力は変化する可能性がありま す。5.2.6章を参照してください。 注意事項 最大クランプ径 = チャック径 Page 7-44 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 53 技術情報 組み付け寸法 View A 図 7-1: VT-S シリーズ \ [変更の可能性あり] © Copyright Page 7-45 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 54 3 x 60° 3 x 60° 10.5 11.5 11.5 11.5 11.5 16.5 16.5 16.5 チャックオープンR 84.9 108.9 134.1 202.2 249.3 314.3 399.3 表 7-6: 組み付け寸法 Page 7-46 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...
  • Page 55 H12 表 7-6: 組み付け寸法 固定用ネジの最大締め付けトルク 7.11 ネジ 強度クラス 規格 最大締め付けトルク [Nm] 12.9 ISO 4762 (DIN 912) 10.9 ISO 4762 (DIN 912) 表 7-7: 固定用ネジの最大締め付けトルク © Copyright Page 7-47 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...

  • Page 56: Basic Information On Ordering Spare Parts

    Spare parts may be required for maintenance and repair of the InoFlex chuck. In this chapter you will find instructions about which information you will need for ordering spare parts from the manufacturer HWR Spanntechnik GmbH. ASIC INFORMATION ON ORDERING SPARE PARTS Size: e.g.

  • Page 57: Ordering Spare Parts By Email

    Find the desired spare part in Figure 8-1. Step 1 Enter the minimum order details in the email (see Section 8.2). Step 2 Send the order to HWR Spanntechnik GmbH with your compa- Step 3 ny address. Note The email address can be found on the inside of the title page of this man- ual.

  • Page 58: Ordering Spare Parts By Fax

    Mark the desired spare part(s) clearly in the illustration and parts list. In addition, enter the desired order quantity if it should differ from the stated number. Send the order to HWR Spanntechnik GmbH with your compa- Step 4 ny address. Note The fax number can be found on the inside of the title page of this manual.
  • Page 59 Spare parts PARE PARTS 26*** 13** 14** 17** 18** 19** 8-1: Spare parts © Copyright Page 8-51 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...
  • Page 60 * not applicable du to type and version ** omitted from VT-S 016 and up *** From VT-S 050 replaced by fitting groove slot nut incl. cylinder-head bolt Page 8-52 © Copyright ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 Issue E HWR Spanntechnik GmbH...

  • Page 61: Notes

    Notes OTES LAMPING ACTUATING FORCE DIAGRAM TEMPLATES Chuck type: Serial no.: Date: Chuck type: Serial no.: Date: © Copyright Page 9-53 ® InoFlex VT-S 016 – VT-S 080 HWR Spanntechnik GmbH Issue E...

This manual is also suitable for:

Inoflex vt-s 021Inoflex vt-s 026Inoflex vt-s 040Inoflex vt-s 050Inoflex vt-s 080