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ミニキャリパー BMK1800用取扱説明書
1.はじめに
特長について
○ミニキャリパーBMK1800はエアの推力でディスクをはさみ制動する小形コンパクトな
ブレーキです。
○ディスクが大気に接しているので熱放散が良く、急制動や頻繁な使用に最適です。
○最小寸法で最大の制動力が発生できます。
○小形のブレーキでも0.6MPaで1500Nの制動力がでます。
○キャリパーブレーキへの供給空気圧を変えることにより制動力を広範囲に調整できます。
またディスク径を変えることによりトルクが変わります。
○ボルトとスプリングピンで固定でき取り付けが簡単です。
○無給油でご使用できます。
○摩擦板はノンアスベスト品で、簡単に交換が可能です。
この取扱説明書を熟読し、説明書の指示通り作業を行って下さい。
あらゆる要素を適正な運転条件に保ってご使用下さい。
取扱説明書はエアブレーキを最終的にご使用頂くユーザーにもお届け下さい。
人身事故や機械の損傷を未然に防止するために
またご使用機械の安全性についてもチェックし、安全対策を講じて下さい。
不明な点があれば事前に弊社に問い合わせ下さい。
2.取付け
○摩擦板と接触するディスク両面の油、ゴミを取り除きます。
○ディスクを軸に取付けます。この時、ディスクは軸に対して側面の触れを0.1mm以内になる様
取付けます。
○スプリングピン(部番11)を機台に取り付けます。その時の位置は下図参照下さい。
(※スプリングピンは回り止めとブレーキ-ディスク間の芯ずれ防止のために取り付けて下さい。)
○ディスク外周は摩擦板が外周より1.5mm内側になるようディスクキャリパー形エアブレーキ
を取付け、そしてディスクと摩擦板とのすきまが両側共に等しくなるように配置します。
○ハブのM8部をボルトで機台に固定します。その際、二面幅をスパナで回り止めします。
M8ボルト推奨締付トルクはボルトの材質がSCM材の場合 32.2N・mです。
「注意」
には十分留意して下さい。
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  • Page 1 ミニキャリパー BMK1800用取扱説明書 1.はじめに 特長について ○ミニキャリパーBMK1800はエアの推力でディスクをはさみ制動する小形コンパクトな ブレーキです。 ○ディスクが大気に接しているので熱放散が良く、急制動や頻繁な使用に最適です。 ○最小寸法で最大の制動力が発生できます。 ○小形のブレーキでも0.6MPaで1500Nの制動力がでます。 ○キャリパーブレーキへの供給空気圧を変えることにより制動力を広範囲に調整できます。 またディスク径を変えることによりトルクが変わります。 ○ボルトとスプリングピンで固定でき取り付けが簡単です。 ○無給油でご使用できます。 ○摩擦板はノンアスベスト品で、簡単に交換が可能です。 この取扱説明書を熟読し、説明書の指示通り作業を行って下さい。 あらゆる要素を適正な運転条件に保ってご使用下さい。 取扱説明書はエアブレーキを最終的にご使用頂くユーザーにもお届け下さい。 人身事故や機械の損傷を未然に防止するために 「注意」 には十分留意して下さい。 またご使用機械の安全性についてもチェックし、安全対策を講じて下さい。 不明な点があれば事前に弊社に問い合わせ下さい。 2.取付け ○摩擦板と接触するディスク両面の油、ゴミを取り除きます。 ○ディスクを軸に取付けます。この時、ディスクは軸に対して側面の触れを0.1mm以内になる様 取付けます。 ○スプリングピン(部番11)を機台に取り付けます。その時の位置は下図参照下さい。 (※スプリングピンは回り止めとブレーキ-ディスク間の芯ずれ防止のために取り付けて下さい。) ○ディスク外周は摩擦板が外周より1.5mm内側になるようディスクキャリパー形エアブレーキ を取付け、そしてディスクと摩擦板とのすきまが両側共に等しくなるように配置します。 ○ハブのM8部をボルトで機台に固定します。その際、二面幅をスパナで回り止めします。 M8ボルト推奨締付トルクはボルトの材質がSCM材の場合 32.2N・mです。 - 1 -...
  • Page 2 3.エア配管 ブレーキ本体に取り付ける配管や継手にはシールテープやガスケットなどのシール材を使用し、エア 洩れがないことを確認して取付けて下さい。 シール材を使用する場合はブレーキ、配管内部にシール材が入り込まないようにして下さい。 締付トルクの不足、過大はエア洩れ、ねじ部破損の原因となります。 Rc1/8の推奨締付トルクは7~9N・mです。 応答時間を短くするためにはエア制御機器とクラッチ間のエア配管を短くして下さい。 空気室容積 最小4.56cm 3 最大19.73cm (※最大時は摩擦板が片側2mm摩耗した時) 3 「注意」 配管する場合はフレキシブルチューブをご使用下さい。銅製、鉄製パイプは使用しないで 下さい。エア圧は0.6MPa以下でご使用下さい。 4.潤滑 ○ディスクキャリパー形エアブレーキを長寿命で性能を十分発揮させるためには、清浄で乾燥した 圧縮空気を供給して下さい。 ○シールは無給油タイプのパッキンを使用しています。 初期グリース(昭和シェル石油㈱のアルバニアグリース3)を封入しておりますので オイルミストを供給する必要はありません。 5.保守 ○ディスクキャリパー形エアブレーキはトルク維持のために調整する必要はありません。 ○摩擦板を時々調べ、摩擦板側面にある溝がなくなった時、摩擦板を交換して下さい。 ※摩擦板交換方法については分解手順の1~3、再組立手順の2~6を参照して下さい。 6.ブレーキの誤動作が生じる原因は下記の通りです。 1.パッキンの損傷によるエア漏れ 2.戻しばねの損傷 3.供給空気の汚れ 4.エア制御機器の損傷 7.分解・組立 ○分解手順 1.ハブ(部番1)についている軸用C形止め輪(部番7)を片方外します。 2.ハブ(部番1)をブレーキ本体から抜き取ります。 3.ハウジングA(部番3),ハウジングB(部番1)及び、戻しばね(部番10)、摩擦板(部番5) に分解されます。 4.ピストン(部番2)はエア供給口(Rc1/8部)に軽くエアを入れると外れます。 「注意」 止め輪(部番7)を外す場合には細心の注意が必要です。けがをしないように止め輪の着脱に は専用工具を使用し、常に保護眼鏡を着用して下さい。...
  • Page 3 ○再組立手順 1.ピストン(部番2)に取付けたパッキン(部番8)に推奨グリース(昭和シェル石油㈱のアルバニア グリース3又は同等品)を塗布し、ハウジングA(部番3)のシリンダ部に装着する。 2.ハウジングA(部番3),ハウジングB(部番1)の摩擦板溝に摩擦板(部番5)を取付ける。 3.戻しばね(部番10)を各々の摩擦板(部番5)の切り穴部に取付ける。 4.ハウジングA(部番3),ハウジングB(部番1)で戻しばね(部番10)を挟み込む様にして ブッシュ(部番6)の穴位置を合わせる。 5.ブッシュ(部番6)の穴にハブ(部番4)を挿入する。 6.ハブ(部番4)に止め輪(部番7)を入れる。 「注意」 止め輪(部番7)を取付ける場合には細心の注意が必要です。けがをしないように止め輪の 着脱には専用工具を使用し、常に保護眼鏡を着用して下さい。 「注意」 再組立時に戻しばね(部番10)が飛ぶ恐れがありますので、ハブ(部番4)をブレーキ本体 から抜くときは十分にご注意下さい。着脱時には、保護眼鏡を着用して下さい。 8.構造図 - 3 -...
  • Page 4 9.ディスク ディスクは変形やそりのない鋼板を使用して下さい。 ディスクの厚さは6mmにして下さい。 推奨ディスク外径はφ80~∞です。 推奨表面粗さは6.3S以下です。 10.部品一覧表 品番 部品名 数量 1 ハウジングB 1 2 ピストン 1 3 ハウジングA 1 4 ハブ 1 5 摩擦板 2 6 ブッシュ 4 7 C形止め輪(軸用) 2 8 パッキン 1 9 ブッシュ 1 10 戻しばね 1 11 スプリングピン...
  • Page 5: Installation

    INSTALLATION AND MAINTENANCE INSTRUCTION BMK1800 MODEL 1. INTRODUCTION Features a . Mini Caliper Brake, BMK1800 is a small and compact braking device with pneumatic control. b . Good radiation for frequent and sudden braking. c . Maximum braking force with compact dimension.
  • Page 6: Air Connections

    d . Mount the brake so the radius of the disc runs approximately 1.5 mm below the outside radius of the Friction Facings. And with an equal distance between the disc and Friction Facings. e . Fix the part, M8 of Hub in the frame. Then stop rotating across flat by spanner. The ・...
  • Page 7 ・ 7. DISASSEMBLE REASSEMBLE Disassemble a . Remove a Retaining Rings Item 7 which is attached on the Hub Item 4 . b . Remove Hub Item 4 from the brake. c . The brake is separated into Housing A Item 3 , Housing B Item 1 , Spring Item 10 and Friction Facings Item 5 .
  • Page 8: Parts List

    8. STRUCTURE 9. PARTS LIST Item Description Quantity Housing B Piston Housing A Friction Facing Bushing Retaining Rings External Packing Bushing Spring Spring Pin Supporting Plate - 4 -...
  • Page 9 FAX ; +81-72-272-6903 URL ; http://www.asahiseiko.co.jp E-mail ; clutch@asahiseiko.co.jp ※ In accordance with Asahi's established policy of constant product improvement, the specifications contained in this manual are subject to change without notice. November.2021 M124E ISO 9001 Certified - 5 -...

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