Mammut Barryvox S Reference Manual
Hide thumbs Also See for Barryvox S:

Advertisement

Quick Links

mammut.com
BARRYVOX
REFERENZHANDBUCH
EXTENDED REFERENCE MANUAL
MANUEL DE RÉFÉRENCE
MANUALE DI REFERENZA
GUÌA DE REFERENCIA
REFERANSEHÅNDBOK
REFERENSHANDBOK
REFERENČNÍ PŘÍRUČKA
RAZŠIRJENA NAVODILA
PRZEWODNIK UŻYTKOWNIKA
СПРАВОЧНОЕ РУКОВОДСТВО
レファレンスハンドブック
DECLARATIONS OF CONFORMITY
S
®
DE
EN
NO
CS
RU
FR
IT
ES
SV
SL
PL
JA

Advertisement

Table of Contents
loading
Need help?

Need help?

Do you have a question about the Barryvox S and is the answer not in the manual?

Questions and answers

Summary of Contents for Mammut Barryvox S

  • Page 1 BARRYVOX ® REFERENZHANDBUCH EXTENDED REFERENCE MANUAL MANUEL DE RÉFÉRENCE MANUALE DI REFERENZA GUÌA DE REFERENCIA REFERANSEHÅNDBOK REFERENSHANDBOK REFERENČNÍ PŘÍRUČKA RAZŠIRJENA NAVODILA PRZEWODNIK UŻYTKOWNIKA СПРАВОЧНОЕ РУКОВОДСТВО レファレンスハンドブック DECLARATIONS OF CONFORMITY mammut.com...
  • Page 2 Japan (日本) Japan (日本) Mammut Sports Group Japan Inc. Mammut Sports Group Japan Inc. Yotsuya Akebonobashi BLDG 2F Yotsuya Akebonobashi BLDG 2F 2 –14 Sumiyoshi-cho Shinjuku-ku 2 –14 Sumiyoshi-cho Shinjuku-ku JP - 162-0065 Tokyo JP - 162-0065 Tokyo Tel. +81-(0)3-5366-0587 Tel.
  • Page 3: Table Of Contents

    コンパニオン救助 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .54 DECLARATIONS OF CONFORMITY . . . . . . . . .61 レファレンスハンドブック mammut.com BARRYVOX ®...
  • Page 4 新らしいBarryvox 雪崩トランシーバーに関して、 下記の項目の Sをご購入頂き、誠に有難うご Barryvox ® ® ざいます。 詳細はwww.mammut.com/BarryvoxManual をご参照下さい。 このユーザーマニュアルは新らしいBarryvox Sの使用方 ® 法および機能について説明します。 新らしいBarryvox ® S ユーザーマニュアル Barryvox ® はユーザーにとってとても使用しやすい画期的で、 セン このユーーマニュアルは標準的な捜索モード(SEARCH) サーコントロールされた雪崩トランシーバーです。 さら を含め、 グルー プチェックや送信(SEND)の方法について なる詳細な説明や上級者向けの使用説明については 説明しています。 さらに、 基本的な保管維持方法、 保 Sの追加リファレ ンスガイドをご参照下さい。 Barryvox ® 証、 修理、 技術仕様に関するすべての情報について説...
  • Page 5: Barryvox

    の取り扱い BARRYVOX ® 他のすべてのトランシーバーと同様に、 Barryvox は振 動作中の雪崩用トランシーバーの近く (SEND時は ® 動を検知するフェライト アンテナを装備しています。 そ 20cm、 SEARCH時は50cm) では、 他の電子装置 (携帯電 のため、 取り扱いには十分な注意が必要です。 話、 ラジオ、 ヘッ ドランプ、 カメラなど) や他のトランシー デバイスと運搬システムを極端に寒いところや暑いと バーを常に避けて ください。 ころおよび直射日光を避けた乾燥した場所に保管し 磁石を使ったボタンがついた服を着ることも避けて く ます。 ださい。 ペースメーカーを使用している方は、 安全なパ 自己診断とバッテリーチェックの結果を常に確認し、 ンツのポケッ トに入れてデバイスを携行して ください ( 警告メッセージに注意をはらいならがグルー...
  • Page 6: 初期設定

    初期設定 バッテリー 爪かクリッ プを使ってバッテリーの蓋を左にずらして開 いて ください。 同タイプのアルカリ (LR03/AAA) または リチウム (L92/AAA) o電池のみを使用して ください。 必ず 3 バッテリーケース部分は定期的に点検して ください。 本とも同じタイプの新しいバッテリーを挿入して くださ 湿気による腐食を防止するために必要に応じて清掃、 い。 バッテリーを途中で取り外す必要があった場合は、 乾燥させて ください。 同じ 3 本を再度使用するか、 新品のバッテリー 3 本 指で接点を触らず、 きれいな布を使用して ください。 を使用して ください。 充電式電池は決して使用しない 安全な操作のためには、 信頼できる電源が不可欠で でください。 また、 必ずすべてのバッテリーを同時に交 す。...
  • Page 7 メインスイッチ OFF / SEND / SEARCH ユーザーインターフェースとボタンの利用 メインスイ ッチはデバイスの上部側面にあります。 左側の S は3つのボタンによる簡単なナビゲーション Barryvox ® 位置でOFFになっている場合デバイスの電源は切れてお を用います。 側面に2つのスクロールボタン、 前面 り、 中央の送信位置ではデバイスがSENDモード、 右側の にオレ ンジのボタンがあります。 メニューやリストで上 SEARCH位置ではデバイスがSEARCHモードになります。 安全 下にスクロールするには、 側面の上下ボタンを使いま のため、 SENDモードのままにしておけるようにヒンジ付ア す。 選択を確認するには、 前面のオレ ンジ色の ボタ ンロックボタンを押して ください。 SEARCHモードからSEND ンを使います。 ボタンを押すことで始まるアクショ モードに戻るには、...
  • Page 8 言語 設定 設定により トランシーバーのユーザーインター フェー ス言語が選択できます。 最初の起動シーケンスの間は設定メニューへのアク セスだけができます。 安全のために、 デバイスがGroup 初めてデバイスを動かしてSENDに切り替える際には言 Check、 SEND、 SEARCHのいずれかのモードの場合は設 語設定がまず必要です。 リストをスクロールバーで上 定にはアクセスできません。 下させて前面の ボタンを押して選択を確定します。 設定の主な目的は、 利用者が個々の要件と機能に合 うようユーザーインター フェースと利用可能な機能に 適合できるようにすることです。 ただし、 デバイスを典 型的な 「プロ ・ ユーザー」 用に設定するとしても、 Group Check、 SEARCH、 SENDの基本要素は意図的に同じ原理 とユーザーインター フェースに従っているために初心 者でも問題なく使えます。 現在選択されている設定には常に -記号で示されま す。...
  • Page 9 所有者 各アイコンには次のような意味があります。 S はお名前、 アドレス、 その他電話番号やメー Barryvox ® ルアドレスなどの情報を入力できます。 この情報はトラ 保存して終了 ンシーバーをオンにするたびに表示されます。 バックスペース スペース 改行 カーソル位置移動 大文字 小文字 大文字特殊記号 小文字特殊記号 記号 数字 レファレンスハンドブック 設定 BARRYVOX ®...
  • Page 10 探索設定 経験豊富なあるいはプロフェッショナルの利用者の場 合は、 ご自分の希望やスキルに一番合う設定に調整し て ください。 P ro Sea r c h 工場設定はオフです。 「 Pro Search」 をオンにすると、 デバ イスは次のことが可能になります。 標準探索モードでの探索フェーズで常にアナログ  音が聞こえる ( 「アナログ音」 の章を参照)。 グルー プ探索とトリアージ判断が効率的になる埋 アナログ音は信号の重複や複数の埋  BarryTip:  没者のリストのスクロール ( 「埋没者リスト」 の章を 没者の探索で困難な状況を認識するのに役立 参照)。 ち、 捜索者に代替探索戦略 (マイ クロ探索、 マ トリアージ判断のために探索中の埋没者のバイ...
  • Page 11 音 響ガイダンス 自動 復 帰 S E A RCH t o SE ND デジタル音とアナログ音のい 自動復帰 SEARCH to SEND 機能 ずれかを選びます。 設定は標準 は、 指定された間ユーザー操 探索モードでの全探索フェー 作や大きな動きがない場合に ズで有効です。 トランシーバーを SEARCH モ ードから SEND モードに切り 替えます。 二次的な雪崩により 救助者や偶発的にSEARCHのま ま残されたデバイスが埋まっ てしまった場合、 この機能によ 視 覚ガイダンス り早期に発見される可能性が...
  • Page 12 自動 復 帰からS E N Dの時 間 Gr ou p C h e c k 自動復帰からSENDは、 指定された間ユーザー操作や Group Checkの設定は、 Group Checkの際のテスト距離を 定めることができます。 動力を使う場合は 「Sledding」 大きな動きがない場合にトランシーバーを SEARCH モ (5m) を、 それ以外の場合は 「Touring」 (1m) を選択し ードから SEND モードまたはRescue-SENDモードから ます。 SENDモードDに切り替えます。 大半のユーザーにはデ フォルト設定の4分間が適切ですが、 短いほど切り替 えが頻繁に、...
  • Page 13 バイタルデータ S は、 心臓の鼓動や肺呼吸といった体のわず Barryvox ® かな動きを検出します。 どのような動きもバイ タルサイ ンとして解釈されます。 より詳細は 「バイ タルデータの 検出」 の章を参照して ください。 埋没されてしまった場 合、 デバイスはW-Link無線経由でバイ タルデータを救 助者に送信します (デフォルト設定)。 SEARCH モード において、 Barryvox は送信者がW-Linkを有効にし、 バイ タルデータを送信できる場合はバイ タルステータスを 表示します。 このデータを送信させたくない場合は、 この機能を無 効にして ください。 このバイ タルデータをトリアージ判 断のひとつとして活用することで、 救助者の数が限られ ている状況で生存の可能性を高めることができます。 レファレンスハンドブック...
  • Page 14 W-Link地域 欧州および周辺諸国 (W-Link 地域A) [= ライトグ  レー] 米国、 カナダ、 ニュージーランド、 オーストラリア向  けバージョン (W-Link 地域B) [= ダークグレー] W-Link のない国[= 黒]  地域割り当てが不明な国[= 白]  周波数規制によりユーザーは周波数設定を変更する ことはできません。 利用中のBarryvox を他の地域に持 ® って行けるようにするため、 W-Linkを一度オフにし、 帰 宅時に再度オンにします。 W-Link設定は、 埋没者を探す W-Linkがオフになっている場合、 位置情報は影響を受 ために使用される信号には けませんが、 バイ タルデータの送信と受信はできなく 影響を与えません。...
  • Page 15 画面コントラストの調整 デバイスの工場出荷時設定へのリセット 周囲の明るさに応じて画面の 「デバイスの工場出荷時設定 コントラストをもっとも見やす へのリセッ ト」 機能によりデフ いように調整します。 ォルトの工場出荷時設定が戻 暗い中では、 Barryvox S は自動 されます。 変更されていた設定 ® 的に画面のバックライトを点灯 は所有者情報を除いてすべて させます。 失われます。 レファレンスハンドブック 設定 BARRYVOX ®...
  • Page 16: 自己診断とバッテリーテスト

    自己診断とバッテリーテスト 起動 / 自己診断とバッテリーテスト 起動時にデバイスは自己診断を実行します。 自己診断 の結果はデバイスがSENDモードに入った時点で表示 されます。 バッテリー残量が30% (アルカリ) を下回った場合、 あ るいはバッテリーアイコンが表示されている場合は、 速 やかにバッテリーを交換して ください。 レファレンスハンドブック 自己診断とバッテリーテスト BARRYVOX ®...
  • Page 17 バッテリーテストとバッテリーレベルインジ 100%: 標準的な要件 (最低条件): 10°C で200時間の ケーター SENDに続いて-10°Cで1時間のSEARCH 次の表はバッテリーレベルの平均値を示しています。 アルカリ電池使用時のBarryvox S の標準値: 10°Cで ® 次のバッテリーレベルはバッテリーが 「バッテリーの取 300時間のSEND (PULS Power)。 り付け / 交換」 の章に従って使われている場合にのみ リチウム電池使用時のBarryvox S の標準値: 10°Cで ® 正しく表示されます。 低温、 経年、 ブランドによってバッ 350時間のSEND (Energizer ULTIMATE および ADVANCEDで テリー寿命やバッテリーレベルインジケーターの精度 測定)。 に悪影響が出ることがあります。 バッテリーの寿命が 近づくにつれてバッテリー故障のリスクが増加します...
  • Page 18 アルカリ電池とリチウム電池の交換 質問に答える際には次の重要な点にご留意ください。 バッテリーが取り出されてから再度取り付けられるか 新品3つ  あるいは交換された場合、 デバイスは直ちにバッテリ この質問に対しては、 他のデバイスで使用したことが ータイプ (アルカリかまたはリチウム) を判別しようと 一切ない3個の新品リチウム電池を取り付けた場合の します、 みこれを選んでください。 前と同じ  この質問に対しては、 ひとつかそれ以上のバッテリー を取り出し、 そのまま再度取り付けた場合で、 それまで は他に使っていない場合のみこれを選んでください ( つまり、 夏に外していたバッテリー)。 不明  アルカリ電池とリチウム電池を混ぜたり、 使用したこ とのあるリチウム電池や他のデバイスで使ったことの あるリチウム電池を取り付けた場合には、 これを選択 します。 アルカリ電池とリチウム電池を混ぜたり、 他のデバイ スで使ったことのあるリチウム電池を使うと、 バッテリ ー残量が判断できません。 その場合、 「 Battery capacity unknown! (電池ザンリョウフメイ!)」...
  • Page 19: 携行位置

    携行位置 BarryMountを調整して体にフィ ッ トさせます。 携行位置 に関わらず、 表示は常に利用者の方を向きます。 バイ タルデータの検出は、 デバイスをBarryMount内に入 れている場合のみ可能です。 ( 「トリアージ判断基準と バイ タルデータ」 章)。 BarryLeash BarryLeashをデバイスの底に付けます。 レファレンスハンドブック 携行位置 BARRYVOX ®...
  • Page 20 ポケットにトランシーバーを入れて携帯する (推奨の携行位置) BarryMount (バイタルデータの検出なし) BarryMountは、 出かける前に衣服の一番内側に装着し をパンツのポケッ トに入れて運ぶ際には、 旅 (図参照)、 旅の間じゅう身につけておきます。 トランシ Barryvox ® の間じゅうジッパーを閉めておいて ください。 安全なポ ーバーは常に衣服の一枚で覆って ください。 デバイス ケッ トを使用して ください (図参照)。 リストルー プはパ 自身は図のようにBarryMountに差し込まれます。 これは ンツに固定するかベルトを通して ください。 BarryLeashのクリッ プを用いてホルスターに常に取り付 けたままにします。 レファレンスハンドブック 携行位置 BARRYVOX ®...
  • Page 21: コックピット - 機能概要

    コックピット - 機能概要 デバイスのオン、 オフ リスト中の設定とナビゲーション Exit door: メニューや機能 設定: スクロールダウンし から抜けるには 「Exit door」 て設定メニューにアクセス を使います。 します。 リスト上向き矢印: これは リストの上方にさらにエン ファームウェアバージョン トリーがあることを意味し (Barry Brain) ます。 リストおよびメニュー のスクロールの横にあるス クロールバーを使います。 キーを押 Group check: すことでGroup checkモード リスト下向き矢印: これは に入ります。 リストの上方にさらにエン トリーがあることを意味 デバイスはメインスイ ッチ します。...
  • Page 22 Group Check SEND バッテリー残量割合。 参加者 デバイスは現在SENDモー ドです。 リーダー SENDモードのステータス: ステータス情報またはリ SENDモードが正しく ーダーに対する指示 機能しています。 警告: SEND機能は低 Group checkを終え、 下し、 低電力で送信 キーを押してSENDモード します。 に入ります。 Rescue-SENDモードが 有効になっています。 自己診断ステータス情報、 警告メッセージおよびバッテ リータイプが現在、 デバイス で使われています。 (SENDモ ードが10秒間経過するとス テータス情報が消えます。 ) レファレンスハンドブック コックピット - 機能概要 BARRYVOX ®...
  • Page 23: Group Check

    GROUP CHECK シングルGroup Check 参加者– > SEND リーダー – > Group check グルー プリーダーは自分のデバイスをOFFからSENDに パーティが出発する前に、 全メンバーのトランシーバ ーをチェックします。 参加者はそれぞれのデバイスを 切り替えてGroup checkを起動し、 1秒以内にボタン SENDモードに切り替えます。 を押します。 レファレンスハンドブック BARRYVOX GROUP CHECK ®...
  • Page 24 ディ スプレイに示されている範囲内の各参加者のトランシーバーからビー プ音が明 瞭に聞こえればテストは成功です。 パーティのメンバーは、 相互の干渉を避けるため適当に散らばる必要があります。 示されているテストの距離を短くするとGroup checkの信頼性が損なわれるため注意 して ください。 参加者全員のデバイスがテストされれば、 Group checkは終了です。 グルー プリーダー のトランシーバーをSENDモードに切り替えます。 示されている範囲内でビー プ音が聞こえない場合は、 デバイスは使用できません。 追加手順: 1. デバイスがSENDに切り替わっているかを確認する。 2. バッテリーを交換する。 3. デバイスをメーカー点検に出す。 「メンテナンスと修理」 .章。 お使いのBarryvox Sが、 テストしたデバイスの送信周波数について許容範囲外と判定 ® した場合は、 警告メッセージが表示されます。 その場合、 参加者を5mの距離に離し てテストを再実施し、 送信機の故障かどうかを判断して ください。 故障と思われるデ バイスはメーカー点検に出して...
  • Page 25 ダブルGroup Check 参加者 リーダー 一週間に一度、 および新しいグルー プを作った場合に ティの全メンバーが受信できることを確認します。 続い はダブルGroup checkを実施することをお勧めします。 ダ て、 パーティのメンバーはトランシーバーをSENDに切り ブルGroup checkは全デバイスのSENDおよびSEARCH機 替え、 リーダーはGroup checkを有効にするかまたはトラ 能を個別にチェックします。 パーティのメンバーは各自 ンシーバーを低受信ボリュームに設定します。 全トラン のトランシーバーでGroup checkを有効にするかまたは シーバーのSENDモードをチェックし終わったら、 リーダ それらを低受信ボリュームに設定します。 リーダーは ーは自分のトランシーバーをSENDに切り替えます。 自分のトランシーバーをSENDモードに切り替え、 パー レファレンスハンドブック BARRYVOX GROUP CHECK ®...
  • Page 26: Send

    SEND バイタルデータと埋没データ SENDモードは外に出ている場合の通常の動作モード で、 雪崩の危険性があると考えられる状況でもそうし 詳細は 「バイ タルデータと埋没データ履歴」 をご覧く ます。 ださい。 . SENDモードが有効になるたびに、 確認 のためにだんだん高くなる3つのビー 動いていない、 あるいは埋没した状態 SENDモード、 プ音が鳴ります。 それぞれ個別の信号 の人。 パルスがテストされます。 テストが正常 であれば、 SENDコントロールLEDが 赤く点滅します。 デバイスを携行している人の バイ タルデータが埋没時間 SEND機能が低下していることをデバイ の最初の 20 分内に検出さ スが検出した場合は、 SENDコントロー れました。 ルLEDの赤色の点滅が止まり、 SEND表 示画面に警告サインが表示されます。 デバイスを携行している人が 45分間動いていません。...
  • Page 27 復帰の前に、 デバイスは警告音を鳴らします。 リバーテ Rescue-Sendモード (Rescue-SEND) ィングは、 警告の30秒以内にキーを押せば停止で Rescue-Sendモードは救助に関わっている全救助者によ きます。 Rescue-Sendモードを有効にするには、 デバイス って使われますが、 彼ら自身はトランシーバー捜索 (シ をSEARCHに切り替えてからSENDに復帰します。 ャベル、 プロー ブライン、 表面捜索、 その他の捜索デバ イスを使った捜索など) は実施しません。 Rescue-Send モードは、 救助者の動きを監視し、 4分以内 (デフォル 5秒間カウントダウンすると、 「 Rescue-Send」 が画面の下 ト設定) に救助者の動きがないことが二次的な雪崩 に表示されます。 この時間内に そのキーを押すと、 に埋まったことによると想定した時だけトランスミッタ だんだん低くなる3つのビー プと赤色のSEND-Control LED ーを動作させます。...
  • Page 28: Search

    SEARCH トランシーバー捜索の基礎的理解 アバランチトランシーバーは簡単に使えますが、 効果 的に使うためには適正な訓練が必要です。 トランシー トランシーバーの457kHzトランスミ ッターは、 以下の バーの探索を定期的に実習することをお勧めします。 図にあるフ ィールドラインで図示されているように送 信の分布が腎臓の形をしています。 捜索用トランシー 他の救助者が使う携帯電話などの電子機器が探索を バーの矢印は、 フ ィールドラインに沿って救助者を導く 妨げることがありますので、 ご注意ください。 そのため、 ため、 通常は埋没者に対して曲線を描きます。 どうしても必要な場合以外は電話機の電源を切ること フ ィールドラインに沿った捜索フラックスラインSearch を強くお勧めします。 干渉が避けられない場面での捜索ではアナログ音を 有効にすることを検討して ください ( 「アナログ音」 の 章参照)。 SEARCHの最初および途中では、 救助者のトランシーバ ーがSENDをしておらず、 不意にSENDに切り替わってい ないことに気を配って ください。 バックパックを下ろし、 シャベルを組み立てて雪崩の残骸の端に突き立てるこ...
  • Page 29 捜索フェーズ 雪崩の捜索は次のフェーズに分けられます。 信号捜索: 初期のはっきりした音響信号 が検知される点までの捜索 範囲。 おおまかな捜索 初期信号の受信地点から埋没 者のすぐそばまでの捜索範囲。 この段階では信号捜索パター ンを放棄し、 埋没者の位置へと 誘導する信号に従います。 トランシーバー の利用 高精度捜索 埋没者のすぐそばの捜索範囲。 ピンポイント捜索 プロー ブ棒がヒッ トするまでの プロービング 。 プローブの 利用 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 30 信号捜索 おおまかな捜索 高精度捜索 ピンポイント捜索 <10 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 31 信号捜索 迅速に動きます。  BarryTip: 救急プラン、 .捜索戦略、 捜索スト  リッ プ幅については、 デバイスの 裏面をご覧ください。 雪崩の表面を組織的に捜索しま  す。 信号捜索の間、 救助者は雪崩の  残骸の表面を注視し、 雪面上の 視覚的手掛かりを探します。 最初 の信号は明瞭な二重のビー プ音 で伝えられます。 雪崩の表面は信号を検知するまで計画的に捜索され ます。 信号捜索の間、 救助者は雪崩の残骸の表面を 注視し、 雪面上に突き出ている体の部分や勿体を探 捜索の始まりから最初の音をはっきり聞くまでの間が します。 信号捜索となります。 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 32 が干渉あるいは標準周波数外で送出されるデ Barryvox ® バイスのために信号捜索ストリッ プ幅を狭めなければ ならないことを検出した場合、 狭める捜索ストリッ プ幅 が示されます。 干渉のために信号捜索スト リッ プ幅の減少。 標準周波数外で送出されるデバ イスのために信号捜索ストリッ プ 幅の減少。 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 33 動作モードが何であっても、 次の捜索戦略が適用さ 最後に見たポイントがわかっていない場合の捜索戦略。 フローの方向を探索 れます。 最後に見たポイン トがわかっていな 最後に見たポイントがわかっている場合の捜索戦略。 い、 一人の救出者。 信号捜索ストリッ プを滑った方向での最後に見たポイ 最後に見たポイント ントから下方向に延長。 探索ス トリッ プ幅 最後に見たポイント 複数の救助者 1名の救助者 フローの方向を探索 最後に見たポイン トがわかっていな い、 複数の救出者。 フローの方向を探索 探索ス トリッ 探索ス プ幅 トリッ プ幅 探索ス トリッ プ幅 複数の救助者 1名の救助者 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 34 拡張範囲モードの捜索ストリップを拡張 慣れたユーザーは捜索ストリッ プ幅は70mから100mに 拡張できます。 そのためには、 「 Pro Search」 を 「ON」 にす ることが必要です ( 「設定」 の章を参照)。 拡張捜索スト リッ プ幅の信号捜索に対しては、 側面キーを使って虫 眼鏡までスクロールし、 ボタンを押して 「拡張範囲 探索モード」 を有効にします。 画面が消え、 緑色のLED が点灯し、 拡張範囲モードが100mに拡張されます。 雪 崩を組織的に捜索します。 最初の信号を受信した時 には、 もっとも強い信号の方向の向いたアナログ音に 従って ください (接線探索)。 信号の明瞭度が上がっる と、 画面が自動的に復帰します。 距離と方向の指示に 従い、...
  • Page 35 おおまかな捜索 迅速に、 矢印の方向に  BarryTip: 動きます。 トランシーバーを目の前で延長  アームで水平に保持します。 距離が増加する場合には、 犠牲  者から離れた方向へ動いている ことになります。 反対の方向へ捜 索を続けて下さい。 下 側の距 離 10 捜索スピードを下げ、  BarryTip: 矢印を正確にフォローします。 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 36 ー ブが届く最良の箇所を指し示すまで、 ひとつまたは 高精度捜索 複数の高精度捜索の交差に沿って救助者をガイドし ます。 このスポッ トはプロー ブ指示によって示されます。 矢印をフォローします。  BarryTip: デバイスを膝の高さに保持しな プロービング スパイラルを用い、 大切な参照点とし がら、 ゆっくりと前後左右に歩き て、 直ちにインジケーター、 スキーのポールをその地点 ます。 に置きます。 ここでバックパックを開け、 プロー ブとシャ ベルを組み立てます。 バックパックは、 特にエアバッグ 付の場合、 自分の肩の直後に置く ことを推奨します。 二次的な雪崩といった例外的な場合、 これによってセ ー フティギアの利点が得られます。 装備 (救急医療キ この捜索フェーズの間、 トランシーバーを膝の高さに ッ...
  • Page 37 象は1.1mの深さと螺旋状プロー ブ半径のプロービン ピンポイント捜索 グ内にあることになります。 現在のエリア内でプロー ブ がヒッ トしない場合は、 埋没対象を見つけられていませ S がプロービ  BarryTip: Barryvox ® ん。 わずかにずらしてプロービングを繰り返して くださ ング スパイラルを表示したポイン い ( 「トランシーバーとプロー ブポールによる位置決め」 トに視覚的インジケーターを置き の章を参照)。 ます。 この視覚的参照点は系統的 なパターンでプローブを行うため マーク に重要です。 プロー ブが埋没対象に当た プロー ブが埋没者に触れた場合、 そのプロー ブは  った時に ボタンを押す 雪の中に残します。...
  • Page 38 複数の埋没者 SENDモードへの自動復帰 救助者の安全のために、 デバイスはユーザー操作や動 先に見つかった地点をマーキ きが4分間途絶えると自動的にSENDモードに切り替わ ングすることで、 さらに埋没者 ります。 SEND時間への自動復帰を変更するには、 「 設 を捜索し続けることができま 定」 の章をご覧ください。 す。 埋没の深さが極端に深く なければ、 捜索を続けながら 埋没者を救出します。 SEARCHモードからの移行 4秒後、 デバイスは自動的 にSENDモードに切り替わり ます。 この4秒間に ボタンを押 してRescue-SENDモードに移 行します。 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 39 高精度捜索での探索トーン 標準探索モードによる複数の埋没者の捜索 高精度捜索範囲、 つまり埋没者のごく近接範囲内 (約 標準探索モードでは、 トランシーバーは検出した全信 3m以内) で、 Barryvoxは交差パターンでの高精度捜索 号を分析し、 埋没者の人数を把握します。 これは、 それ 中に人為的な、 距離と動きに連動した音で救助者を ぞれのトランスミッターからの信号には他のトランスミ 支援します。 ッターの信号とは区別できる特性があることで可能に このアナログ音の意味がわかる救助者にとっては、 前 なっています。 信号特性が独自であればあるほど、 信号 もって 「Pro Search」 を有効にすると有効で、 より意味の は正確に区別でき、 分離ができます (パターン認識)。 あるアナログ音により信号重複を認識できるようにな それぞれの信号を対応する発生源と自動的に対応付 ります ( 「Pro Search」 と 「音響ガイ ダンス」 の章を参照)。 けすることで、...
  • Page 40 複 数 埋没 者の場 合の手順 1. デバイスはもっとも近くにある対 象から優先します。 トランシーバー とプロー ブポールを用いてさまざ まな埋没対象の位置を割り出し ます。 2. 個々の対象が利用者によってマー クされると直ちに、 トランシーバー は次にもっとも近いマークされて いない埋没対象を伝えます。 3. この手順をすべての対象の位置 を割り出し、 マークするまで繰り返 します。 4. 救助者は、 ディ スプレイに雪崩表 面のその他の場所を探索する信 号探索を行うべく記号が表示さ れている間に、 さらなる埋没対象 を探索します ( 「信号捜索」 の章を 参照)。 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 41 アナログ探 索音 「サウンドチェック」 アナログ音は埋没者の数を判断する簡単で信頼でき アナログ音の意味 る方法として有効であり、 これは重要です。 連続するビ 従来のアナログトランシーバーと同様に、 アナログ音 ー プ音の数を数えることで埋没者の数がわかります。 「 はひとつのアンテナで受信されます。 距離表示の変化 サウンドチェック」 を使用することで、 1から3人以上の は音量の変化とはずれます。 トランシーバーとレシーバ 埋没者の数を容易かつ高い信頼性で判断できます。 ーの相対的向きにより、 埋没者に近づくにつれて音量 と距離表示を減らすことができます。 1. 埋没者が一人だけを示す音を聞く ことは可能です か? アナログ音の大きさはトランシーバーによって自動的 いいえ、 2名以上です に調整されます。 そのため、 音量を埋没者に近づいてい るのか、 遠ざかっているのかの判断材料に使うことは 2. 埋没者が二人だけの音を聞く ことは可能ですか? できません。 ただし、 距離の増減は距離表示から容易 いいえ、...
  • Page 42 バイタルデータとトリアージ 埋 没 者の状況のメンタルマップ 「サウンドチェック」 は埋没者の状況の 「メンタルマッ 埋没者全員を一緒に捜索および発掘する救助者の数 プ」 を作り上げるために必要な情報のひとつで、 最適 が十分でない場合、 -シンボルで示される生存の可 な捜索戦略を決めるための重要な基礎情報になり 能性がより高い埋没者を優先的に捜索し、 発掘しなけ ます。 ればなりません。 埋没者の数を自分 (救助者) との所定の距離におけ -キーを使用し、 埋没者リストの中から - シンボ るそれに加えて他の人それぞれの数字を知ることで、 ルが表示されて生存の可能性がより高いと示されてい 標準探索モードを続行するのではなく、 信号重複やそ る埋没者を特に選びます。 トリアージ判断基準とバイ の他の悪影響で代替探索戦略が必要であることを判 タルデータの詳細は 「トリアージ判断基準とバイ タル 断できます。 データ」 の章をご覧ください。 特定の埋没者を他よりも 優先することの現実は救助者の判断によります。 レファレンスハンドブック...
  • Page 43 複数の救助者による捜索 捜索が複数の救助者によって同時に実施されている 場合、 別の救助者と同じ埋没対象を捜索することを避 けて ください。 スクロールバーを使用し、 探索を行おう とする埋没対象を選びます。 事例 2: 2名の救助者が1つの埋没対象を受信。 1名の救助者が自分に 一番近い埋没対象を探索している間に、 もう1名の救助者が雪崩の残り 部分にさらに埋没者がいないかを探索します。 そこで、 その救助者は キーを押し、 選択マークが -信号捜索上になります。 埋没者リストにす でに載っている埋没者の信号は意図的に無視されます。 ここでデバイスは埋没者のリストにまだ載っていない埋没者の捜索を行 い、 発見次第救助者をそこに向かわせます。 事例 1: 2名の救助者が2つの埋没対象を受信。 1名の救助者が自分に 一番近い埋没対象を探索している間に、 もう1名の救助者が最初の埋 没対象をマークすることなく2番目の埋没対象を直接探索します。 そのた め、 その救助者は -キーを押し、 それより少し遠い2番目の埋没者はリ ストでハイライトされ、 救助者はその場所に向かいます。 レファレンスハンドブック...
  • Page 44 制限事項 埋 没 者 数 Pro Searchを 「ON」 にすることで、 計算上の埋没者数が埋 埋没者の数が多くなるほど、 信号の重複が出て く るた 没者リストの下に表示されます (Pro Searchを有効にす めに状況の正確な分析が難しく、 時間を要す ようにな る方法については 「探索設定」 の章をご覧ください)。 ります。 信号の数が多ければ多いほど、 信号の重複が 長く続きます。 そのため、 複数の埋没者の中から一人を シンボル 自動的に探索して分離することは難しくなります。 シンボルは、 新たに受信した信号がまだ完全には 独立した存在と判断できず、 埋没者リストに入れられ ていないことを示します。 そのような埋没者は探索さ れますが、 完全に認識されるまでは発見されたとマー クできません。 埋没者リストには エントリーと、 リス トの最下部にある埋没者総数にカウントされていない...
  • Page 45 アナログ音 代替探索モードに切り替える基準 「音響ガイ ダンス」 を 「Analog」 に設定すると、 Barry- 救助者が、 複数の埋没者がいる状況でのデジタル分 S は常に、 デバイスが受信した信号の数を救助者 析で問題があると気づいた場合は、 代替探索モードに ® が確認できるアナログ音を発します。 異なる音の数を 切り替えることができます ( 「代替探索モードに切り 数えることで埋没者の数がわかります。 替える」 の章を参照)。 その場合、 埋没者のリストは削 除されます。 干 渉 状況 下でのアナログ音の使用 雪崩に対するご自分の 「メンタルマッ プ」 とトランシーバ ーの指示に食い違いがある場合には、 標準モードです アナログ音は 「誤検知」 と 「実信号」 を高い信頼度で区 べての埋没者が発見できていないことを示します。...
  • Page 46 代替探索モード 代替探索モードでの複数の埋没者 代替探索モードで複数の埋没者が見つかった場合、 代替探索モードにおいて、 トランシーバーはもっとも強 複数の埋没者を表すアイコンがディ スプレイy に表 い信号の対象との距離と方向をアナログ音と共に提 示されます。 供します。 代替探索モードは、 デジタル標準モードでは さらに、 アナログ音も聞こえます。 これにより、 信号を音 複数の埋没者を明確に区別することができない状況 で区別することができます。 デバイスはもっとも近くに で使用されることが大半です。 ある対象から優先します。 標準モードから代替探索モードへの切り替えは虫眼 複数の埋没者が検出できるかどうかは、 対象の向きや 鏡シンボル までスクロールし、 「 alternate」 を選択して 救助者との距離に大きく左右されます。 発掘された対 行います。 象のトランシーバーを切ることで探索がうまく いきま -キーを押して代替探索モードから出ます。 す。 埋没者の数がわからない場合、 「 信号捜索」 の章で 説明されている探索パターンを使って雪崩全体を探索...
  • Page 47 複数の広く散らばった埋没者の探索方策 1. 「複数の埋没者」 アイコンがディ スプレイに現れて いる場合や、 信号探索パターンから抜けた場合には 雪崩の上のその場所をマークします。 2. 最初の埋没者をアナログ音に沿ってディ スプレイに 表示された情報を使って探索します。 対象の場所が 特定できたら、 救助者は直ちに掘り出して ください。 3. 前にマークしたポイントに戻り、 他の埋没者の探索 を続けます。 4. 信号探索パターンに忠実に沿って、 次の対象に達す るまで雪崩の経路を下り続けます。 最初は、 前に特 定した対象が一番近いためにトランシーバーはそこ に誘導しようとしますが、 その指示はトランシーバー が次の対象の追跡に移ったとわかるまでは無視して ください。 代替探索モードにおける複数の広く散らばった埋没 者の探索方策 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 48 近接範囲での複数埋没者の探索方策 5. もっとも短い距離を示すそれぞれのポイントで、 マイ クロ探索ストリッ プのパターンを抜けてブラケッ トで この状況での信号音の解釈は非常に重要です。 それ 埋没者の高精度捜索に入ります。 マイ クロ探索ストリ は距離の読み取り値と合わせて解釈する必要があり ッ プ上の距離表示の低いポイントで、 さらに埋没者 ます。 を探して背後と前でブラケッ トでチェックします。 埋 例: 3回のビー プ音が聞こえ、 距離表示が3.0を示しま 没の深さがわからないので、 距離表示のそれぞれの す。 これは、 もっとも近い埋没者が3m以内にいて、 2 低ポイントをチェックしなければなりません。 対象の 番目と3番目の埋没者が最大3.0 +~50%、 つまり約 場所がわかった時点で、 パターンを続けるために離 4.5m以上離れていないところにいることになります。 れた場所に戻ります。 6. 埋没者の数が多く近くにいるほど、 探索エリア上の マイクロ探索ストリップを使用した探索...
  • Page 49 その他の探索手法 近接範囲にいる複数の埋没者を見つけるためには他 にも方法があります。 3サークル法は、 最初に発見した対象の回りで3、 6 、 9mの同心状の探索ストリッ プを使用します。 マイ クロ 探索ストリッ プと同様に、 もっとも強い信号強度の場 所が対象となります。 そこから、 従来のブラケッティン グ法を使って対象を探します。 「15M以内に少なく とも3名の埋没者が います」 代替探索モードにおける近接範囲内の複数の埋没者 の探索方策 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 50 代替探索モードでのマニュアルボリュームコ ントロール ユーザーは、 感度を上向きキーでプラス、 下向きキーで マイナスで手動変更できます。 埋没者との距離で言え ば、 M1はもっとも短く、 M5が最大の距離となります。 ボリュームを手動でセッ トすると、 ボリュームバーが黒 一色で表示されます。 ボリュームコントロールを自動に戻すには ボタン を押します。 ボリュームが高すぎたり低すぎたりした場合は、 距離 と向きの指示の信頼性が損なわれます。 距離表示が 点滅し、 二重矢印シンボル( または ) でボリューム の調整を促します。 レファレンスハンドブック BARRYVOX SEARCH ®...
  • Page 51: 追加情報

    Ba r r y voxサービス センターによる定 期 点 検 追加情報 デバイスの正常機能を確認するため、 デバイスは3年ご 暗い中での使用 と、 あるいは動作が3000時間を超えた場合にBarry- voxサービス センターにお送りいただくか、 Barryvox トランシーバーを暗い中で使用する場合、 ディ スプレイ サービス センターに持ち込みいただく ことを推奨して は自動的にバックライトが点灯します。 います (サービス料金がかかります)。 機能試験はセル フチェックやGroup checkよりも包括的で精密なもので メンテナンスと修理 す。 このサービスの中ではケース、 メインスイ ッチ、 側面 キーといった機械部品、 バッテリー接点、 バッテリー バッテリーをフル充電し正しく とりつけてもBarryvoxトラ コンパートメント、...
  • Page 52 品質保証 購入者あるいは未認定の第三者がデバイスを開けた トランシーバーには購入時の領収証に記載 Barryvox ® 場合、 保証は無効になります。 オリジナルではなく、 メー された日付から2年間の保証がつきます (バッテリ カーが推奨しないスペア部品やアクセサリーが使われ ー、 キャリングシステム、 リーシュは対象外)。 ているデバイスに対しても同様です。 お使いのデバイスをwww.Barryvox.comから必要情報を 修理が不要なトランシーバーに対する診断テストには 記入してご登録いただいた場合、 領収証に記載され 費用がかかります。 保証修理は保証期間を延長するも た購入日付からの既存の保証期間はさらに3年間延 のではありません。 交換された部品には6ヶ月の保証が 長されます。 適用されます。 保証修理はデバイスが領収証とと共に 保証クレームの場合、 材料あるいは製造上の不具合 送られた場合に限り実施されます。 と認められる部品は無償で交換されます。 誤った取り 送付費用は所有者様にご負担いただきます。 その他の 扱いや通常使用による摩耗や傷と見なされる不具合 保証はありません。 直接的、 間接的あるいは間接損害 は対象外です。 などの紛失や損傷に対する賠償責任は明示的に除外...
  • Page 53 間のSEARCHモード後のSEND 最低200 時間。 最大範囲: 標準探索モードで最大70分。 探索ストリップ幅: 標準探索モードで70分、 拡張範囲 探索モードで100分。 動作温度幅: –25° ~ +45° C. © Copyright by Mammut Sports Group AG 寸法 (L x W x H): 115 x 67 x 27 mm. 無断複製禁止テキスト、 テキストの抜粋、 画像および図はすべ て著作権の対象となります。 いかなる部分も発行者の許可な 重さ: 210 g (バッテリー含む).
  • Page 54: コンパニオン救助

    り出すことです。 雪崩救助は時間との戦いです !大半 個人用安全装置 の埋没者は最初の18分間以内に救助できますが、 そ れを超えると生存の可能性が急速に低下します。 それ 適切な個人的安全装置を携帯することは、 能率的なコ ゆえ、 コンパニオン救助は埋没者にとって生存の可能 ンパニオン救助に非常に重要です。 埋没者を迅速かつ 性が最も高くなります。 効率的に探り出し発掘するためには、 トランシーバー、 シャベル、 プロー ブ棒が必要です。 もし雪崩がおきたら Mammut適切な雪崩プロー ブ、 シャベル、 バックパックを 多種多様に揃えています。 犠牲者として : エアバッグシステム (浮揚装置) を使用することで、 雪 脇へ逃げる 崩で生き埋めになるリスクを大幅に軽減し、 生存の可  スキー、 スノーボード、 ストックは放棄する 能性を高めます。  アンカー効果...
  • Page 55 救急プラン コンパニオン救助のためのチェックリスト 1 . 状況評価 2 . 可能であれば、 高精度捜索に至るまではスノース ポーツ器具を使ってください。 常にバックパックを身に着けてください。 3 . トランシーバーで捜索しますSEARCH マーク 捜索中ではありませんRescue-SEND ピンポイント ( 4 . 少なくとも一人の救助者が、 同時に眺めたり耳を プロービング) すましたりしながら、 トランシーバーSEARCHを開 始します。 高精度捜索 5 . プローブやシャベルの組み立ては高精度捜索が 終わってからにしてください。 6 . トランシーバー捜索が終了し、 全トランシーバー おおまかな捜索 をSENDにします 7 . 発掘 – 応急手当て 信号捜索: 救急プランにはコンパニオン救助に成功するための基...
  • Page 56 トリアージ判断基準とバイタルデータ トリアージ 援助が限られている (救助者がほどんどいない) 場合、 同時に埋没者全員の位置を探し出し発掘するのは不 可能です。 埋没者はどのような順番で救助すべきかと いう問いが持ち上がります。 生存の可能性がより高い 埋没者をまず探し出し、 掘り出します。 崖からの落下、 セラックやクレバス、 木との衝突といった単純な地形 的要因に加えて、 埋没の深さやバイ タルデータは重要 なトリアージの判断基準です。 レファレンスハンドブック コンパニオン救助 BARRYVOX ®...
  • Page 57 バイタルデータの検出 タをトリアージ判断基準に使うことで、 より生存の可 能性が高い人の埋没時間が減ります 。 これにより、 S は、 心臓の鼓動や肺呼吸といった体のわず Barryvox ® 総合的な救助効率が向上します。 かな動きを検出する高感度のセンサー (gセンサー) を搭載しています。 所定の時間内のどのような動きも バイ タルデータは埋没者の身体状態に関する判断は バイ タルデータとして解釈されます。 ハート型アイコン 行わないため、 医療知識のある方 (医者) の判断を代 の埋没者は生存の可能性が高いことを示します。 替するものではありません。 最初の35分間に生存していた埋没者はまだ呼吸をし ている (エアポケッ ト) と想定されるため、 生存の可能 バイ タル データを受信できるのは、 W-Link 無線接続機 性が高まります。 同時に、 低体温のためバイ タル デー 能を備えたアバランチ...
  • Page 58 埋 没とバイタルの期 間 SENDモードで任意のキーを押すことで、 トランシーバ ーの停止期間の最後の4時間における埋没データを 埋没した場合、 トランシーバーは埋没時間を記録し、 呼び出すことができます。 バイ タルデータを検出します。 S はトランシーバーの動きが停止した直後か Barryvox ® 停止期間は古い順です。 ら自動的に埋没時間を表示します。 現時点で最新の停止期間 最後の停止期間 埋没時間はバイ タルデータが検出されている間の時 最後から2番目の停止期間 間と共に、 時間と分で表示されます。 埋没時間の表示 最後から3番目の停止期間 は、 Barryvox S が雪崩の外で動きを停止した場合にも ® もっとも古い停止期間 動作し始めます。 レファレンスハンドブック コンパニオン救助 BARRYVOX ®...
  • Page 59 プローブがヒットしない場合 プロー ブで埋没者が見つからない場合、 もっとも短い 距離表示でその点から約1.5m上にプロー ブを置いて ください。 掘っている最中には、 埋没現場内をさらに細 かく、 ピンポイントに捜索できるよう十分なスペースを 確保します。 深い埋没での探索および発掘に関する詳細は、 「 環状 の高精度捜索」 に関する出版物をご参照ください。 レファレンスハンドブック コンパニオン救助 BARRYVOX ®...
  • Page 60 埋没者の発掘 最初の救助者をプロー ブのところに直接立たせます。 雪が固い場合、 シャベルで四角にカッ BarryTip:  それ以外の全救助者は雪を取り除く方向、 通常はフォ トします。 複数の埋没者がいる場合は、 埋没者 ールラインに向かってそれぞれがシャベルの長さ分離 のトランシーバーは直ちにオフにします。 れて立ちます。 コンベアベルトの先端にいる救助者が埋没者へのプ ロー ブのすぐ後方で掘ることで、 ミスを避けます。 回転 2 - 4 min. 2 - 4 min. 2 - 4 min. 1x SL 1x SL SL = 最大シャベル長 max. 1.5 – 2 m max.
  • Page 61: Declarations Of Conformity

    DECLARATIONS OF CONFORMITY U S A : F C C S t a t e m e n t This equipment has been tested and found to comply with the limits for Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against USA/Canada/New Zealand/Australia harmful interference in a residual installation.
  • Page 62 ® S is in compliance with Directive 2014/53/EU. The full text of the EU declaration of conformity is available at the following internet address: www.mammut.ch/BarryvoxManual Por la presente, Mammut Sports Group AG declara que el tipo de equipo radioeléctrico Barryvox S es conforme con la Directiva 2014/53/UE.
  • Page 63 Celotno besedilo izjave EU o skladnosti je na voljo na naslednjem spletnem naslovu: www.mammut.ch/BarryvoxManual Mammut Sports Group AG týmto vyhlasuje, že rádiové zariadenie typu [označenie typu rádiového zariadenia] je v súlade so smernicou 2014/53/EÚ. Úplné EÚ vyhlásenie o zhode je k dispozícii na tejto internetovej adrese: www.mammut.ch/BarryvoxManual Mammut Sports Group AG vakuuttaa, että...
  • Page 64 AVALANCHE SAFETY BEST CHOICE FOR THE WORST CASE mammut.com BarryBrain S 2.0 07/2017...

Table of Contents