Sony CF-SW07 Operating Instructions Manual page 52

Fm stereo/sw/mw/lw pll synthesized receiver
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シングル
SSB(Single Side Band)
普通の放送では音声などの信号は、下図のように上側波帯と下側波帯という2
つの周波数成分を用いて送られています。これらのうちどちらか一方をもち
いるのがSSB方式で、搬送波より高いものをUSB (上側波帯) 、低いものを
LSB (下側波帯) と言います。両方を用いるDSB (Double Side Band) に比べ
て混信が少なく、業務用通信やアマチュア無線で広く利用されています。
SSB方式では一般には、USBが採用されていますが、10MHz以下のアマ
チュアバンドでは、LSBが使われることが多くなっています。SSB波は普通
のラジオで受信してもモガモガという音が聞こえるだけで、音声としては聞
けません。SSB波を正常な音声に戻すためには、本機に内蔵されているよう
ビート
なBFO (Beat Frequency Oscillator) という特殊な回路が必要です。
コンティニュアス
CW
Continuous Wave
普通の放送は搬送波を音声信号で変調して行いますが、CWでは変調しない、
搬送波の断続によって信号を送るもので、一般にモールス信号で通信が行わ
れます。この通信もBFO回路を通すことによりビート音の断続として受信で
きるようになりますが、通信内容を判断するためにはモールス符号を理解す
る必要があります。CW通信も各種業務用やアマチュア無線に用いられていま
す。
同期検波とは
短波放送の受信を困難にしている大きな原因は、フェージング (51ページ) に
よるひずみと隣接局によるビート妨害です。この2つの障害の改善に大きな効
果を発揮するのが同期検波方式です。フェージングによるひずみは、途中経
路でさまざまな電波の干渉によって搬送波が弱められた結果、過変調となっ
て発生するものです。本機では、まず受信した電波から搬送波のみを取り出
し、その後、同期検波回路によって、この搬送波と周波数はもちろん、位相
まで同期したレベル変動のない純粋な周波数を作り出して、この周波数を搬
送波として受信信号に補っています。これにより、ひずみが軽減されます。
また、AM (短波、中波、長波) 放送では、普通、搬送波の上下の周波数帯
(USBとLSB) を使って変調信号を送るDSB(Double Side Band) 方式が用い
られていますが、隣接局による妨害はUSBかLSBのどちらか一方のみが影響
を受けている場合が多いのです。本機の同期検波回路では、DSB方式のUSB
かLSBのどちらか一方のみを抽出できますので、妨害を受けていない方を探
して受信することにより、妨害のない明瞭な受信を楽しむことができます。
52
JP
その他
サイド
バンド
とは
フリクエンシイ
オシレーター
振幅
搬送波
LSB
(下側波帯)
ウェーブ
) とは
振幅
LSB
(下側波帯)
妨害のない側だけ受信する
ダブル
USB
(上側波帯)
周波数
搬送波
USB
(上側波帯)
周波数
サイド
バンド
隣接局による
妨害

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