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Korg VOLCA DRUM Owner's Manual page 8

Digital percussion synthesizer

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  • ENGLISH, page 3
イントロダクション
Ja
このたびは、 コルグ・デジタル・パーカッション・ シンセサイザー volca drumをお買い上げいただきまし
て、 まことにありがとうございます。
本機はデジタル・シンセサイザーのパーカッション・サウンドに特化した、 リズム・シーケンサーです。6つ
のパートを使って ドラム・キッ トを作成し、 各パートの音を自由に調節できます。シンプルなパルスからザ
ラザラした音まで幅広い音が表現可能で、 ウェーブガイ ドを基にしたレゾネーター・エフェク トを使えば、
さらに表現力豊かなパーカッション・サウンドが得られます。
サウンド・コントロール
ノブやボタンで選択されているパートの音色とウェーブガイ ド ・ レゾネーター・エフェク トを調節しま
す。各パートには2つのレイヤーがあり、 ウェーブガイ ド・レゾネーターは全てのパートに対して共
通です。下図参照。
PART
LAYER
LAYER 1
LAYER 2
PITCH MODULATOR
SOUND SOURCE
AMP. E.G.
SEND
x 6
PAN
LEVEL
2
SEND
OTHER
MIX
PART
2
PARTS
MIX
2
2
VOLUME
WAVEGUIDE RESONATOR
2
TUBE
STRING
LAYER 1/2ボタン
レイヤーの選択を切り替えます。両方のレイヤーが選択されているときは、 ボタンが点灯します。
LEVEL [VALUE]ノブ
選択されているレイヤーのレベルを設定します。EDIT/STEPボタンが点灯しているときはSELECT
[PARAM]ノブで選択したパート・パラメーターを設定します。
PITCHノブ
選択しているレイヤーのピッチを設定します。
MOD AMOUNTノブ
選択しているレイヤーのピッチ・モジュレーションの効果の深さを設定します。
WAVEGUIDE
MOD RATEノブ
選択しているレイヤーのピッチ・モジュレーションの変化のス
SENDノブ
ピードを設定します。
選択しているパートのウェーブガイ ド・レゾネーターのかかり具
EG ATTACKノブ
合を設定します。
選択しているレイヤーのアンプ・エンベロープのアタ ック・タイ
DECAYノブ
ムを設定します。
ウェーブガイ ド・ レゾネーターのディケイの時間を調節します。
EG RELEASEノブ
BODYノブ
選択しているレイヤーのアンプ・エンベロープのリリース・タイ
ウェーブガイ ド・ レゾネーターのキャラクターを設定します。
ムを設定します。
TUNEノブ
SELECT [PARAM]ノブ
ウェーブガイ ド・レゾネーターのピッチを設定します。小さい値
選択しているレイヤーの音源の波形、 ピッチ・モジュレーター、
にするとウェーブガイ ド・レゾネーターはディレイのような振る
アンプ・エンベロープを選択します。
舞いをします。
音源の波形 (SRC) は、 サイン波<
>、 ノコギリ波<
>、 ハイ
パス・フィルター・ノイズ<
>、 ローパス・フィルター・ノイズ
ディスプレイ
<
>、 バンド・パス・フィルター・ ノイズ<
>。
ピッチ・モジュレーター (MOD)は、 ライズ-フォール<
>、 オ
シレーター <
>、 ランダム<
>。
アンプ・エンベロープ・ジェネレーター (EG)は、 リニア・アタ ック
-リリース<
>、 エクスポネンシャル・アタック-リリース
<
>、 マルチ・ピーク ・アタ ック-リリース<
>。
EDIT/STEPボタンが点灯しているとき、 このノブはPARAMノブ
として、 下記のパート・パラメーターを選択します。
BIT: ビッ ト・ リダクションの深さ
選択している音源の波形、
FLD: ウェーブ・フォルダの深さ
ピッチ・モジュレーターと
DRV: オーバードライブのゲイン
アンプ・エンベロープ
PAN: 左右のパンの割合
GAN: ミ ックスの前のゲインの調節
(電源)ボタン
電源をオン、 またはオフにします。オフにするときは約
1秒間押したままにします。
オート ・ パワー ・ オフ
volca drumにはオート・パワー・オフ機能がついて
います。オート ・パワー・オフとは、 本体の操作や発音
がない状態が約4時間続くと、 自動的に電源が切れる
機能です。オート ・パワー・オフ機能は解除することが
できます (→グローバル・パラメーターの設定) 。
DC 9V
端子
別 売 の コ ル グKA-350 ACア ダ プ タ ー(DC9V
) を接続します。
ACアダプターは、 必ず指定のものを使用してくだ
さい。 指定以外のACアダプターを使用した場合、
故障の原因となります。
Headphone
SPEAKER
シーケンサーとファンクション
TEMPOノブ
シーケンサーの再生テンポを設定します。
SWINGノブ
偶数ステップの位置を、 後ろに最大75%まで移動します。FUNC
ボタンを押しながら回すと逆方向に移動することができます。
ステップ1~16ボタン
1 ~ 6ボタンはトリガーとパートの選択として機能します。また
シーケンスの設定や、 様々な機能を設定することができます。
EDIT/STEPボタン
このボタンを押すと、 ステップ・エディ ッ ト・モードに入り、 SLICE
とACCENTボタンが有効になります。ステップ1 ~ 16ボタンを
押すと選択しているパートのステップのオン/オフを設定できま
す。ステップ・ボタンを押しながらLEVEL [VALUE]ノブでステッ
プが再生される確率を変更できます。再度ボタンを押すとモー
選択しているパラメーターとその値
ドから抜けます。
SLICEボタン: このボタンを押すと、 スライス・エディ ッ ト・モード
に入り、 ステップ・ボタンで選択しているパートのスライスのオン
/オフを設定できます。ステップ・ボタンを押しながらLEVEL
[VALUE]ノブでそのステップのスライスの数を変更できます。
再度ボタンを押すとモードから抜けます。
ACCENTボタン: このボタンを押すと、 アクセント・エディ ッ ト・
選択しているウェーブ
モードに入り、 ステップ・ボタンで選択しているパートのステップ
ガイド・レゾネーター
のモデル
ごとのアクセントのオン/オフを設定できます。ステップ・ボタン
を押しながらLEVEL [VALUE]ノブでそのステップのアクセント
の量を変更できます。再度ボタンを押すとモードから抜けます。
MIDI IN端子
SYNC (IN, OUT)端子
外部MIDI機器と接続してvolca drumの音源を
volca drumとその他のvolcaシリーズ、 アナロ
コントロールします。
グ・シーケンサーやDAWなど同等の機能を持つ
TIP: MIDIインプリメンテーション・チャートはコルグ・
機 器と接 続し、両 方 の 機 器を同 期させます。
ウェブサイ トからダウンロードしてください。
SYNC端子の極性はグローバル・パラメーターで
設定できます。
MIDI チャンネルの設定
• SYNC OUT端子はステップのはじめに15ms
1. RECボタンを押しながら、 電源をオンにします。
のパルスを5Vで出力します。
2. ステップ1 ~ 16ボタンがMIDIチャンネル1 ~
• SYNC IN端子に接続すると、 内部のステップ・
16に対応します。チャンネルに対応するボタン
クロックが無効になり、 volca drumのシーケ
を押してボタンのLEDを点灯させます。
ンサーは入力されたパルスに応じてステップ
TIP: 現在設定されているチャンネルの (LEDが点
が進みます。
灯している) ステップ・ボタンを押すと設定が
キャンセルされ、パート1 ~ 6にそれぞれ
(ヘッ ドホン)端子
MIDIチャンネル1 ~ 6が設定されます。 (工
ヘッ ドホン (ステレオ・ミニ・プラグ) を接続します。接
場出荷時設定)
続していないときは、 内蔵のスピーカーで出力します。
VOLUMEノブ
出力の音量を設定します。
ACT. STEPボタン
このボタンを押すと、 アクティブ・ステップ・エディ ッ ト・モードに
入り、 選択しているパートのシーケンスの有効なステップのオン
/オフを設定できます。オフのステップはスキップされます。再
度ボタンを押すとモードから抜けます。
TIP: 各パートを異なるアクティブ・ステップにするとポリリズムが
作れます。
STEP JUMPボタン
このボタンを押すと、 ステップ・ ジャンプ・モード入ります。ステッ
プ1 ~ 16ボタンを押すと、 押したステップが次に再生されます。
再度ボタンを押すとモードから抜けます。
MUTEボタン
ボタンを押しながら、 ステップ1 ~ 6ボタンを押すと、 対応した
パートのミュート、 ミュート解除ができます。
 (PLAY)ボタン
シーケンサーを再生します (ボタン点灯) 。もう一度ボタンを押す
と停止できます。
˜ (REC)ボタン
ステップ1 ~ 6ボタンで演奏と、 モーション・シーケンスがオンの
ときにノブのモーションを記録します。停止中にこのボタンを押
すと録音待機状態になり、 PLAYボタンを押すかステップ1 ~ 6
ボタンを押すと録音が始まります。再生中にRECボタンを押し
た場合は、 ボタンを押したところから録音を開始します。
TIP: モーションが記録されたノブは再生中に点灯します。
TIP: モーション・シーケンスがオンのとき、 ノブのモーションを記録し
てからシーケンスが一周すると、 自動的に録音が解除されます。
— 8 —
電池の入れ方
バッテリー残量表示
本体裏面の電池カバーをスライ ドさせて取り外し、 電池の極性に
電源を入れたときにステップ・ボタンの下のLEDに電池の残量値
注意して電池を入れます。そして、 電池カバーを取り付けます。
が表示されます。全点灯で最大値、 残量が少なくなるにつれて点
電池の交換は電源を切った状態で行ってください。
灯する数が少なくなります。
使えなくなった電池は、 すぐに本機から取り出してください。
ACアダプター (別売) を接続している場合、 残量は正しく表示
そのままにしておくと、 故障の原因 (電池の液漏れなど) となり
されません。
ます。 また、 長期間ご使用にならない場合も、 電池を外してお
TIP: 単3形アルカリ乾電池、 またはニッケル水素電池の両方が使
いてください。
用できます。残量の検出、 表示を正確におこなうためにグ
新しい電池と1度使用した電池や、 違う種類の電池を混ぜて
ローバル設定でお使いの電池の種類を設定してください。
使用しないでください。
TIP: 使用時にバッテリー残量が少なくなると警告動作がはじま
付属の電池は動作確認用のため、 通常より寿命が短いとき
り、 ディスプレイに 「bt.Lo」 が点滅で表示されます。 バッテリー
があります。
残量がなくなると、 電源が自動的にオフになります。
グローバル・パラメーターの設定
1. FUNCボタンを押しながら、 電源をオンにします。
2. ステップ1 ~ 8ボタンを押してグローバル・パラメーターを設定します。 (表参照)
3. 設定を終了したら˜ (REC) ボタンを押します。設定が保存され本機が再起動します。キャンセルする場合は (PLAY) ボタンを押し
ます。
ステップ・ボタン
LED 点灯
機能
状態
表示
1 オート・パワー・オフ機能
* 有効
APO on
2 使用電池の選択
ニッケル水素
BAT nIck
3 SyncOut 極性
立下り
SYO Low
4 SyncIn 極性
立下り
SYI Low
5 Tempo レンジ設定
Full(10 ~ 600)
TMP FuLL *Narrow (56 ~ 240)
6 MIDI Clock Src
*Auto
MCL auto
7 MIDI RX ShortMessage
*On
MST on
8 Sync 入出力単位
1 ステップに 1 回
1StP
仕様
˜ 鍵盤部:マルチタ ッチ鍵盤 ˜ 音源システム:6デジタル・パート (各2オシレーター、 ピッチ・モジュレーター、 アンプEG) 、 ウェーブ
ガイ ド・レゾネーター・エフェクター ˜ 接続端子: (ヘッ ドホン) 端子 (ステレオ・ミニ・フォーン・ジャック) 、 SYNC IN端子 (モノラル・
ミニ・フォーン・ジャック、 最大入力レベル20V) 、 SYNC OUT端子 (モノラル・ミニ・フォーン・ジャック、 出力レベル5V) 、 MIDI IN端子
˜ 電源:単3形電池×6本 (アルカリ乾電池、 またはニッケル水素電池) 、 またはDC 9V
˜ 電池寿命:約8時間 (アルカリ乾電池使用時) ˜ 消費電流:344mA ˜ 外形寸法 (幅×奥行×高さ) :193 × 115 × 39mm
˜ 質量:370g ( 電池含まず) ˜ 付属品:動作確認用単3形アルカリ乾電池×6、 シンク ・ケーブル、 取扱説明書
˜ アクセサリー(別売) :AC アダプター KA-350 ( DC 9V
* 仕様および外観は、 改良のため予告無く変更することがあります。
FUNC (ファンクション)ボタン
FUNC + RANDOMIZE LAYER (9): 選択しているレイヤーの
FUNCボタンを押しながら他のボタンを押すと、 様々な機能を設
サウンドをランダムに変更します。
定できます。もう一度FUNCボタンを押すとその機能の設定か
FUNC + RANDOMIZE PATTERN (10): 選択しているパート
ら抜けて元に戻ります。
のステップ、 スライス、 アクセント、 アクティブ・ステップの設定を
FUNC + LOAD KIT: ロード・キッ ト・モードに入り、 ステップ・ボ
ランダムに変更します。
タン(1 ~ 16)を押すとキッ トが読み込まれます。1 ~ 10はプリ
FUNC + MODEL (11): ウェーブガイ ド・レゾネーターのモデル
セッ トのキッ トが保存されています。
を切り替えます。
TIP: キッ トは各パートで作成したサウンドとウェーブガイ ド・レゾ
FUNC + MOTION ON/OFF (12): モーション・シーケンスの
ネーターから構成されています。
オンまたはオフを切り替えます。 (RECボタンを参照)
FUNC + SAVE KIT: セーブ・キッ ト・モードに入り、 ステップ・ボ
FUNC + MOTION CLR PART (13): 選択しているパートの
タン(1 ~ 16)を押すと現在のキッ トがステップの位置に保存さ
モーション・シーケンスの情報が消去されます。
れます。
FUNC + MOTION CLR ALL (14): 全パートのモーション ・ シー
FUNC + LOAD PRG.: ロード ・ プログラム ・ モードに入り、 ステッ
ケンスの情報が消去されます。
プ・ボタン(1 ~ 16)を押すとプログラム、 またキッ トの番号も連
FUNC + CLEAR PART (15): 選択しているパートのステップ、
動して読み込まれます。1 ~ 10はプリセッ トのプログラムが保
スライス、 アクセント、 モーションが消去され、 アクティブ・ステッ
存されています。ステップ・ボタンを押しながら別のステップ・
プが初期設定にリセッ トされます。
ボタンを押すとCHAIN機能として、 その区間のシーケンスが連
続して再生されます。
FUNC + CLEAR ALL (16): 全パートのステップ、 スライス、 ア
TIP: プログラムは各パートごとのシーケンス ・ パターン、 モーショ
クセント、 モーションが消去され、 アクティブ・ステップが初期設
ン・シーケンス、 キッ トの番号で構成されています。
定にリセッ トされます。
FUNC + SAVE PRG.: セーブ・ プログラム ・ モードに入り、 ステッ
工場出荷状態に戻す場合
プ・ボタン(1 ~ 16)を押すと現在のプログラムがステップの位
1. FUNCボタンとPLAYボタンを押しながら電源をオンにします。
置に保存されます。
ディスプレイに 「Fct rESt」 と表示されRECボタンとPLAYボタ
TIP: SWING、 TEMPO、 VOLUMEノブは保存されません。
ンが点滅します。
2. RECボタンを押すと、 本機を工場出荷状態に戻してから起動
FUNC + PARTS (1–6): 1 ~ 6のパートを選択します。
します。
FUNC + COPY (7): パート・コピー・モードに入り、 ステップ1
PLAYボタンを押すと、 キャンセル動作になり、 何もせずに起
~ 6ボタンを押すと現在のパートのサウンド、 シーケンス・デー
動します。
タをコピーします。
FUNC + CHOKE (8): チョーク ・セレク ト・モードに入り、 チョー
クしたい1 ~ 6のパートのステップ・ボタンを押します。チョーク
を有効にしたパートのうち一番小さい値のパートが (優先され
て) 再生されます。
LED 消灯
状態
表示
無効
APO oFF
* アルカリ
BAT alka
* 立上り
SYO hIGh
* 立上り
SYI hIGh
TMP narr
Internal
MCL Int
Off
MST oFF
*2 ステップに 1 回
2StP
* : 工場出荷時の設定です。
AC アダプター KA-350 (別売)

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