Sony HKPF-106 Operation Manual page 6

概要
HDオーディオ/ビデオデマルチプレクサボードHKPF-106は、
HDシリアルデジタルインターフェース信号（BTA S-004A/
005A/006A準拠）のオーディオ・ビデオ信号を分離（デマルチ
プレクサ）する基板です。
HKPF-106は、デジタルビデオインターフェースユニットPFV-
D20、PFV-D300、PFV-HD300に組み込んで使用します。
動作に必要な電源は、インターフェースユニットから供給され
ます。
HKPF-106の構造および電源電圧は、デジタルビデオインター
フェースユニットPFV-D20/D300/HD300用に企画された他の
HKPFシリーズの基板とすべて共通です。
これらの基板は、各インターフェースユニットに任意の組み合
わせで装着して同時運用することができ、柔軟なシステム構成
が可能になります。
注意
基板上のスイッチの設定については、サービストレーニングを
受けた技術者にご依頼ください。
HKPF-106は以下のものから構成されます。
基板（1）
コネクターパネル（1）
オペレーションマニュアル（1）
メンテナンスマニュアル（1）
スロット番号ラベル（1組）
4 (JP)
HKPF-106
の機能
HDシリアルデジタルインターフェース信号からビデオ信号・
オーディオ信号の分離・分配
本基板は、1系統のHDシリアルデジタルインターフェース信号
からAES/EBUフォーマットの2チャンネルデジタルオーディオ
信号2系統を分離（デマルチプレクス）して出力します。
分離後のHDシリアルデジタルインターフェース信号は2出力に
分配されます。
オーディオチャンネルの選択
出力するオーディオ信号をチャンネル1〜4または、チャンネル
5〜8を選択することができます。
オーディオチャンネルの入れ替え
分離したオーディオ信号のチャンネル1〜4（またはチャンネル
5〜8）を入れ替えて、異なるチャンネルに出力することができ
ます。
最大8チャンネルのオーディオ信号を分離
本基板をカスケード接続することにより、最大8チャンネルの
オーディオ信号を分離することができます。
入力信号に自動対応
本基板は、入力されるHDシリアルデジタルインターフェース信
号のフィールド周波数59.94/60Hz、有効走査線1035/1080本を
検知し、各フォーマットに自動対応します。
ISR機能
ISR(Interactive Status Reporting)機能に対応しています。