IHI Shibaura G-EXE22-OMEGA-S9 Operator's Manual

Walk behind greens mower
Table of Contents

Advertisement

Quick Links

OPERATOR'S MANUAL
取扱説明書
G-EXE22・26Ω

Advertisement

Table of Contents
loading

Summary of Contents for IHI Shibaura G-EXE22-OMEGA-S9

  • Page 1 OPERATOR’S MANUAL 取扱説明書 G-EXE22・26Ω...
  • Page 2 はじめに     こ   の た び は 、 シ バ ウ ラ グ リ ー ン モ ア を お 買 い 上 げ い た だ き あ り が と う ご ざ い ま し た...
  • Page 3: Table Of Contents

    目 次 1.ラベル及び警告ラベル ■ラベルの貼付位置とその意味 …………………………………………………………………………………………………………3 2.各部の名称 ■各部の名称と機能 ………………………………………………………………………………………………………………………5 3.操作前の注意 ■万一のケガに備えて ……………………………………………………………………………………………………………………6 ■機械の点検、整備、保守作業は、必ずエンジンを停止する ………………………………………………………………………6 ■機械の点検、整備、保守作業は、必ずエンジンが冷えてから ……………………………………………………………………6 ■芝刈機の走行時、作業時には必ずバケットを装着する ……………………………………………………………………………7 ■傾斜が10°以上のところでは作業しない ……………………………………………………………………………………………7 ■芝刈機は子供に操作させない …………………………………………………………………………………………………………7 ■体格に合わない場合は調整を依頼する ………………………………………………………………………………………………7 ■燃料の取扱いには充分な注意を ………………………………………………………………………………………………………8 ■エンジンの始動は必ず屋外で …………………………………………………………………………………………………………8 ■作業中に異常な振動を感じたらエンジンを停止する ………………………………………………………………………………9 ■車両への積みおろしにはエンジンを停止して ………………………………………………………………………………………9 ■作業現場の下見をする …………………………………………………………………………………………………………………9 ■芝刈作業、エンジン走行は基本姿勢を守って ……………………………………………………………………………………10 ■作業に適した服装をする ……………………………………………………………………………………………………………10 ■冷えと振動について …………………………………………………………………………………………………………………11 ■薬物の影響のある人や酒気を帯びた人に操作させない …………………………………………………………………………11 4.操作前の準備...
  • Page 4: 1.ラベル及び警告ラベル

    1. ラベル及び警告ラベル 警 告 !本機を操作する前にラベルの貼付位置を確認し、 その意味を十分理解してください。 部品番号 部品名称 個数 意味 ① A90110190 ラベル:シバウラマーク 会社名を示す A90110201 ラベル:G-EXE22 ② 機種名を示す A90110211 ラベル:G-EXE26 ③ A90360291 ラベル:シャソククラッチシジ 車速を示す(L=遅い、N=中立、H=早い) ④ A90360361 ラベル:クラッチ レバー位置の状態を示す(上=入り、下=切り) ⑤ A90610460 警告ラベル:ゼンパン 次ページ参照 ⑥ A90610470 警告ラベル:ベルト 次ページ参照 芝の状態による遮風板の位置を示す(DRY=乾 ⑦ A90360310 ラベル:シャフウバンシジ 燥、WET=湿潤)...
  • Page 5: ラベルの貼付位置とその意味

    ラベル及び警告ラベル...
  • Page 6: 2.各部の名称

    2. 各部の名称 !本書では、機械の前後、上下、左右は図中左上に矢印で示す方向で解説しています。 !本書では下図に示すグリーミング仕様を基準に解説しています。 )内に示す名称は図示されていないことを表します。 刈高ゲージ(別売)...
  • Page 7: 各部の名称と機能

    各部の名称 ■ 各部の名称と機能 名 称 機 能 !グリップを握り、作業中の機械の姿勢の維持や方向転換を行なうのに使用しま ハンドル す。 !機械を操作する時に握る部分です。 グリップ !ブレーキを作動し芝刈機本体の進行を止める時に使用するレバーです。 ブレーキレバー !スタンドを立てる時とはずす時に握る部分です。 スタンドグリップ !搬送用タイヤを着脱する時に使用し、前ローラーと芝刈機本体を支えます。 スタンド !動力を伝えるクラッチ・ミッションのカバーで作業者の巻き込み事故を防止し フロントカバー ます。作業中は絶対に取り外さないでください。 !刈刃の「作動」と「停止」の切り替えを操作するレバーです。 刈刃クラッチレバー !搬送用のタイヤを取り外した後、作業中、走行に使用するローラーです。 後ローラー !下刃と刈刃の間隔を調整するハンドルです。左右あります。 下刃調整ハンドル(左) 、 (右) !本機を作業現場まで搬送する時に使用するタイヤです。 搬送用タイヤ !刈刃を手動で回転させる時に使用する道具です。 刃合わせ金具 !ラッピング作業をする時のボルトです。 刈刃軸 !作業ローラーの地面からの高さを調整するノブです。左右にあります。 作業ローラー高さ調整ノブ(左) 、 (右) !前ローラーを上下させ、刈高を調整するのに使用するノブです。 前ローラー高さ調整ノブ(左)...
  • Page 8: 3.操作前の注意

    3. 操作前の注意 ■ 万一のケガに備えて !電話機のそばの目につきやすい場所に、医療機関、消防署(救 急車)の電話番号を一覧表にし、掲示しておいてください。 !消防署への連絡の場合、日頃から作業することの多い現場への 目標物(住所、建造物など)を一覧表にしておくと、緊急の場 合の的確な連絡に役立ちます。 !単独で作業する場合、誰でも、その現場が明確にわかるよう、 現場のメモを黒板などに記入することを習慣づけてください。 事故の発生により帰れなくなった場合に有効です。 !作業現場には必ず救急箱と余分な手ぬぐいやタオルを持参して ください。手ぬぐいやタオルは応急の止血用品として有効で す。 !地域の消防署や消防団では応急処置の講習や訓練で、その技能 と知識の普及につとめています。それらの機会を逃さず受講 し、日頃から応急処置にたいする技能、知識を身につけるよう にしてください。 ■ 機械の点検、整備、保守作業は、必ずエンジンを停止する 警 告 !点検、整備、保守作業の際は必ずエンジンスイッチを切 り、刈刃の回転が停止していることを確認してから行な ってください。 !芝刈作業中に点検、整備、保守作業を行なわないでくだ さい。回転中に物が挟まり停止した刈刃部分は、挟雑物 を取り除いた瞬間に回転し、重大な事故の危険性があり ます。 !芝刈作業中は点検、整備、保守作業をしないでください。 !十分な工具と設備を整え、エンジンが完全に冷めてからこれら の作業を行なってください。 ■ 機械の点検、整備、保守作業は、必ずエンジンが冷えてから 警 告 エンジン停止直後にエンジンやマフラー(消音器)など高 温部分に触れないでください。 温度によっては重度の火傷を負うことがあります。...
  • Page 9: 芝刈機の走行時、作業時には必ずバケットを装着する

    操作前の注意 ■ 芝刈機の走行時、作業時には必ずバケットを装着する 警 告 !本機のエンジンを始動し走行する際には、必ずバケット を装着してください。 バケットは、刈刃や機械本体が不用意に人体に接触する のを防ぎます。 !本機のバケットは刈くずを収集するほかに、自動車のバンパーに相当する役目があります。 !万一の事故を防止するため、エンジン始動時には必ずバケットを装着してください。 ■ 傾斜が10°以上のところでは作業しない 警 告 !地面の傾斜が10°以上の場所では本機による芝刈作業 をしないでください。転倒、スリップによる事故の可能 性があります。 ■ 芝刈機は子供に操作させない 警 告 !本機の作業は子供には行なわせないでください。 !その他、訓練の経過をみて機械の制御に向いていない人 には操作させないでください。 ■体格に合わない場合は調整を依頼する !本機は、体格に合わせ操作しやすいようにハンドルの高さの調整(34ページ「ハンドル高さの調整」を参照してく ださい。 )が可能ですが、それらの調整を行なっても、作業上支障がある場合は、営業所、または販売店に連絡 し、適切な調整をご依頼ください。...
  • Page 10: 燃料の取扱いには充分な注意を

    操作前の注意 ■ 燃料の取扱いには十分な注意を 危 険 !燃料の補給は必ずエンジンを停止してから行なってくだ さい。 !燃料の取扱中、燃料のそばで喫煙したり、裸火を扱わな いでください。 引火、爆発により死にいたることがあります。 !燃料の補給や保管は消防法の規準に適合した施設で行な ってください。 !プラスチックの容器などに小分けして保管したり、小分 けした容器から給油しないでください。 静電気による引火や発火の危険があります。 !こぼれた燃料は必ず拭き取ってください。 !燃料保管場所と作業場所を区別し、燃料のそばでエンジ ンを始動するなど引火の可能性のある作業をしないでく ださい。 !燃料保管場所には油火災用の消化器をそなえてくださ い。 !本機の燃料は揮発性が高く引火による火災や火傷の危険があり ます。取り扱いには必ず上記各項目を守ってください。 ■ エンジンの始動は必ず屋外で 危 険 !エンジンの始動は通気のよい屋外で行なってください。 !エンジンの排気ガスには人体に有害なガスが含まれてお り、場合によっては死にいたります。 !エンジンの排気ガスには一酸化炭素などの有毒な物質が含まれ ています。 !エンジンを始動する場合は換気に気をつけ、密閉されている屋 内や、換気の悪い場所ではエンジンを始動しないでください。...
  • Page 11: 作業中に異常な振動を感じたらエンジンを停止する

    操作前の注意 ■ 作業中に異常な振動を感じたらエンジンを停止する 警 告 !作業中、原因のわからない振動が起きた場合、ただちに エンジンスイッチを「OFF」にしてください。 エンジンの破損や刈刃の破壊などにより、飛散物、高温 のオイル、ガスが身体を傷つける場合があります。 ■ 車両への積みおろしにはエンジンを停止して 警 告 !本機をトラックなど運搬用車両に搭載して搬送する場 合、エンジン駆動により走行させ搭載してはいけませ ん。 万一操作を失敗した場合重大な事故の原因となります。 !本機をトラックなどの運搬用車両に搭載し搬送する場合、積み おろしには必ず2名以上で、ブレーキを活用しながら行なって ください。(22ページ「車両による搬送」を参照してくださ い。 ) ■作業現場の下見をする 警 告 !作業前に作業現場の下見をし、小石や固いゴミなど刈刃 が巻き込む可能性のある物を除去してください。 刈刃に巻き込まれると周囲に飛散し、作業者や作業監督 者などを傷つける場合があります。 !その他、本機は地面の傾斜角が10°以上の場所では使 用できないので、作業前に下見をし、傾斜の急な箇所を 事前によく確認しておいてください。...
  • Page 12: 芝刈作業、エンジン走行は基本姿勢を守って

    操作前の注意 ■ 芝刈作業、エンジン走行は基本姿勢を守って 警 告 !芝刈作業、エンジン走行では基本姿勢を守って行なって ください。転倒やスリップは思わぬケガや事故の原因と なります。 !芝刈作業をするときや、エンジンの駆動により走行(エンジン 走行)するときはバケットを必ず装着してから基本姿勢を保っ て行なってください。 〈基本姿勢〉 !走行中常に進行方向を向き、確実にハンドルのグリップを握 り、左右の足を肩幅に開き、歩行する姿勢です。 !視野は進行方向に定め、本機の進行にともない歩行するとき、 左右の足が前後に一直線にならないように歩行してください。 ■ 作業に適した服装をする 警 告 !身体に合った作業服を着用してください。 だぶついた作業服は機械の回転部に巻き込まれたり、機 械の各部に引っかかり作業の障害や重大な傷害の原因と なります。 !手袋、長靴を着用し作業してください。 手袋や長靴は虫や、刈くずが直に肌に触れるのを防ぎ、 虫刺されやかぶれから身をまもるのに役立ちます。 !安全帽を着用して作業してください。 作業現場に張り出した枝など頭上の障害物から頭部を守 ります。 !本機を操作し作業するときは、手袋をし、ソデ、スソのしまり のよい、だぶつきのない身体に合った服装をしてください。 !滑りにくい長靴か編み上げ靴を着用しズボンのスソと靴の間を 開けないようにしてください。地域によってはツツガ虫病によ る高熱などの被害があります。 !頭上の枝などの障害物から頭部を保護するため安全帽(ヘルメ ット)を着用してください。...
  • Page 13: 冷えと振動について

    操作前の注意 ■ 冷えと振動について 警 告 !寒冷時の芝刈作業では適宜休憩を設けてください。長時 間の作業では、振動と冷えにより指先、手、腕に痛みを ともなう症状が現われることがあります。 !作業中に痛みを感じた場合は、ただちに作業を中止し、 医師の診察を受けてください。 レイノー氏症候群であることがあります。 !低温で芝刈作業中に指先、手、腕に痛みを感じた場合、ただちに作業を中止して、医師の診断を受けてください。 慢性的に指先、手、腕に痛みを感じる、レイノー氏症候群は低温と冷えに長時間さらされた場合に発症するといわ れています。 発症の原因となる条件が温度的にも時間的にも不明確ですので、寒冷地や寒冷時の芝刈作業には、指先、手などの 体温が回復するだけの休憩を日頃から充分にとってください。 ■薬物の影響のある人や酒気を帯びた人に操作させない 警 告 !薬剤を服用中の人は本機を操作しないでください。 一般に常用されている薬剤でも判断力や敏捷性に影響を 及ぼすものがあります。風邪薬や痛み止めなどを服用す るときは充分注意してください。 !酒を飲み、アルコールの影響下にある人は本機を操作し ないでください。 判断力や敏捷性に影響を及ぼし、重大な傷害を伴う事故 につながります。...
  • Page 14: 4.操作前の準備

    4. 操作前の準備 ■ バケットの装着方法 警 告 !芝刈作業や走行時には必ずバケットを装着してくださ い。 〈バケットの装着〉 ①バケット金具(右) 、 (左)の丸棒・プレートの間に左右の前 ローラー高さ調整ノブの取付け部を通し、バケットを上から止 まるまで差し込んでください。 ②バケットが確実に装着され、斜めになったり、芝刈機本体に引 っ掛かっていないか確認してください。 ■ スタンドの立て方と搬送用タイヤの着脱 警 告 !必ず水平で、芝刈機が自然に移動するおそれのない場所 でスタンドの立てはずしと搬送用タイヤの着脱をしてく ださい。 〈スタンドの立て方とはずし方〉 スタンドの立て方 ①左手でハンドルの水平部分を握り、右手でスタンドグリップを 持ち、スタンドに右足をかけ、地面に押し付けてください。 スタンドにかけた右足は途中ではずさないでください。 ②スタンドを右足で地面に押し付けたまま、スタンドグリップを 手前上方に引き上げてください。 !スタンドが直立し、前ローラーとスタンドで芝刈機本体が支え られ、搬送用タイヤが地面から浮き上がります。 !この状態で搬送用タイヤの着脱をします。 スタンドのはずし方 ①右手でスタンドグリップを確実に握り、右足をスタンドに押し 付けてください。 ②左手でハンドルの水平部分を握り、スタンドに押し付けた右足を絶対にはずさないように注意しながら、両手で芝 刈機を静かに前に押してください。 !スタンドがはずれ、搬送用タイヤ(後ローラー)が着地します。 ③搬送用タイヤ(搬送用タイヤがはずしてある場合は、後ローラー)が着地したのを確認してからスタンドを右足で 静かに元の位置までもどしてください(スタンドの右側にある、もどしピンを靴で引っかけると簡単です)...
  • Page 15 操作前の準備 〈搬送用タイヤの着脱〉 !スタンドを前ページ「スタンドの立て方」の手順に従って、安 定した状態であることを確認してから搬送用タイヤを着脱して ください。 搬送用タイヤのはずし方 ①スタンドを立て、前ローラーの前に石や木片をストッパーとし て差し込んで、作業者の身体が芝刈機本体に触れてもスタンド がはずれないようにしてください。 ②片手で搬送用タイヤを支え、ホイールの内部にある着脱板をも う一方の手の親指で止まるまで押し下げてください。 ③搬送用タイヤをタイヤ軸に平行に引き抜いてはずしてくださ い。 ④反対側の搬送用タイヤも同じ方法ではずし、前ローラーに差し 込んだ石や木片を取り除き、前ページ「スタンドのはずし方」 に従って静かにスタンドをはずしてください。 !後ローラーに衝撃を与えるとタイヤ軸が曲がったり、後ロー ラーが破損し、刈り取りに支障をきたします。 搬送用タイヤの取り付け方 ①スタンドを前ページ「スタンドの立て方」の手順に従って立 て、前ローラーの前に石や木片をストッパーとして差し込ん で、作業者の身体が芝刈機本体に触れてもスタンドがはずれな いようにしてください。 ②片手で搬送用タイヤを支え、ホイールの内部にある着脱板をも う一方の手の親指で止まるまで押し下げてください。 ③着脱板を押し下げたまま搬送用タイヤをタイヤ軸のスプライン の凸凹に合う様に、平行に差し込み、タイヤ軸がホイールから 見えたら着脱板を離して、着脱板がタイヤ軸の溝にはまり「カ チッ」と音がするまでタイヤを押し込んでください。 ④反対側の搬送用タイヤも同じ方法で取り付け、前ローラーに差 し込んだ石や木片を取り除き、 「スタンドのはずし方」に従っ て静かにスタンドをはずしてください。...
  • Page 16: 燃料の補給

    操作前の準備 ■ 燃料の補給 危 険 !燃料の補給は必ずエンジンを停止してから行ない、燃料 の補給中、燃料のそばで喫煙したり、裸火を扱わないでく ださい。 引火爆発により死に至ることがあります。 !エンジン停止直後でエンジンが高温状態のときは燃料の 補給を行なわないでください。 !燃料の補給や保管は消防法の規準に適合した施設で行な ってください。 !燃料補給の際にこぼれた燃料は必ず拭き取ってくださ い。 !プラスチックの容器などに小分けして保管したり、その 容器から給油しなでください。 静電気による引火や発火の危険があります。 !燃料補給場所でエンジンを始動しないでください。 重 要 !本機の燃料にはレギュラーガソリン(無鉛)を使用して ください。 !給油する場合は必ず燃料フィルターを外さずに給油して ください。 ①燃料キャップを反時計方向に回してゆるめ、取り外してくださ い。 !給油口の内部には燃料フィルターがあります。 ②燃料フィルターを点検し、ゴミや沈殿物などの汚れがあった場 合は、給油口から抜き取り、燃料で洗って汚れを落としてくだ さい。 !燃料フィルターを傷めないように注意して、着脱してくださ い。 !燃料フィルターに穴があいているなど、傷んでいたら営業所、 販売店に部品を請求し交換してください。 ③燃料フィルターが給油口に取り付けられていることを確認し、 燃料を給油口に静かにそそぎ、燃料フィルターのところまで補 給してください。 !入れすぎると燃料が燃料キャップからにじみ出ることがあり危 険です。 !給油する場合、燃料フィルターをはずさないでください。...
  • Page 17: エンジンオイルの点検/交換

    操作前の準備 ■ エンジンオイルの点検/交換 警 告 !必ずエンジンを停止してからオイルを点検/交換し、た ばこをすったり、火花、炎を近づけたりしないでくださ い。 !点検/交換の際こぼれたエンジンオイルは必ず拭き取っ てください。 !エンジン停止直後にエンジンやマフラー(消音器)など 高温部に触れないでください。 重 要 !本機のエンジンオイルには API : SE、SAE : 10W―30あるいは同等品を使用して ください。 !エンジンオイルの点検は毎日作業前に行なってください。 〈エンジンオイルの点検〉 !エンジンオイルの点検口は、エンジンの前側にあります。 ①平らな場所に機械を置き、 前ローラーの下にしっかりした台 (木 材、ブロックなど)を置き、前後の点検口が水平になるように してください。 !台はしっかりした物を選び、点検中に台から前ローラーが外れ ないよう注意してください。 ②オイルゲージを反時計方向にまわして外してください。 ③オイルゲージには、目盛りがついていますので、繊維がとれな い白い布で目盛りをぬぐって、布に付いたオイルの汚れを点検 してください。 !オイルが黒かったり、混入物が認められる場合は、交換期間以 内でもオイルを交換してください。 ④再度オイルゲージを点検口に差し込んで(ねじ込まないで)か ら抜き出し、目盛りに付いたオイルでオイルの量を点検してく ださい。 !オイルは、いつも目盛りの最上線の位置にあるようにし、最上...
  • Page 18 操作前の準備 〈エンジンオイルの交換〉 !エンジンオイルの排出はエンジン後部のドレイン(排油)ボルト取付口で行なってください。 !エンジンオイルの交換は、本機を購入されてから使用時間20時間後に第1回目を行ない、以後、100時間を目安に 行なってください。 ①平らな場所に本機を置き、ハンドルを持ち、スタンドが地面に 着き、安定する位置まで後方に静かに倒してください。 !前方への倒れを防止する為、ハンドル上にウエイトをのせてく ださい。 ②エンジン後部に、廃油容器を置いてください。 !エンジンオイルは0.6リットルあります。廃油が充分に入る油 オイルドレンプラグ 容器を用意してください。 ③エンジン後部にあるドレインボルトをボックスレンチ等で反時 計方向に緩め、外してください。 !ドレインボルトを緩めると、廃油がエンジン台を伝わり落ちま す。油容器の位置を調整し、ゆっくりとドレインボルトを外し てください。 !前部エンジンオイル点検口のオイルゲージを緩めるとオイルが 静かに早く抜けます。 ④廃油が完全に抜けたらドレインボルトを元の位置に取り付け、 時計方向に確実に締めてください。 ⑤ハンドルを持ち機械を元の状態に起こして、車体に付着したオ イルを拭き取ってください。 ⑥平らな場所に機械を置き、 前ローラーの下にしっかりした台 (木 材、ブロックなど)を置き、エンジンが水平になるようにして ください。 !台はしっかりした物を選び、点検中、台から前ローラーが外れ ないよう注意してください。 ⑦エンジン前部にあるオイルゲージを反時計方向にまわして外 し、オイルゲージで油量を確認しながらオイルゲージの最上線 の位置までオイルを注入してください。 !オイルはオイルゲージ取付穴から注入してください。 ⑧オイルゲージを点検口に取り付け、時計方向にまわし確実に締 めてください。 ⑨作業中こぼれて車体についたオイルは乾いた布で確実に拭き取 ってください。...
  • Page 19: ブレーキと主クラッチ、刈刃クラッチの作動チェック

    操作前の準備 ■ ブレーキと主クラッチ、刈刃クラッチの作動チェック 警 告 !本機を操作する前にブレーキ、主クラッチと刈刃クラッ チの作動を点検してください。 !異常があった場合は作業を行なわないでください。 〈ブレーキの作動チェック〉 ①ブレーキレバーを握ったとき、ブレーキが作動することによる 抵抗力を感じない場合や動かない場合は、ブレーキワイヤーが 切れているか錆びていることが考えられますので、販売店に連 絡して、ブレーキワイヤーの点検と交換を依頼してください。 ②ハンドルのグリップを両手で持ち、ブレーキレバーを握ったま ま(ロック状態) 、本体を前後に動かし、動かないことを確認 してください。 !動いてしまう場合は、ブレーキワイヤーが伸びていますので、 調整をしてください。(32ページ「ブレーキの調整」を参照し てください。 ) 〈主クラッチの作動チェック〉 ①エンジンが停止している状態で主クラッチレバーを握って「作 動」の位置(手前)に引き起こしてください。 !主クラッチレバーの作動範囲の中間をこえると、レバーは自然 に作業者側に倒れます。 !主クラッチレバーを「作動」の位置にしたとき、抵抗力を感じ ない場合や動かない場合は、クラッチワイヤーが切れているか 錆びていることが考えられますので、営業所または販売店に連 絡して、クラッチワイヤーの点検と交換を依頼してください。 ②走行変速ノブを「H」又は「L」の位置にしてください。 ③主クラッチレバーを完全に「作動」の位置に倒し、ハンドルの グリップを両手で握って、本体を前後に押し引きし、動かない ことを確認してください。 !動いてしまう場合は、主クラッチワイヤーが伸びていますの で、調整をしてください。(33ページ「主クラッチの調整」を 参照してください。 )...
  • Page 20 操作前の準備 〈刈刃クラッチの作動チェック〉 ①エンジンが停止している状態で刈刃クラッチレバーを握って 「作動」の位置(手前)に引き起こしてください。 !刈刃クラッチレバーの作動範囲の中間をこえると、レバーは自 然に作業者側に倒れます。 !刈刃クラッチレバーを「作動」の位置にしたとき、抵抗力を感 じない場合や動かない場合は、クラッチワイヤーが切れている か錆びていることが考えられますので、営業所または販売店に 連絡して、クラッチワイヤーの点検と交換を依頼してくださ い。 ②走行変速ノブを「H」又は「L」の位置にしてください。 ③刈刃クラッチレバーを完全に「作動」の位置に倒し、ハンドル のグリップを両手で握って、本体を後ろに引っ張り、刈刃が逆 に回ることを確認してください。 !回らない場合は、刈刃クラッチワイヤーが伸びていますので、 調整をしてください。(34ページ「刈刃クラッチの調整」を参 照してください。 )...
  • Page 21: 5.操作

    5. 操 作 ■ エンジンの始動と停止 危 険 !必ず屋外でエンジンを始動してください。 !エンジンの始動前に、走行変速ノブを「N」の位置にし てください。 !エンジンの始動前に、主クラッチ、刈刃クラッチが接続 されていないことを確認してください。 !燃料給油場所から最低5m 以上離れてからエンジンを始 動してください。 !エンジンを始動するときは必ずバケットを装着して行な ってください。 !エンジンの始動前に、芝刈機の前方5m、左右、後方3 m 以内に人がいないことを確認してください。 !エンジンの停止方法を理解してから、エンジンを始動し てください。 〈エンジンの始動〉 ①ブレーキ、主クラッチの作動を17ページの手順に従って確認 してください。 ②バケットを12ページ「バケットの装着」の手順に従って、装 着してください。 ③走行変速ノブを「N」の位置にしてください。 ④主クラッチ、刈刃クラッチが接続されていない( 「停止」の状 態)ことを確認してください。 ⑤エンジン手元スイッチを「ON」の位置にしてください。 ⑥燃料コックを「ON」の位置に動かし、コックを開いてくださ い。 ⑦チョークレバーを「|●|」の位置に動かし、チョークを閉じ てください。 !一度エンジンが始動した後、再始動する際にはチョークを閉じ る必要はありません。...
  • Page 22 操 作 ⑧スロットルレバーの▽マークを「H」と「L」との中間の位置 に合わせてください。 ⑨芝刈機が動かないよう左手で燃料タンクを押さえ、右手でリコ イルスタータのハンドルを握って、素早く手前に引いてくださ い。 !エンジンが始動します。何度引いてもエンジンが始動しないと きは、営業所または販売店にご連絡ください。 !リコイルスタータは引き出せる長さの4 / 5位の範囲で引いてく ださい。 ⑩リコイルスタータのハンドルを静かに収納部に戻してくださ い。 ⑪エンジンが始動したら、チョークレバーを徐々に開き、最後は 必ず全開にしてください。 ⑫エンジン始動後は2〜3分間暖機運転をしてください。 〈エンジンの停止〉 ①スロットルレバーの▽マークを「L」の位置に合わせてくださ い。 ②エンジン手元スイッチを「OFF」の位置にしてください。 !エンジンが停止します。エンジンに取り付けてあるエンジンス イッチでもエンジンを停止することが出来ます。 !排気口以外から白煙が出るなど、緊急の場合エンジンを直ちに 停止してください。 ③燃料コックを閉めてください。 重 要 !本機に搭載のエンジンは、高速回転用エンジンです。低 速回転での使用は、エンジンの故障の原因になります。 作業時間15日間30時間に10分くらいは、エンジンを 高速回転(MAX 回転)にしてください。...
  • Page 23: 芝刈機の搬送

    操 作 ■ 芝刈機の搬送 〈エンジン走行による搬送〉 警 告 !エンジン走行の前に、前方5m、左右、後方3m 以内に 人がいないことを確認してください。 走行変速ノブを「H」又は「L」の位置にし、主クラッ チを接続すると、接続と同時に芝刈機は前進します。突 進による事故を防いでください。 !エンジンを始動/走行するときは必ずバケットを装着し て行なってください。 !芝刈機の停止方法を理解してから、エンジン走行してく ださい。 重 要 !芝生以外の場所を搬送タイヤを取り付けない状態でエン ジン走行しないでください。 後ローラーの破損だけでなく、ローラー軸が変形し、正 常な回転ができなくなり、芝を均一に刈れなくなりま す。 !エンジン走行による搬送には熟練が必要です。必ず何度も練習 し安全に走行できるようになってください。 ①前方5m、左右、後方3m 以内に人がいないことを確認し、エ ンジンを始動し、基本姿勢をとってください。 ②走行変速ノブを「H」又は「L」の位置にしてください。 ③スロットルレバーの▽マークを「L」の位置にし、刈刃クラッ チレバーを停止の位置にしてください。 ④左手で左のグリップを確実に握り、主クラッチレバーをゆっく り手前に引いて「作動」の位置にしてください。 !主クラッチが接続されると同時に芝刈機は前進します。 !エンジン走行に慣れ、安定した走行ができるようになってから スロットルレバーのマークを「H」の位置にし、エンジン高回 転での走行に慣れてください。 ⑤停止するときは、主クラッチレバーを前方に押し、 「停止」の 位置にしてください。...
  • Page 24: 車両による搬送

    操 作 ■ 車両による搬送 警 告 !芝刈機の車両への積み降ろし作業はエンジンを稼動した ままや、エンジン走行で行なわないで下さい。 !芝刈機の車両への積み降ろし作業は、必ず2人以上で行 ない、荷台へ積む際は、積み込み用の桁を用いて行なっ てください。 !積み降ろし作業の際、芝刈機本体の落下には充分注意し てください。 !機械の落下する方向に人を入れないでください。 重 要 !本機の車両への積み降ろし作業は、搬送用タイヤを装着 して行なってください。 後ローラーが破損したり、後ローラーの軸が変形し、均 一に芝が刈れなくなります。 !トラックの荷台などへ本機を載せる場合は2名以上で行ない、 万一の機械の落下に備え、機械の落下する方向や桁の間、荷台 付近に作業者以外の人を入れないでください。 ①クラッチが全て「切」の状態でエンジンが停止していることを 確認してください。 ②荷台に積み込み用の桁(けた)を確実にかけてください。機械 の落下する方向や桁の間、荷台付近に人がいないか確認してく ださい。 ③搬送用車両のサイドブレーキが引かれ、車両が固定されている ことを確認してください。 ④2人のうち1人は必ず芝刈機のブレーキを操作できるように し、ブレーキをかけ、落下を防止しながら、荷台方向へ本機を 静かに引き上げて荷台に載せてください。 !芝刈機を下から押し上げないでください。 !荷台に搭載した後は、荷紐をかけ完全に荷台に固定してから搬 送してください。...
  • Page 25: 芝刈作業までの操作

    操 作 ■ 芝刈作業までの操作 警 告 !作業ローラークラッチノブ、走行変速ノブは必ず芝刈機 の横方向から操作してください。 !必ずバケットを装着してクラッチ操作、芝刈作業をして ください。 !本機で芝刈作業をするためには、刈刃クラッチ、作業ローラークラッチを接続する必要があります。 !刈刃クラッチは芝生を刈り取るとき刈刃を回転させるためのクラッチです。 !作業ローラークラッチは、作業ローラーを回転させるためのクラッチです。 !刈刃、作業ローラーは、両クラッチが接続された後、主クラッチが接続されると回転を始めます。 〈作業ローラークラッチの接続〉 !作業ローラークラッチの接続は、刈刃クラッチの接続前に行なってください。 ①作業現場に到着したら、なるべく芝生に近い平坦な柔らかい土 の上で搬送用タイヤをはずしてください。 ②芝刈作業開始地点で、バケットを装着し、主クラッチが接続さ れていないこと、芝刈機前方5m、後方、左右3m 以内に人が いないことを確認してエンジンを始動してください。 !スロットルレバーの▽マークは「L」の位置にあわせてくださ い。 ③ブレーキをかけなくても、芝刈機本体が動き出さないことを確 認し、本体の右側から作業ローラクラッチを停止するまで押し 込んでください。 !クラッチは、停止するまで押すと「正転(時計方向) 」 、一段階 引くと「解除」され、最後まで引くと「逆転(反時計方向) 」 の状態になります。...
  • Page 26 操 作 〈刈刃クラッチの接続〉 ①作業ローラークラッチを接続してから、もう一度、芝刈機本体 が動き出さないことを確認し、刈刃クラッチレバーを「作動」 の位置にしてください。 〈芝刈作業の開始〉 警 告 !必ずバケットを装着し芝刈作業を行なってください。 !作業開始前に前方5m、左右、後方3m 以内に人がいな いことを確認してください。 !グリップを確実に握り、芝刈機の暴走、突進を防いでく ださい。主クラッチが接続した直後、芝刈機は前進しま す。 !芝刈作業中は基本姿勢を保持してください。不安定な姿 勢は事故をまねきます。 ①前述の手順に従い、芝刈作業現場の近くの平坦な場所で、搬送 用タイヤをはずし、エンジンを始動してください。 ②前方5m、左右、後方3m 以内に人がいないこと、バケットの 装着を確認し、スロットルレバーの▽マークを「L」と「H」 の中間にしてください。 !作業に慣れてからスロットルレバーを「H」の位置にしてくだ さい。 ③刈取開始位置まで芝刈機を手動で押し、開始位置にきたら、作 業ローラークラッチの接続、刈刃クラッチレバーを「作動」の 位置にし、左手でハンドルグリップを確実に握り、進行方向に 向いて基本姿勢をとり、主クラッチレバーをゆっくり右手で引 き起し、 「作動」の位置にしてください。 !主クラッチが接続した直後、芝刈機は前進しますので、手を離 して暴走したり、突進し事故を起こさないように注意してくだ さい。...
  • Page 27: 芝刈作業

    操 作 ■ 芝刈作業 警 告 !作業ローラークラッチノブ、走行変速ノブは必ず芝刈機 の横方向から操作してください。 !必ずバケットを装着してクラッチ操作、芝刈作業をして ください。 〈直進とターン〉 !芝刈作業で必要となる直進とターン(回転)のしかたです。何回か練習し作業に慣れてください。スロットルレ バーの▽マークを「H」 (高速回転)に合わせての作業は、ここに示す直進とターンに完全に慣れてから行なって ください。 !本機は出荷時に輸送などにおける刈刃による事故を防止するため、刈刃と下刃の間隔を広くしてあります。芝刈作 業を行なってみて、刈高が規格に合わない、切れ味が悪いなどの場合は調整してください。(26ページ「6. 調整」 を参照してください。 ) !作業者の体格に合わせハンドルの高さを調整し芝刈作業を行なってください。(34ページ「ハンドル高さの調整」 を参照してください。 ) ①直進して芝生を刈る場合は、基本姿勢を保持し右図のように刈 ってください。 ②グリーンの端まで刈ってきたら、右図のように先端を上げ、ス ロットルレバーを少し戻しゆっくりターンしてください。 !慣れないうちは、余裕をみて大きくターンしてください。 ③バケットが刈り取った芝で一杯になりましたら、必ずエンジン を停止してからバケットを外し、芝屑を捨ててください。 !エンジンや他の火気により引火する可能性のない場所を芝屑集 積場所に決め、可燃ゴミとして処理してください。 〈芝刈巾の目安〉 バケットの上部両端には芝刈巾の目盛があります。両手でグリッ プを握り、基本姿勢を保持した状態で、この目盛の延長上の芝生 が刈ることのできる巾です。...
  • Page 28: 6.調整

    6. 調 整 ■ 切れ味の調整 !本機は出荷時に輸送などにおける刈刃による事故を防止するため、刈刃と下刃の間隔を広くしてありますので、芝 刈作業前に間隔を調整する必要があります。 !使用中に切れ味が悪くなった場合は刈刃を研磨し直し、刈刃と下刃の間隔を調整する必要があります。 刈刃と下刃の間隔を調整する場合は、このページの「刈刃と下刃の調整」に従って調整してください。 !刈刃と下刃の間隔を調整しても切れ味が向上しない場合は、刈刃をラッピング(研磨)してください。(30ページ 「ラッピング(刈刃の研磨)による切れ味の調整」を参照してください。 ) !刈刃と下刃の間隔調整、ラッピング調整をしても、刈り取った芝がスジ状に残ったりブロック状に残る場合は営業 所、販売店にご相談ください。 〈刈刃と下刃の調整〉 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチ、作 業ローラークラッチの接続を解除して調整を行なってく ださい。 !刈刃の回転には必ず刃合わせ金具を使用してください。 !刈刃に直接触れないでください。 !刈刃と下刃の調整には新聞紙を50㎜ほどに裂き、短冊型にし たものを用意してください。 ①平坦な場所で芝刈機本体を後方に倒し、スタンドを地面につ け、機械が動かないようにしてください。 !前方への倒れを防止する為、ハンドル上にウエイトをのせてく ださい。 !刈刃を回転させる時は必ず刃合わせ金具を使用し、直接手で触 れないでください。 ②刈刃の中央、左右の3カ所について短冊型に裂いた新聞紙を刈 刃と下刃の間にはさみ、 「刃合わせ金具」で刈刃を上から下に 回し、切れ味をテストしてください。 !新聞紙が切れない場合は、刈刃と下刃の間隔が広すぎます。 !間隔が広すぎる場合は、下刃調整ハンドル(右) 、 (左)を時計 方向に回し、間隔をせまくしてください。...
  • Page 29 調 整 !刈刃と下刃の間隔は下刃調整ハンドルを時計方向に回転させる とせばまり、反時計方向に回転させると広がります。 ③刈刃の中央、左右の3カ所について短冊型に裂いた新聞紙で切 れ味をテストし、新聞紙がよく切れるまで調整を繰り返してく ださい。 !刈刃全てについて、切れ味を調整してください。 ④切れ味をテストし、全ての刈刃で新聞紙がどの位置でも同じよ うに切れるようになり、回転に異常がないことを確認してくだ さい。...
  • Page 30: 刈高の調整

    調 整 ■ 刈高の調整 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチ、作 業ローラークラッチの接続を解除して刈高の調整を行な ってください。 !刈高さの調整は、刈刃と下刃の切れ味の調整(刃合わせ)をし てから行なってください。 !グリーン上の芝生を必要な高さに刈そろえるには、前ローラー の高さを調整して行ないます。芝生の刈高調整と作業ローラー の高さ調整を同時に行なって、一度芝生を刈り、その結果をみ て再調整してください。 !ここでは、芝高を地表から5㎜、作業ローラーを4㎜に調整す る場合について説明します。 ①刈高ゲージの2ヶ所のネジが右図のように互いに向き合うよう にセットしてください。 ②刈高ゲージの中央に近いほうのネジの蝶ナットをゆるめ、ネジ 頭の底部とゲージの間(ネジの首下)を物差しで計り、5㎜に なるように調整し、蝶ナットを締めてネジを固定してくださ い。 !この寸法が芝生の刈高になります。 ③もう一方のネジの蝶ナットをゆるめ、ネジの先端が刈高ゲージ からの突き出た長さを物差しで計り、4㎜になるように調整 し、蝶ナットを締めてネジを固定してください。 !この寸法が作業ローラーと地表の間隔になります。 ④平坦な場所で、芝刈機本体を後方に倒し、スタンドを地面につ け、ハンドルにウエイトをのせ機械が動かないようにしてくだ さい。 ⑤前ローラー高さ調整ノブ(右) (左)の固定用高ナットをゆる めてください。...
  • Page 31: 作業ローラーの調整

    調 整 ⑥前ローラーの地面に接触する部分と後ローラーに刈高ゲージを 当て、ゲージ中央部のネジの首下が下刃の上面と一致するよう に、前ローラー高さ調整ノブを回してください。 !前ローラー高さ調整ノブを時計方向に回すと前ローラーが下が り、反時計方向に回すと上がります。 ⑦左右について高さの調整を行ない、規定の高さに下刃の位置が 決まったら固定用高ナットを確実に締め、前ローラーの高さを 固定してください。 ⑧作業ローラー高さ調整ノブ(右) 、 (左)の固定用高ナットをゆ るめてください。 ⑨前ローラーの地面に接触する部分と後ローラーに刈高ゲージを 当て、ゲージのネジの突き出し長さが、作業ローラーの先端と 一致するように、作業ローラー高さ調整ノブを回してくださ い。 !作業ローラー高さ調整ノブを時計方向に回すと作業ローラーが 上がり、反時計方向に回すと下がります。 ⑩左右について高さの調整を行ない、規定の高さに、作業ロー ラーの位置が決まったら固定用高ナットを確実に締め、作業 ローラーの高さを固定してください。 ■ 作業ローラーの調整 !作業ローラーを使用しない時は、5㎜程高く、作業ローラーを 上げることが出来ます。 !左右の固定用高ナットをゆるめ、作業ローラーノブを引き上げ 半回転し、図の作業ローラー不使用時の形にしてください。 !作業ローラーの高さ調整は「作業ローラーの使用時」の、図の ようにして高さを合わせてください。...
  • Page 32: ラッピング(刈刃の研磨)による切れ味の調整

    調 整 ■ ラッピング(刈刃の研磨)による切れ味の調整 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチ、作 業ローラークラッチの接続を解除してラッピングを行な ってください。 !ラッピングマシーンで刈刃回転中は、手や足、衣服を刈 刃の回転範囲内に絶対入れないように注意してくださ い。 !研磨剤は、必ずブラシで刈刃に塗布してください。 重 要 !ラッピングには当社規定の研磨剤、ラッピングコンパウ ンド♯180〜♯220または同番号のラッピングカーボ ンを使用してください。 !刈刃の切れ味の悪い箇所には研磨剤を絶対に塗らないで ください。 重 要 !刈刃 (回転刃) の使用限界は半径5mm です。外径φ113 mm まで使用可能です。 (製品出荷時φ123mm) !ラッピングには新聞紙を50㎜ほどに裂き短冊型にしたもの と、ラッピングコンパウンドまたはラッピングカーボンをオイ ルまたは中性洗剤と混合した研磨剤を用意してください。 !研磨剤の混合比は体積比で ラッピングカーボン1:オイル(中性洗剤)3〜4です。 ①平坦な場所に、ラッピングマシーンを設置し、ラッピングマ シーンの回転軸が適応できる高さを確認してください。 ②ラッピングマシーンに付属のスタンドを立て、ストッパーを握 り、V 形の部分の高さを前項で確認したラッピングマシーンの 回転軸が適応できる高さに合わせてください。 !スタンドは前ローラーの左右2ヵ所に設置してください。...
  • Page 33 調 整 ④短冊型に裂いた新聞紙を刈刃と下刃の間にはさみ、刃合わせ金 具で刈刃を上から下に回して切り、切れ味をテストして切れ味 の良いところにチョークなどで印をつけてください。 ⑤ブラシにラッピングコンパウンドをつけ④で印をつけたところ の刈刃の上面に均一に塗布し、ラッピングマシーンのスイッチ の正転側を押し、刈刃を時計方向(反刈取方向)に回転させて ください。 !切れる部分にコンパウンドの塗布をするのは、切れる部分が高 くなっているので減ってしまって低くなっている部分まで刃を 削り落として合わせるためです。 !刈刃と下刃が擦れ合い刈刃が研磨されます。 !刈刃と下刃があまり強く噛み合った状態でラッピングすると、 カッター端部が減り、正常にラッピングできませんので、噛み 合いは緩めに行なってください。 ⑥段階的に研磨液の塗る箇所を、切れなかった(④で印をつけな かった)箇所に広げて研磨作業を繰り返してください。 ⑦均一に刈刃を研磨したら、最後にラッピングコンパウンドを刈 刃全体に均一に塗布し、刈刃を時計方向(反刈取方向)に回転 し仕上げ研磨をしてください。 ⑧仕上げ研磨をしたら、刈刃と下刃を水でよく洗い流し研磨剤を 取り除いてください。 重 要 !高圧洗浄機による洗浄はしないでください。ラベルの剥 がれ、機械の破損の原因になります。 !26ページ「切れ味の調整」に従って、切れ味をテストしなが ら刈刃と下刃の間隔を調整してください。...
  • Page 34: 各部の調整

    調 整 ■ 各部の調整 〈エンジン各部の調整〉 !キャブレター(気化器)調整など、エンジントラブルにかかわる調整は、本機基本的性能に影響しますので、営業 所、販売店にご用命ください。 〈ブレーキの調整〉 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチ、走 行変速ノブの接続を解除してブレーキの調整を行なって ください。 !エンジン停止直後は、エンジンが冷めるのを待って調整 を行なってください。 ①フロントカバー取付ノブを反時計方向に回転させ緩め、手でカ バーを上方向に開いてください。 ②ブレーキワイヤー緩み止めナット2個をスパナで互いに反対方 向に回転させ緩めてください。 ③ブレーキレバーをいっぱいに握った時(ロック状態) 、本機を 手前に引っぱり搬送タイヤがロックするように調整してくださ い。 ④調整が終了したら、緩み止めナット2個を互いに②とは逆の方 向に締め付けてワイヤーの長さを固定してください。 ⑤フロントカバーを閉め、フロントカバー取付ノブを時計方向に 止まるまで回転させ、フロントカバーを固定してください。 !調 整 後17ペ ー ジ「ブ レ ー キ の 動 作 チ ェ ッ ク」に 従 っ て、ブ レーキの動作を確認してください。...
  • Page 35 調 整 〈主クラッチの調整〉 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチの接 続を解除してクラッチの調整を行なってください。 !エンジン停止直後は、エンジンが冷めるのを待って調整 を行なってください。 ①フロントカバー取付ノブを反時計方向に回転させ緩め、手でカ バーを上方向に開いてください。 ②クラッチワイヤー緩み止めナット2個をスパナで互いに反対方 向に回転させ緩めてください。 ③クラッチレバーを「作動」側に倒した時、ハンドル裏側のスプ リングが4〜5㎜伸びるように調整してください。 ④調整が終了したら、緩み止めナット2個を互いに②とは逆の方 向に締め付けてワイヤーの長さを固定してください。 ⑤フロントカバーを閉め、フロントカバー取付ノブを時計方向に 止まるまで回転させ、フロントカバーを固定してください。 !調整後17ページ「主クラッチの作動チェック」に従って、主 クラッチの作動を確認してください。 !主クラッチが「停止」の位置で、走行変速ノブが「H」また は、 「L」の状態で、リコイルスタータを引いて、本体が動か ないことにより、主クラッチが接続されていないことを確認し てください。 ⑥ハンドルの裏側にあるクラッチワイヤー取付金具位置でもクラ ッチワイヤーの調整が可能です。フロントカバー内で調整が不 足の場合は、この箇所で同様の調整を行なってください。...
  • Page 36 調 整 〈刈刃クラッチの調整〉 警 告 !必ずエンジンを停止し、刈刃クラッチの接続を解除して クラッチの調整を行なってください。 !エンジン停止直後は、エンジンが冷めるのを待って調整 を行なってください。 ①フロントカバー取付ノブを反時計方向に回転させ緩め、手でカ バーを上方向に開いてください。 ②クラッチワイヤー緩み止めナット2個をスパナで互いに反対方 向に回転させ緩めてください。 ③クラッチレバーを「作動」側に倒した時、ハンドル裏側のスプ リングが4〜5㎜伸びるように調整してください。 ④調整が終了したら、緩み止めナット2個を互いに②とは逆の方 向に締め付けて、ワイヤーの長さを固定してください。 ⑤フロントカバーを閉め、フロントカバー取付ノブを時計方向に 止まるまで回転させ、フロントカバーを固定してください。 !調整後、18ページ「刈刃クラッチの作動 チ ェ ッ ク」に 従 っ て、刈刃クラッチの作動を確認してください。 ⑥ハンドル裏側にあるクラッチワイヤー取付金具位置でもクラッ チワイヤーの調整が可能です。フロントカバー内で調整が不足 の場合は、この箇所で同様の調整を行なってください。 〈ハンドル高さの調整〉 !作業者の体格に合わせハンドルの高さを調整し芝刈作業を行っ てください。 ①芝刈機の本体後部左右にあるハンドル固定ボルトをゆるめてく ださい。 ②ハンドルを上下しハンドルが作業に適した高さになるように調 整し、固定ボルトを締め、ハンドルを固定してください。 !上記の調整を行っても、作業者の身長などにより適切な位置に ハンドルの高さが調整できない場合は、お買い求めの営業所ま たは販売店に調整をご依頼ください。...
  • Page 37 調 整 〈刈取り位置の調整(オフセット移動システム) 〉 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチの接 続を解除してください。 !グリーン上の芝生を、お客様の好みに合わせて刈るには、刈取 り位置の調整をする必要があります。一度芝生を刈り、その結 果をみて調整してください。 ※芝生への喰い込み方に不満がある時以外は、調整をしないで ください。 !調整することにより、芝生への喰い込み方が変わってきます。 ①平坦な場所で芝刈機本体を後方に倒し、スタンドを地面につ け、機械が動かないようにしてください。 !前方への倒れを防止する為、ハンドル上にウエイトをのせてく ださい。 ②カッターカバーを締め付けている2本の M8ボルトを緩めて外 し、フロントカバーと一体で外します。 ③ベルトカバーを締め付けている4本の M6ボルトを緩めて外 し、ベルトカバーを外します。 ④ベルト押えを外します。 ⑤左側カッターメタル:OUT を締め付けている4本の M8ボルト は緩め、位置決め用 M5ネジは外してください。 (出荷時は、 「8」の位置にしてあります。 ) ⑥右側のフレームのゴムキャップ(サッチングギヤボックス)を 外し、右側カッターメタル:OUT を締め付けている、4本の M8皿ボルトは緩め、位置決め用 M5ネジは外してください。 (出荷時は、 「8」の位置にしてあります。 ) !残りの3本の...
  • Page 38 調 整 〈遮風板の調整〉 警 告 !必ずエンジンを停止し、主クラッチ、刈刃クラッチの接 続を解除してください。 !バケットへの芝屑の飛び方は、芝生の状態によって変わりま す。一度芝生を刈り、その結果を見て調整してください。 !調整することにより、芝屑の飛び方が変わります。 ①フロントカバー取付けノブを反時計方向に回転させ緩め、手で カバーを上方向に開いてください。 ②カッターカバーの上面にある両左右のナット及びスプリングを 両手で持ち、前後に動かしてください。 !芝生が濡れている時や、走行スピードが遅い時、刈刃回転が遅 い時は、遮風板を手前の位置にしてください。 !芝生が乾いている時や、走行スピードが速い時、刈刃回転が速 い時は、遮風板を奥の位置にしてください。...
  • Page 39: 7.保守

    7. 保 守 ■ 点火プラグの点検と交換 警 告 !点火プラグの点検/交換中は喫煙したり火気を近づけな いでください。 !点火プラグは使用時間100時間ごとに点検し、エンジンの始動 点火プラグ が困難になったら交換してください。 ①点火プラグコネクターを手前に引き外してください。 ②付属のプラグ回しを点火プラグに差し込み反時計方向に回し、 点火プラグ プラグを取り外してください。 コネクター ③点火プラグに付着したカーボン(スス)をワイヤーブラシでお BPR4ES としてください。 !スキ間ゲージをお持ちの場合は、電極間のスキ間が0.7〜0.8㎜ になるように電極を調整してください。 0.7〜0.8mm ④元の位置に点火プラグを取り付け、プラグ回しで時計方向に確 実に締め、点火プラグコネクターを止まるまで差し込んでください。 !交換の場合は BPR4ES を取り付けてください。 ■ 主クラッチの整備 警 告 !主クラッチの整備は、必ずエンジン停止後行なってくだ さい。 !エンジン停止直後は、エンジンが冷めるのを待って整備 してください。 !主クラッチの整備を行わないと、本機の暴走により重大 な傷害を伴う事故につながります。 !主クラッチは使用時間50時間ごとに整備してください。 ①フロントカバー取付ノブを反時計方向に回転させ緩め、手でカ バーを上方向に開いてください。...
  • Page 40: 芝刈機本体の清掃

    保 守 ■ 芝刈機本体の清掃 警 告 !エンジンの冷却フィンは、作業終了後、毎回清掃しフィ ンの間のゴミ、堆積物を取り除いてください。 エンジンの過熱を招き、車両火災の原因となります。 !清掃はエンジンの冷却を確認して行なってください。 重 要 !エンジンの冷却フィン、マフラー(消音器)など高温部 は水洗いをしないでください。 水に濡れたまま高温にさらされると変形や亀裂の原因に なります。 重 要 !高圧洗浄機による洗浄はしないでください。ラベルが剥 がれ、機械の破損の原因になります。 !芝刈機は芝刈作業終了後、毎回清掃してください。特に芝屑にさらされるエンジンの冷却フィンは堆積物が付着し やすく、エンジンを過熱させ、火災の原因になります。 !エンジンの冷却フィンはブラシで芝屑や堆積物を取り除いてください。取れない汚れがある場合には部分的に水洗 いをし、水分を完全に拭き取って乾燥させてください。 ■ エアークリーナーの清掃 !エアークリーナーは作業時間50時間ごとに清掃してください。 !エアークリーナーのエレメントに変形や、目詰まりがあった場合は交換部品を営業所、販売店に請求し交換してく ださい。 ①エアークリーナーカバーの上面のプラスチックナットを緩めて プラスチックナット 外し、エアークリーナーカバーをはずしてください。 エアクリーナーカバー ②エレメント(ウレタン)を取り出し、灯油又は家庭用中性洗剤 で洗って、乾燥させてからエンジンオイルに浸し固く絞ってか ら取り付けてください。 ③エレメント(紙)は軽くたたきながらほこりを落とすか、圧縮 エレメント(紙) 空気を内側(取り付けた時のエンジン側)より吹きつけゴミを 吹き飛ばしてください。 エレメント(ウレタン)...
  • Page 41: ストレーナの清掃

    保 守 ■ストレーナの清掃 警 告 !必ずエンジンを停止し、ストレーナーの清掃をしてくだ さい。 清掃中は喫煙したり火気を近づけたりしないでくださ い。 !エンジン停止直後は、エンジンが冷めるのを待って清掃 を行なってください。 !ストレーナの清掃中は換気に注意してください。 !清掃の際こぼれた燃料は、必ず拭き取ってください。 !ストレーナは毎日点検し、作業時間100時間ごとに清掃してください。 !上記時間に満たない場合でもストレーナ内部に沈殿物を発見した場合は、すぐに清掃してください。 ①燃料コックを「閉」の状態にしてください。 ②ストレーナの下部にある四角形の突起をスパナで反時計方向に 回転させ、ゆるめてからゆっくりはずしてください。 !ストレーナのポット内には燃料が入っていますので、徐々にゆ るめてはずしてください。 ③燃料で変質しない容器に、燃料をポット全体が入るだけ入れ、 容器の中でポット、フィルター、パッキンを燃料で洗ってくだ さい。 !沈殿物が容易に取れない場合は、燃料に漬けておいてから洗っ てください。 ④フィルター、 パッキン、 ポットを元の位置に取り付け、 ストレー ナの外部についた燃料を布などで完全に拭き取ってください。 ■ 燃料フィルターの清掃 警 告 !必ずエンジンを停止し、清掃してください。 !清掃中は喫煙したり火気を近づけたりしないでくださ い。 !燃料フィルターは、 作業時間100時間ごとに清掃してください。 燃料フィルター ①燃料キャップを反時計方向に回して緩め、取り外してくださ...
  • Page 42: 下刃台の着脱

    保 守 ■ 下刃台の着脱 警 告 !下刃台の着脱は、必ずエンジン停止後、行なってくださ い。 !下刃台の着脱は、厚手の手袋か皮手袋を着用してくださ い。 〈下刃台の取り外し方〉 ①下刃調整ハンドル〈左右〉を反時計方向に2回転させて、下刃 と刈刃のすき間を完全に開けてください。 ②カッターカバーを締め付けている2本の M8ボルトを緩めて外 し、フロントカバーと一体で外します。 ③ハンドルを下方向に倒し、本機を寝かせてください。 ④下刃台の後ろ側にある M10ボルト(左右)を、下刃調整ハン ドルをスパナ等で押えながら緩めて外し、スプリングとワッシ ャを取り外してください。 ⑤下刃台の支点ボルト(左右)を緩めて外すと、下刃台が外れま す。 !下刃台の支点ボルト取り外し時は、下刃台を手でささえてくだ さい。 〈下刃台の取り付け方〉 ①ハンドルを下方向に倒し、本機を寝かせてください。 ②下刃台を手でささえ、支点ボルト(左右)を入れ締めてくださ い。 ③下刃台の外し方の④より④、②、①と逆の手順で組み立ててく ださい。 !下刃台の耳部の上にカラーを必ず入れて M10ボルト(左右) を締めてください。...
  • Page 43: 刈刃の着脱

    保 守 ■ 刈刃の着脱 警 告 !刈刃の着脱は、必ずエンジン停止後、行なってくださ い。 !刈刃の着脱は、厚手の手袋か皮手袋を着用してくださ い。 重 要 !刈刃 (回転刃) の使用限界は半径5mm です。外径φ113 mm まで使用可能です。 (製品出荷時φ123mm) 〈刈刃の取り外し方〉 ①下刃調整ハンドル左右を反時計方向に半回転させて、下刃と刈 刃のすき間を開けてください。 ②刈刃の下に角材を、前ローラー、後ローラーに乗らないように 置き、ハンドルを上下に操作して刈刃が角材に乗るよう降ろし てください。 ③カッターカバーを締め付けている2本の M8ボルトを緩めて外 し、フロントカバーと一体で外します。 ④ベルトカバーを締め付けている4本の M6ボルトを緩めて外 し、ベルトカバーを外します。 ⑤ベルト押えを外します。 ⑥カッタープーリーを締め付けているラッピングボルトをインパ クトレンチ等を使用して緩めて外し、プーリーを外します。 ⑦左側カッターメタル:OUT を締め付けている4本の M8ボルト 及び、位置決め用 M5ネジを緩めて外し左側カッターメタル: OUT を外します。 ⑧右側フレームのゴムキャップ(サッチングギヤボックス)を外...
  • Page 44: エンジンの着脱

    保 守 〈刈刃の取り付け方〉 !刈刃軸にカッターメタルを左右、下刃台を取り付け、刃合わせをした状態にしておいてください。 !刃合わせ後、左右の下刃調整ハンドルを1/3回転増し締めしてください。 (時計方向) ①本機のハンドルを下方向に倒してください。 ②前ローラーと後ローラーの間に刈刃をセットし、ハンドルをゆっくり上方向に上げ、カッターメタル:OUT 左右 を、刈刃軸センターに合うように入れてください。 ③位置決め用 M5ネジ左右を「8」又は「6」 、 「10」の位置に入れ、位置決めをしてください。 (標準は「8」 ) ④カッターメタル:OUT 左右の M8ボルトを締めてください。 (左右4本) ⑤刈刃の外し方の⑥より、⑥、⑤、④と逆の手順で組み立ててください。 エアクリーナーカバー エレメント ■ エンジンの着脱 〈エンジンの取り外し方〉 警 告 スロットルワイヤー !エンジンの着脱は、必ずエンジンを停止後、行なってく ださい。 !エンジン停止直後は、エンジンが冷めるのを待って行な ってください。 ①エアクリーナーカバーを外し、中のエレメントも取り外してく ださい。 ②エンジンに固定されている、スロットルワイヤーを外してくだ さい。 ③エンジンに固定されている、ワイヤーハーネスを外してくださ い。 〈エンジンの取り付け方〉 ①エンジンにクラッチケースを取り付けてください。...
  • Page 45: 長期保管

    保 守 ■ 長期保管 警 告 !本機は燃料ガスが充満している密閉された場所や、裸 火、火花のあるそばに保管しないでください。 〈エンジンの処置〉 !60日以上にわたって機械を使用しない場合、以下の処置を行 なって保管してください。 ①燃料タンクのガソリンを給油口から抜き取ってください。 !抜き取ったガソリンは小分けした燃料容器のまま保管せず、消 防法の基準に適合した施設で保管してください。 ②ストレーナを外し、燃料コックを開けてください。 !燃料タンクからストレーナまでの燃料を抜き取ることができま す。 ③ストレーナを元の位置に取り付けてください。 ④容器をキャブレターフロート室の下に置き、キャブレターフ ロート室下部にあるボルトを緩め取り外してください。 !キャブレターフロート室内の燃料がボルトから落ちてきますの で、ガソリン容器に受けてください。 ⑤燃料が抜けきったら燃料コックを閉めてください。 ⑥キャブレターフロート室のボルトを元の位置に取り付け、確実 に締めてください。 ⑦16ページ「エンジンオイルの交換」の手順に従ってエンジン オイルを交換してください。 ⑧リコイルスタータハンドルを引いて重く手ごたえのある所(圧 縮位置)で止めてください。 ⑨各部を油布で拭いて、カバーをかけて湿気の少ない場所を選ん で格納してください。 〈本体の処置〉 ①刈刃と下刃にグリースを塗布してください。 ②本体はカラ拭きし、塗装がはげていないか点検してください。 !塗装がはげている箇所は、サビ防止の為にペンキを塗ってくだ さい。...
  • Page 46: グリース補給

    保 守 ■ グリース補給 警 告 !本機に使用するグリースは変質や劣化の起きていないも のを使用してください。 !下図にグリース補給箇所を示しますので、作業日数15日(30時間)ごとにグリースを補給してください。...
  • Page 47: 8.トラブルと対処

    8. トラブルと対処 下の表に記載されていない刈刃やブレーキ、クラッチの不具合は、本書の26ページ「6. 調整」に記載の手順に従っ て調整を行ない、解消されない場合はお買い求めの営業所、販売店に不具合の解消をご用命ください。 不具合現象 原因 起っている現象 解決法(P○)は掲載ページ エンジンが ・燃料がエンジンに供給さ ・燃料タンクに燃料がない ・燃料を補給する(P14) 始動しない れていない ・燃料コックが「閉」の位置 ・燃料コックを「開」の位置に する になっている ・燃焼室内に適正な燃料が ・燃料を補給する 吸い込まれていない ・燃料コックを「開」の位置に する ・燃料の流れが少ない ・燃料ストレーナ部のフィル ・燃 料 ス ト レ ー ナ 部 の フ ィ ル ターの目づまり ターを清掃/交換(P39) ・その他...
  • Page 48: 9.特長/仕様諸元/機種構成/付属品/オプション

    9. 特長/仕様諸元/機種構成/付属品/オプション ■ 特長 !グリーン刈りの最重要課題、業界最軽量79㎏のグリーンモアです。(G―EXE22―OMEGA―S9) !業界最少軸間ピッチ178㎜により、アンジュレーションの追従 性が抜群です。 !新ミッションの開発により、車速の LOW/HI、ブレーキを内 蔵しています。 !簡単な操作で、リールの回転数 LOW/HI の切り替えが可能で す。 !上記にて、カット率(カットピッチ)の変更が4段階に切替可能です。(1台4役) 車速 L,刃速 H 車速 H,刃速 H 車速 L,刃速 L 車速 H,刃速 L カット率 ㎜ ※上記の刃速 H は、プーリーを上大径、下小径にしたもの、L は上小径、下大径にしたものです。 ※上記のカット率は、11枚刃時数値です。 !アタッチメント関係(グルーミング・ブラシ・サッチング) は、正転・逆転が可能です。...
  • Page 49: 刈取り位置による芝生への影響

    特長/仕様諸元/機種構成/付属品/オプション !グルーミング/サッチング刃をデビルカッターに変更し、より芽引きに適した形状になっています。更に、耐久性 にも優れています。 !アタッチメント関係(グルーミング・ブラシ・サッチング)が ワンタッチで着脱出来ます。 !バケットへのサッチ(芝屑)の飛びを、調整することが出来ま す。 !G シリーズ同様、オフセット移動システムを採用しています。 ■ 刈取り位置による芝生への影響 !本機は出荷時に、刈取り位置の調整は「8」の位置にしてあります。 刈取り調整 刈取り位置 刈取り影響 8:標準 芝かじり防止用 (芝への喰い込みが悪い) (ゼブラ模様がはっきり出る) (低刈りに向いていない) 芝かき上げ用 (芝への喰い込みが良すぎる) (ゼブラ模様が殆ど出ない) (低刈りに向いている)...
  • Page 50: 仕様諸元、機種構成、付属品

    特長/仕様諸元/機種構成/付属品/オプション ■ 仕様諸元 ■ 機種構成 ■ 付属品...
  • Page 51: オプション、消耗部品

    特長/仕様諸元/機種構成/付属品/オプション ■ オプション ■ 消耗部品 ■ 燃料・オイル・グリスについて...
  • Page 52: 締付トルク

    特長/仕様諸元/機種構成/付属品/オプション ■ 締付トルク...
  • Page 54 Introduction Thank you for purchasinɡ the Shibaura Greens Mower. Please read this operator's manual before operatinɡ  this mower. This manual includes warninɡ information based on certain rules defined for the use of this mower.  Be sure to understand these rules before you use the mower. Warning Information    There are three types of warninɡs in this manual. Warning: This information calls the operator's attention to the risk of injury if operations are not performed as     indicated.    Prohibited: This information indicates actions and operations that are prohibited not only for the operator but  also for all other people. Required: This information indicates required actions that must be taken by the operator durinɡ work. These three types of warninɡs are described in more detail below. Warning Information DANGER ・Failure to observe the information indicated will result in serious injury or death. WARNING ・Failure to observe the information indicated could result in serious injury or death. IMPORTANT ・Failure to observe the information indicated could result in damage to the mower. ・Failure to observe the information indicated could result in injury. NOTE ・Failure to observe the information indicated could result in criminal charges or repair costs. Prohibited Required Operations and actions that must not be performed when usinɡ the  Operations  and  actions  that  must  be  performed  when  usinɡ  the  mower  are  indicated  alonɡ  with  the  "   "  Prohibited  symbol.  This  mower ...
  • Page 55 Contents 1. Labels and Warning Labels ■Descriptions of the warning labels …………………………………………………………………………………………………3 2. Names of Parts ■Names and Functions of Parts ……………………………………………………………………………………………………5 3. Cautions before Operation ■In Case of Injury ………………………………………………………………………………………………………………………6 ■Be sure to stop the engine before performing inspection, maintenance, or repair. ………………………………………6 ■Allow the engine to cool before performing inspection, maintenance, or repair.
  • Page 56: Labels And Warning Labels

    1. Labels and Warning Labels Warning !Before operating this mower, check the loca- tion of all the labels and thoroughly understand their meanings. No Parts No Name Q'ty Meaning ① A90110190 Label : Shibaura logo 1 Company name A90110201 Label : G-EXE22 ②...
  • Page 57: Descriptions Of The Warning Labels

    Labels and Warning Labels ■ Descriptions of the warning labels The warnin  labels are affixed near the dan erous areas. Before operatin  this mower, be sure to  thorou hly understand their meanin s. Warning Be sure to read this operator's manual and understand  its contents before operating this mower. Warning Be sure to understand the contents of the operator's  manual and stop the engine before performing any  maintenance work. Danger Personnel other than operators should keep enough  distance from the mower. An accident may occur due to  scattering of hazardous materials. Danger Be sure to mount all the covers. There is a risk of  getting hands or legs caught in the mower. Danger B e   s u r e   t o   m o u n t   a l l   t h e   covers. There is a risk of ...
  • Page 58: Names Of Parts

    2. Names of Parts !In this manual, the front, rear, top, bottom, left, and right sides of the mower are referred to as represented by the arrows shown in the top left corner of the figure below. !Explanations in this manual are based upon the grooming specifications shown in the figure below. Names shown in parentheses () indicate parts that are not shown in figures.
  • Page 59: Names And Functions Of Parts

    Names of Parts ■ Names and Functions of Parts Name Function !Hold the grips to maintain the position and change the direction of the Handle mower during operation. !Hold the grips when operating the mower. Grip !This lever is used to engage the brakes and stop the progress of the Brake lever mower.
  • Page 60: Cautions Before Operation

    3. Cautions before Operation ■ In Case of Injury !Keep a list of phone numbers for medical facilities, fire de- Fi r e  depar t m ent partments, and ambulance services in an easily visible loca- Hospi t a l tion near a telephone.
  • Page 61: Be Sure To Install The Bucket Before Operating The Mower

    Cautions before Operation ■ Be sure to install the bucket before operating the mower. Warning Bucket !Be sure to keep the bucket installed whenever the engine is running. The bucket is used to prevent the operator from coming into contact with the blades and/ or the mower.
  • Page 62: Handle Fuel With Care

    Cautions before Operation ■ Handle fuel with care. Danger !Be sure to stop the engine before adding fuel. !Do not smoke or use open flames while han- dling fuel. Doing so could cause ignition or explosion, re- sulting in death. !Fuel should be added and/or stored in a facility that conforms with the ordinances of the Fire Service Act.
  • Page 63: Stop The Engine If There Are Abnormal Vibrations

    Cautions before Operation ■ Stop the engine if there are abnormal vibrations. Warning Abnormal vibration? Stop the engine! !If vibrations of unknown origin occur while per- forming work, immediately turn the engine switch to "OFF". Failure to do so could damage the engine or blades, or cause personal injury due to the scattering of hazardous material, hot oil, or gas.
  • Page 64: Maintain Correct Posture When Operating The Mower And/Or Running The Engine

    Cautions before Operation ■ Maintain correct posture when operating the mower and/or run- ning the engine. Warning Maintain the basic posture. !Maintain correct posture when operating the mower and/or running the engine. Falling and/ or slipping can cause injuries or accidents. !When performing mowing work, be sure to install the bucket before running the engine, and maintain correct ba- sic posture.
  • Page 65: Regarding Chills And Vibration

    Cautions before Operation ■ Regarding chills and vibration Warning !Take appropriate breaks when performing mow- ing work during cold seasons. During long hours of work, symptoms such as pain in fin- gertips, hands, and arms due to vibration and chill could appear. !If you experience pain while operating the mower, immediately stop working and consult a physician.
  • Page 66: Preparations Before Operation

    4. Preparations before Operation ■ Installing the bucket Warning Bucket fittings !Be sure to install the bucket before performing mowing work or operating the mower. Front roller height  adjustment knob 〈Installing the bucket〉 1. Insert the bucket down between the round bar and plate on the left and right bucket clamps, and between the left and right front roller height adjustment knobs, until it stops.
  • Page 67 Preparations before Operation 〈Removing/installing the tires〉 !Follow the "Engaging the stand" procedure on the previous page to make sure the stand is in a stable position before removing/installing the tires. Stopper Removing the tires 1. Engage the stand, and then insert a rock or stick in front Stand of the front roller as a stopper so that the stand will not disengage even if the mower is bumped by a worker.
  • Page 68: Adding Fuel

    Preparations before Operation ■ Adding fuel Danger !Be sure to stop the engine before adding fuel. Do not smoke or use open flames while adding fuel. Otherwise, the fuel will ignite and explode, re- sulting in death. !Do not add fuel immediately after stopping the engine while the engine is still very hot.
  • Page 69: Inspecting/Replacing Engine Oil

    Preparations before Operation ■ Inspecting/replacing engine oil Warning !Be sure to stop the engine before inspecting/ replacing oil. Keep tobacco, sparks, and open flames away during the inspection/replacement of oil. !Be sure to wipe away any engine oil that is spilled during inspection/replacement.
  • Page 70 Preparations before Operation 〈Replacing engine oil〉 !Drain engine oil from the drain bolt installation opening on the back of the engine. !Replace the engine oil for the first time after the first 20 hours of use from the date the mower was pur- chased, and then at approximately every 100 hours of use thereafter.
  • Page 71: Checking The Operation Of The Brakes, Main Clutch, And Blade Clutch

    Preparations before Operation ■ Checking the operation of the brakes, main clutch, and blade clutch Warning !Before operating this mower, inspect the opera- tion of the brakes, main clutch, and blade clutch. !Do not operate the mower if any of these in- spections produce abnormal results.
  • Page 72 Preparations before Operation 〈Checking the operation of the blade clutch〉 1. With the engine stopped, grip the blade clutch lever and pull it into the "Run" position (toward you). !When the midpoint of the range in which the blade clutch lever moves has been passed, the lever will naturally fall to- ward the operator.
  • Page 73: Operation

    5. Operation ■ Starting and stopping the engine Danger Make sure there is nobody in front,  behind, or on either side. !Be sure to start the engine outdoors. !Before starting the engine, place the shift knob in the "N" position. !Before starting the engine, make sure the main clutch and blade clutch are not engaged. !Make sure you are at least 5m away from the fuel storage area before starting the engine.
  • Page 74 Operation 8. Move the ▽ mark on the throttle lever to the position mid- way between "H" and "L". Throttle lever 9. Press down on the fuel tank with your left hand so that the mower will not move, and then grip and quickly pull the recoil starter with your right hand.
  • Page 75: Operating The Mower

    Operation ■ Operating the mower 〈Transport by running the engine〉 Make sure there are no people in  Warning front, behind, or to either side.  !Before running the engine, make sure there are no people within 5m in front of the mower, or 3 m behind and to either side of the mower. Place the shift knob in the "H"...
  • Page 76: Transporting The Mower By Truck

    Operation ■ Transporting the mower by truck Warning !Do not load/unload the mower with the engine started and/or running. !Loading/unloading the mower should be per- formed by two or more workers. Use ramps on the truck when loading/unloading the mower. !Be extremely careful to avoid dropping the Ramps mower when loading/unloading it.
  • Page 77: Operation Prior To Mowing

    Operation ■ Operation prior to mowing Warning !Be sure to operate the work roller clutch know and the shift know from the side of the mower. !Be sure to install the bucket before operating the clutches and starting grass cutting work. !In order to perform grass cutting work with the mower, it is necessary to engage the blade clutch and the work roller clutch.
  • Page 78 Operation 〈Engaging the blade clutch〉 1. After engaging the work roller clutch, make sure once more that the mower will not move, and then move the blade clutch lever to the "Run" position. 〈Starting grass cutting work〉 Blade clutch lever Warning !Be sure to install the bucket before starting grass cutting work.
  • Page 79: Grass Cutting Work

    Operation ■ Grass cutting work Warning !Be sure to operate the work roller clutch know and the shift know from the side of the mower. !Be sure to install the bucket before operating the clutches and starting grass cutting work. 〈Moving forward and turning〉...
  • Page 80: Adjustments

    6. Adjustments ■ Adjusting cutting sharpness !This mower is shipped from the factory with the gap between the blades and the lower blade set to its greatest distance, to prevent damage by the blades during transport. Therefore, it is necessary to adjust this gap before performing grass cutting work.
  • Page 81 Adjustments !The gap between the blades and the lower blade is nar- Wrench rowed by rotating the lower blade adjustment handles in the clockwise direction, and widened by rotating the han- dles in the counterclockwise direction. 3. Use the newspaper strips to test the cutting sharpness of the blades in three locations at the center, left, and right sides.
  • Page 82: Adjusting Blade Height

    Adjustments ■ Adjusting blade height Work  Front roller  Warning Rear roller ea o e attachment height  adjustment  adjustment  knob knob !Be sure to stop the engine, and disengage the Front  Front  main clutch, blade clutch, and work roller clutch roller roller Blade height  Blade height before adjusting cutting height.
  • Page 83: Adjusting The Work Roller

    Adjustments 6. Place the cutting height gauge against the portion of the Adjustment knob front roller that contacts the ground and the rear roller, Front roller and then turn the height adjustment knob for the front Clockwise direction roller until the neck of the screw in the center of the gauge Lower is at the same height as the top of the lower blade.
  • Page 84: Adjusting Cutting Sharpness With Wrapping (Polishing The Blades)

    Adjustments ■ Adjusting cutting sharpness with wrapping (polishing the blades) Warning !Be sure to stop the engine, and disengage the main clutch, blade clutch, and work roller clutch before performing wrapping. !When turning the blades with the wrapping ma- chine, be careful to avoid getting your hands, Brush feet, or clothing within the turning radius of the Be sure to use a brush to ...
  • Page 85 Adjustments 5. Insert a newspaper strip between the blades and the lower Add a mark blade, and use the "blade alignment tool" to turn the blades from top to bottom and test the cutting sharpness. Use chalk to mark the position where the cutting sharpness is best.
  • Page 86: Adjusting Various Parts

    Adjustments ■ Adjusting various parts 〈Adjusting engine parts〉 !Adjustments related to engine trouble, such as adjustment of the carburetor, affect the basic performance of the mower and should be performed by a Shibaura business or sales office. 〈Adjusting the brakes〉 Warning Front cover !Be sure to stop the engine, and disengage the...
  • Page 87 Adjustments 〈Adjusting the main clutch〉 Warning Front cover !Be sure to stop the engine, and disengage the main clutch and blade clutch before adjusting the clutch. !Immediately after stopping the engine, wait for the engine to cool before making adjustments. Installation  knob 1.
  • Page 88 Adjustments 〈Adjusting the blade clutch〉 Warning Front cover !Be sure to stop the engine, and disengage the blade clutch before adjusting the clutch. !Immediately after stopping the engine, wait for the engine to cool before making adjustments. Installation  knob 1. Turn the installation knob on the front cover in the coun- terclockwise direction to loosen it, and open the cover by lifting it upwards with your hands.
  • Page 89 Adjustments 〈Adjusting the grass cutting position (offset movement system)〉 Warning Weight !Be sure to stop the engine and disengage the main clutch and blade clutch. !In order to mow greens according to your preference, it is Stand necessary to adjust the grass clipping position. Cut some sections first and make adjustments as necessary.
  • Page 90 Adjustments 〈Adjusting the wind shield〉 Warning Front cover !Be sure to stop the engine and disengage the main clutch and blade clutch. Installation knob !The manner in which grass cuttings flow into the bucket changes depending upon the condition of the grass. Cut some grass and make adjustments as necessary.
  • Page 91: Maintenance

    7. Maintenance ■ Inspecting and replacing spark plugs Warning !Do not smoke or keep open flames nearby when inspecting/replacing the spark plug. !Inspect the spark plug after every 100 hours of use, and Spark plu replace it if it becomes difficult to start the engine. 1.
  • Page 92: Cleaning The Mower

    Maintenance ■ Cleaning the mower Warning !Remove dirt and material from the engine cool- ing fin every day after work is completed. Otherwise, the engine will overheat and cause fire. !Make sure the engine has cooled before clean- ing it. Important Coolin  fin !Do not use water to wash high―temperature...
  • Page 93: Cleaning The Strainer

    Maintenance ■ Cleaning the strainer Warning !Be sure to stop the engine before cleaning the strainer. Do not smoke or keep open flames nearby when cleaning. !Immediately after stopping the engine, wait for the engine to cool before cleaning. !Ensure thorough ventilation when cleaning the strainer.
  • Page 94: Removing/Installing The Lower Blade Support

    Maintenance ■ Removing/installing the lower blade support Warning !Be sure to stop the engine before removing/in- stalling the lower blade support. !Wear thick work gloves or leather gloves when removing/installing the lower blade support. Cutter cover 〈Removing the lower blade support〉 1.
  • Page 95: Removing/Installing The Blades

    Maintenance ■ Removing/installing the blades Warning !Be sure to stop the engine before removing/in- stalling the blades. !Wear thick work gloves or leather gloves when removing/installing the blades. Cutter cover Important !The blades (rotating blades) can be used up to a radius of 5mm, and up to an outer diameter of 113mm (123mm when shipped from the fac- tory).
  • Page 96: Removing/Installing The Engine

    Maintenance 〈Installing the blades〉 !Install the cutter metal (left and right) and lower blade support onto the blade axle, and align the blades. !After aligning the blades, turn the lower blade adjustments handles on the left and right sides to 1/3 turn to tighten them.
  • Page 97: Long-Term Storage

    Maintenance ■ Long―term storage Warning !Do not store the mower in closed locations full of fuel gas, or near open flames or sparks. 〈Engine treatment〉 !If the mower will not be used for 60 days or longer, perform Do not store the mower in  the following treatment procedure and then place it in stor- a location filled with gas.
  • Page 98: Adding Grease

    Maintenance ■ Adding grease Warning !Use grease that is not deformed or degraded. !The figures below show areas where grease should be applied. Be sure to apply grease after every 15 work- ing days (30 hours). The arrows indicate  rease nipples ( rease application locations). Always apply  rease, in particular, in locations marked with an asterisk (*)  (one application of ...
  • Page 99: Troubleshooting

    8. Troubleshooting If you experience any trouble with blades, brakes, or clutches not listed in the following table, make adjust- ments according to the procedures in "6. Adjustments" on page 26. If the trouble persists, contact the busi- ness or sales office where you purchased the mower for assistance. Trouble Cause Details...
  • Page 100: Features/Specifications/Models/Accessories/Options

    9. Features/Specifications/Models/Accessories/Options ■ Features !This green mower is the industry's lightest (79kg) for mowing golf greens. (G―EXE22―OMEGA―S9) !With the industry's smallest axle pitch of 178mm, this model achieves superior contour following capability. Axle pitch (178mm) !A new development mission resulted in LOW/HI speeds and internal brakes.
  • Page 101: Effects Of Blade Position On Grass

    Features/Specifications/Models/Accessories/Options !Grooming/thatching blades are changed to devil cutters, more appropriate for removing sprouts. Further, it offers superior durability. !Attachments (grooming, brushes, thatching) can be re- moved/installed with a single touch. !The flow of grass cuttings into the bucket can be ad- justed.
  • Page 102: Specifications, Models, And Accessories

    Features/Specifications/Models/Accessories/Options ■ Specifications ■ Models Specifica on Model ■ Accessories...
  • Page 103: Options And Consumable Parts

    Features/Specifications/Models/Accessories/Options ■ Options ■ Consumable parts ■ About refueling, oil, and grease...
  • Page 104: Tightening Torque

    Features/Specifications/Models/Accessories/Options ■ Tightening torque...
  • Page 106 〒390-8714  長野県松本市石芝1丁目1番1号 TEL ( 0263) 88-0200  FAX (0263) 27-0380 URL : www.ihi.co.jp/iat/ 1-1-1, Ishishiba, Matsumoto-shi, Nagano, 390-8714, Japan G-EXE22・26Ω A00810840 0719010-010 URL : www.ihi.co.jp/iat/en/ Printed in Japan...

Table of Contents