SECTION 2: 製品概要 LT150 システムの機器構成 LT150ワイヤレスインターカムシステムの基本的な構成。 MS150 モバイルステーション AC power adapter Mobile Station Antenna MS150 Mobile Station BAT150 Rechargeable battery (optional) Mount kit, BRK150 Battery sled マウントキット‘BRK150’を利用して壁やカメラの三脚やマイクスタンドなどに設置できます。 ⓒ2017 LaON Technology Co., Ltd. All rights reserved.
機器概要 MS150 モバイルステーションの概要 Figure 2-1. Panels of the Mobile Station 1. アンテナコネクター 10. バッテリーカバー 2. アンテナコネクター 11. AUX IN レベル選択スイッチ ( Line / Mic ) 3. OLED ディスプレイ 12. AUX IN コネクター 4. TALKボタン (LED表示付) 13. AUX OUT コネクター 5. コントロールボタン 14.
BATCHG125 充電器の設定 BATCHG125には、ベルトパックと充電式バッテリー(BAT50)(BAT150)を充電するために7つの充電ポートがありま す。バッテリーを装着したベルトパックのまま充電可能な5つの充電ポートと充電式バッテリー(BAT50)専用の2つの充電ポ ートにて、4~4.5時間で充電できます。ベルトパックの充電ポートでは、2個までの充電式バッテリー(BAT150)をベルトパ ックの代わりに充電することが可能です。充電中はLEDが点灯します。 詳細については、BATCHG125 の操作説明書をご参照ください。 BRK150 マウントキットの 取付 Screw holes on the wall Screw hole for a camera tripod Screw holes to fasten with Mobile Station Figure 3-5. BRK150 Mount Kit モバイルステーションの底面のネジ穴に2本のネジで固定してください。モバイルステーションを壁やカメラの三脚やマイクスタ ンドなどに設置できます。 ⓒ2017 LaON Technology Co., Ltd. All rights reserved.
SECTION 4: システムの操作方法 MS150 モバイルステーションの操作 LT150システムのMS150は、バッテリーパック(BAT150)もしくは付属のバッテリースレッドに実装した6本の単三アルカ リ電池により長時間のモバイル使用にも対応できます。 Figure 4-1. Panels of the Mobile Station 電源 ON/OFF 電源 On モバイルステーションの底面にある POWE スイッチ(15)をオン( I )にした後、CTRL ボタン(5)を 3 秒以上押すと 起動します。ヘッドセットから“Power on”と聞こえ、TALK LED が赤く点灯します。 モバイルステーションが MS モードの時は上面のディスプレイに”DFS detecting..(DFS 検出中)”と表示され、1 分間の検 出が完了すると Figure 4-2 が示すように NORMAL メニューが表示されます。 モバイルステーションの操作準備が完了すると、TALK ボタン(4)の上にある緑の...
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TALK LED Operation 「緑色で点灯」:TALK ボタンが押されリッスンとトークができる状態です。 「緑色でゆっくり点滅」:リッスンのみの状態です。 「赤色で早く点滅」:(モバイルステーションがベルトパックモードの時のみ)まだペアリングされていません。も しくは、ベースステーションやリモートステーションが通信範囲外でリンクしていません。 「赤色で点灯」:バッテリーレベルが低い状態で、“Change the battery”という音声メッセージがヘッドセットか ら流れます。緑色の LED が赤色に変わります。 メニューの操作法 (‘MS’ モード 時 ) MAIN メニュー スクリーンがスリープモードの時は、フロントパネルのSETボタンを押すとNORMALメニューが表示されます。 NORMALメニューでSETボタンを押すと、図4-3が示す通りMAINメニューが表示されます。 CH:11 Figure 4-3. MAIN menu in the ‘MS’ mode operation MS150 “A”:周波数IDを表示します。周波数チャンネルとIDは表 4-1にてご確認いただけます。 “B”:モバイルステーションのモデル名、ソフトウェア―バージョン、及びIDナンバーが表示されます。...
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Speaker Volume Up ボリュームアップボタンを押すたびにヘッドセットからビープ音が聞こえます。最大音量に達するとヘッドセットか ら“MAXIMUM”と聞こえます。 Speaker Volume Down ボリュームダウンボタンを押すたびにヘッドセットからビープ音が聞こえます。最小音量に達するとヘッドセットか ら“MINIMUM”と聞こえます。 NOTE: ヘッドセットの安全な使用 ヘッドセットの音量を高く設定すると歪みやエコー、音途切れの原因になりえるので、初めに使用する際には音量を 低く設定することを推奨します。そして、さまざまな環境で最適な音量に調節することにより、ヘッドセットを安全 に使用できます。 特定のヘッドセットのマイクロフォンゲイン、サイドトーンやスピーカーボリュームの音量が高く設定されると、エ コーや歪みの原因となる場合があります。状態を改善するためにゲインやボリュームを下げてみてください。 MICROPHONE GAIN メニュー Figure 4-7. MICROPHONE GAIN menu MICTOPHONE GAIN メニューを選択してから、UP または DOWN ボタンでヘッドセットのマイクロフォンゲインレ ベルを調節し SET ボタンを押してください。AUX 接続が有効な時は、マイクロフォンゲインと共に AUX 入力レベル も調整されます。 Microphone Gain Up ヘッドセットマイクで話しながらボリュームアップボタンを押すと、ヘッドセットから聞こえる音量が上昇します。...
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一度、BPモード 又は MSモードのどちらかが選択されると自動的に再起動します。 LOW CUT メニュー Figure 4-10. LOW CUT menu LOW CUTメニューでは、風やエアコンの音のような低周波成分を調整できます。最大限に低周波成分を除く場合は、 -6dbを選択してください。 SELECT AUX メニュー menu Figure 4-11. SELECT AUX SELECT AUXメニューではAUX機器の接続を有効にします。ONにすると接続が有効になります。ONの時にマイク ロフォンゲインと共にAUX入力レベルも調整され、スピーカーの音量と共にAUX出力レベルが調整されます。AUX出 力とヘッドセットから聞こえる音は全く同じものです。 NOTE 1: AUXがONモードの時はヘッドセットからの音声メッセージは中止されます。 NOTE 2: AUXがONモードの時はバッテリーの消耗が早くなります。AUX機器を接続して使用する場合はACアダプタ ーでの使用を推奨します。 Antenna 5GHz TRANSCEIVER Speaker Mic gain (menu) Headset MIC (menu) Headset...
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メニューの操作法 (‘BP’ モード 時 ) MAIN メニュー NORMAL menu MS-BP MAIN menu Figure 4-13. Menus shown sequentially in ‘BP’ mode operation ベルトパックモードでは、対応してベルトパックメニューが表示されます。ゆえに、 figure 4-13が示す通よ MSモードと比較して うに TWO GROUPS と HANDSOFF SENSIBILITYメニューが追加されます。下に示すよう リンクしているステーショ にノーマルメニューにはRSSI(Received Signal Strength Indication)レベル(A)、 ンのID(B)とベルトパックラベル(C)を表示します。 Figure 4-14. NORMAL menu in BP mode モバイルステーションは一度LT750システムのベースステーションBS750のベルトパックとして...
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TALK LED 表示 「緑色で点灯」:TALKボタンが押されリッスンとトークができる状態です。もしくは、TWO GROUPSモー ドで2つのグループをリッスンし、TALKボタンが押され、先に選ばれたグループへトークができる状態です。 「緑色でゆっくり点滅」:リッスンのみの状態です。 「オレンジ色に点灯」:TWO GROUPSモードで2つのグループをリッスンし、GRPボタンが押され、後に選 ばれたグループへトークができる状態です。 「オレンジ色に点滅」:TWO GROUPSモードでTALKボタンとGRPボタンが押され、2つのグループに対し てリッスン&トークができる状態です。 「赤色で早く点滅」:モバイルステーション(BP モード)がまだペアリングされていません。もしくは、ベー スステーションやリモートステーションが通信範囲外でリンクしていません。 「赤色で点灯」:バッテリーレベルが低い状態で、“Change the battery”という音声メッセージがヘッドセ ットから流れます。 NOTE: ペアリング時にベルトパックに割り当てられたグループチャンネルがひとつだけの場合や、システムが MASTER Belt Pack モードの場合は、TWO GROUPS メニューは表示されません。 HANDSOFF SENSIBILITY メニュー(BP モード) Figure 4-16. HANDS OFF SENSIBILITY menu HANDSOFF SENSIBILITY メニューでは、Hands off sensibilityレベルを設定します。ベースステーションとリモー...
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周波数リスト 表4-1は5GHz UNII bandで使用できる周波数のリストです。現在使用している周波数帯のIDは、MAINメニューに表示さ れます。5GHzでLT150システムを作動することは、ほとんどの国でライセンス・フリーで承認されています。しかし、 特定の周波数帯や無線周波数スペクトルを規制している国もあります。LT150システムが使用する国で認証されているか どうか、ご自信の責任でご確認ください。 NOTE 1: MAINメニュースクリーンに表示される各ID番号は、表4-1が示す各周波数帯を表しています。 NOTE 2: MSメニューのSELECT RF CHメニューで“INdoor”が選択されると、システムは屋内の周波数も使用するこ とができます。そして、新しい周波数ID番号がMAINメニュースクリーンに表示されます。 Channel Frequency Band Japan Korea Australia CHINA TAIWAN (OLD) (NEW) width Singapore New Zealand 5160MHz 20MHz 5180MHz 20MHz 5200MHz 20MHz 5220MHz 20MHz 5240MHz 20MHz 5260MHz 20MHz 5280MHz...
BP750 ベルトパックの操作 電源 ON/OFF 電源 On PWR ボタン(4)を3秒間以上押すとベルトパックの電源が入ります。ヘッドセットから“Power on”という音声メッ セージが流れ、TALK ボタンの横の TALK LED が赤く点灯します。数秒後にベースステーションとのペアリングが正し く完了すると TALK LED が緑に変わり、ゆっくり点滅します。 電源 Off PWR ボタンを 2 秒ほど押すとヘッドセットから“Power off”という音声が流れ、電源が切れます。ゆっくり点滅して いる緑の TALK LED が消えます。 ベルトパックの上部パネルディスプレイの NORMAL メニュー Figure 4-18. NORMAL menu “A”:ベルトパックのRSSI(Received Signal Strength Indication)レベルを表示します。RSSIレベルは、グラフで 示されます。...
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NOTE 2: ベルトパックがTWO GROUPSモードの時、GRPボタンはTWO GROUPSメニュー画面で後に選ばれたグル ープへのTALKボタンとして使えます。 NOTE 3: キーロック設定は、再起動しても解除されません。 TALK AND BELTPACK COMMUNICATION GROUP BUTTONS Belt Pack Communication Group Button (#5) ベルトパックは1または2どちらかの通信グループを選択できます、同じ通信グループを選択しているベルトパックどうしが 話すことができます。ベルトパックの通信グループは、初期設定で1(Group 1)に設定されています。ベルトパックの通信 グループを選ぶには、ベルトパックのフロントパネルにある通信グループボタン(5)を押してください。ボタンを押すごと に通信グループ1と2を切り替えることができます。通信グループボタンを押すたびに、音声メッセージがヘッドセットから 流れます。以下の例のように、選んだ通信グループはベルトパックのNORMALメニューに表示されます。 “1” : モバイルステーションの通信グループ“1”が選択された場合 “2” : モバイルステーションの通信グループ“2”が選択された場合 ベルトパックの通信グループをAUX機器と同じにした場合ベルトパックのヘッドセットでAUX機器の音を聞くことができ、A UX機器はベルトパック.の音を聞くことができます。 NOTE: ベルトパックの“TWO GROUPS”モード時、通信グループボタン(5)はTWO GROUPSメニュー画面で後に選 ばれたグループに対するTALKボタンの役割を果たします。 TALKボタン...
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メニューの操作法 MAIN メニュー スクリーンがスリープモードの時は、フロントパネルのSETボタンを押すとNORMALメニューが表示されます。 NORMALメニューでSETボタンを押すと、図4-19が示す通りMAINメニューが表示されます。 BP150 Figure 4-19. MAIN menu “A”:ベルトパックラベルを表示します。 “B”:ベルトパックのモデル名、ソフトウエアバージョン、ID番号を表示します。 NORMALメニューに戻るには、MAINメニューでSETボタンを押してください。 NORMAL menu BP750 MAIN menu Figure 4-20. Menus shown sequentially MAINメニューでUPもしくはDOWNボタンを押すと、HANDS FREE,、SPEAKER VOLUME、MICROPHONE GAIN、 SIDETONE VOLUME、TWO GROUPS、SELECT MODE、LOW CUT、HANDSOFF SENSIBILITYメニューが順に表 示されます。メニューを選択してSETボタンを押してください。選んだメニューは点滅し、編集ができます。値を変えるに はUPまたはDOWNボタンを使ってください。SETボタンを押して確定し、次の項目を選択してください。POWERボタン を押すと、直接NORMALメニューに戻ります。 HANDS FREE メニュー Figure 4-21. HANDS FREE menu HANDS FREE メニューを選択してから、UP またはまたは...
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Speaker Volume Up ボリュームアップボタンを押すたびにヘッドセットからビープ音が聞こえます。最大音量に達するとヘッドセットか ら“MAXIMUM”と聞こえます。 Speaker Volume Down ボリュームダウンボタンを押すたびにヘッドセットからビープ音が聞こえます。最小音量に達するとヘッドセットか ら“MINIMUM”と聞こえます。 NOTE: ヘッドセットの安全な使用 ヘッドセットの音量を高く設定すると歪みやエコー、音途切れの原因になりえるので、初めに使用する際には音 量を低く設定することを推奨します。そして、さまざまな環境で最適な音量に調節することにより、ヘッドセッ トを安全に使用できます。 特定のヘッドセットのマイクロフォンゲイン、サイドトーンやスピーカーボリュームの音量が高く設定されると、 エコーや歪みの原因となる場合があります。状態を改善するためにゲインやボリュームを下げてみてください。 MICROPHONE GAIN メニュー Figure 4-23. MICROPHONE GAIN menu MICTOPHONE GAIN メニューを選択してから、UP または DOWN ボタンでヘッドセットのマイクロフォンゲインレ ベルを調節し SET ボタンを押してください。 Microphone Gain Up ヘッドセットマイクで話しながらボリュームアップボタンを押すと、ヘッドセットから聞こえる音量が上昇します。 最大音量に達するとヘッドセットから“MAXIMUM”と聞こえます。...
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押すと両方のグループに対して同時に話すことが可能です。また、TWO GROUPS モードは、両方のグループを常に 聞くことができる設定です。 TWO GROUPS メニューで SET ボタンを押すと、編集モードとなります。UP または DOWN ボタンで通信したいグ ループ番号を選択し SET ボタンを押すと、通信グループ番号は反転表示されます。TWO GROUPS メニュー画面では、 ペアリング時にベルトパックに割り当てられた通信グループ番号のみが表示されます。また”two groups listen”モ ードにするには 2 つのグループを設定する必要があります。そうしないと設定値を保存することができません。 グループを設定し直す場合は、一旦全ての設定値の反転表示を戻してしてから設定し直してください。そして UP また は DOWN ボタンで QUIT を選択し SET ボタンを押して確定します。“two groups listen”モードを解除するには、 メニューで全ての設定値の反転表示を戻してください。 TWO GROUPS モードでの TALK LED の表示 ...
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することができます。選択可能なのベースステーションは、1,2,3の番号で表示されます。まず、SETボタンでひとつの ベースステーションを選択し、任意のベースステーションとベルトパックをペアリングしてください。ベルトパックとベ ースステーションをペアリングすると、その番号が反転表示されます。ベルトパックは3つまでのベースステーションと ペアリングができ、その内のひとつを選択してリンクすることが可能です。初期設定では図4-24の左の図が示すよう に、ベースステーション#1が選択されてベルトパックとペアリングされています。 Status 1 Status 2 Status 3 Figure 4-25. NORMAL menu screen indication upon the Base Station selection ベルトパックから選択されたベースステーション番号は、NORMALメニュー画面に表示されます。 <Status 1> ベルトパックがひとつだけのベースステーションとペアリングし、そのベースステーションを選択した時 の表示です。この場合、ベースステーション番号は表示されません。 <Status 2> ベルトパックが2つ以上のベースステーションとペアリングし、その内のベースステーション<2>を選 択した時の表示です。 <Status 3> ベルトパックがベースステーション<2>を選択したが、まだベースステーション<2>とペアリングし ていない場合の表示です。この場合、ベルトパックラベル(ID)の代わりに“Pair-”が表示され、ベルトパッ クのTALK LEDが赤く点滅します。ベルトパックにベースステーション<2>をペアリングするか、すで にペアリングされているベースステーションを選択してください。 ベースステーション<2>と<3>とのペアリングをキャンセルするには、BS SELECTIONメニューで対象のベース ステーションを選択してPWEボタンを押してからSETボタンを押してください。ペアリングと同じボタン操作です...
SECTION 6: 付録 工場出荷時の設定と推奨設定 Item Mobile Station default Belt Pack default Microphone gain Speaker volume Side tone volume Communication Group Allocation 1, 2 1, 2 Communication Group Selection Hands free On mode Hands free On mode TALK(TX) button mode (Latched) (Latched) Hands free mode Auxiliary In/Out connection On/Off...
BP750 ベルトパック RF Frequency: UNII band: 5.18GHz~5.24GHz(W52), 5.26GHz~5.32GHz(W53), 5.500GHz~5.700GHz(W56) Antenna Connector Type: Internal Transmitter Type: Antenna/Frequency/Time Diversity Modulation Type: QPSK Frequency Stability: ± 2ppm Receiver Type: Antenna/Frequency/Time Diversity RF Sensitivity: -85dBm for 5 BER Frequency Stability: ± 2ppm Master Belt Pack Function: Inherently, 128 Belt Packs can be paired up, and ten (4) Belt Packs operating in full-duplex (talk/listen) at the same time while eleven (5) full-duplex channel is provided including the Master Belt Pack.
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