FZ-SLC15
形
視覚認識装置 FZ用 イ ンテ リ ジェ ン ト カ メ ラ
取扱説明書
オムロン製品をお買いあげいただきありがと う ございます。
この 製 品を安 全に正しくご 使 用いただくため、 お 使 いになる前
にこの取扱説明書をお読みになり、 十分にご理解く ださい。
お読みになった後も、 いつもお手元に置いてご利用く ださい。
* 1 6 5 2 0 9 9 - 8 C *
© OMRON Corporation 2006
2007
All Rights Reserved.
安全上のご注意
● 警告表示の意味
正しい取扱いを しなければ、この危険のために、軽傷・中
程度の傷害を負った り万一の場合には重傷や死亡に至る恐
警告
れがあ り ます。また、同様に重大な物的損害をもた らす恐れ
があ り ます。
正しい取扱いを しなければ、この危険のために、時に軽傷・
注意
中程度の傷害を負った り、あるいは物的損害を受ける恐れが
あ り ます。
● 警告表示
警告
安全を確保する 目的で直接的または間接的に人体を検出する
用途に本製品は使用で き ません。
人体保護用の検出装置と して本製品を使用しないで く だ さ い。
本製品は可視光を放射しており、 まれに目に悪影響を及ぼす
恐れがあ り ます。 LEDの照射光を直視しないでく だ さい。 被写
体が鏡面反射体の場合は、 反射光が目に入らないよ う に して く
だ さ い。
注意
万一の場合、 軽い火傷の恐れがあ り ます。
LEDが点灯中や電源を切った直後は、 ケースに触れないで く だ
さ い。
安全上の要点
製品を安全に使用するために、 以下のこ と を守って く だ さ い。
1. 設置環境について
・ 操作や保守の安全性を確保するため、 高圧機器や動力機器から
離して設置して く だ さ い。
・ 可燃性ガスの環境では使用しないで く だ さ い。
・ 取付けにおいて、 ネ ジの締め付けは確実に行って く だ さ い。
2. その他
・ 専用のカ メ ラ ケーブル、 コ ン ト ロー ラ、 ス ト ロボコ ン ト ロー ラ以外は使用しな
いでく ださい。 専用品以外を接続して通電した場合、 機器が故障し、
高温になる恐れがあ り ます。
・ この製品を分解した り、 修理、 改造しないで く だ さ い。
・ 万一、 異常を感じた と きには、 すぐに使用を中止し、 電源を切った上で、
当社支店 ・ 営業所までご相談く だ さ い。
・ 廃棄する と きは、 産業廃棄物と して処理して く だ さ い。
使用上の注意
製品が動作不能、 誤動作、 または性能 ・ 機能への悪影響を防ぐため、
以下のこ と を守って く だ さ い。
1.ケーブルについて
・ ケーブルを脱着する と きは、 必ずコ ン ト ロ ー ラ本体の電源を切って く
だ さ い。
2. 光軸について
・ 光軸中心がカ メ ラ ごとにばらつく こ とがあ り ます。 取付ける と きは必ず
モニタで映像の中心位置を確認して く だ さ い。
・ 出荷時のカ メ ラ方向に対して、 CCDの中心と レ ンズの光軸を調整し
ています。 カ メ ラの方向を変え た場合に、 光軸の中心のズレが大き く
なる こ とがあ り ます。
3.清掃について
・ シ ンナー、 ベンゼン、 アセ ト ン、 灯油類は使用しないで く だ さ い。
・ 取れに く い汚れには柔らかい布にアルコールを少量含ませて、 てい
ねいにふき取って く だ さ い。
4. 静電気について
白色LEDは静電気に弱い部品です。 この製品は白色LEDを用い
ているため、 操作や保守の時には、 アー ス された リ ス ト ス ト ラ ッ プを使用
して く だ さ い。
5. 倍率について
・ 内部にあ る レ ンズ間の衝突回避のため、 フ ォ ー カ スの値との関係で、
倍率に設定で き る最大値が変化し ます。 倍率が不足する場合には、
設置距離を調整して く だ さ い。
6. その他
・ カ メ ラ裏側のコ ネ ク タのキ ャ ッ プは、 はずさ ないで く だ さ い。
■付属品
本体、 取扱説明書(本書)、 六角レ ンチ
■一般仕様
項目/形式
形FZ-SLC15
消費電力
14.4W以下 (DC12V 1.2A以下)
10〜150Hz 片振幅0.35mm
耐振動
(加速度最大50m/s
2
)3方向 各8分 10回
耐衝撃
150m/s
2
6方向 各3回
動作時 : 0〜+50℃
周囲温度
保存時 : −25〜+ 6 5℃
(ただ し、 氷結 ・ 結露のないこ と)
動作時 ・ 保存時 : 各35〜85%RH
周囲湿度
(ただ し、 結露 しないこ と)
周囲雰囲気
腐食性ガスのないこ と
保護構造
IEC60529規格 IP20
カ メ ラ部カバー : 亜鉛メ ッ キ鋼板
カ メ ラ部ケース : アルミ合金
材質
レンズ部ケース : ABS
照明部カバー : アルミ合金
取付けベース : アルミ合金
ケー ブル長
最大 5m
約700g (台座込み)
質量
■性能仕様
項目/形式
形FZ-SLC15
全画素読出 し方式イ ンターライ ン転送型
カ
撮像素子
1/3イ ンチC C D (カラー)
メ
有効画素数
659(H) × 494(V)
ラ
画素サイ ズ
7.4(μm) × 7.4(μm)
仕
走査方式
ノ ンイ ンター レスモー ド
様
垂直周波数
80.600Hz
水平周波数
39.336KHz
画素周波数
30.682MHz
取込ライ ン数
12ライ ン〜480ライ ンの範囲
同期方式
内部同期
映像出力
デジタル 10bit
ゲイ ン
0dB〜+13dBの範囲
シ ャ ッ タス ピー ド
1/10〜1/50000sの範囲
レ
動作方式
倍率、 フ ォ ーカス、 アイ リ ス電動
ン
ズーム方式
バリ フ ォ ーカル
撮影範囲
2.9mm〜14.9mm、 公差±5%以内
ズ
設置距離
部
35mm〜55mm、 公差±5%以内
解像度
480TV本以上
F値
最小 : F3.4 (W端)〜F10.9(T端)
W端範囲 : 3.4〜9.9
モータ耐久値
倍率 ・ フ ォ ーカス : 10000回以上
(往復動作を1回)
アイ リ ス : 20000回以上
光源
白色LED
照
(波長 : 400nm〜700nm)
明
照明方式
4ブロ ッ ク、 照度可変照明
部
平均寿命
5000時間
(周囲25℃、 輝度最大、 常時点灯時.
製造後 照度50%になる までの時間)
L E D クラス *
クラス2
*適用規格 IEC60825-1:1993 +A1:1997 +A2:2001
EN60825-1:1994 +A1:2002 +A2:2001
■カメ ラの方向を変える場合
調整は、 コ ネ ク タから ケーブルを外した状態で行って く だ さ い。
下図の リ ング状の部分にある3個のネ ジを付属の六角レ ンチで緩め、 リ ン
グを回して方向を調整し ます。 調整後は、 ネ ジ を しっかり と締めて く だ さ い。
■接続
①カ メ ラ ケーブル形FZ-VS□(別売)で、 カ メ ラ裏側のコ ネ ク タ と コ ン ト ロ
ー ラ形FZ□のカ メ ラ接続コ ネ ク タ に接続し ます。
カ メ ラケー ブル
カ メ ラケー ブル
接続コネ クタ
FZ-VS□
イ ンテ リ ジェ ン ト カ メ ラ
FZ-SLC15
銘版
※カ メ ラ ケーブル形FZ-VS、 FZ-VSL、 FZ-VSBには極性があ り ます。
銘板の張られている側をコ ン ト ロ ー ラに接続して く だ さ い。
■外形寸法
90
106.5
40
33
(5.2)
28
78.2
92.4
±0.1
20
±0.1
10
2-M4 深さ8.0
58
1/4-20UNC 深さ8.0
(単位 : mm)
ご使用に際してのご承諾事項
①安全を確保する目的で直接的ま たは間接的に人体を検出する用途に、 本製品を使用 し
ないで く だ さ い。 同用途には、 当社センサカ タ ロ グに掲載 している安全センサを ご使用く
だ さ い。
②下記用途に使用さ れる場合、 当社営業担当者ま でご相談の う え仕様書な どによ り ご確
認いただ く と と もに、 定格 ・ 性能に対 し余裕を持った使い方や、 万一故障があ って も危険
を最小にする安全回路な どの安全対策を講じ て く だ さ い。
a)屋外の用途、 潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途
ま たはカ タ ロ グ、 取扱説明書等に記載のない条件や環境での使用
b)原子力制御設備、 焼却設備、 鉄道 ・ 航空 ・ 車両設備、 医用機械、 娯楽機械、
安全装置、 および行政機関や個別業界の規制に従う設備
c)人命や財産に危険が及びう る システム ・ 機械 ・ 装置
d)ガス、 水道、 電気の供給システムや24時間連続運転システムな どの
高い信頼性が必要な設備
e)その他、 上記 a) 〜 d) に準ずる、 高度な安全性が必要と さ れる用途
*上記は適合用途の条件の一部です。 当社のベス ト、 総合カ タ ロ グ ・ データ シー ト等最新版
のカ タ ロ グ、 マニュアルに記載の保証 ・ 免責事項の内容を よ く 読んでご使用く だ さ い。
営業統轄事業部
( 〒141-0032 )
東京都品川区大崎1-11-1 ゲー トシティ大崎ウエス トタワー14F
●営業にご用の方も、 技術的なお問い合せの方も、 フ リ ーコールにお電話く だ さ い。
音声ガイ ダンスが流れますので、 案内に従って操作く だ さ い。
0 1 2 0 - 9 1 9 - 0 6 6 ( フ リ ーコール)
携帯電話 ・ PHSな ど ではご利用いただけませんので、 その場合は下記電話番号へおかけ く だ さ い。
055-982-5015
(通話料がかか り ます)
〔技術のお問い合わせ時間〕
■営業時間 : 9:00〜12:00/13:00〜19:00 (土 ・ 日 ・ 祝祭日は17:00まで)
■営 業 日 : 年末年始を除く
055-982-5002
上記フ リ ーコール以外に
(通話料がかか り ます)
におかけいただ く こ とによ り、 直接センシ ング機器の技術窓口につながり ます。
〔営業のお問い合わせ時間〕
■営業時間 : 9:00〜12:00/13:00〜17:30
■営 業 日 : 土 ・ 日 ・ 祝祭日/春期 ・ 夏期 ・ 年末年始休暇を除く
●FAXによ るお問い合わせは
お客様相談室 F A X055-982-5051
●その他のお問い合せ先
納期 ・ 価格 ・ 修理 ・ サンプル ・ 承認図は貴社のお取引先、
ま たは貴社担当オムロ ン営業員にご相談く だ さ い。
(47)