FZ-SZC100
形
視覚認識装置 形FZ用 オー ト フ ォ ーカスカ メ ラ
取扱説明書
このたびは、 本製品をお買い上げいただきま して、 まこ とにありがと う
ございます。 ご使用に際しては、 次の内容をお守り く ださい。
・ 電気の知識を有する専門家が扱ってく ださい。
・ この取扱説明書をよく お読みになり、 十分にご理解のう え、 正し く
ご使用く ださい。
・ この取扱説明書はいつでも参照できるよ うに大切に保管く ださい。
* 1 6 4 1 7 4 9 - 6 A *
© OMRON Corporation
2007
All Rights Reserved.
安全上のご注意
● 警告表示の意味
正しい取扱いを しなければ、この危険のために、軽傷・中
程度の傷害を負った り万一の場合には重傷や死亡に至る恐
警告
れがあ り ます。また、同様に重大な物的損害をもた らす恐れ
があ り ます。
正しい取扱いを しなければ、この危険のために、時に軽傷・
注意
中程度の傷害を負った り、あるいは物的損害を受ける恐れが
あ り ます。
● 警告表示
警告
安全を確保する 目的で直接的または間接的に人体を検出する
用途に本製品は使用で き ません。
人体保護用の検出装置と して本製品を使用しないで く だ さ い。
安全上の要点
製品を安全に使用するために、 以下のこ と を守って く だ さ い。
1. 設置場所について
次のよ う な場所には設置しないで く だ さ い。
・ 周囲温度が定格の範囲を超え る場所
・ 温度変化が急激な場所 (結露する場所)
・ 相対湿度が35∼85%RHの範囲を超え る場所
・ 腐食性ガス、 可燃性ガスがあ る場所、 塵埃、 塩分、 金属粉があ る場所
・ 振動や衝撃が直接加わる場所
・ 強い外乱光 (レ ーザ光、 アー ク溶接光など) があたる場所
・ 直射日光があたる場所や暖房器具のそば
・ 水 ・ 油 ・ 化学薬品の飛沫があ る場所
・ 強磁界、 強電界があ る場所
・ 高圧機器や動力機器のそば
2. 取付けについて
・ 取付けにおいて、 ネ ジの締め付けは確実に行って く だ さ い。
3. その他
・ 専用のカ メ ラ ケーブル、 コ ン ト ロー ラ以外は使用しないで く だ さ い。 専
用品以外を接続して通電した場合、 機器が故障する恐れがあ り ま
す。
・ カ メ ラ裏側の照明接続コ ネ ク タ を使用しないと きは、 コ ネ ク タについて
いる、 キ ャ ッ プをはずさ ないで く だ さ い。
・ この製品を分解した り、 修理、 改造しないで く だ さ い。
・ 万一、 異常を感じた と きには、 すぐに使用を中止し、 電源を切った上
で、 当社支店 ・ 営業所までご相談く だ さ い。
・ 本製品を廃棄する と きは、 産業廃棄物と して処理して く だ さ い。
使用上の注意
製品が動作不能、 誤動作、 または性能 ・ 機能への悪影響を防ぐため、
以下のこ と を守って く だ さ い。
1. ケーブルについて
・ ケーブルを脱着する と きは、 必ずコ ン ト ロ ー ラ本体の電源を切って く
だ さ い。
2. 光軸について
・ 光軸中心がカ メ ラ ごとにばらつく こ とがあ り ます。 取付ける と きは必ず
モニタで映像の中心位置を確認して く だ さ い。
・ 出荷時のカ メ ラ方向に対して、 CCDの中心と レ ンズの光軸を調整し
ています。 カ メ ラの方向を変え た場合に、 光軸の中心のズレが大き く
なる こ とがあ り ます。
3. メ ンテナ ン スについて
・ シ ンナー、 ベンゼン、 アセ ト ン、 灯油類は使用しないで く だ さ い。
・ 取れに く い汚れには柔らかい布にアルコールを少量含ませて、 てい
ねいにふき取って く だ さ い。 キズがつく と誤検出の原因と な り ます。
・ レ ンズ部に大き なゴ ミ や、 ホコ リ が付いた場合は、 ブロアブラ シ (カ メ ラ
レ ンズ用) で吹き飛ばして く だ さ い。 呼気で吹き飛ばすこ とは避けて く
だ さ い。
4. 倍率について
・ 内部にあ る レ ンズ間の衝突回避のため、 フ ォ ー カ スの値との関係で、
倍率に設定で き る最大値が変化し ます。 倍率が不足する場合には、
設置距離を調整して く だ さ い。
■付属品
本体、 取扱説明書(本書)、 六角レ ンチ
■一般仕様
項目/形式
形FZ-SZC100
消費電力
14.4W以下 (DC12V 1.2A以下)
10∼150Hz 片振幅0.35mm
耐振動
(加速度最大50m/s
2
)3方向 (X/Y/Z) 各8分 10回
耐衝撃
150m/s
2
6方向 (上下、 左右、 前後) 各3回
動作時 : 0∼+50℃
周囲温度
保存時 : −25∼+65℃
(ただ し、 氷結 ・ 結露のないこ と)
動作時 ・ 保存時 : 各35∼85%RH
周囲湿度
(ただ し、 結露 しないこ と)
周囲雰囲気
腐食性ガスのないこ と
保護構造
IEC60529規格 IP20
カ メ ラ部カバー : 亜鉛メ ッ キ鋼板
カ メ ラ部ケース : アルミ合金
材質
レンズ部ケース : ABS
レンズ部カバー : アルミ合金
取付けベース : アルミ合金
最大 5m(FZ-VS□)
ケー ブル長
質量
約500g (台座込み)
■性能仕様
項目/形式
形FZ-SZC100
全画素読出 し方式イ ンターライ ン転送型
撮像素子
カ メ ラ
1/3イ ンチC C D (カラー)
仕様
有効画素数
659(H) × 494(V)
画素サイ ズ
7.4(μm) × 7.4(μm)
走査方式
ノ ンイ ンター レスモー ド
垂直周波数
80.600Hz
水平周波数
39.336KHz
画素周波数
30.682MHz
取込ライ ン数
12ライ ン∼480ライ ンの範囲
同期方式
内部同期
映像出力
デジタル 10bit
ゲイ ン
0dB∼+13dBの範囲
シ ャ ッ タス ピー ド
1/10∼1/50000sの範囲
レンズ部
動作方式
倍率、 フ ォ ーカス、 アイ リ ス電動
ズーム方式
バリ フ ォ ーカル
撮影範囲
13mm∼100mm、 公差±5%以内
設置距離
77.5mm∼197.5mm
解像度
480TV本以上
F値
最小 : F2.8(W端)∼F4.7(T端)
W端範囲 : 2.8∼8.0
モーター耐久値
倍率 ・ フ ォ ーカス : 10000回以上
(往復動作を 1回)
アイ リ ス : 20000回以上
照明
接続照明
モ リ テ ッ クス社製 「MG-Wave」 シ リ ーズ
接続部
定格電流
0.7A以下
最大 2m
ケー ブル長
(モ リ テ ッ クス社製 形M-RCB40□L)
■カメ ラの方向を変える場合
調整は、 コ ネ ク タから ケーブルを外した状態で行って く だ さ い。
下図の リ ング状の部分にある3個のネ ジを付属の六角レ ンチで緩め、 リ ン
グを回して方向を調整し ます。 調整後は、 ネ ジ を しっかり と締めて く だ さ い。
■接続
①カ メ ラ ケーブル形FZ-VS□(別売)で、 カ メ ラ裏側のコ ネ ク タ と コ ン ト ロ
ー ラ形FZシ リ ーズのカ メ ラ接続コ ネ ク タ に接続し ます。
カ メ ラケー ブル
照明接続コネ クタ
カ メ ラケー ブル
接続コネ クタ
FZ-VS□
オー ト フ ォ ーカスカ メ ラ
FZ-SZC100
銘版
※カ メ ラ ケーブル形FZ-VS、 FZ-VSL、 FZ-VSBには極性があ り ます。
銘板の張られている側をコ ン ト ロ ー ラ形FZシ リ ーズに接続して く だ さ い。
■外形寸法
50
45.2
59.4
10
7
66.5
40
10.5
73.5
134
25
1/4-20UNC 深さ8
2-M4 深さ8
20±0.1
45.2
(単位 : mm)
ご使用に際してのご承諾事項
①安全を確保する目的で直接的ま たは間接的に人体を検出する用途に、 本製品を使用 し
ないで く だ さ い。 同用途には、 当社センサカ タ ロ グに掲載 している安全センサを ご使用く
だ さ い。
②下記用途に使用さ れる場合、 当社営業担当者ま でご相談の う え仕様書な どによ り ご確
認いただ く と と もに、 定格 ・ 性能に対 し余裕を持った使い方や、 万一故障があ って も危険
を最小にする安全回路な どの安全対策を講じ て く だ さ い。
a)屋外の用途、 潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途
ま たはカ タ ロ グ、 取扱説明書等に記載のない条件や環境での使用
b)原子力制御設備、 焼却設備、 鉄道 ・ 航空 ・ 車両設備、 医用機械、 娯楽機械、
安全装置、 および行政機関や個別業界の規制に従う設備
c)人命や財産に危険が及びう る システム ・ 機械 ・ 装置
d)ガス、 水道、 電気の供給システムや24時間連続運転システムな どの
高い信頼性が必要な設備
e)その他、 上記 a) ∼ d) に準ずる、 高度な安全性が必要と さ れる用途
*上記は適合用途の条件の一部です。 当社のベス ト、 総合カ タ ロ グ ・ データ シー ト等最新版
のカ タ ロ グ、 マニュアルに記載の保証 ・ 免責事項の内容を よ く 読んでご使用く だ さ い。
営業統轄事業部
( 〒141-0032 )
東京都品川区大崎1-11-1 ゲー トシティ大崎ウエス トタワー14F
●営業にご用の方も、 技術的なお問い合せの方も、 フ リ ーコールにお電話く だ さ い。
音声ガイ ダンスが流れますので、 案内に従って操作く だ さ い。
0 1 2 0 - 9 1 9 - 0 6 6 (フ リ ーコール)
携帯電話 ・ PHSな ど ではご利用いただけませんので、 その場合は下記電話番号へおかけ く だ さ い。
055-982-5015
(通話料がかか り ます)
〔技術のお問い合わせ時間〕
■営業時間 : 9:00∼12:00/13:00∼19:00 (土 ・ 日 ・ 祝祭日は17:00まで)
■営 業 日 : 年末年始を除く
055-982-5002
上記フ リ ーコール以外に
(通話料がかか り ます)
におかけいただ く こ とによ り、 直接センシ ング機器の技術窓口につながり ます。
〔営業のお問い合わせ時間〕
■営業時間 : 9:00∼12:00/13:00∼17:30
■営 業 日 : 土 ・ 日 ・ 祝祭日/春期 ・ 夏期 ・ 年末年始休暇を除く
●FAXによ るお問い合わせは
お客様相談室 F A X055-982-5051
●その他のお問い合せ先
納期 ・ 価格 ・ 修理 ・ サンプル ・ 承認図は貴社のお取引先、
ま たは貴社担当オムロ ン営業員にご相談く だ さ い。
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