Yamaha J-1000 Owner's Manual

Yamaha digital piano owner's manual

Advertisement

Quick Links

このたびは、ヤマハ・デジタルピアノJ-1000を
お買い求めいただきまして、まことにありがとうございました。
J-1000の機能を十分に生かして演奏をお楽しみいただくために、
この「取扱説明書」をご活用ください。
お読みになったあとは、いつでもご覧になれるところに大切に
保管してくださいますよう、お願い申し上げます。
DIGITAL
DIGITAL
PIANO
PIANO
J-1000
取扱説明書

Advertisement

Table of Contents
loading

Summary of Contents for Yamaha J-1000

  • Page 1 このたびは、ヤマハ・デジタルピアノJ-1000を お買い求めいただきまして、まことにありがとうございました。 J-1000の機能を十分に生かして演奏をお楽しみいただくために、 この「取扱説明書」をご活用ください。 お読みになったあとは、いつでもご覧になれるところに大切に 保管してくださいますよう、お願い申し上げます。 DIGITAL DIGITAL PIANO PIANO J-1000 取扱説明書...
  • Page 2 安全上のご注意 ここに示した注意事項は、 製品を安全に正しくご使用いただき、 あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するためのも のです。 注意事項は、 危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、 誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を 「警 告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守りください。 記号表示について この機器に表示されている記号や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 注 意 感電の恐れあり キャビネットをあけるな 記号は、危険、警告または注意を示します。上記の場合、 は機器の内部に絶縁されていない「危険な電圧」が存在し、感電の危険 があることを警告しています。また、 は注意が必要なことを示しています。 記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。 記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。 *お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 警告  この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。 この機器の内部を開けたり、 内部の部品を分解したり改造し たり しない。 感電や火災、 または故障など の原因になります。 異常を感 じた場合など、 機器の点検修 理は必ずお買い上げの楽器 店または巻末のヤマハ電気 音響製品サービス拠点にご 依頼く ださい。 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。...
  • Page 3 他の機器と接続する場合は、 すべての機器の電源を切った 上で行う。 また、 電源を入れたり切ったりする前に、 必ず機器 のボリ ュームを最小 (0) にする。 感電または機器の損傷のおそれがあります。 直射日光のあたる場所 (日中の車内など) やス トーブの近く など極端に温度が高く なるところ、 逆に温度が極端に低いと ころ、 またほこりや振動の多いところで使用しない。 本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりする原 因になります。 テレビやラジオ、 スピーカーなど他の電気製品の近く で使用 しない。 デジタル回路を多用しているため、 テレビやラジオなどに雑 音が生じる場合があります。 不安定な場所に置かない。 機器が転倒して故障したり、 お客様がけがをしたりする原因 になります。 本体を移動するときは、 必ず電源コー ドなどの接続ケーブル をすべて外した上で行う。 コー ドをいためたり、 お客様が転倒したりするおそれがあり ます。...
  • Page 4 特長 ◆ AWM音源により、リアルで高品位な表現が可能です。 ◆ 最大28音の同時発音により、幅広い演奏表現が可能です。 ◆ ピアノのアクション機構解析から生まれた自然なタッチ感覚のAE鍵盤を採用しました。 ◆ デュアル機能により、2つの音色を重ねて演奏することができます。 ◆ メトロノームを装備しており、レッスンなどで有効にお使いいただけます。 ◆ 自分の演奏を録音したり、再生させることができます。 ◆ デジタル楽器の統一規格であるMIDI端子を装備しており、演奏表現の可能性がいっそう拡がり ます。 目的のページの見つけかた 必要な情報を手早く見つける方法はいくつかあります。 ◆ 巻頭の 「目次」 を使う。 最も一般的な方法です。 ◆ 「はじめに」 の中の 「各部の名称とはたらき」 (4、5ページ) を参考にする。 ボタンなどの働きがわからなくなったときに、有効な方法です。 パネルのイラストから、関連ページがすぐに捜し出せます。 表記上のきまり この取扱説明書では、表記に次のような記号を使います。 補足 点灯 点滅 消灯 付属品 (お確かめください) ●ヘッドフォン HPE-3 ●高低自在椅子...
  • Page 5: Table Of Contents

    目次 「はじめに」 では、ヤマハ・デジタルピアノの特長や、お使いになる上 でのご注意、読みたいページの見つけかた、各部の名称とはたらき などについて説明します。 ヤマハ・デジタルピアノを最初にお使いになる前に、必ずお読みくだ さい。 ご使用前の準備 ………………………………… 2 音を出す準備 …………………………………… 3 各部の名称とはたらき ………………………… 4 「基本編」 では、基本的な音色選択をはじめ、ペダル効果や、演奏を 盛り上げるさまざまな効果について説明します。 さあ!弾いてみましょう ……………………… 6 デモ演奏を聴いてみましょう ………………… 7 ペダル効果 ……………………………………… 8 デュアル機能 …………………………………… 8 メトロノーム機能 …………………………… 10 「応用編」 では、自分の演奏を録音できるレコーダーなどの発展的な 機能や、他の機器との接続方法、そしてMIDI機能について説明しま す。 録音 …………………………………………… 12 再生...
  • Page 6: ご使用前の準備

    ご使用前の準備 アジャスターの調節 は (必ず行ってください) じ め に キーカバー兼譜面立ての扱いかた 基 本 編 ② 応 ・ キーカバー兼譜面立ては、中間位置で使用または放置しないでください。 用 ・ キーカバー兼譜面立てを倒すときは、途中で手を離さないでください。 編 資 料 編 設置場所が決まりましたら、ペダルの下のアジャスター を回して、ペダル部を床面に固定させてください。 アジャスターが固定されていないと、ペダルを踏んだと きにぐらつきが生じます。 開けるとき ① ① キーカバー兼譜面立てを、止まるまでゆっくり起こし ます。 ② 譜面止めレールを、止まるまで下に開きます。 閉めるとき ① 譜面止めレールを、止まるまで上に閉じます。 ② キーカバー兼譜面立てを、止まるまでゆっくり戻しま す。...
  • Page 7: 音を出す準備

    音を出す準備 電源コードを接続する 電源を入れる POWER 電源ランプ 音量を調節する MASTER VOLUME 家庭用 (AC100V) コンセントに、電源プラグを差し込み ます。 電源 (POWER) スイッチを押して電源を入れます。 「 電源ランプが点灯します。 ・ もう一度電源 (POWER) スイッチを押すと電源が切れ ます。「電源ランプが消灯します。 ボリューム (MASTER VOLUME) を中程まで上げておき ます。あとは、ヤマハ・デジタルピアノを実際にお使いい ただきながら、調節します。 は じ め に 基 本 編 応 用 編 資 料 編...
  • Page 8: 各部の名称とはたらき

    各部の名称とはたらき は じ め に 基 本 編 応 TEMPO MASTER VOLUME 用 編 POWER ① A -1 ⑩ A-1 B-1 C0 ⑪ 資 料 編 ③ ④ TEMPO METRONOME MASTER VOLUME PIANO E. PIANO 1 ② RECORDER METRONOME PLAY DEMO HARPSI- MIDI /...
  • Page 9 ソフトペダル (ソステヌートペダル) ダンパーペダル →8ページ DIGITAL PIANO J-1000 デュアルで右側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →9ページ 矢印 (→) のページに詳しく説明してあります。 ① 電源スイッチ [POWER] →3ページ 電源をオン/オフするスイッチです。このスイッチを押すと電 源が入り、もう一度押すと切れます。 ② ボリューム [MASTER VOLUME] →3ページ 音量を調節するためのスライダーです。 ③ テンポスライダー [TEMPO] →11、14ページ テンポを調節するためのスライダーです。 ④ メトロノームボタン [METRONOME] →10ページ このボタンを押してランプを点灯させると、メトロノーム音が 加わります。 ⑤ 音色ボタン →6ページ 演奏に使う音色を選ぶことができます。 同時に2つのボタンを押すことで、2つの音色を重ねて演奏す ることもできます。 (デュアル機能 →8ページ) ⑥ プレイボタン [PLAY] →14ページ...
  • Page 10: さあ!弾いてみましょう

    さあ!弾いてみましょう 音色の指定 は PIANO E. PIANO 1 E. PIANO 2 じ め 音量調節 に MASTER VOLUME 大きくなる 基 演奏 本 編 音 色 ピアノ (PIANO) 応 エレクトリックピアノ1 (E.PIANO 1) ストリングス風の温かい音色とハープ風の固めの音をミックスした音です。 用 エレクトリックピアノ2 (E.PIANO 2) 固めのクリアなエレクトリックピアノの音色です。 編 ハープシコード (HARPSICHORD) オルガン (ORGAN) 資 料...
  • Page 11: デモ演奏を聴いてみましょう

    デモ演奏を聴いてみましょう ヤマハ・デジタルピアノには、デモ演奏が各音色について1曲ずつ内蔵されており、いつでも自由 に聴くことができます。 デモ演奏の選曲状態に入る DEMO 曲をスタートさせる デモ演奏を聴きたい音色ボタンを押します。 「 押したボタンのランプが点滅し、その音色に応じたデモ演奏がスタートします。その後、ス トップさせるまで音色ボタンの順番に連続演奏されます。 PIANO E. PIANO 1 E. PIANO 2 ・ デモ演奏中、別の音色ボタンを押すと、そのデモ曲に切り換わります。 ・ デモ演奏中の音色ボタンをもう一度押すと、デモ演奏はストップして再び選曲待ちの状態に戻 ります。 音量調節 MASTER VOLUME 大きくなる デモ演奏状態から抜ける デモボタンを押します。 「 デモ演奏状態から抜け、通常の状態に戻ります。 補足 ・ デモ演奏のテンポは変更できません。 音 色 ピアノ (PIANO) ピアノソナタK.V.331第3楽章 「トルコ行進曲」 エレクトリックピアノ1 「なき王女のためのパヴァーヌ」 (E.PIANO 1)...
  • Page 12: ペダル効果

    ペダル効果 は じ ソフトペダル め (ソステヌートペダル) ダンパーペダル に アコースティックピアノを演奏する際に最もよく使うペダルです。 ペダルを踏むと、すべての音に余韻がかかります。 ソフト/ソステヌートの選択 MIDI / TRANSPOSE 基 本 編 ソフトペダル 音量がわずかに下がると同時に、音の響きが柔らかくなります。 音の響きを柔らかくしたいところで使うと効果的です。 ソステヌートペダル ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻が付きます (ソステヌート効果) 。ペダル 応 を踏んだ後に弾いた音には、余韻は付きません。 低音部の音だけを響かせながら、右手でメロディを弾くときなどに使用します。 用 ソステヌート効果は、ドビュッシーの 「月の光」 などに使われています。 編 ・ ソフト/ソステヌートの選択は電源をオフにするまで記憶され、電源オン時にはソフトペダル 補足 に戻ります。 デュアル機能 資 2つの音色を選んで、重ねて演奏することができます。 料 デュアル状態に入る...
  • Page 13 音量バランスの設定 組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、C2∼C4の鍵盤を押すことで、2つの音色の音量バ ランスを設定できます。 HARPSI- CHORD ORGAN 小 左側のボタンの音色 大 片方を1オクターブ上げる設定 組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、 C5の鍵盤を押すと … 右側に配置されているボタンの音色が、1オクターブ上がります。 C1の鍵盤を押すと … 左側に配置されているボタンの音色が、1オクターブ上がります。 ・ いずれの場合も、もう一度同じ操作をすると、元の音程に戻ります。 ・ 設定した音量バランスとオクターブの切り換えは、電源をオフにするまで記憶されます。 HARPSI- CHORD ORGAN 左側のボタンの音色が1オクターブ上がる 補足 ・ 設定は電源をオフにするまで記憶されます。 ・ オクターブの切り換えは、音色の組み合わせごとに設定できます。電源オン時には、すべて同 一オクターブになっています。 大 右側のボタンの音色 同 一 音 量 小 デュアル機能 は じ...
  • Page 14: メトロノーム機能

    デュアル機能 補足 ・ 音量バランスの設定は、音色の組み合わせごとに設定できます。電源オン時には、下表の鍵盤 は を押して設定したバランスになっています。 じ め に 基 メトロノーム機能 本 正確なテンポで演奏したいときは、ヤマハ・デジタルピアノのメトロノームをお使いください。 編 メトロノームをスタートさせる METRONOME 応 メトロノームの音量調節 メトロノームボタンを押しながら、テンポ (TEMPO) スライダーを動かすことで、メトロノームの 用 音量を調節できます。 編 拍子の設定 資 メトロノームボタンを押しながら、音色ボタンを押すことで、メトロノームの拍子を設定できま す。音色ボタンには、次のように拍子が割り当てられています。 料 編 METRONOME ハープシ オルガン コード ピアノ エレクトリック ピアノ1 エレクトリック ピアノ2 ハープシ コード...
  • Page 15 テンポの調節 TEMPO メトロノームを止める METRONOME 補足 ・ 録音した曲を再生させながらメトロノームを鳴らしているとき、レコーダーのプレイ (PLAY) ボタンを押して再生をストップさせると、メトロノームも止まります。 ・ 電源オン時には、メトロノームの音量は標準、拍子は 「アクセントなし」 になっています。 ・ メトロノームボタンを押しながら鍵盤を押すことで、テンポを下記のように正確に設定するこ とができます。 42 46 52 56 66 70 76 80 90 94 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ A -1 A -1 B -1 1 0 0 1 0 2 テンポスライダーを動かすことで、メトロノームの速さ...
  • Page 16 録音 ヤマハ・デジタルピアノにはレコーダーがあり、自分の演奏を1曲録音することができます。 は 音色を選ぶ じ 録音したい音色のボタンを押します。 め ・ 録音中に音色を切り換えると、その操作も記録され、再生時に同じタイミングで音色が切り換 わります。 に 録音待機状態にする RECORDER PLAY 赤色に点灯 基 本 メトロノームを鳴らす場合 編 メトロノームボタンを押します。 ・ メトロノームのテンポや音量を調節したり、拍子を設定することができます (10ページ参照) 。 ・ メトロノームの音は録音されません。 録音を始める 演奏を始めます。 「 鍵盤を押した時点から録音が始まります。 応 ・ 曲のはじめに何拍かの無演奏部分が必要なときは、プレイ (PLAY) ボタンを押します。録音が 始まりますので、必要な拍数だけ待ってから演奏を始めます。 用 録音を終わる 編 RECORDER PLAY 消灯...
  • Page 17 記録内容について データ 押鍵情報 音色 デュアル音色 デュアルバランス/オクターブの切り換え ダンパーペダル ソフトペダル ソステヌートペダル テンポ 初期値の変更 録音が終わったあとで、録音した曲の初期値を変更することができます。変更できる内容は、上 表をご覧ください。 ① レコードボタンを押します。 「 レコードボタンのランプが赤色に点灯して、録音待機状態になります。 ② パネルを操作して初期値を変更します。 ③ レコードボタンを押します。 ・ 誤ってプレイボタンや鍵盤を押さないでください。プレイボタンや鍵盤を押すと録音が開始さ れてしまい、録音済みの曲が消えてしまいます。 「 レコードボタンのランプが消灯します。 ・ たとえば、録音したピアノの音色をエレクトリックピアノ1に変更したいときは、レコードボ タンを押して録音待機状態にし、次にエレクトリックピアノ1の音色ボタンを押し、再びレコー ドボタンを押します。これで音色がエレクトリックピアノ1に変更されます。 録音した曲の削除 ① レコードボタンを押して録音待機状態にします。 ② プレイボタンを2回押します (プレイボタンを押して録音を開始し、何もしないでもう一度プレ イボタンを押して録音を終了させます) 。 録音後の 初期値 録音中...
  • Page 18 再生 録音した曲を再生させてみましょう。 は 再生を始める じ RECORDER PLAY め に 音量を調節する ボリュームで音量を調節します。 再生を終わる 基 RECORDER PLAY 本 編 テンポを変える TEMPO 応 用 曲の早送り 編 MIDI/ TRANSPOSE 補足 ・ 再生データはMIDI OUT端子からは出力されません。 資 料 編 プレイ (PLAY) ボタンを押します。 「 再生が始まります。 ・ 再生音に合わせて、演奏することができます。 もう一度プレイボタンを押します。 ・...
  • Page 19: トランスポーズ (移調) 機能

    トランスポーズ (移調) 機能 押さえる鍵盤を変えずに、歌う人の声や他の楽器の高さに、キー (調) を合わせることができま す。 (つまり、弾く鍵盤の位置と発音される音の高さをずらすことができます。) ・ -6∼+6半音の範囲でずらすことができます。「ド」の音なら低い方に最大で「ファ 」 (半オクター ブ下) まで、高い方も最大で「ファ 」 (半オクターブ上) までずらすことができます。 たとえば、+5半音ずらす (完全4度上げる) と、下の楽譜Aを弾くと、楽譜Bのように鳴ります。 移調量の設定 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、F 2∼F 3の鍵盤を押すことで、移調量を設定できま す。 F 2の鍵盤 … -6半音に設定されます。   ↑ C3の鍵盤 … 標準状態 (0) です。   ↓ F 3の鍵盤 … +6半音に設定されます。 MIDI/ TRANSPOSE 補足...
  • Page 20: ピッチコントロール機能

    ピッチコントロール機能 合奏のときなどに、音程 (ピッチ) を正確に合わせるための機能です。他の楽器と微妙に音程が異 は なる場合は、この機能を使って音の高さを合わせます。 ・ 約-50セント∼約+50セントの範囲で、約1.6セントきざみの設定ができます (100セント=半 じ 音) 。 め 音程を上げる ① A-1とB-1の鍵盤 (左端の白鍵2つ) を同時に押しながら、 に ② C3∼B3のいずれかの鍵盤を押します。1回押すごとに1きざみずつ音程が上がります。音を聴 きながらこきざみに音程を上げて、他の楽器と合わせてください。 基 本 編 音程を下げる ① A-1とA -1の鍵盤 (左端の白鍵と黒鍵) を同時に押しながら、 ② C3∼B3のいずれかの鍵盤を押します。1回押すごとに1きざみずつ音程が下がります。音を聴 きながらこきざみに音程を下げて、他の楽器と合わせてください。 A -1 応 用 編 標準状態に戻すとき ①...
  • Page 21: 他の機器と接続する

    他の機器と接続する リアパネルの付属端子を使って、各機器と接続できます。なお、MIDI端子については次ページを ご覧ください。 AUX出力端子を使う オーディオ接続コードを使って図のように接続すると、ステレオなどからより大きな音を出した り、演奏を録音できます。 ステレオに接続したときは、ヤマハ・デジタルピアノのボリューム (MASTER VOLUME) を半分く らいにして、ステレオのボリュームで音量調節してください。 ヤマハ・デジタルピアノ AUX IN AUX OUT L/L+R AUX OUT または フォーンプラグ (標準) AUX入力端子を使う オーディオ接続コードを使って図のように接続すると、DOU-10など他の楽器や機器の音をヤマ ハ・デジタルピアノのスピーカーから出すことができます。 ヤマハ・デジタルピアノ AUX IN AUX OUT L/L+R AUX IN フォーンプラグ (標準) オーディオ接続コード 補足 ・ AUX入力端子から入力した外部機器の音も、ヤマハ・デジタルピアノの音といっしょに本体ス ピーカーとAUX出力端子から出力されますが、ヤマハ・デジタルピアノの音量調節は効きませ ん。...
  • Page 22: Midiとは

    MIDIとは MIDI (ミディ)とは、「Musical Instrument Digital は Interface」の略で、世界の主な楽器メーカー間での話 し合いにより決められた世界統一の規格です。 MIDIはデジタル信号なので、1本のMIDIケーブル上で じ 演奏情報をはじめいろいろな情報を同時に扱うことが できます。 め このMIDIを使うことによって、あるMIDI楽器から別 のMIDI楽器を自由自在にコントロールすることができ に ます。 MIDIを使ってできること 他のMIDIキーボードとつなぐ 図のようにヤマハ・デジタルピアノのMIDI OUTと、他のMIDI 基 キーボードまたは音源モジュールのMIDI INをつないで、ヤマ ハ・デジタルピアノを演奏すると、まったく違う音色によるユ 本 ニゾンで鳴らすことができます。 逆に他のMIDIキーボードのMIDI OUTとヤマハ・デジタルピア ノのMIDI INをつなぐことによって、他のMIDIキーボードから 編 ヤマハ・デジタルピアノをコントロールすることもできます。 ヤマハ・デジタルピアノ MIDI OUT 注意: 他のMIDI機器と接続して鳴らす場合は、次ページの方 法でMIDIチャンネルを合わせる必要があります。 コンピューターやシーケンサーの音源として使う 応...
  • Page 23: Midi機能の設定

    MIDI機能の設定 MIDIを利用するときには、目的に応じて設定しておかなけれ ばならない項目がいくつかあります。 MIDIチャンネルを合わせる (MIDI送信/受信チャンネルの設定) MIDIデータは一部を除いて、1∼16のチャンネルを持ってい ます。 MIDIデータを扱う場合、送信側と受信側でこのMIDIチャンネ ルを合わせておく必要があります。 送信側からMIDIデータが送られてくると、受信側で設定され ているチャンネルと一致するものだけを受け付け、異なる チャンネルのデータは無視するようになっています。 また、特別にオムニ・オン (OMNI ON) という状態がありま す。これはMIDIチャンネルに関係なく、受信したMIDIデータ をすべて受け付ける状態です。 MIDI送信チャンネルの設定 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、C1∼D 2の鍵盤を 押すと、図のように送信チャンネルが設定されます。 1 3 5 6 8 10 12 13 15 MIDI受信チャンネルの設定 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、C4∼E5の鍵盤を 押すと、図のように受信チャンネルが設定されます。 1 3 5 6 8 10 12 13 15 OMNI ON ・...
  • Page 24 ・ バルクデータとは、M I D I でデータの種類を表す用語で 「データのかたまり」 といった意味です。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、プレイ (PLAY) ボ タンを押します。 MIDI OUTから、バルクデータが送信されます。 「 J-1000 MIDIデータファイラー MIDI OUT MIDI IN バルクデータを送信 ・ 保存したバルクデータを受信する場合は、データが保存さ れている機器のMIDI OUTと、J-1000のMIDI INを接続しま す。保存されている側から送信が行われると、自動的にJ- 1000が受信し、J-1000本体のレコーダーにデータが入り ます。このあと通常の再生の手順で再生できます。 MIDIデータファイラー J-1000 MIDI OUT MIDI IN バルクデータを受信 ・ メトロノームがオンのときと、レコーダーの録音/再生中 は、送信も受信もできません。 ・ バルクデータの送受信の操作については、保存する機器の...
  • Page 25: Midiデータフォーマット

    MIDIデータフォーマット 1. ノートオン/オフ [9nH] → [kk] → [vv] 9nH = ノートオン/オフ情報 (n=チャンネルNo.) kk = ノートNo. ( 送信:15∼114=D -1∼F 7) (受信:21∼108=A-1∼C7) vv = ベロシティ (ノート・オン=01H∼7FH、ノート・オフ=0) [8nH] → [kk] → [vv] 8nH = ノート・オフ情報 (n=チャンネルNo.) kk = ノートNo. ( 送信:15∼114=D -1∼F 7) (受信:21∼108=A-1∼C7)...
  • Page 26 [チェックサム (1バイト) ] =0−sum (バルクデータ) 機種IDコード送信フォーマット F0H、43H、0nH、7DH、00H、10H(n=チャンネルNo.) 53H、4BH、20H、20H 43H、4CH、50H、27H、39H、34H 基 3xH、3yH、20H、20H、20H、20H (x, y=バージョンNo.) [チェックサム (1バイト) ] =0− (53H+4BH+20H+……+20H) 本 ②J-1000 MIDIフォーマット 編 [F0H] → [43H] → [73H] → [38H] → [yy] → [F7H] :ヤマハID : 機種ID *1 : :サブステータス 機能...
  • Page 27: Midiインプリメンテーションチャート

    YAMAHA [Digital Piano] Model J-1000 MIDI Implementation Chart Function Basic Default Channel Changed 1-16 Default Mode Messages × * * * * * * * * * * * * * * Note 22-109 Number : True voice * * * * * * * * * * * * * *...
  • Page 28: 組み立てかた

    組み立てかた ・ 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順どおりに組み立ててください。 ・ 組み立ては、2人で行うことをお勧めします。 は ・ ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。サイズの違うネジを使用すると、製品 の破損や故障の原因となる場合があります。 じ ・ ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないよう増し締めを行って確実に固定してください。 ・ 解体するときは、組み立てと逆の手順で行ってください。 め + (プラス) のドライバーを用意します。 に 箱を開けて部品を取り出します。そして部品が すべてそろっているか確かめてください。 基 ネジセット VS31610 長いネジ (金色) ×6 ① 本 (5×40mm) 編 短いネジ (頭小) ×4 ② (6×16mm) 応 本体 (A) 用 編 左板 (C) 裏板...
  • Page 29 本体 (A) をのせます。 ※指をはさまないように十分注意してください。 本体の端から10cm以上内側 を持ち、フックを引っかけ ながらのせる。 本体 (A) を固定します。 (1) 前面から見て、本体の張り出し 部分が左右均等になるように調 整する。 (2) 前面より、短いネジ (頭 小) ②で固定する。 ペダルコードを接続し、アジャスターを回しま す。 (1) ペダルコードを裏 板の切り欠きから 前面に通し、つま みが前面側にくる 向きで、プラグを 差し込む。 (2) コードクランプ ⑤を図の位置に 貼り付け、ペダ ルコードを固定 する。 (3) アジャスターを回 ■ 組み立て後、必ず以下のチェックをしてください。 ・ 部品が余っていませんか? →組み立て手順を再確認してください。...
  • Page 30: 故障かな?と思ったら

    故障かな?と思ったら 現 象 は ヤマハ・デジタルピアノ の電源が入らない。 じ 電源 (POWER) スイッチ め を押して電源を入れた とき、または切ったと に き 、 「 カ チ 」 と 音 が す る。 全体的に音が小さい。 まったく音が出ない。 基 特定の音域でピアノ音 本 色の音程、音質がおか しい。 編 仕様 ●鍵盤 ………………… ●音源 ………………… 応 ●最大同時発音数 …… ●音色...
  • Page 31: オプション (別売品) のご紹介

    オプション (別売品) のご紹介 ディスクオーケストラユニット DOU-10 ¥69,000 音源を備えた、16トラックのシーケンサー (録音/再 生機器) です。J-1000と接続して、 「ピアノアンサン ブル」 ( 右記参照) を再生したり、J-1000にない多彩 な音色で演奏/録音したりするのに最適です。 ミュージック データ プレーヤー MDP10 (伴奏くん) ¥58,000 スピーカー一体型の、ミュージックデータ再生専用 モジュールです。 「ピアノ アンサンブル」 や 「ピアノ ソフト」 をはじめとした幅広い種類のディスクソフ トを簡単操作で再生できます。 主なディスクソフトのご紹介 ピアノ アンサンブル ピアノとバックバンド/オーケストラのアンサンブル ソフトです。鑑賞はもちろん、バックバンド/オーケ ストラパートをバックに、ピアノパートをご自身で 演奏して楽しむこともできます。楽譜付きです。 ピアノソフト 内外の一流ピアニストの演奏が収録されたソフトで...
  • Page 32: 保証とアフターサービス

    〒542 大阪市中央区南船場3-12-9 心斎橋プラザビル東館 大阪支店 第二営業部      第二営業課 TEL. 06-252-7491 〒730 広島市中区紙屋町1-1-18 広島支店 第二営業課 TEL. 082-244-3749 九州支店 第二営業課 〒812 福岡市博多区博多駅前2-11-4 TEL. 092-472-2130 電子楽器営業部 〒108 東京都港区高輪2-17-11  TEL. 03-5488-6641 ポータブル楽器営業課 ※住所および電話番号は変更になる場合があります。 M.D.G., EMI Division C Yamaha Corporation 1995 VU13260 708APAP5.2-04D0 Printed in Japan...

Table of Contents