チャンネルストリップの詳細; Level ノブ; Pre-Fader Solo スイッチ; Mute/Alt 3- スイッチ - Mackie 802-VLZ3 User Manual

8-channel premium mic/line mixer
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チャンネルストリップの詳細
5 本のチャンネルストリップは同じような外観と機能を
持っています。左の 2 つのチャンネルストリップは個別的
なマイクやモノのインストゥルメント用として使用され、
高いゲインが可能です。次のチャンネルにはマイクまたは
ステレオのラインレベルを接続できます。右の 2 つのチャ
ンネルには、ステレオまたはモノのラインレベルのソース
を接続します(個々のステレオチャンネルストリップは実
際には 2 つの回路を持ち、そのコントロールはステレオを
維持するために互いにリンクしています) 。
U 」のマーク(ユニティーゲイン)
Mackie のミキサーには、ほとんどすべてのレベルコント
ロールに「U」のシンボルが付けられています。この「U」
は「ユニティーゲイン」を表し、シグナルのレベルに変化
のないことを意味しています。インプット信号を一度ライ
ンレベルに調整すれば、後はすべてのコントロールを「U」
に設定するだけで信号をミキサーの至る所で適切なレベル
に保つことが可能です。また、すべてのレベルコントロー
ルの単位はデシベル(dB)であり、設定の変更を決断した
際にレベルを確認し易くなっています。
21
. LEVEL ノブ
チャンネルのレベルをコントロールするノブです。オフ
からユニティーゲイン(センター)を経て・・・最大 12
dB までのゲインを得ることが可能です。
LEVEL ノブは、いわゆる「チャンネルフェーダー」の働
きをするものです。もし、本書で「フェーダー」という単
語が現れたら、このノブのことと思ってください!
22
. PRE-FADER SOLO スイッチ
愛すべきこのボタンにより、シグナルをヘッドフォンま
たはコントロールルームで確認することができます。メイ
1
80-VLZ3
ンミックス、または ALT 3–4 ミックスにルーティングす
る必要はありません。チャンネルの LEVEL [21] ノブを上
げることすら必要でありません。ソロ機能は通常、ミック
ス時に各チャンネルのプレビューをする場合や、セッショ
ン時に特定のチャンネルでどんなサウンドが演奏されてい
るのかを確認する目的などに使用されます。同時に複数の
チャンネルをソロに設定することも可能です。
また、ソロはレベル設定の手順においても重要な役割を
果たします(3 ページ参照) 。
ソロに設定されたチャンネルは、まずソースミックスに
送られ、最終的にはコントロールルーム、ヘッドフォン、
メーターディスプレイへと送られます。ソロが機能すると、
ソースの選択(MAIN MIX、 ALT 3–4、 TAPE)は 無効となり、
ソロ状態の信号のみが・・・ソロとなります!
警告:PRE-FADER SOLO によって送信される
チャンネル信号は、LEVEL ノブより前のもので
す。従って LEVEL ノブが「U」より下の位置に
設定してあっても SOLO はそれに関与せず、ユニティーゲ
インのシグナルをコントロールルーム、 ヘッドフォン、 メー
ターディスプレイに送信します。結果としてこれらのアウ
トプットにショッキングなレベルが生じることもあるので
注意が必要です。
23
. MUTE/ALT 3 – 4 スイッチ
2 つの機能を兼ね備えた MUTE/ALT 3–4 バスは、Mackie
の個性とも言えるものです。Mackie のスタッフであるグ
レッグは最初の製品設計の段階で、すべてのチャンネルに
ミュートスイッチを設置しなければならなくなりました。
ミュートスイッチはその名の通りサウンドをミュートさせ
るものです。信号を「あらぬ方へ」接続することによって
沈黙させるのです。 「ジーザス、何て無駄な!」とグレッ
グは考えました。 「ミュートボタンで信号をどこか別の役
に立つところへ送れればいいのに・・・別個のステレオバ
スみたいに?」という訳で MUTE/ALT 3–4 は 2 つの機能、
すなわちミュートスイッチ(ミックスダウンやライブでと
ても有用です) 、そして付加的ステレオバスにシグナルを
ルーティングするスイッチ(マルチトラックやライブでも
便利) 、両方を兼ねるものとして誕生しました。
単なる MUTE スイッチとして使用する場合、ALT 3–4 [9]
アウトプットには何も接続しないでください。スイッチを
押し込むと、チャンネルをこの空のアウトプットにアサイ
ンすると同時に MAIN MIX への接続が切れ、 結果としてチャ
ンネルはミュートとなります。
ALT 3–4 スイッチとして使用する場合は、ALT 3–4 アウ
トプットに任意の接続をします。一般的なものを 2 つ例と
して挙げてみましょう:
マルチトラックレコーディングでは、ALT 3–4 [9] 出力を
使用してレコーダーに信号を送ります。多くのデッキでは、
Y 字型ケーブルやマルチケーブルを使用して ALT 3–4 から
の出力を分配し、複数のトラックに録音することが可能で
す。ALT OUTPUT L 信号をトラックの 1、3、5、7 へ、ALT
OUTPUT R 信号をトラックの 2、 4、 6 、 8 へ送ってください。

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