Sony HKPF-105 Operation Manual page 6

概要
HDオーディオ/ビデオマルチプレクサーボードHKPF-105は、
HDシリアルデジタルインターフェース信号（BTA S-004A/
005A/006A準拠）のオーディオ・ビデオ信号を多重化（マルチ
プレクス）する基板です。
HKPF-105は、デジタルビデオインターフェースユニットPFV-
D20、PFV-D300、PFV-HD300に組み込んで使用します。
動作に必要な電源は、インターフェースユニットから供給され
ます。
HKPF-105の構造および電源電圧は、デジタルビデオインター
フェースユニットPFV-D20/D300/HD300用に企画された他の
HKPFシリーズの基板とすべて共通です。
これらの基板は、各インターフェースユニットに任意の組み合
わせで装着して同時運用することができ、柔軟なシステム構成
が可能になります。
注意
基板上のスイッチの設定については、サービストレーニングを
受けた技術者にご依頼ください。
HKPF-105は以下のものから構成されます。
基板（1）
コネクターパネル（1）
オペレーションマニュアル（1）
メンテナンスマニュアル（1）
スロット番号ラベル（1組）
4 (JP)
HKPF-105
の機能
映像信号とオーディオ信号を多重化・分配
本基板は、HDシリアルデジタルインターフェース信号1系統に
2チャンネルのAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオ信
号2系統を多重化（マルチプレクス）します。
多重化した信号は、2出力に分配されます。
オーディオディレイ機能
ビデオ信号に対して、オーディオ信号の遅延量を157サンプル＋
1フレーム（最大1757サンプル）まで設定できます。
オーディオ送信チャンネルの選択
送信するオーディオ信号をチャンネル1〜4または、チャンネル
5〜8に設定することができます。
最大8チャンネルのオーディオ信号を多重化
本基板をカスケード接続することにより、最大8チャンネルの
オーディオ信号を多重化することができます。
入力信号に自動対応
本基板は、入力されるHDシリアルデジタルインターフェース信
号のフィールド周波数59.94/60Hz、有効走査線1035/1080本を
検知し、各フォーマットに自動対応します。
ISR機能
ISR(Interactive Status Reporting)機能に対応しています。