Sony HKPF-106M Operation Manual page 4

概要
HDオーディオ/ビデオデマルチプレクサボードHKPF-106M
は、BTA S-004B/005B/006B、SMPTE 291M/292M/299Mに
準拠したHD SDI (Serial Digital Interface)信号のオーディオ・
ビデオ信号を分離（デマルチプレクサ）する基板です。
HKPF-106Mは、デジタルビデオインターフェースユニット
PFV-HD50A/HD300に組み込んで使用します。
動作に必要な電源は、インターフェースユニットから供給され
ます。
HKPF-106Mの構造および電源電圧は、デジタルビデオインター
フェースユニットPFV-HD50A/HD300用に企画された他の
HKPFシリーズの基板とすべて共通です。
これらの基板は、各インターフェースユニットに任意の組み合
わせで装着して同時運用することができ、柔軟なシステム構成
が可能になります。
注意
基板上のスイッチの設定については、サービストレーニングを
受けた技術者にご依頼ください。
HKPF-106Mは以下のものから構成されます。
基板（1）
コネクターパネル（1）
オペレーションマニュアル（1）
インストレーションマニュアル（1）
番地ラベル（1）
HKPF-106M の機能
HD SDI信号からビデオ信号・オーディオ信号の分離・分配
本基板は、1系統のHD SDI信号からAES-3フォーマットの2チャ
ンネルデジタルオーディオ信号4系統を分離（デマルチプレク
ス）して出力します。入力されたHD SDI信号は2出力に分配さ
れます。
ご注意
HD SDI信号に多重化されたオーディオ信号がビデオ信号に同期
していない場合は、オーディオ信号を正しく分離できないこと
があります。
2(JP)
オーディオチャンネルの選択
出力するオーディオ信号をチャンネル1〜8または、チャンネル
9〜16に設定することができます。
オーディオチャンネルの入れ替え
分離したオーディオ信号のチャンネル1〜8（またはチャンネル
9〜16）を入れ替えて、異なるチャンネルに出力することができ
ます。
最大16チャンネルのオーディオ信号を分離
本基板をカスケード接続することにより、最大16チャンネルの
オーディオ信号を分離することができます。
入力信号に自動対応
本基板は、入力されるHD SDI信号の各フォーマットに自動対応
します。対応可能なフォーマットは以下のとおりです。
有効走査線数
1035
1035
1080
1080
1080
1080
1080
720
720
ステータスアウト機能
基板の動作状態をモニターするためのステータスアウト機能に
対応しています。
フィールド周波数
60i
59.94i
60i/30PsF
59.94i/29.97PsF
50i/25PsF
24PsF
23.976PsF
60P
59.94P