Vessel IPC-A4 Instruction Manual

Ion parts cleaner
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イオンパーツクリーナー
No.IPC-A4
概 要
本製品は、静電気により付着した微細粉塵や静電気を嫌う部品の除電・除塵に使用する装置です。
イオン化された圧縮エアーを間欠で吹き出して塵埃を強力に吹き飛ばし、自己粘着性のあるウレタンゲルとフ
ィルタで回収します。
●安全にお使いいただくために · · · · · · · · · · · · · · P.2
●製品の概要 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.4
●外観図 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.6
●設置 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.7
●運転 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.10
●メンテナンス · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.14
●保管、異常時の処置 · · · · · · · · · · · · · · · · · P.17
●撤去 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.18
●廃棄、交換部品 · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.19
●保証書 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.20
─取扱説明書─

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Summary of Contents for Vessel IPC-A4

  • Page 1: Table Of Contents

    イオンパーツクリーナー ─取扱説明書─ No.IPC-A4 概 要 本製品は、静電気により付着した微細粉塵や静電気を嫌う部品の除電・除塵に使用する装置です。 イオン化された圧縮エアーを間欠で吹き出して塵埃を強力に吹き飛ばし、自己粘着性のあるウレタンゲルとフ ィルタで回収します。 目 次 ●安全にお使いいただくために · · · · · · · · · · · · · · P.2 ●製品の概要 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · P.4 ●外観図...
  • Page 2: 安全にお使いいただくために

    ■安全にお使いいただくために 安全上のご注意 本製品をご使用の前に本書を必ず熟読してください。 本製品をご使用される全員が安全性について認識できるよう責任をもって本書を活用してください。 熟読された後はいつでも活用できるように大切に保管してください。 ●ここに示した注意事項は、危険の大きさにより次の2段階に区分して表示しています。 ⚠ 警告 取り扱いを誤った場合、死亡または重傷を負う可能性が想定される場合 取り扱いを誤った場合、傷害を負う可能性および物的損害のみの発生が想定される ⚠ 注意 場合 絵表示の例 ⚠ この記号は、「警告や注意」を促す内容です。 この記号は、行為を「禁止」する内容です。 ● この記号は、行為を「強制」する内容です。 警告 禁止 除電、除塵以外の目的に使用しないでください。 火災事故防止のため、以下のような火気および爆発性粉塵、含塵液体液霧は絶対 に吸引しないでください。 火のついたもの:タバコの吸い殻、マッチなどの火種 火花を含むもの:研削加工での火花や火の粉を含む粉塵など 引火性のもの:ガソリン、シンナー、ベンジン、灯油、油や洗浄液および引火性物質 が付着混在した物質など 爆発性のもの:アルミニウム、マグネシウム、チタン、エポキシ樹脂等の爆発性粉塵、 吸引禁止 爆発性物質および粒径・濃度その他の条件により粉塵爆発を起 こす可能性のある粉塵や爆発性液体、液霧および爆発性物質 が付着混在した物質など 可燃性のもの:可燃性粉塵や可燃性液体液霧および可燃性物質が付着混在した 物質など 非常性のもの:腐蝕性物質、粘着性物質およびそれらが付着混在する物体、ならび に非常性のものが多く含まれる気体など 液体液霧状のもの:工作機械から発生する水分を含んだ粉塵など 故障事故防止のため、湿った粉塵や水、油など水分を含むものは絶対に吸引しない 吸引禁止 でください。...
  • Page 3 ■安全にお使いいただくために 警告 禁止 火災事故防止のため、仕様に示された電源の規格以外で使用しないでください。 塗装禁止 塗装ブースとしての使用禁止。塗装作業をおこなわないでください。 エアーノズルの先を覗き込まないでください。センサが感知し圧縮エアーが噴出しま 覗込禁止 すので、目や顔に当たると危険です。 構成部品の取り外しや改造、無理な分解・組立てはおこなわないでください。 ・製品は安全・性能面での基準で製作しており、取り外しや改造は危険です。 分解禁止 ・異常内容によっては、お客様による対応が不可能な場合がありますので必ずお買 い求めの販売店または弊社営業所までお問い合わせください。 感電事故防止のため、以下の事項を必ず守ってください。 ・結線作業時には必ず電源コードのプラグをコンセントから抜いて作業をおこなってく ●必ず守る ださい。 ・電源アダプタのプラグは、アース端子をもったコンセントへ接続してください。 粉塵はためておかず、早めの処理をおこなってください。 ●必ず守る 粉塵は条件により、燃焼や爆発の危険があります。 保守・点検作業時には、必ず電源アダプタのプラグをコンセントから抜いて作業をお ●必ず守る こなってください。 注意 設置場所の周囲状況を考慮してください。 ・屋内で風雨や直射日光にさらされない所としてください。 ●必ず守る ・水や油のかかる場所は避けてください。 ・本体に著しい振動や衝撃が加わる場所 ・温度は 5~40℃。湿度は 35~65%でご使用ください。 ●必ず守る 火災事故防止のため、作業後には点検をおこなってください。 ●必ず守る 本書は簡単に参照できるように、製品のそばに保管してください。 禁止 本書を理解できるまでは、製品の設置、使用、保守をしないでください。...
  • Page 4: 製品の概要

    ■安全にお使いいただくために 可燃性、引火性物質の 火気の吸引禁止 吸引禁止 爆発性物質の吸引禁止 分解禁止 感電注意 回転体注意 取扱説明書をよくお読みくだ エアーノズル先端の さい。 覗き込み禁止 ■製品の概要 特長 ●静電気除去装置付き小型集塵ユニット ・作業台と小型集塵機をコンパクトに一体化。セル生産現場に適した除電集塵機です。 ●集塵フード ・フード前面には開閉可能な透明窓を設け、飛散防止と良好な視界を確保。 ・ワークの出し入れがスムーズにできる最適な開口部を設計。 ・粘着ゲルシートの洗浄や交換が容易になりました。 粘着ゲルシートプレートがマグネットで脱着できますので、簡単に取り出せます。 ●除電除塵 ・フード上部から下方に向けて吹き出すエアーノズル型静電気除去装置を設置。 ・静電気除去装置からでるイオンエアーで、フード内をイオンバランスの取れた雰囲気に。 ・手でワーク持ってフード内に入れると、センサが感知し自動エアーブロー。 ・パルスエアーでワークに付着した塵埃に振動を与えて強力に除塵します。 ・エアーブローの強さを調整できる流量調整弁付き。 ●安全性 ・静電気除去装置は異常監視機能を装備し、ランプの点灯によりチェックが可能です。...
  • Page 5 ■製品の概要 本体仕様 型式 :IPC-A4 塵埃捕集方法 :粘着ゲルシート+ファンフィルタ 電源電圧 :DC24V±5% (付属アダプタ:AC100V~240V、50/60Hz) 消費電力 :17W 電流 :700mA以下 保護機能 :過電流保護ヒューズ(1A/125V) 風量 :3.5 m /min(内蔵ファン) 静圧 :105Pa(内蔵ファン) 使用エアー圧力 :0.1~0.6MPa(クリーンエアーを使用すること) 使用エアーホース :外径φ8mm×内径φ5mm 空気消費量 :約 147 ℓ/min (0.3MPa、連続運転時) 環境温度・湿度 :+5~+40℃ 35~65%RH(結露氷結のないこと) 幅×奥行×高さ :H361×W314×D253mm (突起部除く) 重量 :6 kg 付属品...
  • Page 6: 外観図

    ■外観図 外観図...
  • Page 7 ■設置 設置場所 警告 次の場所では使用しないでください。爆発や火災のおそれがあります。 禁止 ・防爆を要求する環境 ・腐蝕性ガスや可燃性・爆発性ガスを取り扱う場所 注意 設置場所の周囲状況を考慮してください。 ・屋内で風雨や直射日光にさらされない所としてください。 ●必ず守る ・水や油のかかる場所は避けてください。 ・本体に著しい振動や衝撃が加わる場所 ・温度は 5℃~40℃。湿度は 35~65%でご使用ください。 本機を直接高温・多湿の場所にさらさないでください。 ●必ず守る モータの焼損・故障の恐れがあります。 設置場所 屋内で風雨や直射日光にさらされない所としてください。 水や油のかかる場所や結露・急激な温度変化のある場所は避けてください。 本体に著しい振動や衝撃が加わる場所は避けてください。 本機は本体側面下部が排気口となっています(右図参照)。 壁面などに密着させますと正常な排気ができなくなり吸塵能力が低下します ので、本機の排気口は壁面などから 10cm 以上離して据え付けてください。 周囲温度・湿度 温度は 5℃~40℃、湿度は 35~65%でご使用ください。 雰囲気 防爆を要求する環境では運転できません。 腐蝕性ガスや可燃性・爆発性ガスを取り扱う場所では運転できません。 風通しが良く、正常空気の雰囲気でご使用ください。 電源・クリーンエアー 本機は電源として AC100V(50/60Hz)、クリーンエアーは 0.1MPa~0.6MPa の圧縮空気が必要です。こ れらの配線および配管が可能な場所で使用してください。...
  • Page 8 ■設置 設置方法 本機の設置は、水平になるよう凹凸のない平坦な面で丈夫な台の上に載せてご使用ください。 警告 ●必ず守る 転倒防止のため、製品の上に乗ったり重量物を載せたりしないでください。 設置するときは水平になるよう凸凹のない平坦な面で丈夫な台の上に載せてご使用 ●必ず守る 下さい。落下などにより、製品の破損や故障の原因となります。 本製品の質量を確認の上、認識してください。 ・設置・移動の際には指、足や身体を製品の下にはさまれないように十分注意を払っ てください。 ⚠ 注意 ・設置・移動の際には転倒等に十分注意を払ってください。 ・フードにものを載せた状態で移動しないでください。フードから落下するおそれがありま す。 電源の配線 警告 必ず指定の電源アダプタご使用ください。 ●必ず守る 火災や感電の恐れがあります。 プラグをコンセントへさす時は、必ずスイッチが OFF になっていることを確認してくださ ●必ず守る い。 ① コネクタ AC アダプタのコネクタが本体裏側の左下部にあります。 付属の専用 AC アダプタ(AD24-IT19)のコネクタを接続部に差し込 んでください。 ② AC アダプタの接続 付属の専用 AC アダプタ(AD24-IT19)をご使用ください。 AC アダプタのプラグは3ピンです。...
  • Page 9 ■設置 エアーの配管 注意 必ず耐圧性能のあるエアーホースをご使用ください。 ●必ず守る 耐圧のないホースは破裂・エアー漏れの恐れがあります。 使用エアー 本機は除塵エアーブローのためクリーンな圧縮空気の供給が必要 です。 エアー圧力は 0.1~0.6MPa の範囲で供給してください。 エアードライヤーを使用して水分を取り除いてください。 (露点温度-15℃以下) ミストセパレータ(0.3μm)を使用して不純物を取り除いてください。 エアーの温度は 5~40℃の範囲で供給してください 使用ホース 耐圧性能のあるエアーホース(外径φ8mm×内径φ5mm 推奨) をご使用ください。 ホースの接続 本機裏側の左下部にワンタッチホース継ぎ手(エアー供給 口)があります。エアーホースを接続してください。 流量調整 本機背面側の右下部に流量調整弁(FLOW CONTROL)があります。必要に応じ て吐出されるエアーの流量を調整してください。 使用前の点検 使用前の製品の点検 使用する前に、製品や電源アダプタなどに異常がないか確認してください。 破損、ネジのゆるみ、コネクタのゆるみなどがないか確かめてください。...
  • Page 10 ■運転 運転 電源スイッチについて 本機の運転と停止に使用します。 ON にすると電源が入りスイッチの LED が 点灯 し、ファンが運転を開始します。 OFF にすると電源が切れ、停止します。 前面窓について 作業状況等に合わせて窓を開閉して使用できます。 なお、性能は窓を閉じた状態で確保しておりますので、窓を開いてご使用の場合には作業に見合ったエア ー圧をご確認ください。 注意 ⚠ 前面窓の開閉時に指を挟まないようにご注意ください。 注意 粘着ゲルシートプレートについて ノズルで吹き飛ばした塵埃を捕集します。 自己粘着性を持ったウレタンゲルをステンレスプレートに 貼り付けています。 使用する前に表面の保護フィルムをはがしてご使用ください。 交換の手順は、本書の「メンテナンス」の事項をご参照くだ さい。 注意 作業を行っている過程で粘着ゲルシートプレートが変形・破損した場合に、そのまま 使用をされますと作業中に危険を伴いますので、粘着ゲルシートプレートの管理には ⚠ 注意 十分注意を払ってください。 変形・破損された場合には取り替えることをお奨めします。 本機は手作業等による軽作業を対象としておりますので、粘着ゲルシートプレート上 ●必ず守る に重量物を載せたり、強い衝撃を与えたりしないでください。 粘着ゲルシートプレートの変形、破損の原因となります。 粉塵の条件 取り扱う粉塵は次の条件をお守りください。 ●本機は一般粉塵用です。乾いた微細粒粉塵のエアーブロー作業に使用できます。...
  • Page 11 ■運転 ●火災事故防止のため、以下のような火気および爆発性粉塵、含塵液体液霧は絶対に吸引しないでくだ さい。 火のついたもの:タバコの吸い殻、マッチなどの火種 火花を含むもの:研削加工での火花や火の粉を含む粉塵など 引火性のもの:ガソリン、シンナー、ベンジン、灯油、油や洗浄液 および引火性物質が付着混在した物質など 爆発性のもの:アルミニウム、マグネシウム、チタン、エポキシ樹脂等の爆発性粉塵、爆発性物質および 粒径・濃度その他の条件により粉塵爆発を起こす可能性のある粉塵や爆発性液体、 液霧および爆発性物質が付着混在した物質など 可燃性のもの:可燃性粉塵や可燃性液体液霧および可燃性物質が付着混在した物質など 非常性のもの:腐蝕性物質、粘着性物質およびそれらが付着混在する物体、ならびに非常性のものが 多く含まれる気体など 液体液霧状のもの:工作機械から発生する水分を含んだ粉塵など ●可燃性粉塵や可燃性物質が付着した粉塵の吸引はしないでください。 不燃性物質が加工等により可燃性に変化している可燃性物質は特に注意が必要です。 可燃性粉塵に変化しているかどうかの判断は非常に難しく、お客様の責任において判断願います。また、 可燃性粉塵と判明した場合は直ちに本機の使用を停止してください。 ●取り扱う粉塵のそれぞれがたとえ安全なものであっても粉塵が混合することにより危険な物質に変化す る場合があります。混合に伴う物質の変化には特に注意が必要ですので、お客様の責任においてご確 認願います。 粉塵の混合に伴う安全性が確認できなければ同一機での共用使用は絶対におこなわないでください。 なお、混合された捕集粉塵の廃棄処理については想定外の諸問題の発生も考えられますのでお客様 の責任において判断願います。 ●湿った粉塵や水、油など水分を含むものは絶対に吸引しないでください。 想定外の故障・事故が発生する恐れがあります。 警告 火気および引火性・爆発性・可燃性粉塵及び爆発性・引火性・可燃性物質の付着 吸引禁止 した粉塵・混在した粉塵等は絶対吸引させないでください。 爆発性・引火性・可燃性液体やそれらにより濡れた粉塵、また、それらが混在した粉 吸引禁止 塵・付着した粉塵等は絶対に吸引させないでください。 故障事故防止のため、湿った粉塵や水、油など水分を含むものは絶対に吸引しな 吸引禁止 いでください。想定外の故障・事故などが発生する恐れがあります。 混合時危険変化物質の同一機での共用使用禁止。 取り扱う粉塵が、たとえ安全なものであっても粉塵と粉塵とが混合することにより危険 な物質に変化する場合があります。混合に伴う物質の変化には特に注意が必要で 共用禁止 すので、お客様の責任においてご確認願います。...
  • Page 12 ■運転 静電気除去装置/センサ ワークを手に持ちセンサの下に差し込むと、センサが感知し電磁弁が解放され、それと連動してピンポイント ノズル N-3 が動作しイオンエアーが吹き出します。 警告 感電事故防止のため、静電気除去器の点検の際は必ず電源コードのプラグをコ ●電源を抜く ンセントから抜いて作業をおこなってください。 注意 製品を改造、分解することはおやめください。 分解禁止 高電圧部品が入っており大変危険です。 吹出し口をふさがない。 禁止 故障のおそれがあります。 開口部に金属や異物を差し込まない。 禁止 感電や故障の原因となります。 長期間使用しないときは電源コードのプラグをコンセントから抜いてください。絶縁 ●電源を抜く 劣化による感電や故障、火災のおそれがあります。 高圧異常警告機能 内蔵の高圧トランスの負荷オーバーを検出し、出力をシャットダウンした場合、静電気除去装置のラ ンプ部が赤色に点灯し、運転を停止します。 アラームが点灯したときは、すぐに電源を切ってください。 針電極に異物が付着している場合には、清掃して、再度電源を入れ、アラームが点灯しないことを 確認してください。 電源を入れたとき、再度アラームが点灯する場合は、事故防止のため必ず販売店に点検修理を依 頼してください。 パルスエアー運転 エアーを間欠的に吐出するパルスエアー運転モードにより、より効率の良い除 塵をおこなうことができます。 ①パルスエアー運転モード切替スイッチを「PULSE」に切り替えます。 ②パルス幅切替スイッチを用途に応じて切り替えます。 ・「LOW」:低速モード(大きな粒子の除塵に適しています。) ・「HIGH」:高速モード(埃など小さな粒子の除塵に適しています。)...
  • Page 13 ■運転 センサについて 天面前部に取り付けられた対物センサでワークを感知します オフタイマ切替スイッチで、イオンエアーを吐出する時間を変更 できます。 オフタイマ機能 センサがワークを感知すると設定時間だけエアー吐出をおこない自動的に 停止するオフタイマ運転が可能です。 ・オフタイマ機能を使用しない場合 センサがワークを感知している間、エアー吐出をおこないます。 ワークがセンサから離れるとエアーがとまります。 オフタイマ運転モード切替スイッチを「OFF」にします。 ・オフタイマ機能を使用する場合 センサがワークを感知してから、設定時間だけエアー吐出をおこないます。 1)オフタイマ運転モード切替スイッチを「ON」に切り替えます。 2)設定時間をディップスイッチにより選択します。 希望する設定時間に対応するスイッチを ON 側(上側)にします。 ①スイッチ ②スイッチ ③スイッチ ④スイッチ ⑤スイッチ 約1秒 約3秒 約5秒 約10秒 約30秒 ※ディップスイッチを全て OFF、または複数のスイッチを同時に ON に設定しないでください。予期せぬ動 作をおこなう場合があります。 センサ感度の調整方法 筐体底に取り付けられている基板上のボリュームを調整す ることで、センサの検出距離を調整できます。 粘着ゲルシートプレート上に土台等を置いて使用する場合 にご利用ください。 ボリュームをプラスドライバーで右へ回すと検出距離が長く なり、左へ回すと検出距離が短くなります。...
  • Page 14: メンテナンス

    ■メンテナンス 粘着ゲルシートの洗浄 粉塵が付着した時は、粘着ゲルシートをプレートごと取り外して水洗いしてください。 水洗い後に乾燥させることによって粘着力が元に戻ります。 洗浄しても粘着力が戻らない場合は交換時期ですので、交換部品をお求めください。 粘着ゲルシートプレート取り外しの際は下記の手順の通りおこなってください。 注意 粘着ゲルシートプレートの付け外し時、プレートの縁で手を切らないようご注意くださ ●必ず守る い。 ①スイッチをOFF 操作スイッチを切り、必ずファンの回転が完全に停止したことを確認して ください。 ②前ふたを開ける 前面のユリアネジを緩めて、 前面窓を上に開いてください。 ③粘着ゲルシートプレート(下 筐体内下部の粘着ゲルシートプレートを取り 部)を外す 外します。 ※プレート裏にはマグネットがついています。 少し持ち上げてから引き出してください。 ④粘着ゲルシートプレート(背 筐体内背面部の粘着ゲルシートプレートを取り 面部)を外す 外します。 ⑤ゲルシートを洗浄する 粘着ゲルシートを水洗いし、よく乾燥させてくだ さい。乾いた清潔な布巾等で水分を軽く拭き取 るとより早く乾燥させることができます。 ⑥粘着ゲルシートプレート(背 洗浄した粘着ゲルシートプレートを背面から先に取り付けます。 面部)を付ける N-3 に接触しないよう慎重に挿入してください。 ⑦粘着ゲルシートプレート(下 下部の粘着ゲルシートプレートを取り付けます。 部)を付ける ⑧前ふたを閉める 前面窓を閉め、ユリアネジを締めてください。...
  • Page 15 ■メンテナンス ファンフィルタの交換 粘着ゲルシートプレート(下部)の下には吸塵用のファンがあります。こ のファンに取り付けられたフィルタが粉塵で目詰まりするとファンの吸塵 能力が低下し粉塵の飛散の原因となります。 ゲルシート洗浄の度にファンフィルタの状態も確認し、フィルタが目詰 まりしているようなら新品と交換してください。 静電気除去器のメンテナンス 針電極の周囲の汚れや損耗は除電能力の低下を招きます。約 300 時間(8 時間/日で約 1.5 ヵ月)ごとを目 安に針電極の清掃をおこなってください。保守を怠りますと、除電能力の低下、製品寿命の低下を招きます。 また長期間使用しますと針電極の先端が摩耗し、除電能力が低下します。その場合、新しい電極と交換してく ださい。電極の交換は 1200 時間(8 時間/日で約 6 ヶ月)を目安におこなってください。 能力の低下をチェックするために、イオンバランスとイオン出力を定期的に測定することのお勧めいたします。 注意 分解禁止 針電極以外のメンテナンスはおこなわないでください。 清掃時には必ず、電源の供給を止めて、エアーの元栓を止めてからメンテナンス ●必ず守る をおこなってください。 禁止 洗剤や溶剤で拭いたりしない。ひび割れ・感電や故障のおそれがあります。 水濡禁止 水をかけないでください。感電や故障のおそれがあります。...
  • Page 16 ■メンテナンス ボディーの清掃方法 水を含ませた柔らかい布をよく絞ってから拭いてください。洗剤などに含まれる界面活性剤が除電性能に影響す るおそれがありますので使用しないでください。 針電極の清掃方法 ①ノズルを取り外す。 針電極を囲っているノズルをはずします。 ②汚れを取り除く。 針電極の先端を綿棒で汚れをふき取ります。 汚れがひどい場合はアルコールを少し含ませ て付着物を取り除きます。 ③ノズルを取り付ける。 ノズルはしっかり取り付けてください。 締めすぎると破損する場合があります。 またゆるいと飛び出す恐れがあります。 針電極の交換方法 針電極は別売部品 GN-H をご使用ください。 ①ノズルを取り外す。 針電極を囲っているノズルを外します。 ③ 針電極を交換する。 別売の専用工具(G-7DR)を使用して針電極を取り外してください。新しい針電極を確実に 端子に取り付けてください。針で手をささないよう気をつけてください。 ③ノズルを取り付ける。 ノズルはしっかり取り付けてください。締めすぎると破損する場合があります。 またゆるいと飛び出す恐れがあります。 除電能力のチェック チャージプレートモニターを使用してイオンバランスと帯電圧減衰時間の測定をしてください。 参考:IEC61340-5-1・2、ANSI EOS/ESD S3.1 調整 イオンバランスの調整機能はついていません。本製品は電源回路でイオンバランスを一定に保つようにな っています。イオンバランスが良好でない場合は、弊社までご連絡ください。...
  • Page 17 ■保管 保管 注意 次のような場所には保管しないでください。故障のおそれがあります。 ・本体に著しい振動や衝撃が加わる場所 ・仕様に示された範囲を超える高温多湿な場所 ・結露する場所 禁止 ・急激な温度変化のある場所 ・可燃性の溶剤や粉塵等、引火や爆発のおそれのある場所 ・ホコリ・粉塵・煙が多い場所 ・水・油・薬品等がかかる場所 ・強電界・強磁界が発生する場所 ■異常時の処置 異常時の処置 不良や異常のままで使用した場合、製品の故障や事故の原因となりますのですみやかに修理を依頼してく ださい。修理はお買い上げの販売店にご相談ください。 注意 次のような場合は使用しないでください。火災や感電のおそれがあります。 禁止 ・コードが痛んだり熱くなったりしている。 ・落下や衝撃によって損傷している。 ●電源を切る 異常時には電源とエアーの供給を止めてください。 分解禁止 分解は絶対におこなわないでください。...
  • Page 18 ■撤去 撤去 本機の撤去を行なう際には、周囲や作業者の安全を十分確保してからおこなってください。 注意 本機の撤去作業時には、感電事故防止及び誤作動による事故防止のため、必ず ●電源を抜く 電源アダプタのプラグをコンセントから抜いて作業を行なって下さい。 エアーホースを取り外す際には、必ずエアー源が遮断されているのを確認してから 行なって下さい。 ●必ず守る また、エアーホースを取り外すとエアーホース内の圧縮エアーが噴出するおそれ がありますので、顔などを近づけて取り外さないで下さい。 転倒防止のため、製品に乗ったり重量物を載せたりしないでください。 ●必ず守る 本製品の質量を確認の上、認識してください。 ・設置・移動の際には指、足や身体を製品の下にはさまれないように十分注意を 払ってください。 ●必ず守る ・撤去、移動の際には転倒や落下等に十分注意を払ってください。 フードに物を載せた状態で移動しないで下さい。フードから落下するおそれがあり ます...
  • Page 19 ■廃棄 廃棄 本機を廃棄する際には、法令や地域の条例に従って適切に処理してください。 ■交換部品 交換部品 お客様で交換可能な消耗部品は次の3部品となります。 型式とロットナンバーをご確認の上、販売店よりお取り寄せください。 ○粘着ゲルシート IPC-A4G ○針電極 GN-H(針電極の交換には、別売の針電極交換用ドライバー(G-7DR)が必要です) ○不織布ファンフィルタ IPC-A4F 交換の手順は、本書の「メンテナンス」の事項をご参照ください。...
  • Page 20: 保証書

    ■保証書 お買い上げいただき誠にありがとうございました。 保証期間内に取扱説明書、本体ラベルなどの注意書きに従って正常な状態で使用していて故障した場合には、本書の記載内容に 基づいて無償修理いたします。 保証期間内に故障した場合は、お買い上げの販売店にご依頼ください。 保証期間中でも次のような場合には有償修理となります。 1)誤った使用方法、取り扱い上の不注意によって生じた損傷や故障 2)不当な修理や改造によって生じた損傷や故障 3)火災、地震、水害、落雷その他天災地変、ガス害、塩害、公害や異常電圧などによって生じた損傷や故障 4)お買い上げ後の移動や輸送によって生じた損傷や故障 5)本書の紛失、所定事項の未記入または字句を書き換えられた場合、本書は再発行いたしませんので紛失しないよう大切に保管し てください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●この保証書は、本製品の故障に対する無償修理または交換を保証するものであって、本製品の使用または使用不能によって生じ た損害に対して当社が責任を負うものではありません。 ●この保証書は、明示した期間、条件のもとにおいて無償修理をお約束するものです。したがってこの保証書によってお客様の法律上 の権利を制限するものではございません。 IPC-A4 型式 弊社では製品シリアルナンバーにて出荷日の管 保証期間 お買い上げ日より 1 年間 理をおこなっております。 お名前 〒 お客様 ご住所 電話番号 店名/住所/電話番号 販売店...
  • Page 21 Instruction Manual Ion Parts Cleaner № IPC-A4 Application This product is used to remove fine powders and dust adhered due to static electricity and to eliminate static electricity from parts that are negatively affected by static electricity. An ionized pulse of air blows off the debris effectively. The blown-off debris is collected by the self- adhesive of Polyurethane GEL sheets and a filter.
  • Page 22: For Your Safety

    ● This symbol indicates a mandatory required action ⚠ WARNING Do not use IPC-A4 for anything other than static electricity elimination or dust Prohibited removal. To prevent fires, absolutely do not vacuum up flames, explosive dust, or liquid mist containing dust such as the following: - Items that are on fire: Cigarette butts, matches, and other sources of fire.
  • Page 23 For Your Safety To prevent an accident or malfunction, absolutely do not vacuum up damp dust Vacuuming Up or any moisture such as water or oil. Prohibited To prevent fires, absolutely do not make joint use of the following: Joint Use ·...
  • Page 24: Features

    For Your Safety The following prohibition and caution symbols are displayed on the product. Example Pictorial Displays Vacuuming up flammable Vacuuming up sparks or or combustible substances flames is prohibited. is prohibited. Vacuuming up explosive Disassembly is prohibited. substances is prohibited. Be careful of electric Be careful of rotating shock.
  • Page 25: Specifications

    Specifications Specifications Model No.: IPC-A4 Dust Collection Method: Self-adhesive Polyurethane GEL sheets and unwoven fabric filter Input Voltage: 24V DC ±5% (Included AC adapter: 100~240V AC, 50/60Hz) Power Output: 17 W Consumption Current: 700 mA or less Protection Feature: Overcurrent protective fuse (1A/125V) Air Flow: 3.5 m...
  • Page 26: External View

    ■External View...
  • Page 27: Installation

    Installation Installation Area ⚠ WARNING Do not use this product in the following areas. Otherwise, there is a risk of an explosion or fire. Prohibited · Environments that require anti-explosion measures. · Areas where corrosive gases or flammable or explosive gases are used. ⚠...
  • Page 28 Electrical power wiring ⚠ WARNING Use IPC-A4 only with the specific AC adapter. Otherwise, there is a risk of fire ● Remember or electric shock. To prevent electrical shock accidents, be sure to unplug the power cord from ●...
  • Page 29 A hose without pressure resistance could burst or leak air. Compressed air used This unit requires that clean compressed air be supplied IPC-A4 to the dust removal air blower Supply air within the pressure range of 0.1 to 0.6 MPa.
  • Page 30: Operation

    Operation Operation Switch This is used to start and stop the unit. When switched to [ ON ], the power is turned on, the switch LED lights up, and operation starts. When switched to [ OFF ], the power is turned off and operation stops. Front acrylic window Open and close the acrylic window according to the working conditions.
  • Page 31 ■ Operation Dust conditions Observe the following conditions for the dust that is handled. ● This unit is for use with regular dust. It can be used to blow off dry fine dust. Absolutely do not vacuum up wet dust, liquids like water, oil or spray mist. Also absolutely do not vacuum up dust containing explosive, flammable, or combustible substances.
  • Page 32 Unplug the outlet before inspecting the ionizers. the power cord ⚠ CAUTION Do not remodel or disassemble the IPC-A4. The IPC-A4 contains high Disassembly Prohibited voltage parts. Do not block openings such as the intake vent and the discharge vent.
  • Page 33 ■ Operation High Voltage Alarm Function When the piezoelectric high voltage transformer in the ionizer detects an overload and shuts down the power output, the red indicator on the top of the ionizer will light and operation will stop. If the alarm lamp turns ON, turn the power OFF immediately with the power switch. If foreign matter is stuck on the needle electrode, clean the needle and then turn the power ON again.
  • Page 34: Maintenance

    ■ Operation Adjusting the sensitivity of the sensor Set the detection range of the sensor by adjusting the volume on the motherboard installed in the cabinet. This adjustment is useful when employing a platform above the adhesive gel sheet plate. When the volume control is turned to the right, using a Phillips head screwdriver, the detection range (distance between the sensor and the work piece) is increased, and...
  • Page 35 ■Maintenance 1. Turning the switch off Turn off the power switch, and always confirm that the fan has stopped completely. 2. Opening the front cover Loosen the urea screw on the front, and pull the front window upward. 3. Removing the adhesive Remove the adhesive gel sheet plate gel sheet plate (lower from...
  • Page 36 ■Maintenance Replacing the fan filter There is a dust suction fan under the adhesive gel sheet plate in the lower section of the cabinet. When the fan filter gets clogged with the dust collected, the dust suction capability of the fan will be decreased, and cause dust scattering.
  • Page 37 ■Maintenance How to Clean the Casing Remove the dirt over the casing with dry, soft cloth. Never apply alcohol / thinner solvent / detergent, because the surface-active agent included in the detergent etc., may deteriorate the ionizing performance. How to Clean the Needle Electrode Power supply to the N-3 should be shut off before cleaning the needle electrode.
  • Page 38 ・ Where strong electric or magnetic fields are generated. Troubleshooting Troubleshooting Using the IPC-A4 when in anything but proper working condition can cause product damage or personal accidents. Therefore, request servicing promptly if such trouble occurs. For servicing, contact your local distributor.
  • Page 39 Removal Removal When removing this product, first make sure the surrounding area and other workers are safe. ⚠ CAUTION ● To prevent electrical shock accidents and operational mistake accidents during Unplug the product removal work, be sure to unplug the power cord from the outlet. power cable When disconnecting a compressed air hose, be sure to first shut off the source of the compressed air.
  • Page 40: Warranty

    LIMITED WARRANTY: VESSEL expressly warrants that for a period of one (1) year from the date of purchase, VESSEL static erasers will be free of defects in material (parts) and workmanship (labour). Within the warranty period, Defects occurring will be repaired or products will be replaced at VESSEL's option and expense, if VESSEL receives notice during the warranty period.

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