NITO PCN-F1 Instruction Manual

Compressor cooler non-flon type side mount

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レフクール(コンプレッサクーラ)
ノンフロンタイプ 側面取付型
Compressor Cooler Non-Flon Type Side Mount Instruction Manual
このたびは、弊社製品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
ご使用の前に必ずこの説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。
(この取扱説明書は、必ず保管しておいてください。)
Thank you for purchasing our product.
Please read this Instruction Manual carefully before use,
(Please make sure that you will not lose this Instruction Manual.)
日本語
ENGLISH
to ensure proper use of the product.
≪目次 Contents≫
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PCN TYPE 取扱説明書

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Summary of Contents for NITO PCN-F1

  • Page 1: Table Of Contents

    レフクール(コンプレッサクーラ) PCN TYPE 取扱説明書 ノンフロンタイプ 側面取付型 Compressor Cooler Non-Flon Type Side Mount Instruction Manual このたびは、弊社製品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。 ご使用の前に必ずこの説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。 (この取扱説明書は、必ず保管しておいてください。) Thank you for purchasing our product. Please read this Instruction Manual carefully before use, to ensure proper use of the product. (Please make sure that you will not lose this Instruction Manual.) ≪目次...
  • Page 2: 1.安全に関するご注意

    1.安全に関するご注意 ●このクーラは制御盤用クーラです。本来の目的以外では、絶対に使用しないでください。 ●ご使用になる前に「安全に関するご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。 ●取扱説明書に示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので必ず守ってください。 表示と意味は次のようになっています。 絶対にしてはいけない「禁止」を意味します。 取扱いを誤った場合、 死亡または重 危険 傷を負う危険が切迫して生じるこ とが想定される場合 気をつけていただく 「注意喚起」 を意味します。 取扱いを誤った場合、損害を負う危 注意 険が想定される場合および物的損害 必ず実施していただく「強制」を意味します。 のみが想定される場合 「回転物注意」を意味します。 「感電注意」を意味します。 危険 通電中は端子台に触らないでください。 注意 通電中は前面カバーを外さないでください。ファン回転部に指や異物を入れないでください。 作業は電源を切り、ファンが停止してから行ってください。 →けがの原因になります。 屋外での使用はできません。 引火性ガス、腐食性ガス、油煙、絶縁を悪くするチリなどが発生または充満する場所では使用できません。 →寿命の低下、損傷の原因になります。 振動・衝撃のある場所では使用できません。 本体の改造・修理は絶対にしないでください。また、修理をする場合は弊社のお客様相談室にご相談ください。 クーラを保管する時は、絶対に横および逆さにしないでください。 また、周囲温度が 0~+60℃、湿度が 85%RH 以下(非結露)の範囲で保管してください。 クーラを設置する際、必ずキャビネット外は円滑な空気循環が確保されている場所に設置または取付けてください。 →冷却能力が低下します。 クーラを運搬する場合、必ず傾斜させないで垂直になる様に運搬してください。 また、キャビネットに取付けた状態での運搬は絶対にしないでください。...
  • Page 3: 2.キャビネットへの取付方法

    2.キャビネットへの取付方法 2-1 取付けに関するご注意 危険 クーラをキャビネットへ取付けるときは、感電防止のため電源供給を停止させてください。 注意 クーラの設置には、付属品以外のものは使用しないでください。(ホースバンドは除く) →故障やけがの原因になります。 取付穴(M6)に直接回転力が加わるような使い方はしないでください。 →取付穴にはカシメ袋ナットを採用しているため空転するおそれがあります。 運搬・取付作業を行う際は、二人以上で行ってください。 →けがの原因になります。 クーラは、十分な強度があるキャビネットへ取付けてください。 →クーラ取付時の重量バランス、キャビネットの耐荷重により、転倒、変形するおそれがあります。 使用するねじは、指定されたものを使用してください。取付けの際は、適正締付トルクにて締付けてください。締付 けが不十分な場合、破損・落下・所定のIP性能が得られない原因になります。また、締付け過ぎの場合は、製品を 破損するおそれがあります。 ねじの呼び 適正締付トルク N・m 取付ボルト M6×35 2.6~3.6 取付ナット M6 前面パネル取付ねじ M4×8 0.7~1.2 取付面(パネルカット)は、規定の寸法で加工してください。 クーラの取付けは、図のように必ず水平・垂直(±2°)に取付 キャビネット キャビネット けてください。 →クーラの安定動作を図り、クーラで除湿した水をスムーズに 排出させるためです。 クーラ クーラ クーラの設置は、円滑な空気循環を確保し、他のユニットまたは 200mm 以上 壁と...
  • Page 4 注意 クーラの使用電源は、必ず銘板に表記してある定格電圧を使用して 漏電 ください。 ブレーカ また、クーラへの電源取入れ口には、必ず適切な漏電ブレーカを介 して接続し、漏電による感電防止のため、アース線は必ず接地して ください。 クーラ 漏電ブレーカの定格感度電流は 30mA を目安にしてください。 アース クーラの設置には電気工事が必要です。専門業者にご相談ください。 →配線などの設置工事に不備があると感電や火災の原因になります。 クーラを設置後、コンプレッサの保護のため、必ず 30 分以上経過してから通電、運転を開始してください。 設置するキャビネットの気密性を十分に確保してください。 →気密性が不十分であると結露が生じ、冷却効果が低下します。 キャビネットへ取付面(パネルカット)を加工する際は、切り屑がキャビネット内機器に入らないよう布などで保護 してから作業を行ってください。 ショートサーキットについて 制御機器 クーラ冷風吹出口付近にキャビネット内の機器や障害物がある場合、 冷風がそれにあたりクーラの クーラ 吸込口へ直接戻ってしまうことがあります(ショートサーキット) 。 この場合、キャビネット内に冷気が行き渡らず、キャビネット内機器 の故障の原因になります。 また、クーラの運転にも負荷がかかり、過電流やクーラの故障の原因 になります。 クーラ運転時にショートサーキットが確認された場合は、 整風板の取付けや、攪拌用ファンを設置するなどして冷風のショート 冷風 サーキットを防止してください。 整風板 撹拌用ファン -4-...
  • Page 5 2-2 取付け手順(キャビネット取付可能板厚:1.6~4.0mm) (1)キャビネット外取付け手順 ① 各機種のキャビネット外取付パネルカット図(P.7)に従って、開口部を取付面に加工してください。 ② クーラに付属の取付ボルト M6×35 を取付けてください。 (機種により本数が異なります。 ) ③ パッキン貼付け図(P.8)に従って、クーラ背面の取付ボルト M6×35 の外側全周に付属のパッキン(3m)を適切な長さに カットして貼ってください。 ④ 取付面(パネルカット)に合わせてクーラを設置してください。 ⑤ キャビネット内からワッシャ M6、スプリングワッシャ M6、取付ナット M6 を使用して適正締付トルクにて固定してください。 ⑥ キャビネットの気密性を十分に確保するために、必要に応じてシーリングを行ってください。 ⑦ 付属の「アラームコード説明シール」を見やすい位置へ貼付けてください。 設置方法(例:PCN-30-2) 取付面 取付ナット M6 (パネルカット) (付属品) パッキン スプリングワッシャ M6 (付属品) (付属品) ワッシャ M6 アラームコード説明シール...
  • Page 6 (2)埋込取付け手順(キャビネット取付可能板厚:1.6~4.0mm) ① 各機種の埋込取付パネルカット図(P.8)に従って、開口部を取付面に加工してください。 ② クーラから前面パネルを外してください。 (下部 2 所ねじ(M4×8)止め、上部は引っ掛け構造となっていますので、 カ ねじを外した後、前面パネルを持ち上げるように外してください。 ) ③ クーラに付属の取付ボルト M6×35 を、上部 2 本取付けてください。 ④ パッキン貼付け図(P.8)に従って、クーラ本体の取付ボルト M6×35 の外側全周に付属のパッキン(3m)を適切な長さに カットして貼ってください。 ⑤ 取付面(パネルカット)に合わせてクーラをキャビネット内から設置してください。 (ドレンパイプはキャビネット外側になるように、キャビネット内からパネルカットを乗越えるようにしてください。 ) ⑥ キャビネット外からクーラ下部へ 2 本取付ボルト M6×35 を取付けてください。 ⑦ キャビネット外からワッシャ M6、スプリングワッシャ M6、 取付ナット M6 を使用して、 適正締付トルクにて固定してくだ さい。...
  • Page 7 ●キャビネット外取付パネルカット図 <キャビネット外から見た図> (単位:mm) PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 -7-...
  • Page 8 ●埋込取付パネルカット図<キャビネット外から見た図> (単位:mm) PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 ●パッキン貼付け図(例:PCN-60-2) キャビネット外取付パッキン貼付け位置 埋込取付パッキン貼付け位置 パッキン(斜線部分) パッキン(斜線部分) -8-...
  • Page 9 2-3 ドレンホース(付属品)の取付け クーラで除湿され発生した水は、ドレンホースを通して流れます。 ドレンホースは以下の注意点を守り、正しく取付けてください。 注意 ドレン水がスムーズに排出されないとクーラ内の水受けからオーバーフローし、クーラ内またはキャビネット内 に水が浸入するためドレンホースは正しく取付けてください。 ・ドレンホースは折り曲げたり、巻いたりしないで必ず直線になるように取付けてください。 ・ドレンホースの先端は、曲げないでまっすぐ下に向けてください。 ・ドレンパイプにドレンホースを差し込む際は抜けないように根元まで差し込んでください。 ドレンホースの先端とドレンパイプの接合部が緩い場合はホースバンドを使用し、確実な固定を行ってください。 × ○ キャビネット キャビネット クーラ クーラ × × ご注意 ドレンパイプに無理な力を加えないでください! ・ドレンホースの先端が必ずドレン水に浸からない長さに × してください。 ○ ・ドレン水があふれ出ないように湿度の高い日などは必ず こまめに捨ててください。 ドレン水 -9-...
  • Page 10 2-4 風向調整ルーバーを取付ける場合 注意 使用するねじは、指定されたものを使用してください。取付けの際は、適正締付トルクにて締付けてください。締付 けが不十分な場合、破損・落下・所定のIP性能が得られない原因になります。また、締付け過ぎの場合は、製品を 破損するおそれがあります。 ※適正締付トルクは、 締付完了時のトルク ねじの呼び 適正締付トルク N・m となり、 締付過程のトルクはこの限りで 風向調整ルーバー取付ねじ 4×12 0.8~1.3 はありません。 風向調整ルーバーを取付けることにより、クーラの冷風を目的に応じた方向へ吐出することが可能となります。 ※風向調整ルーバーを付けた場合、能力が最大5%低下します。 ※樹脂ルーバー先端部の回転調整時に固く感じる場合がありますが、外部影響(振動など)により回転・脱落をしな いように勘合を固めにしています。 ①直線性を主とした風向にする場合は、風向調整ルーバー先端部を取外し風向調整ルーバー本体のみ使用してください。 風向調整ルーバー本体の取付により、内部ファン取付板面よりキャビネット内へ 40 ㎜突出します。 風向調整ルーバー本体 内部ファン取付板 (付属品) 風向調整ルーバー取付ねじ 4×12(付属品) ②風向に角度を付けたい場合は、風向調整ルーバー本体に先端部を取付け、先端部を回転させ風向きを調整してくだ さい。先端部の羽根角度は約 25°です。また、先端部の回転は 45°間隔でロックが掛かるようになっています。先 端部の向きによってはショートサーキット(P.4)が発生する可能性がありますので、注意してください。風向調整 ルーバー本体と先端部の取付により、内部ファン取付板面よりキャビネット内へ 70 ㎜突出します。 内部ファン取付板 風向調整ルーバー本体 (付属品)...
  • Page 11: 3.配線

    3.配線 注意 ・クーラの設置は、設置する国の規則に従ってください。 ・電圧は銘板の定格電圧に従ってください。 ・クーラの許容電圧は定格電圧の±10%です。電圧変動時も許容電圧内におさまるよう、電源容量に注意して ください。 ・アース(E)は必ず接地してください。 ・通電前に使用電圧、配線、接地に問題がないことを確認してから通電してください。 3-1 配線方法(適合電線径 AWG24~12/0.2~2.5mm ) ①電線の被覆を 6~7mm 剥いてください。 ②マイナスドライバーにて端子台の「接続時押しボタン」を押し込んでください。 ③電線差込口に電線を差し込んでください。. ④マイナスドライバーを引いてください。 ⑤電線が抜けないことを確認してください。 ⑥圧着端子を使用する場合はフェニックス・コンタクト社製棒端子を使用してください。 ◎端子台詳細(付属品) a 接点 240V 1.5A ×2 抵抗負荷 接続時押しボタン ※詳細は P.14「4.6 アラーム出力端子の割当」を 電線差込口 参照してください。 AC200V アラーム出力端子 アース 3-2 電気回路図(例:PCN-60-2) -11-...
  • Page 12: 4.運転

    3-3 過電流保護について 注意 クーラ専用の漏電ブレーカを必ず取付けてください。 → 専用の漏電ブレーカを介さないと、万が一漏電が発生した場合、制御盤自体の漏電ブレーカがトリップして しまいます。 ブレーカ容量はご使用のクーラに合わせて選定してください。 ・クーラは電源投入時およびクーラ運転開始時に約 1 秒間の始動電流が流れます。この始動電流に誤動作することがなく、 その後の過電流を遮断するブレーカを選定してください。 ・漏電ブレーカの定格感度電流は 30mA を目安にしてください。 4.運転 4-1 運転に関するご注意 注意 クーラを設置後、コンプレッサの保護のため、必ず 30 分以上経過してから通電、運転を開始してください。 1 時間に 6 回以上コンプレッサの ON/OFF を繰り返す様な運転は絶対しないでください。 コンプレッサの頻繁な ON/OFF は、故障の原因になり寿命を短くします。 頻繁な ON/OFF が起こる場合は、P.13 パラメータ設定のディファレンシャルの設定値を大きくしてください。 クーラの本体内に指を入れる事や、カバーを外したままでの運転は絶対しないでください。 →けがの原因になります。 キャビネットの扉を開放したままで、クーラ運転は絶対にしないでください。 →結露およびドレン水の異常発生を招きます。またキャビネット内に結露水が入る可能性があります。 4-2 操作パネル 表示部(通電時:キャビネット内温度表示)...
  • Page 13 4-5 パラメータ設定 通常、パラメータは設定を変更する必要はありませんが、変更の必要がある場合には下記の方法で変更してください。 ○現在のキャビネット内温度が表示されている状態から、Set ボタンを 3 秒以上長押してください。 以下の順序でパラメータが表示されます。Set ボタンを押すことにより、次パラメータへ移動します。変更した いパラメータを表示させ、Up ボタン・Down ボタンで設定値を変更し、Set ボタンを押すことによってパラメー タの変更が決定されます。 ・ディファレンシャル(dF) 初期設定:5℃ 設定範囲:3~10℃ (設定温度-ディファレンシャル)の温度に達した場合、コンプレッサが停止します。 ご注意 このパラメータを変更する際には、 1 時間に 6 回以上コンプレッサが ON/OFF を繰り返さない様な 設定温度およびディファレンシャルにしてください。 ・強制クーラ運転時間(Cd) 初期設定:30 秒 設定範囲:0~90 秒 Down ボタンを同時に 3 秒以上長押したときに、強制クーラ運転を行う時間です。 ・キャビネット内高温アラーム温度(AL) 初期設定:45℃ 設定範囲:35~51℃ キャビネット内高温アラームが発生する温度です。 ・キャビネット内高温アラーム用ディファレンシャル(dA) 初期設定:2℃...
  • Page 14 ・アラーム出力端子の切替方法の選択(Ao) 初期設定:0 設定範囲:0、1 出力端子の OPEN・CLOSE の切り替えを反転させることができます。 0:アラーム出力端子の割当設定の通りに出力されます。 1:0 の時と逆の動作をします。ただし AS:1 の時、端子 2-3 間には働きません。 ※アラーム出力端子の割当設定の詳細は P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照してください。 ・運転モードの設定(rM) 初期設定:1 設定範囲:0~3 クーラの運転モードを設定します。 0:連続運転 1:省エネ運転① 2:省エネ運転② 3:省エネ運転③ ※運転モードの詳細は P.16「4-7 運転設定」を参照してください。 ・省エネ運転③のクーラ運転時間の設定(t1) 初期設定:7 設定範囲:7~60 分 省エネ運転③に設定した時のクーラ運転時間を設定します。 ※rM:3 の時、表示されます。 ・外部ファン・コンプレッサの停止時間の設定(t2) 初期設定:3 設定範囲:3~10 分 コンプレッサが停止した後、再び動作できるまでの時間を設定します。コンプレッサの頻繁な ON/OFF を防ぐため、この間は設定温度以上でもクーラ運転を開始しません。 ・ソフトウェアバージョンの表示(Sn) コントローラのソフトウェアのバージョンを表示します。変更はできません。...
  • Page 15 アラーム出力端子の割当表[Ao:0] 端子 1-2 間 端子 2-3 間 説明 クーラの状態 接点状態 説明 クーラの状態 接点状態 アラーム発生無し CLOSE アラーム発生無し OPEN いずれかのアラーム発生 いずれかのアラーム発生 状態により、接点が切替 状態により、接点が切替 ります ります アラーム発生有り OPEN アラーム発生有り CLOSE アラーム発生有り CLOSE 冷却運転中 CLOSE いずれかのアラーム発生 冷却運転の状態により、 状態により、接点が切替 接点が切替ります ります アラーム発生無し OPEN 冷却運転停止中 OPEN E5,SE E1,E3,E4※...
  • Page 16 4-7 運転設定 クーラは通電を開始すると、各運転モードで動作します。 初期設定ではクーラの設定温度 35℃、ディファレンシャル 5℃に設定してあります。 したがって、キャビネット内の温度が 35℃でコンプレッサが動作、クーラ運転を開始し、30℃で停止します。 運転モードは、連続運転、省エネ運転①、②、③の 4 モードから選択することができます。 運転の際の共通注意事項は以下となります。 ・通電開始時にキャビネット内の温度がキャビネット内高温アラーム温度以上の場合には、AS、Ao の設定により、P.15 「アラーム出力端子の割当表」に従って、アラームランプが点灯します。 ・クーラ運転が停止してから一定時間(初期設定:3 分)は、キャビネット内の温度が設定温度まで上昇してもクーラ運 転を行いません。 (1)連続運転 キャビネット内の温度が設定温度で運転し、クーラ運転停止温度で外部ファン・コンプレッサが停止します。 内部ファンは常時動作します。( )内の表示は初期設定です。 設定温度(35℃) ディファレンシャル (5℃) クーラ運転停止温度(30℃) 外部ファン・コンプレッサ ON 内部ファン ON (2)省エネ運転①【初期設定】 キャビネット内の温度がクーラ運転停止温度よりも低くなると内部ファンが 30 分に 1 回、30 秒間の送風運転を行います。 この動作を行うことによってキャビネット内の熱だまりを防止することができます。冬場などクーラ運転をしていない場 合、内部ファンが間欠運転となることで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。 設定温度(35℃)...
  • Page 17 (3)省エネ運転② 内部ファンの動作がクーラ運転と連動します。 冬場などクーラ運転をしていない場合、内部ファンは停止することで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。 設定温度(35℃) ディファレンシャル (5℃) クーラ運転停止温度(30℃) 外部ファン・コンプレッサ 内部ファン ご注意 ・内部ファンが停止する事で空気が循環されないことにより、局所的な温度上昇(熱だまり)が発生する可能性が あります。 ・内部ファンは冷凍回路保護のため、クーラ運転が停止してから 5 分後に停止します。 (4)省エネ運転③ キャビネット内温度が設定温度以下になるがクーラ運転停止温度まで下がらない場合に、 クーラ運転時間と停止時間を設 け、 一定のサイクルで ON・OFF する事により、 省エネとなります。 パラメータ設定 t1 と t2(P.13 「4.5 パラメータ設定」 ) でクーラ運転時間と停止時間を設定することができます。( )内は初期設定です。 キャビネット内高温アラーム温度(45℃) 設定温度(35℃) ディファレンシャル (5℃) クーラ運転停止温度(30℃) 外部ファン・コンプレッサ ON 内部ファン...
  • Page 18: 5.アラーム・安全機能

    5.アラーム・安全機能 5-1 アラーム (1)E1:キャビネット内高温アラーム キャビネット内温度が 45℃(初期設定)になると、アラームランプが点灯し、アラーム出力端子が AS、Ao の設定により (P.15 「 アラーム出力端子の割当表」 を参照)出力します。 表示部には現在のキャビネット内温度とE1が交互に表示され、 キャビネット内温度の高温をお知らせします。この時、クーラ運転は停止しません。キャビネット内の温度が 43℃(初 期設定)以下になると、アラームランプは消灯し、表示部にはキャビネット内温度のみが表示されます。 (2)E3:放熱異常アラーム フィルタやフィンの目詰まり、ファンモータの故障などによりクーラが放熱異常状態になると、冷凍回路内の放熱異常検 出器が作動し、クーラ運転を停止させます。この時、アラームランプが点灯し、アラーム出力端子が AS、Ao の設定によ り(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照) 出力します。表示部には現在のキャビネット内温度とE3が交互に表示 され、放熱異常をお知らせします。操作パネルの Set ボタンを 3 秒以上長押しにて、アラームを解除できます。 クーラの電源を切り、フィルタやフィンの清掃およびファンモータの交換を行ってください。クーラの電源を投入後、異 常状態が解消されている場合、通常運転となります。 (3)E4:メンテナンスお知らせ機能 クーラの積算運転時間が、設定されたメンテナンスお知らせ時間に達すると、アラームランプが点灯し、アラーム出力端 子が AS、Ao、Fo の設定により(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照)出力します。現在のキャビネット内温度とE 4を交互に表示して、メンテナンス時期をお知らせします。 この時、クーラ運転は停止しません。 操作パネルの Set ボタンを押してアラームを解除してください。 クーラの電源を切り、フィルタなどのメンテナンスを行ってください。...
  • Page 19: 6.メンテナンス

    子供にクリーニングやメンテナンスの作業をさせないでください。 高圧洗浄機などを使用しての清掃はしないでください。 クーラの冷媒回路は製造時に必要な量の冷媒で満たされ、さらにリークテストおよび テスト運転をして出荷していますので、冷媒回路のメンテナンスの必要はありません。 空気が汚れている環境でフィルタを使用している場合は、1 週間に 1 度以上は点検・ 清掃をしてください。 フィルタの目詰まりにより冷却能力が低下します。また最悪の場合、コンプレッサに フィルタ 負荷が掛かり、クーラが停止します。 (白色) 6-1 フィルタのメンテナンス 前面パネルのガイドよりフィルタを抜き出し、清掃・交換を行ってください。 ◎交換用フィルタ 品名記号 適用機種 PCN-F1 PCN-30-2、PCN-60-2 前面パネル取付ねじ M4×8 PCN-F2 PCN-100-2 PCN-F3 PCN-160-2 6-2 外部ファンの交換(例:PCN-60-2) 凝縮器 外部ファンが故障したときは、以下手順でファンの交換を行ってください。 ①クーラの電源を切ってください。 ②前面パネルを取外してください。 (前面パネル取付ねじ M4×8) ③右図の外部ファンを固定している取付ねじ M4×45 を取外してください。 外部ファン ④ファンコード、アース線、ファン端子部分の絶縁ゴムをはずし、ファンを...
  • Page 20 ◎交換用ファン 適用機種 内部ファン使用数 外部ファン使用数 PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 ※内部ファンと外部ファンの仕様は異なります。 6-4 このような時には 現象 原因 対策 ・キャビネット内温度が上がり a.ブレーカが切れてクーラに電源が a.ブレーカをONにしてください。 すぎる。 供給されていない。 ・冷風が出ない。 b.設定温度よりキャビネット内温度が b.設定温度とキャビネット内温度を確認して ・キャビネット内高温アラーム(E1) 低い ください。 放熱異常アラーム(E3) c.設定温度に冷却能力が追い付かない。 c.設定温度を上げてください。 を表示している。 またはクーラを冷却能力が大きい物に換え てください。 d.キャビネット外温度が高すぎる。 d.キャビネット外温度が+50℃を超える環境で は使用できません。 e.キャビネット内温度が高すぎる。 e.キャビネット内温度が+45℃を超える環境で は使用できません。 f.フィルタが汚れている。 f.フィルタを清掃してください。 g.外部ファンが回っていない。 g.設定温度とキャビネット内温度を確認して...
  • Page 21: 7.仕様

    7.仕様 7-1 標準仕様 品名記号 PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 冷却能力※1 250/300W 500/610W 800/1000W 1450/1600W 定格電圧 単相 AC200V 50/60Hz 定格 1.4/1.3A 2.2/2.1A 3.3/3.1A 3.9/4.1A 消費電流※2 最大 1.6/1.5A 2.4/2.6A 3.7/3.7A 4.6/5.0A 起動電流 3.7/3.6A 6.1/5.9A 13.4/11.6A 15.6/14.5A 定格 250/260W 390/410W 570/610W 730/810W 消費電力※2 最大 280/290W 470/500W 670/730W...
  • Page 22 7-2 梱包内容 名称 PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 クーラ本体 1 台 取付ボルト M6×35 ㎜:4 コ M6×35 ㎜:6 コ ワッシャ M6:4 コ M6:6 コ スプリングワッシャ M6:4 コ M6:6 コ ナット M6:4 コ M6:6 コ パッキン 1 枚(3m) ドレンホース 1 本(2m) 端子台 1 コ アラームコード説明シール...
  • Page 23 (単位:mm) PCN-60-2 <裏面図> <正面図> <側面図> 付属品 端子台 風向調整ルーバー 操作パネル 冷気 (排気口) 暖気 (排気口) キャビネット外 キャビネット内 空気(吸気口) 空気(吸気口) キャビネット外吸入口 4-M6 深さ 14 フィルタ(白) <下面図> 取付ボルト用 ドレンパイプ(外径φ12) PCN-100-2 <上面図> 2-M8 深さ 13 アイボルト用 <裏面図> <正面図> <側面図> 付属品 風向調整ルーバー 操作パネル 冷気 (排気口) 端子台 暖気...
  • Page 24: 8.廃棄について

    (単位:mm) PCN-160-2 <上面図> 2-M8 深さ 13 アイボルト用 <裏面図> <正面図> <側面図> 付属品 風向調整ルーバー 操作パネル 冷気 端子台 (排気口) 暖気 (排気口) キャビネット外 キャビネット内 空気(吸気口) 空気(吸気口) キャビネット外吸入口 フィルタ(白) 6-M6 深さ 14 取付ボルト用 <下面図> ドレンパイプ(外径φ12) 8.廃棄について 本製品を廃棄するときは、クーラに関する知識を有する者が充てんされている冷媒を放出した後、 「廃棄物の処理及び清掃 に関する法律」に準拠し、必ず専門の産業廃棄物処理業者に委託して処理してください。 危険 濃度の高い冷媒は人体への影響があります。 冷媒は空気より重たいため、風通りの悪い場所で放出すると床面に滞留する危険性があります。 冷媒放出作業時は、火気を取り扱う場所を避け、通風の良い場所で少量ずつ放出してください。 冷媒放出時に人の方を向けて放出しないでください。 万一吸入した場合は必ず医師の診断を受けてください。 -24-...
  • Page 25: 1.Safety Precautions

    1.Safety precautions ●This product is an industrial cooling unit for control panel. Do not use this for any other purposes. ●Be sure to read these precautions carefully before starting operation for proper use. ●All the warnings and cautions described herein must be observed in order to use the product safely. The marks and their meanings shown in this manual are as follows.
  • Page 26: 2.Mounting

    2. Mounting 2-1 Caution Danger For prevention of electrical shock, power supply to the control panel should be disconnected before installation work. Caution For installation, do not use any parts other than originally supplied ones except hose band. Failure to this may result in injury or breakdown of the cooling unit. In case screws are used for installation instead of the original bolts, put a plate between the screw and the cap nut so as the direct torque not to be transmitted.
  • Page 27 Caution The supply voltage must be as specified on the rating plate of the Breaker for unit. Leakage Electrical connection should be made via appropriate an earth leakage breaker as shown in the right. Ground the wire without fail to prevent electrical shocks Compressor For earth leakage breakers, use a reference value of 30mA for Cooler...
  • Page 28 2-2 Mounting procedure ( Panel thickness range: 1.6 to 4.0mm) (1) External mounting ①Process the mounting surface to cut out the openings in accordance with the respective mounting cutout drawings in Page 30. ②Fit the enclosed fixing bolts M6×35 to the unit. The number of bolts differs depending on the model. ③Attach the enclosed packing cut to an appropriate length on the rear side of the unit.
  • Page 29 (2)Recessed mounting ( Panel thickness range: 1.6 to 4.0mm) ①Process the mounting surface to cut out the openings in accordance with the respective mounting cutout drawings in Page 31. ②Detach the front panel from the unit. As the panel is fixed with 2 screws on the lower side with its upper rim hanging on the main body, lift it up after removing the screws to release.
  • Page 30 ●Cutouts for External Mounting < View from outside the panel> (unit:mm) PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 -30-...
  • Page 31 ●Cutouts for Recessed Mounting< View from outside the panel> (unit:mm) PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 ●Arrangement of packing (Ex. PCN-60-2) Arrangement for external mounting Arrangement for recessed mounting Packing (shaded area) Packing (shaded area) -31-...
  • Page 32 2-3 Attachment of drain hose Moisture arisen from dehumidification by Compressor Cooler is discharged through a drain hose. Pay attention to the following notices in order to attach the drain hose properly. Caution If the drain hose is not attached properly, water collected in the drain pan inside the Compressor Cooler may overflow into the enclosure interior.
  • Page 33 2-4 When Adjustable Louver is used Caution Use the specified screws. When fixing, tighten the screw with the recommended tightening torque. Insufficient tightening may result in damage, falling, or failure to achieve the designated protection performance. Excessive tightening may damage the product. ※The proper tightening torque means Proper tightening torque Kind of screw...
  • Page 34: 3.Wiring

    3. Wiring Caution ・Please observe all the local regulations in installation of the cooler. ・Supply voltage should be as specified on the rating plate. ・Allowable power fluctuation is +/- 10% from the rated voltage. Pay attention so as the maximum fluctuation should be stayed within this range.
  • Page 35: 4.Operation

    3-3 Overcurrent protection Caution Do not forget to fit an earth leakage breaker. → Failure to this may lead to tripping of the earth-leakage breaker for the enclosure in the event of electric leakage. Selection of a breaker should be made so as to fit the type of the cooler. ・With the input of power supply, or with the start of cooling operation, Compressor Cooler is subject to starting current for approx.
  • Page 36 4-5 Parameter setting Normally, there is no need to change the setting of the parameters. If necessary, follow the procedures described below. ○Hold down the SET button for more than 3 seconds when the internal temperature is displayed. The parameters are indicated in the following order. Press the SET button to move to the next parameter. Display a parameter desired to be changed and set the value using the UP and DOWN buttons.
  • Page 37 ・Choice of switching method of alarm output terminals(Ao) Initial setting: 0 Setting : 0, 1 This enables inversion of switching OPEN/CLOSE of output terminals. 0 : Output occurs as set in the assignment setting of alarm output terminals 1 : Reverse action to 0 occurs, however this does not affect between terminals 2 and 3 when AS setting is 1.
  • Page 38 Assignment table of Alarm output terminals [Ao:0] Terminals 1-2 Terminals 2-3 Operation behavior State of Operation behavior State of Description Description of cooling unit contact of cooling unit contact Alarm OFF CLOSE Alarm OFF OPEN Contact changes over Contact changes over by the state of alarm.
  • Page 39 4-7Operation mode setting Following to power connection, Compressor Cooler starts operation in the each setting mode. Factory setting for the setting temperature is 35℃ with 5℃ differential, which means the compressor starts for cooling when the temperature inside the enclosure reached 35℃and stops at 30℃. Four operation modes of continuous run and three different energy saving mode are available.
  • Page 40 (3)Energy-saving mode 2 The internal fan runs in conjunction with cooling operation. Effective for energy saving when cooling operation is stopped under a low temperature like winter season. The values in the ( ) show the default setting. Setting temperature(35℃) Differential temp(5℃)...
  • Page 41: 5.Alarm/Safeguard

    5. Alarm/Safeguard 5-1 Alarm (1)E1: High Temp. Alarm When the internal temperature reaches 45℃ (factory setting), the alarm lamp will light and the alarm output terminals will break and make contact as set in AS and Ao (See the assignment table of alarm output terminals in page 38).
  • Page 42: 6.Maintenance

    Detach the filter from the guide of the front panel to clean or replace. Front panel ◎Replacement filter for external suction port fixing screw M4×8 Applicable Compressor Cooler models Model PCN-30-2、60-2 PCN-F1 Condenser PCN-F2 PCN-100-2 PCN-F3 PCN-160-2 6-2 Replacement of the external fan (Ex. PCN-60-2) External fan Fan replacement procedures are as follows.
  • Page 43 ◎Replacement fan Applicable Compressor Number of internal fan Number of external fan Cooler models PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 6-4 Troubleshooting Failure Cause Remedy ・Internal temperature a. Because the breaker tripped, a.Turn on the breaker rises too much power is not supplied to the cooler. ・Cool air is not blown out b.Internal temperature is lower than b.
  • Page 44: 7.Specifications

    7. Specifications 7-1 Standard specification Model PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 Cooling capacity ※1 250/300W 500/610W 800/1000W 1450/1600W Rated voltage Single phase 200VAC 50/60Hz Rated 1.4/1.3A 2.2/2.1A 3.3/3.1A 3.9/4.1A Current consumption ※2 Max. 1.6/1.5A 2.4/2.6A 3.7/3.7A 4.6/5.0A Starting current 3.7/3.6A 6.1/5.9A 13.4/11.6A 15.6/14.5A Rated...
  • Page 45 7-2 A complete set of supply Item PCN-30-2 PCN-60-2 PCN-100-2 PCN-160-2 Compressor Cooler Fixing bolt M6×35 ㎜:4 M6×35 ㎜:6 M6:4 M6:6 Washer M6:4 M6:6 Spring washer M6:4 M6:6 Packing 1 (5m) Drain hose 1 (2m) Terminal board Alarm code explanation sheet Instruction manual Adjustable louver Screws for louver...
  • Page 46 PCN-60-2 <Rear view> <Side view> <Front view> Adjustable louver Operation panel Cool air Warm air Terminal board Air from outside Air from inside External air inlet filter (White) 4-M6 Depth 14mm <Bottom view> For fixing bolt Drain pipe(Outer dia.φ12) PCN-100-2 <Top view>...
  • Page 47: 8.Waste Disposal

    PCN-160-2 <Top view> 2-M8 Depth 13mm For eyebolt <Rear view> <Front view> <Side view> Adjustable louver Operation panel Cool air Terminal board Warm air Air from Air from inside outside External air inlet filter (White) 6-M6 Depth 14mm For fixing bolt <Bottom view>...
  • Page 48 (The information contained herein is as of March 2017) 〒480-1189 愛知県長久手市蟹原 2201 番地 お客様相談室/TEL<0561>64-0152 2201,Kanihara,Nagakute City,Aichi Prefecture,480-1189,Japan C N I T T O K O G Y O C O R P O R A T I O N Technical Support Department TEL+81-561-64-0152 Made in Japan http://wwww.nito.co.jp -48-...

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Pcn-f2- pcn-f3

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