精密測定器保持具
石製コンパレータスタンド
この度は「石製コンパレータスタンド」をお買上げ頂きありがとうございます。この商品は、ダイヤルゲージ、電気マイ
クロメータなど 8ステムの測定器を保持し、ワークの外径・厚さ・段差などを測定する測定補助具です。
●正しく安全にお使い頂くため、 ご使用の前に本取扱説明書を必ず読み、 記載
の手順に従ってご使用ください。 お読みになった後は、 お使いになる方がい
つでも見ることができる場所に、 大切に保管してください。
●第三者に譲渡・貸与される場合も、 この説明書を必ず添付してください。
●当商品に関するお問い合わせは、 お買い求めの販売店もしくは当社にご連絡
ください。
■各部の名称と機能
※図はWGC-150を使用しています。
③ 微動送り
① ブラケット
④ ステム取付穴
②ブラケッ ト
クランプ
⑤ 測定器クランプ
⑥ 主柱
⑦ 測定台
①ブラケット ............
測定器を取り付け、 上下に移動します。
②ブラケットクランプ ...
ブラケットを締め付けて、 主柱に固定
するクランプです。
③微動送り ...............
ステム取付穴に差し込んだ測定器の上
下位置を微調整します。
④ステム取付穴 .........
測定器のステムを差し込む取付用の穴
です。
⑤測定器クランプ ......
ステム取付穴に差し込んだ測定器のステ
ムを、 締め付けて固定するクランプです。
⑥主柱 .....................
ブラケットを支える柱です。
⑦測定台 ..................
ワークを置く台です。
使用を繰り返すうちに磨耗しますので、
ご使用前に毎回、 ブロックゲージを使
用して磨耗確認を行ってください。
製品仕様
●材質
ヘッド上下
品 番
有効ストローク
測定台 ...花崗岩
WGC-150
135 mm
主 柱 ...ステンレス
ブラケッ ト...アルミ
WGC-200
250 mm
取扱説明書
品 番
WGC - 150・WGC - 200
安全上のお知らせ
この説明書は、 必ずお守り頂きたい強制事
項に マークを付けて表示しています。
■梱包内容の確認
※図はWGC-150を使用しています。
① ブラケ ッ ト
⑦ 測定台
スプリングワッシャ
上記の物が揃っているか確認し、 部品が足りない場合は、 お買い
求めの販売店もしくは当社までご連絡ください。
■組み立て方
① ブラケッ ト
※組み立てには、 六角棒レ
4
ンチ8mmが必要です。
差
※ブラケットクランプが外
し
した状態で梱包されてい
込
た場合は、 最 初にブラケッ
む
トクランプをブラケット
に取り付けてください。
①ワッシャ ・ スプリング
ワッシャ ・ M10ボル
トを図 の 順 番で 測
2
定台裏の主柱穴へ
取
差し込みます。
り
②主柱を取り付けます。
付
③六角棒レンチ8mm
け
でボルトを締め、 測
定台に主柱を固定
してください。
④ブラケッ トを主柱へ
差
し
差し込みます。
込
⑤ブラケットクランプ
む
を締めて、 ブラケッ
1
トの 位 置を固 定し
ます。
六角棒レンチ8mm
微動送り
ベース平面度
ステム取付穴
上下ストローク
2 μm
8 mm
1 mm以上
安全上のご注意
お使いになる人や他の人への危害、 財産への損害を未然に防止するため、 必ずお守り頂くことを下記のように説明しています。
注意
誤った使い方をした場合に 『傷害を負う、 または物的損害が発生するおそれがある内容』 です。
取扱説明書をよく読み、指示に従う。
・取扱説明書に記載された内容以外での使用は、事故の原
因となります。
測定作業にのみ使用する。
・指定用途以外へのご使用は、製品の破損や磨耗、予測で
きない事故の原因となります。
下記の条件を満たす環境で使用する。
●雨や水、油などがかからない、乾燥した場所
●温度変化の少ない場所
●切粉や粉塵が発生しない場所
●振動やガタツキのない水平な場所
●子どもや、使用者以外が近付かない場所
・上記に反する場所での使用は、精度不良や製品の破損、
⑥ 主柱
事故やけがの原因となります。
使用方法
ワッシャ
①測定台に汚れ、傷、ガタツキなどが無いか確認する
M10ボルト
汚れは柔らかい乾いた布か、アルコールを少量含ませた布で拭
き取ってください。ガタツキや、測定台上面に傷がある場合は
精度が出ないため使用を中止してください。
②ブラケットの動きがスムーズである事を確認する
ブラケットクランプをゆるめ、ブラケットを上下させます。動
きがスムーズで無い場合は、主柱やブラケットの汚れ、錆など
② ブラケッ ト
を取り除いてください。
クランプ
③測定器をブラケットに取り付ける
ブラケットクランプをしっかりと締めます。
測定器クランプをゆるめて、ステム取付穴に測定器のステムを
差し込み、測定器クランプを再度締めて固定してください。
5
締める
2
⑥ 主柱
差
し
主柱穴
込
む
⑦ 測定台
④ ステム取付穴
ワッシャ
⑤ 測定器クランプ
スプリングワッシャ
M10ボルト
3
締める
使用後のお手入れ ・ 保管方法
測定台の汚れは柔らかい乾いた布か、 アルコールを少量含ませた布で
拭き取る。
硬いブラシなどで汚れを落とすと測定台に傷がつき、精度不良の原因となる
のでおやめください。
質 量
主柱やブラケットの汚れを落としてから保管する。
約 3.0 kg
主柱やブラケットは柔らかい布などで汚れを拭き取り、湿度の少ない環境で
保管してください。
約 6.9 kg
必ずお守りください。
本器は大切に取り扱う。
・落下などの衝撃を与えないでください。精度不良や製品
の破損の原因となります。
・測定台に水や油が付着した場合は長時間放置せず、柔ら
かい布などで拭き取ってください。
測定台上面の傷に注意する。
・傷防止のため、ワークは静かに測定台へ載せてください。
また、鋭利なものは載せないでください。
測定器を取り付けている時は、ブラケットクランプ
をしっかりと締めて固定する。
・ブラケットクランプの締め付けがゆるいと、ブラケット
ごと測定器が落下し、測定器の故障・破損・精度不良の
原因となります。
④測定する
1. ワークや測定器の測定子にごみ・埃・汚れなどがないことを確
認し、ワークを測定台の上に置きます。
2. ブラケットを手で支えながら、ブラケットクランプをゆるめ、
おおよその高さに合わせてブラケットクランプを締めます。
3. 微動送りねじで高さを微調整し、任意の位置に合わせたら測定
を行ってください。
※測定開始前に、下記手順に従って測定台の磨耗状況の確
認を行ってください。
測定台の磨耗状況の確認
測定台は使用を続けると磨耗します。
毎回のご使用前に磨耗状況の確認を行ってください。
測定器
①信頼できる測定器を取り付けます。
ステム
②ブロックゲージを測定台の上に置いて数点測定し、お客様の測
③ 微動送り
定に影響するような数値変化が無いか確認してください。
数値変化がお客様の測定に影響する状態になったら、磨耗状況
① ブラケット
が大きいため使用を中止してください。
性能の劣化は、使用の頻度・環境によって大きく異なり
ます。お客様の社内規格に準じた周期で、定期点検を行
② ブラケット
うことをおすすめ致します。
クランプ
3
締める
1
ゆるめる
発売元
新潟県三条市塚野目5丁目3番14号
〒955-0055
(0256)33-5502
FAX(0256)33-5528
(代)
http://www.niigataseiki.co.jp
URL
I400-K1 2106