スレーブユニッ ト/リ ピータユニッ ト
CRT1 シ リ ーズ
安全上のご注意
このたびは当社のCRT1シ リ ーズ スレーブユニッ ト/リ ピータユニッ ト をお買い求めいただ
き ま して誠にあ り がと う ございま した。 安全にご使用いただく ために、 本紙と下記の参照マニュ
アルを必ずお読みく ださい。
参照マニュアルは、 当社の最寄りの営業所に連絡し、 最新のものをご使用く ださい。 また本
紙と参照マニュアルは、 大切に保管していただく と ともに、 最終ユーザー様までお届け く ださ
いますよ うお願いいた し ます。
・CompoNet アナログI/O スレーブ ユーザーズマニュアル (Man.No.SBCD-348□)
・CompoNet 形CRT1 シ リ ーズ ユーザーズマニュアル (Man.No.SBCD-339□)
・CS/CJ シ リ ーズ マスタユニッ ト ユーザーズマニュアル (Man.No.SBCD-338□)
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安全上のご注意
●警告/注意表示の意味
正 しい取扱いを しなければ、 この危険のために、 軽傷・中程度の傷害
警告
をおった り万一の場合には重症や死亡に至る恐れがあ り ます。
ま た、 同様に重大な物的損害を もた らす恐れがあ り ます。
正 しい取扱いを しなければ、 この危険のために、 時に軽傷・中程度の
注意
傷害をおった り、 あるいは物的損害を受ける恐れがあ り ます。
●警告表示
通電中は、 端子部に触れた り、 ユニ ッ ト を分解 して内部に触れた り しないで く だ さ
い。 ま た、 カバー を開いた状態で通電 しないで く だ さ い。
感電の恐れがあ り ます。
プログラマブルコ ン トローラ (PLC) の故障や外部要因による異常が発生 した場合
も、 システム全体が安全側に働く よ う に、 ス レー ブユニ ッ ト/リ ピータユニ ッ トの外部
で安全対策を施 して く だ さ い。
異常動作によ り、 重大な事故につながる恐れがあ り ます。
(1) 非常停止回路、 イ ンタ ーロ ッ ク回路、 リ ミ ッ ト回路な ど、 安全保護に関する回路
は、 必ずス レー ブユニ ッ ト/リ ピー タユニ ッ ト外部の制御回路で構成 して く だ さ い。
(2) PLCは、 自己診断能力で異常を検出 した と きや、 運転停止故障診断 (FALS)
命令を実行 した と き、 運転を停止 して全出力をOFF し ます。 このと き、 システム
が安全側に動作するよ う、 ス レー ブユニ ッ ト/リ ピータユニ ッ ト外部で対策を施
して く だ さ い。
(3) 出力リ レーの溶着や焼損、 出力 ト ラ ンジスタの破壊な どによ って、 ス レー ブユニ
ッ ト/リ ピータユニ ッ トの出力がONま たはOFFになったま まになる こ と があ り ま
す。 このと き、 システムが安全側に動作するよ う、 ス レー ブユニ ッ ト/リ ピータユ
ニ ッ ト外部で対策を施 して く だ さ い。
(4) ス レー ブユニ ッ ト/リ ピータユニ ッ トのDC24V出力 (サー ビス電源) が過負荷
の状態ま たは短絡さ れる と、 電圧が降下 し、 出力はOFFと なる こ と があ り ます。
このと き、 システムが安全側に動作するよ う、 ス レー ブユニ ッ ト/リ ピータユニ ッ
ト外部で対策を施 して く だ さ い。
運転を停止 している状態 ( 「プログラム」 モー ド) において も、 CPUユニ ッ トは、 I/Oリ
フ レ ッ シュ を行っています。 したがって、 以下のいずれかの操作によ って、 出力ユニ ッ
トに割り付け られた出力リ レーエ リ アのデータ、 ま たは高機能I/Oユニ ッ ト/ CPU
高機能ユニ ッ トに割り付け られた各リ レーエ リアのデータ を変更する場合、 十分に
安全を確認 してか ら行って く だ さ い。
出力ユニ ッ ト ま たは高機能I/Oユニ ッ ト/ CPU高機能ユニ ッ トに接続さ れた負荷
が思いがけない動作をする恐れがあ り ます。
・周辺ツール (パソコ ンツール) による、 I/Oメ モ リのCPUユニ ッ トへの転送操作
・周辺ツールによる、 現在値変更操作
・周辺ツールによる、 強制セ ッ ト/リ セ ッ ト操作
・メ モ リ カー ドま たはEMファ イルメ モ リ か らの、 I/Oメ モ リ ファ イルのCPUユニ ッ トへ
の転送操作
・ネ ッ トワーク上の他のPLCま たは上位コ ンピュータか らの、 I/Oメ モ リの転送操作
ユニ ッ トに入力する電圧/電流は、 定め られた範囲で入力 して く だ さ い。
範囲外の電圧/電流を使用する と故障や火災の原因と な り ます。
安全上の要点
● ユ ニットを輸送するときは、 専用の梱包箱を使用してください。 また、 輸送中に過度な振動や衝
撃が加わらないように注意してください。
●製品を落下させたり、 異常な振動や衝撃を加えたりしないでください。 故障や誤動作の原因に
なります。
● D INレール取付、 金具取付、 取付具取付、 またはねじ取付は、 確実に行ってください。
● ス レーブユニット/リピータユニットの取付ねじ、 ケーブルのねじは参照マニュアルで指定し
た規定トルクで締めてください。
●端子台、 通信ケーブルなどロック機構のあるものは、 必ずロックしていることを確認してから
ご使用ください。
● 据 付工事の際は、 必ずD種接地 (第3種接地) をしてください。
●参照マニュアルに示すとおり、 正しく配線してください。
●複数のシステムにて専用フラットケーブル (シースなし、 またはシースあり) を使用する場合、
干渉による動作の不安定を防ぐために、 各CompoNetシステムの専用フラットケーブル同士
は、 束ねずに必ず5mm以上離してください。
●通信距離および接続台数は仕様の範囲内でご使用ください。
●配線および施工の際は、 ユニット内部に金属屑が入らないように注意してください。
●配線をする際は、 正しい配線部品をご使用ください。
● 通 信ケーブル、 コネクタは必ず指定のものをご使用ください。
●配線時は端子の極性に注意してください。
● 端 子台のねじは参照マニュアルで指定した規定トルクで締めてください。 ねじが緩むと発火、
誤動作、 故障の原因となります。
参照マニュアルで指定した電源電圧で使用してください。
● ケ ーブルを無理に曲げたり、 引張ったりしないでください。
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警告
● 通 信ケーブルの配線時には、 以下の注意を守ってください。
・通信ケーブルは、 動力線、 高圧線からは離してください。
・通信ケーブルを折曲げないでください。
・通信ケーブルを過度に引っ張らないでください。
・通信ケーブルにものを載せないでください。
・通信ケーブルは、 必ずダクト内に配線してください。
● 電 源事情が悪い場所では、 定格の電圧や周波数の電源を供給できるようにしてご使用ください。
● 外 部配線等の短絡に備えて、 ブレーカを設置するなど安全対策を施してください。
● 信 号線の断線、 瞬間停電による異常信号などに備えて、 ご使用者側でフェールセーフ対策を施
してください。
● 通 信路と電源の配線およびI/O渡し時の配線時には、 電圧仕様に注意してください。 間違った場
合、 故障の原因となります。
● 出 力ユニットは、 最大開閉能力を超える電圧の印加および負荷の接続をしないでください。
● 運 転再開に必要なデータメモリや保持リレーの内容、 パラメータおよびデータは、 交換した
CPUユニット、 高機能I/Oユニットに転送してから運転を再開してください。
● 作 成したユーザプログラムは、 十分な動作確認を行った後、 本運転に移行してください。
● 配 線やスイッチの設定に間違いがないかを十分確認してから通電してください。
● 次 のことを行うときは、 PLC本体やスレーブの電源、 通信用の電源をOFFにしてください。
・本体 (増設ユニット) の組立て
・端子台およびコネクタの着脱
・部品 (リレー等) の交換
・ディップスイッチやロータリスイッチの設定
・ケーブルの接続、 配線
● 次 の動作を行うときは、 設備に影響がないことを確認してください。
・PLC動作モードの変更
・リレー接点のセット/リセット
・ユーザプログラム上の設定値や現在値の変更
・I/Oテスト機能の操作
・出力ユニットのユーザ校正機能の操作
● 接 地された金属に触れるなどして、 人体の静電気を放電させてからユニットに触れてください。
● 部 品 (リレー等) を交換する際は、 必ず仕様が正しいことを確認した上で行ってください。
●本製品を分解して修理や改造はしないでください。
● ロ ータリスイッチの設定、 配線後はカバーのねじを規定のトルクで締めてください。 締付が不十
分な場合、 保護構造が確保できない場合があります。 ( ビットスレーブ IP54防塵・防沫型のみ)
●次のような場所で使用する際は、 遮蔽対策を十分に行ってください。
・静電気などのノイズが発生する場所
・強い電界や磁界が生じる場所
・放射能を被曝する恐れのある場所
・電源線が近くを通る場所
● 清 掃時にシンナー類は使用しないでください。 市販のアルコール類をご使用ください。
使用上の注意
● 参 照マニュアルに示すとおり、 正しく設置、 配線してください。 正しく設置、 配線しないと、 故障
するおそれがあります。
●次のような環境には設置しないでください。
・日光が直接当たる場所
・周囲温度や相対湿度が仕様値の範囲を超える場所
・温度の変化が急激で結露するような場所
・腐食性ガス、 可燃性ガスのある場所
・ちり、 ほこり、 塩分、 鉄粉が多い場所
・ 水 、 油、 酸、 薬品などの飛沫がかかる場所 (ビットスレーブ IP54防塵・防沫型を除く)
・油、 酸、 薬品などの飛沫がかかる場所 (ビットスレーブ IP54防塵・防沫型のみ)
・本体に直接振動や衝撃が伝わる場所
● ケ ーブルなどで入力キーが不正に押されないことを確認してください。
ご使用に際してのご承諾事項
下記用途に使用される場合、 当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによりご確認いただ
くとともに、 定格・性能に対し余裕を持った使い方や、 万一故障があっても危険を最小にする安
全回路などの安全対策を講じてください。
a) 屋 外の用途、 潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途またはカタログ・取扱説明
書などに記載のない条件や環境での使用
b) 原 子力制御設備、 焼却設備、 鉄道・航空・車両設備、 医用機械、 娯楽機械、 安全装置、 および行政
機関や個別業界の規制に従う設備
c) 人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置
d) ガ ス、 水道、 電気の供給システムや24時間連続運転システムなど高い信頼性が必要な設備
e) そ の他、 上記a) 〜 d) に準ずる、 高度な安全性が必要とされる用途
* 上 記は適合用途の条件の一部です。 当社のベスト、 総合カタログ、 データシート等最新版のカタ
ログをよく読んでご使用ください。
EC指令への適合について
本製品は、 EC 指令に適合しています。 ただし、 お客様の機械・装置をEC 指令に適合させるに当
たり、 以下の注意が必要です。
1. 本製品は、 必ず制御盤内に設置してください。
2. 通信電源、 内部電源、 I/O 電源として使用するDC 電源は入力に10ms の瞬停が発生しても安定
して出力を供給できるもの、 かつ強化絶縁、 または二重絶縁されたものを使用してください。 オ
ムロン製 形S82J シリーズの電源を推奨します。 *
3. 本製品のEC 指令適合商品は、 EMI に関してエミッション規格 (EN61131-2、 EN61000-6-4)
に適合していますが、 特にRadiated emission ( 10m 法) に関しては、 ご使用になる制御盤の構
成、 接続される他の機器との関係、 配線等により変化することがあります。
したがって、 EC 指令適合品である本製品をご使用の場合でも、 お客様にて機械・装置全体で
EC 指令適合性を確認・対応していただく必要があります。
4. I/O 配線30m 未満、 電源配線10m 未満の構成で適合性を確認しています。
* 推奨電源にてEMC 規格の適合性を確認しています。
この商品は 「class A」 (工業環境商品)です。 住宅環境でご利用されると、 電波妨害の原因となる可
能性があります。 その場合には電波妨害に対する適切な対策が必要となります。
お断りなく仕様などを変更することがありますのでご了承ください。
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