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2006
KITE
U S E R
M A N U A L
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CROSSBOW • CONTRA • REVOLVER • CO
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Summary of Contents for Cabrinha Kites CROSSBOW 2006

  • Page 1 2006 KITE U S E R M A N U A L CROSSBOW • CONTRA • REVOLVER • CO CK06_japanese.indd 1 7/21/05 3:44:08 PM...
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  • Page 3 安全のために必要な以下の内容に同意できない場合、この商品の使用を禁じます。また以下の内容は不定期に変更さ れることがあります。最新の情報をアップデートするために、絶えずカブリナ・カイトサーフィンのホームページ\ www.cabrinhakites.com をご覧ください。 使用者が18歳以下の場合、両親または保護者に以下の警告やインストラクションに関する項目とユーザーマニュアル を読んでもらう必要があります。レッスンを受け、インストラクターかマニュアルを読んだ者の監督下でしかこの製 品を使用できません。 この製品にはその使用に伴い、予期せぬ危険が起こる可能性があります。この製品の使用いかんに関わらず、いかな る製品破損や人身事故に関して、使用方法の正否にかかわらず販売店には責任がありません。 カイトサーフィンは激しいスポーツです。パワーカイトやそれにつながるライン、コントロール・エキップメン トは、使用者自身や周りの人々に危険をおよぼす可能性があります。カイトサーフィンを行う際は真剣、慎重に 取り組み、経験が浅いライダーはプロのインストラクターや経験豊富なカイトボーダーのレクチャーを受けるこ とをお勧めします。カイトの使用方法が正しくない場合は、ライダー自身や周りの人々に深刻な怪我を負わす、 または最悪の場合には死に至らしめる可能性があります。電線や空港、道路の近くではカイトを使用しないで下 さい。又、カイトのフライラインが人や物に触れないようにご注意下さい。カイトは常に見通しのよい場所でご 使用下さい。風や天候に留意し、特に、オフショアやオンショア、強風には注意が必要です。陸上で完全にカイ トの操作が出来るようになるまで、水上でカイトを使用しないで下さい。ライダー自身と周囲の人の安全を守る ため、カイトの操作に慣れるよう陸上で十分に練習を行って下さい。カイトを使用する際の安全面の責任は全て ライダー自身にあるという事を絶えず頭に入れておいて下さい。このスポーツを練習する際には自己の限界に留 意し、無理をしないようご注意下さい。水上でカイトを使用する際には、安全上必ず保護防具や浮力体を身につ け、カイトとライダー自身をほどけないほどしっかりと繋がないようにして下さい。カイトを飛ぶための道具や 浮力体として使用しないで下さい。 カイトサーフィンの練習におすすめする点 カイトサーフィンは色々な種目でレベルに応じて楽しめる多様なスポーツです。しかし、他のスポーツと同様に 先天的な回避しがたいリスクも伴います。カブリナカイトを使用する前に、下記の安全上のキーポイントを覚え ておきましょう。 • カイトサーフィンは危険を伴うスポーツで、カイトサーフィンの使用者は人体のあらゆる箇所に深刻な怪我をする怖 れがあることを理解してください。 • カイトボーディングをする際に怪我をする危険性は非常に高く、カイトサーフィンを始めようとする使用者はそれを 理解しなければなりません。 • 未成年は必ず監督者のもとでこの製品を使用してください。 • 初心者はまずレッスンを受けることを強くおすすめします。 • 使用する前には常にすべてのラインやキャノピー、ブラダー、ネジ、その他全般に擦れや引き裂けの兆しがないかど うかチェックしてください。 • 擦れや引き裂けの兆しが見られた場合、使用する前にただちにリペアやパーツ交換を行ってください。擦れや引き裂 けに関する質問がある場合は、地元カブリナ・カイトサーフィン販売店にお問い合わせいただくか、ホームページ...
  • Page 4 • 正規販売店で購入した正規製造パーツを使用してください。 • 海の状況やカレント、天気予報などコンディションに関して勉強し、そういった情報を出艇する前に必ず確認してく ださい。オフショアやオンショアでセイリングする際には注意が必要です。 • 初めてのポイントに行った場合、出艇する前にまずはそのポイントに慣れることを心掛けてください。危険なものが ないかどうか、地元のライダーに訊ねましょう。 • 遊泳者や小さな子供など、他のビーチ使用者に注意してください。ボードとカイトやラインを常にコントロールでき る状態に保ち、ビーチや海上で風に吹かれて飛ばされないようにしてください。 • 常に充分な浮力体をつけてください。ウエットスーツやUV効果のあるトップスなど、適正なスーツを身に付けて出 艇してください。ヘルメットの着用を強くおすすめします。 • 絶えず出艇あるいはビーチに戻ってくるタイミングを他の人に知らせてから出艇しましょう。セイリングパートナー をみつけ一緒にビーチにいきましょう。 • コンディションの変化(風が落ちる、風や波が上がるなど)\に注意し、変化の兆しが見えたときには、常にビーチ に戻ってください。 • ビギナーのうちは自己の限界を超えるコンディションでカイトサーフィンしないでください。 • この製品を改造や変更しないでください。 • この製品は海上でカイトサーフィンすることだけを目的としてデザイン、製造されています。 • この説明注意事項をこれからも参考にできるよう保管しておいてください。 CK06_japanese.indd 4 7/21/05 3:44:10 PM...
  • Page 5 CK06_japanese.indd 1 7/21/05 3:44:10 PM...
  • Page 6 イントロダクション 新しいカブリナ・カイトのご購入ありがとうございます。そしてカイトボーディングの世界へようこそ。ご存知のと おりカイトボーディングの楽しさは世界中のあらゆる年令の人々を魅了しています。もっともダイナミックに急成長 している新種のスポーツのひとつということがいえるでしょう。 それと同時にしっかりとその特徴を理解し、節度をもって行われなければならないスポーツでもあります。そのため にカブリナではこのユーザーズ・マニュアルを配付しています。これは新しいカイトを購入されたライダーの方がカ イトに対する知識を広め、安全に使用するために必要なものです。さらにセッティングやメンテナンスなど、新しい カイトを水上で楽しく長い間使っていただくためのインフォメーションも多く記載してあります。 実際にカイトをご使用になる前にこのユーザーズ・マニュアルのすべてのページを熟読してください。このマニュア ルはカイトボーディングのインストラクションを目的につくられたというより、補足的な説明をしているものです が、ライダー自身および回りの人の安全のためにも必要なことです。 CK06_japanese.indd 2 7/21/05 3:44:12 PM...
  • Page 7 重要な情報 安全に関する重要な情報 カイトボーディングはいろいろな種目で、レベルに応じて楽しめる多様なスポーツです。しかし他のスポーツと同じ ようにリスクを伴っています。これからカブリナ・カイトを使用する際に覚えておかなければならない、安全上のキ ーポイントを紹介していきます。 • カイトやタップアウト付フロントライン、オーバーライド、ハーネスループ・クイックシステムといった安全シス テムに慣れ親しんでください。 • 決められた操作方法に基づいて操作できるよう、オーバーライド・コントロールシステムがオーバーライド対応の カイトにオーバーライド対応コントロールバーシステムとともに装備されていることを確認してください。 • フロントライン対応のカイトはフロントライン対応のコントロールシステムとともに使用するよう、フロント ライン・システムを取り付け又は使用する際は必ずマニュアルの指示に従って行って下さい。 • 常に安全システムを取り付けてカイトを用いてください。 • カイトおよびコントロールバー、ラインとライダーを離れないほど強く結ばないでください。 • カイトを飛行目的で使用しないでください。 • 全てのあらゆるラインにテンションのかかった状態で、決してラインに触れないでください。ラインにテンション のかかった状態のカイトに触れないでください。 • 空気の入った状態で使用していないカイトは、必ず砂や何か重い尖っていない物を置いて安全を確保してくださ い。充分と思われる以上に重たい物を置くことをお勧めします。(カイトの取扱い、情報の項参照)ライダーがい なくても空気の入ったカイトは飛ぶ恐れがあるので、充分に自己や周りのものに注意を払ってください。突然カイ トが飛行してしまった場合、周りの人に深刻な怪我を与え、死に至らしめる可能性があります。 • 空気の入ったカイトに対する充分な訓練をしていない人に、ギアを貸さないでください。使用者は必ずこのユーザ ーマニュアルを熟読し、すべての項目に同意する必要があります。 • フライイングラインや安全システム、カイト、ボードなどのギアは、きちんとセッティングされているか、きちん と作動するかなど、海上に出る前に必ずチェックしてください。 安全のためのギア 以下のプロテクション用ギアの使用を強くおすすめします • ヘルメット • ライフジャケット、インパクトベストなどの浮力体 •...
  • Page 8 重要な情報 風と海面、天候について • 風のパワーを過小評価しないでください。 • 不意の天候の変化に気を付けてください。 • オフショアやオンショアのコンディションでカイトボーディングしないでください。 • 強風やガスティな風でカイトボーディングしないでください。 • 特にビギナーのうちは波のあるコンディションでは注意が必要です。 • 潮の満干やカレントを調べましょう。 • 己のレベルを認知しましょう。自己の限界を超えるコンディションでカイトボーディングしないでください。 • 外気温や水温について前情報を得て、自然要素から身を守りましょう。 • 嵐のなかでこの製品を使用しないでください。 • 必要に応じて風速計を用いましょう。 • オーバーサイズになるカイトを使用するのはやめましょう。風の早分かり表を使い、最適なサイズのカイトを選び ましょう。常識の範囲内で無理をせず、サイズの決定に不安が残るときには小さいサイズを選びましょう。 • すべてのカブリナ製品は75kgまでの体重のライダーを対象にデザイン制作しています。 風早見表 170 lbs. (75 kg)のライダーを基準に考えられています。実際にはライダー個々の体重や能力レベル、海面の状況、 ボードサイズ、ライディングスタイルなど、あらゆる点が異なりますので、この風早見表は参考資料になるもので す。ライダーの経験や一般的常識に基づき、他のライダーが使用しているカイトのサイズを参考にしながら適切なカ イトサイズを選んでください。 � ��� � ��� �� ��� ��...
  • Page 9 重要な情報 ライダーのレベルの認知 / カイトボーディングに適した場所 ライダーのレベルの認知 カイトボーデイングに適した場所 • きちんとしたインストラクションなしでカイトボーデ • 地域の法律や決まり、規則に従い、使用可能な場所 ィングしないでください。 でこの製品を使いましょう。 • 一人でのライディングは禁止です。 • 天候やローカルルールについて、地元のライダーの • ランチングやランディング、ライディングはパートナ 話を聞きましょう。 ーと行うか、ビーチで絶えず観察してくれる人が必 • カイトをランチングさせる前に必ず周囲をチェック 要です。 してください。 • この商品を使用する前に良好な健康状態である必要が • この商品を使用する際にはランチングやランディン あります。 グに広いスペースを必要とすることを理解してく • 実際のカイトを飛ばす前に、サイズの小さい『トレー ださい。 ニング・カイト』でカイトを飛ばす練習を行ってく • カイトを使用する際、ライダーの左右、風下に少な ださい。 くとも100mのスペースが必要です。特に風下には • 『トレーニング・カイト』で充分に練習を重ねること 充分にスペースをとってください。...
  • Page 10 重要な情報 カイトのケア エクストリーム性の高い性質を持つカイトボーディングでは、カイトの運搬やセッティングの際にも安全ギアと同様にす べてのギアをしっかりと扱わなければなりません。 セッションの準備 • 安全のための道具(ヘルメットなど)が壊れていないか、確認しましょう。 • カイトやコントロールシステムをこまめにチェックし、空気もれや引き裂け、キャノピーやバテンの擦れ、レコンシステ ムの異常をいち早く発見するようにしましょう。フライイングラインにも擦れやほどけない結び目がないことを確認し ます。これがフライイングラインの寿命に影響を与えます。 • アスファルトやセメント、砂利など、摩擦の大きい所でセッティングするのは止めてください。道具を痛める恐れが多 分にあります。砂や芝生の上でセッティングするのが理想です。摩擦の大きい所でセッティングした際に生じたダメー ジは保証範囲外となります。 • キャノピーを破いたり、バテンやリーディングエッジの空気もれを起こすような、尖ったもののある所でセッティング しないでください。 • フライイングラインを尖った物のあるところで広げないでください。 • セッティング中は砂や砂袋でカイトを安全に保管してください。カイトを傷つけるような尖ったものや岩、摩擦を起こす ようなものからカイトを遠ざけてください。 セッションの途中で • 長時間、空気を挿入したカイトを人の手から離れた状態でビーチに放置しないでください。風がシフトしたり風向きが変 わることによって、カイトの安全性が保たれなくなり飛んでいってしまう恐れがあります。 • 空気を挿入した状態のカイトを(重りを乗せていても)長時間ビーチで風に吹かれた状態にしないでください。これによ ってトレーリングエッジが絶えず風に吹かれた状態となり、カイトを痛めたりブライダルやコントロールラインを絡め る原因となります。もし長時間ビーチにカイトを置かなければならないときは、バテンやトレイリングエッジなど、カ イトの広範囲に砂を乗せバタつきをなくした状態にしてください。 • 長時間、太陽光線のもとにカイトを広げておかないでください。セッションの合間にはカイトを安全に保管できる日陰を 探してください。使用していないときは片付けましょう。 正しい収納方法 • 真水でカイトを洗い、よく乾かした後、丸めて収納することをお勧めします。 • 濡れているときにカイトを丸めないでください。 •...
  • Page 11 ビーチでのエチケット ビーチや海面を他のユーザーと共有するために考えられる基本的なエチケットです。 安全 • このマニュアルの安全について記載されている項目を熟読しましょう。 • 使用ビーチに掲げられている安全やルールに関する看板や掲示物をよく読み、それに従いましょう。 • 新しいポイントでランチングする前に地元のカイトボーディング協会やショップに行きましょう。看板や掲示 物にない地元のルールや規則がある可能性があります。 • 一般的な安全認識に従いましょう。 • バーやカイトなど、他の人の道具に許可なく触ったり、チューニングをしたりしないようにしましょう。 • 常にカイトは砂や砂袋を使って安全を保ってください。ライダーが操作していないカイトは危険です。 • 空気を入れた状態のカイトをライダーから離れた所に置かないでください。風向きが変わりカイトが不用意に 飛んでしまう危険を避けるためです。 セッティング • 使う道具だけをセッティングしましょう。使用していないカイトは空気を抜いて、ただちに片付けましょう。 • 充分なスペースがあるところでセッティングしましょう。 • 他のビーチユーザーのことを充分に配慮し、セッティングしましょう。 • 使用時以外はライン類を巻いておきましょう。 • ランチングやランディング、ライディング時には絶えず他のビーチユーザー、海面にいる人のことを配慮しま しょう。 • 他のビーチユーザーに譲る心を持ちましょう。 • 常に必要に応じて他のカイトボーダーの助けをかりられるようにしておきましょう。 他のカイトボーダーと 互いに助け合いましょう。 CK06_japanese.indd 7 7/21/05 3:44:14 PM...
  • Page 12 クロスボウ・カイトの概要 17 / 18 *image n ot t o sc al e *image n ot to scale *image n ot to sc ale *image n ot to sc ale *image n ot to scale *image n ot to scale CK06_japanese.indd 8 7/21/05 3:45:32 PM...
  • Page 13 クロスボウ・カイトの概要 オーバーライド搭載のクロスボウCS 1. 4ラインカイトのボディ 2. ブライダル 3. ステアリング(リア)ライン接続ポイント 4. デパワー(フロント)ライン接続ポイント 5. プーリー 6. マルチセグメントのダクロン製リーディングエッジ 7. トゥルーマッチ3Dバテン 8. エアロック・ハイボリュームバルブ 9. スタンダード・インフレーションバルブ 10. フロント・フライイングライン 11. リア・フライイングライン 12. フロント・リーダーライン 13. グラブボール 14. センターライン調節ストラップ 15. パワー/デパワー・エクステンション 16. ラインストップ 17. オーバーライド・ボール 18. オーバーライド・スリーブ 19. デパワー・メインライン 20.
  • Page 14 クラシックカイトの概要 *image n ot t o s cal e CK06_japanese.indd 10 7/21/05 3:46:19 PM...
  • Page 15 クラシックカイトの概要 コントラ / レボルバー / CO2 パワードライブ・コントロールシステム付 フロントライン搭載(CONTRA/Revolver/CO2)カイトの概要 1. 4ラインカイト 2. リア・ピッグテイル 3. フロント・ピッグテイル 4. フロントライン・ブライダル 5. トゥルーマッチ3Dバテン 6. マルチセグメントのダクロン製リーディングエッジ 7. エアロック・ハイボリュームバルブ 8. スタンダード・インフレーションバルブ 9. ステアリングライン(リア・コントロールライン) 10. オーバーライド・フロントライン・メインライン 11. デパワーライン接続”V” 12. フロントライン・リング・ガイド 13. フロントライン 14. フロントラインリミッターボール 15. バンジー部分 16. リカバリーライン 17.
  • Page 16 コントロールシステムの一般的な概要 (クロスボウCS、パワードライブ・カーボンCS、パワードライブ・アレイCS) コントロールシステムの一般的な概要 (クロスボウCS、パワードライブ・カーボンCS、パワードライブ・アレイCS) クイックリリース・システム(QRS) QRSを作動させたい状況に陥ったときにただちに操作できるよう、QRSの操作に慣れ親しんでおく必要があります。 QRS 操作方法 リリースボディを握りカバーされたピンが外れるまで引きます。テンションがかかっている状態の場合、ピンがハー ネスループからはずれます。(Fig.1) QRSセッティング/セッティングのほどき方 • QRピンをステンレス製の台形に通します。(Fig.2) • ピンを元の場所に戻します。(Fig.3) • QRボディをデパワーラインまで持ち上げま す。(Fig.4) • QRボディをQRピンに被せます。(Fig.5) • これでQRシステムは作動する状態になります。 CK06_japanese.indd 12 7/21/05 3:46:31 PM...
  • Page 17 コントロールシステムの一般的な概要 安全ピン 安全ピン ハーネスループはライダーが安全ピンを装備したデパワーシステ ムにのみ接続した場合に使用できます。この安全リーシュは、ラ イダーがハーネスループにハーネスフックをかけているときにだ け作動します。そのためハーネスフックとハーネスループがしっ かりと接続されていることが重要となります。正常に接続されて いる場合のみ、ただちにカイトをデパワーさせること、バーを自 由に回すこと、簡単にカイトをリランチさせることができると同 時に、カイトとライダーが安全に接続された状態となるシステム です。 • lただちにデパワーする機能を作動させるためには、クイックリ リース (QR) ・ハーネスループにハーネスフックをかけていな ければなりません。 • ループ下のハーネルフックに安全ピンを挿入します。 • ランチングするかあるいはハーネスループに安全ピンが挿入さ れる前に、クイックリリースとコントロールシステムが正常に セッティングされていることを確認してください。 • 安全ピンはランチングの準備ができたときに挿入するか/バイ パスリーシュを接続して使用することをお勧めします。 注意:安全ピンが挿入されているとき、ライダーはカイトと半接 続状態にあります。安全のため安全ピンを挿入する前に、クイッ クリリース・ハンドルがどこにあるのか、どのようにすれば作動 するのか確認してください。 安全ピン 挿入 • QRとコントロールシステムがきちんとセットされていることをダブ ルチェックしてください。 • ハーネスフックをハーネルループにかけます。 • ハーネスループにハーネスフックをかければ後は安全ピンを挿入す るだけで、ラウンチ準備が完了です。 -(オーバーライド・システムのみ)オーバーライド・ボールを外...
  • Page 18 コントロールシステムの一般的な概要 バイパスリーシュ(オプション) バイパスリーシュ(オプション) 2006年モデルのすべてのカブリナ カイトにはオプションでバイパス ・リーシュを取付けることができ ます。これはハーネスループにハ ーネスフックをかけることができ ない、スクールで練習中や初めて カイトボーディングに取り組む人 にお勧めの製品です。 バイパス・リーシュを使わずにライディングしようと考えたら、カイトとライダーをつなぐ安全ピンの操作方法 について学ぶ必要があります。 コツ • 海上に出る前にきちんとバイパス・リーシュがつながっているかどうか確認してください。 • カブリナ・カイトをオプションのバイパス・リーシュとともに使用するときは、ハーネスループからハーネス フックを外しただけで、カイトのシャットダウンが作動します。 • バイパス・リーシュを使用しながらハーネスループにハーネスフックをかける場合、最初はハーネスフックを かけないか、ハーネスループのクイックリリースを作動する状態にしてカイトのシャットダウンを行いバイ パス・リーシュを使用するかどちらかです。 注意:バイパス・リーシュをオーバーライド・コントロールシステムと併用してライディングするとき、QRSを リリースするとカイトとライダーが離れることになります。CASの上に離れないようなリーシュをつけたオーバ ーライドCSは、ライダーが左フロントラインに接続されたままになります。 センターライン調節ストラップ(CAS) すべてのカブリナのコントロールシステムにはCASが付属しています。操作方法は“引く”ことです。 この動作によってフロント(デパワ=)ラインの長さを変えることができます。 • (クロスボウCS)デパワーするためには黒いボールを引く • (クロスボウCS)パワーを増や すためには赤いボールを引く • (パワードライブCS)デパワー するためには低い位置にあるハン ドルを引く • (パワードライブCS)パワーを 増やすためにはCASにあるプラスチ...
  • Page 19 コントロールシステム - クロスボウ オーバーライド搭載クロスボウCS 概要 オーバーライド搭載のクロスボウ・コントロールシステムの最大の利点は、コントロールバーをオーバーライド・モ ードにすることによってただちに、完全にデパワーできることです。コントロールバーをオーバーライドボールを通 してリリースすることによって、カイトはただちにデパワーし上空から落ちます。クロスボウではカイトを安全のた めに機能させるうえで余分な操作は必要ありません。マニュアルに沿って何か動作をする必要がないのです。カイト ボーディングの歴史において唯一、ライダーが完璧にカイトをコントロールしきるシステムなのです。 リランチ クロスボウには独自のブライダルが搭載され、海上でライダーがリアラインを左右に引くだけでリランチするようデ ザインされています。レコンと同じように、ウイングチップが水面から上がるので、ライダーは安全なサイド・ラン チングの位置にカイトを移動することができます。余分な5本目のラインを加えたりウイングチップに付属品を加え ることなく、この機能が実現したのです。 オーバーライド ハーネスフックをかける 安全システムはライダーがハーネスループにハーネスフックをかけていてもいなくても作動します(リッシュが接続 されていれば)。ハーネスフックをかけた状態をライダーが望む場合は、安全ピン付カブリナ・ハーネルループを 使 用してください。 オーバーライド ハーネスフックをかけない 安全システムはライダーがハーネスループにハーネスフックをかけていてもいなくても作動します(リッシュが接続 されていれば)。ハーネスフックをかけない状態をライダーが望む場合は、カブリナ・バイパスリーシュをハーネル ループに接続してください。 • ハーネスにバイパスリーシュを接続する • ハーネスループにクリップを接続する 注意:バイパス・リーシュをオーバーライド・コントロールシステムと併用してライディングするとき、QRSをリリ ースするとカイトとライダーが離れることになります。CASの上に離れないようなリーシュをつけたオーバーライド CSは、ライダーが左フロントラインに接続されたままになります。 CK06_japanese.indd 15 7/21/05 3:47:03 PM...
  • Page 20 コントロールシステム - クロスボウ オーバーライド搭載クロスボウCS オーバーライドの操作方法 オーバーライド・システムはライディング中でもライダーの希望に応じ、バーをオーバーライドボール/スリーブの 先に移動することによって、ただちにカイトのパワーをなくすことができる装置です。ランチング時にはオーバーラ イド・ボールをエンゲージにしない状態にしておくことをお勧めします。 注意:オーバーライド・ボールは充分にカイトをデパワーすることなくローテーションした後にバーのスピンを解除 することができる、便利なアイテムです。大量の負荷がかかった場合、バーはオーバーライド・ポイントの先に移動 します。 操作方法: ただちにデパワーする必要がある場合、バーをオーバーライド・ボールの先まで移動させてください。カイトはただ ちにデパワーすると同時に上空から落下します。 安定したライディングを始めるときは、ただコントロールバーを握り、ハーネスに体重をかけます。 注意:バーをハーネスで引くと、カイトはただちにパワーアップし飛行を続けます。フルパワーになる前にパワーウ インドゥの位置にカイトを移動しないよう注意ください。 カイトが水上にある場合、下記の“オーバーライド・シス テムによるリランチ”の項にある技術面を活用してください。 オーバーライド・ボールをリセットするには デパワー・メインラインを手に取りオーバーライド・ボ • ールを握ります。 オーバーライドをオーバーライド・スリーブまで引き下 • げます • ボールを元の位置に戻します。 注意:デパワーラインを引く時にはハーネスループからハ ーネスフックが外れていることを確認してください。安全 ピンや外付けのリーシュが取り付けられていることを確認 してください。 ローテーションの後のバーのねじれを直すには: • バーがオーバーライド・ボールから外れた状態 注意:オーバーライド・ボールは充分にカイトをデパワーす にしてください。 ることなくローテーションした後にバーのスピンを解除する • バーのねじれを解除します ことができる、便利なアイテムです。大量の負荷がかかった...
  • Page 21 コントロールシステム - クロスボウ オーバーライド搭載クロスボウCS オーバーライド・ボール/スリーブを移動させる方法 オーバーライドの長さは個々のライダーの好みによって調節できます。 • オーバーライド・スリーブにあるネジを緩めます。 • 希望の位置までスリーブをスライドさせます。 • ネジを絞めます。ネジは強く絞め過ぎないでください。 注意:オーバーライド・システムはデパワーのために35cmにセットして販売されています。これはバーをスピ ンさせることとデパワーする性能の両方を兼ね備えた位置です。デパワーの長さを35cm未満にする場合は自己 の責任において行ってください。 オーバーライド・コントロールシステムを使ったリランチ デパワーする性能が高いカイトは同時にすばやくリランチできる性能も備えています。カイトのリーディングエ ッジが水面に落ちてしまった場合、以下のステップを行うことによってサイド・リランチの位置にカイトが自動 的に移動します。 • リア(後ろ)リーダーラインはリランチ用ラインの役割もします。 • リアリーダーラインを持ち、ライダーの身体方向にラインを引きます。ウイングチップを水面から浮かせるた めには数メートルラインを引く必要があります。注意:手にリーダーラインを巻き付けたり、身体にライン が絡まないようにしてください。 • 身体の前にあるボードに足を乗せておくと、ライダーが前に進む動きが緩和されます。 • 一方のウイングチップが浮くようにカイトが動きます。 • カイトが横向きになると、カイトはエッジオブウインドゥに移動し始めます。カイトがリランチ状態になるま で一度握った方のリーダーラインを握り続けます。この動作はカイトの移動をサポートすることになります。 • カイトのリランチの準備が完了したらリーダーラインを離し、ゆっくりと操作してカイトを上空へ上げてバー を水平に持ちます。 • ライディングできるようになったら、オーバーライド・ボールを再びセットしてください。 クロスボウを使ったセルフレスキュー クロスボウ・デパワーはライダーに最大のデパワー性能と安全を供給するシステムです。しかし万が一に備えて カイトを畳むセルフレスキューの知識を持ちましょう。 スライディングリーダーにある“グラブボール”をこういったケースのために装備しています。ライダーの希望...
  • Page 22 コントロールシステム - パワードライブ タップアウト搭載フロントライン安全とリランチのシステム 概要 タップアウト搭載のフロントライン・安全とリランチのシステムは、最新のアークから従来のアークのカイトま で、あらゆるアークのカイトをもっとも簡単に安全にデパワーさせるシステムです。このノーズ・デパワーのシ ステムはすべてのコントラ、レボルバー、CO2に標準装備されています。 タップアウト タップアウトはランチングや地上で使用するようデザインされた安全システムで、地上でカイトを飛ばす時の危 険を軽減するものです。タップアウトを使えばライダーの希望に応じ、カイト方向にコントロールバーを押すこ とによって、カイトを完全にデパワーすることができます。フロントラインに過重が伝わるとただちにカイトが デパワーするように作動します。ライダーはこのシステムに内蔵されているリーシュによってデパワーされたカ イトと繋がった状態を保ちます。 アンフック・モード フロントラインの機能はカイトをデパワーさせるためにハーネスフックを外しているときに作動します。フロン トライン・リングにつながるハンドル・パス・リーシュによってつながっていますが、ハーネスをかけていない ときにライダーがバーから手を離すことによってカイトはデパワーします。カイトのこのモードを終了したい ときでも、接続し直す箇所はありません。ただバーを握りラインのねじれを取り除けば再びランチングするこ とができます。 手動による操作 手動リリースハンドルを持ち上げると、ライディング中やいかなるときでも、フロントライン・システムが手動 でカイトをデパワーします。 リランチのサポート フロントライン・リランチ・サポートは落下したカイトを数秒で簡単にリランチできます。カイトがリーディン グエッジを下にして水上や雪上に落ちた場合、カイトの向きを変えるためにフロントラインを引きます。その 後、一方のリア(後ろ)リーダーラインを引くことによって、簡単にカイトをサイド・リランチの位置に移動す ることができます。 フロントライン ハーネスフックを使用する場合 フロントライン安全システムは、ライダーがハーネスをかけているいないに関わらず作動します(リーシュを 接続の場合)。ライダーがハーネスを使うモードを選択する場合は、安全ピン付カブリナ・ハーネスループを 使用しなければなりません。手動QRが働いたときでも、ハーネスループとフロントラインがつながった状態を 保ちます。 タップアウト・リーシュ フロントラインには従来のリリース作動手順からワンステップ手順を省いた、重要な安全に対する特徴があり ます。新しいタップアウトでは、ただちにデパワーする機能をコントロールバーを押すだけで作動することが できます このシステムによってライダーはライディング中にタップアウト・リーシュの使用によりカイトのパワーをただ ちになくすことができます。そのときライダーはデパワーしたカイトとライダーに取り付けられたリーシュによ ってつながれています。 タップアウト付フロントラインはランチングやランディング、ライディング中のいかなる状態のときでも自動的...
  • Page 23 コントロールシステム フロントラインの操作方法・タップアウト タップアウト ラウンチ・モードで使用の場合 1.ラウンチ・モードでただちにデパワーする機能を作動させるためには、QRが作動するまで、身体からバーを 離すことです。 2. これによってハーネスループ上のタップアウトのクイックリリースがはずれます。 3.タップアウト・クイックリリースが作動したら、コントロールシステムはフロントライン・リカバリーライン をスライドしながら上ります。 4. これによってライダーはノーズラインのみで接続されます。 5. カイトは充分にデパワーし水面に向かって空から落下します。 CK06_japanese.indd 19 7/21/05 3:48:10 PM...
  • Page 24 コントロールシステム フロントラインの操作方法 - タップアウト タップアウト ライド・モードで使用の場合 1.ライディング中にただちにデパワー する機能を作動させるためにはセン ターライン・ハーネスループの上に あるハーネループ・クイックリリー スを押します。 2. これによってハーネスループがデパ ワーラインから外れます。 3.タップアウト・クイックリリースが 作動したら、コントロールシステム はフロントライン・リカバリーライ ンをスライドしながら上ります。 4. これによってライダーはノーズライ ンのみで接続されます。 5. カイトは充分にデパワーし水面に向 かって空から落下します。 水上でフロントラインを作動した場 合、セルフレスキューの手順に従い岸 に泳いでください。フロントラインを 再セットして(“フロントラインのリ セット”の項を参照)希望によってセ ッションを終了します。ただしこれは中級から上級レベルのライダーに可能な手順です。ランディングの際にフ ロントラインシステムを作動する場合は、パートナーに手伝ってカイトを岸でしっかりと確保してもらい、フロ ントラインをリセットし、ラインをコントロールバーに巻いてください。 注意:フロントライン・システムはカイトをランディングする際や緊急事態にのみ使用するようデザインされて います。 注意:カイトはフロントラインを手動でリセットするまでは飛行できません。(“フロントラインのリセッ ト”の項を参照) CK06_japanese.indd 20 7/21/05 3:48:24 PM...
  • Page 25 コントロールシステム フロントラインの操作方法・フロントラインのリセット方法 フロントラインのリセット方法 セッション終了時にコントロールバーにラインを巻く前にフロントライン・システムをリセットする必要があり ます。フロントラインは水上でもリセットできますが、これは中級から上級レベルのライダーにのみ可能な作業 です。 フロントラインをリセットするための説明(地上にて) 1. ハーネスループがQR本体に戻った状態になるまでコントロールバーに通したリカバリーラインを引きます。 注意:リーダーラインやフライイングラインなどを手に巻かないでください。 2. リリースピンをハーネスループにあるリリース台形に挿入します。 3. リリース台形を通してリリースピンを持ちます。 4. リリースピンがQR本体の底にしっかりとはまるよう、QR本体を持ち上げます。 5. QR本体を離しスライドしながらリリースピンに被せます。 6. QR本体がリリースピンに被さっていることを確認してください。注意:QR本体がしっかりと元の位置に戻っ ていない場合にはリランチしたときにハーネスループが外れてしまうので、この過程は重要です。 7. フロントライ7. ン・リリースシステムはこれでリセット完了です。 8.これで海上でカイトを使用することも、コントロールバーにラインを巻き付けこともできるようになります。 フロントラインをリセットするための説明(水上にて): 1.QRハーネスループにハーネスフックをかけたまま、泳ぐなどしてリカバリー・リーダーラインを引きながら コントロールシステムに向かいます。注意:フライイングラインが身体に巻き付かないよう注意してくださ い。 2. QR本体を握ります。注意:リーダーラインやフライイングラインを手に巻かないようにしてください。 3. ハーネスループの上にある台形にリリースピンを挿入します。 4. リリース台形を通してリリースピンを持ちます。 5. リリースピンがQR本体の底にしっかりとはまるよう、QR本体を持ち上げます。 6. QR本体がリリースピンに被さっていることを確認してください。注意:QR本体がしっかりと元の位置に戻っ ていない場合にはリランチしたときにハーネスループが外れてしまうので、この過程は重要です。 7.すべてのラインを正しい位置に戻るまで、バーに通した状態でリカバリーリーダーをスライドします。注意:...
  • Page 26 コントロールシステム フロントラインの操作方法・フロントライン・システムを用いたランチング方法 フロントライン・システムを用いたランチング方法 デパワーする性能が高いカイトは同時にすばやくリ ランチできる性能も備えています。カイトのリーデ ィングエッジが水面に落ちてしまった場合、以下の ステップを行うことによってサイド・リランチの位 置にカイトが自動的に移動します。 1.フロントライン・リカバリーラインはリランチ用 ラインの役割もします。 2.リカバリーリーダーラインを持ち、ライダーの身 体方向に引きます。ウイングチップを水面から浮 かせるためには数メートルラインを引く必要があ ります。注意:手にリーダーラインを巻き付けた り、身体にラインが絡まないようにしてくださ い。 3.カイトが一方のウイングチップが浮くように動き ます。 4.カイトが横向きになると、カイトはエッジオブウ インドゥに移動し始めます。カイトがリランチ状 態になるまで一度握った方のリーダーラインを握 り続けます。この動作はカイトが移動するのをサ ポートすることになります。 5.カイトのリランチの準備が完了したらリーダーラ インを離し、ゆっくりと操作してカイトを上空へ 上げてバーを水平に持ちます。 6.ライディングし始め、フライイングラインにテン ションがかかったら、リカバリー・リーダーをリ セットしてください。 CK06_japanese.indd 22 7/21/05 3:48:59 PM...
  • Page 27 S E T U P > CK06_japanese.indd 23 7/21/05 3:48:59 PM...
  • Page 28 セッティング オーバーライド搭載クロスボウCS オーバーライド付クロスボウのコントロールシステム クロスボウ・コントロールシステムはクロスボウ・カイトのた めだけにデザインされたコントロールシステムです。 含まれるもの • エンドフィッティングとパワーロック・ループ付コントロールバー • QRS付デパワーライン • オーバーライド・ボール • オーバーライド・スリーブ • デパワー・プーリー内蔵のバーフロート • 安全ピン付27cmのハーネスループ(23cm、30cm、33cmオプションあり) • リーダーライン2本(イエロー=左、ブラック=右) • パワー調節エクステンション付センターライン調節システム • 緊急用シャットダウン・ボール コツ • ライダーがハーネスフックを外しているときにカイトがパワーを保っているうえ、パワーを持ち過ぎないよ う、カイトはチューニングされています。 • センターライン調節ストラップを使うことによってカイトのパワーはライダーが調節できます。 • 4ラインカイトのチューニングに関する詳しい説明は4ラインカイトのチューニングの項を参照ください。 CK06_japanese.indd 24 7/21/05 3:49:11 PM...
  • Page 29 セッティング フロントライン付パワードライブCS フロントライン付パワードライブのコントロールシステム パワードライブ・コントロールシステムは4ラインカイトのためのコントロールシステムです。 含まれるもの • エンドフィッティングとパワーロック・ループ付コントロールバー • QRS付デパワーライン • 安全ピン付27cmのハーネスループ(23cm、30cm、33cmオプションあり) • リーダーライン2本(イエロー=左、ブラック=右) • センターライン調節システム • バーフロート コツ • ライダーがハーネスフックを外しているときにカイトがパワーを保っているうえ、パワーを持ち過ぎないよ う、カイトはチューニングされています。 • センターライン調節ストラップを使うことによってカイトのパワーは自分で調節できます。 • 4ラインカイトのチューニングに関する詳しい説明は4ラインカイトのチューニングの項を参照ください。 CK06_japanese.indd 25 7/21/05 3:49:16 PM...
  • Page 30 セッティング1 ラインの長さのチェック 1.1 ラインの長さのチェック 2006年のコントロールバーにはフライイングラインがセットされています が、それでも海上に出る前にラインの長さをチェックすることをお勧めしま す。下記の手順で行ってください: 注意:フロントラインとオーバーライド・コントロールシステムは、以下の同 じ手順で調節できます。 • シート(ロープやコード)の切れ端などを木やフェンスの杭などに巻き付け ます。 • シートの端が余るように、シートを木や杭に結び固定します。 • 杭の所からフライイングラインを伸ばし、バーから杭を見て、黄色のコント ロールラインが左に、黒のコントロールラインが右になるよう、コントロー ルバーを上向きに地面に置きます。バーと杭の間に障害物がないことを確認 してください。フロントラインは4本のコントロールラインの真ん中に置く ようにします。 • フライイングラインにねじれや交差がないことを確認してください。 • フライイングラインの端(杭側)を見ると、リア(後ろ)ステアリングライ ンとフロント(前)デパワーラインにアイレットがあることが分かります。 フロントデパワーラインの端には結び目もあり、これはカイトと正常に接続 するために必要なものです。 • 杭に結びつけたシートをすべてのラインのアイレットに通します。この時、 黄色のラインは左側、黒のラインは右側の位置を保つようご注意ください。 • すべてのラインが輪の内側にある状態で、シートをもやい結びにします。 • コントロールバーの所に戻ります。 • カイトをフルパワー仕様でセッティングするために、センターライン調節ス トラップが完全に伸ばされていることを確認してください。 • 杭とまっすぐになるように立ち、後ろに体重をかけながら強くコントロール バーを引きます。 •...
  • Page 31 セッティング1 ラインの長さの調節 1.2 ラインの長さの調節 調節はリーダーライン上にあるノットを移動させることによって行います。すべてのフライイングラインの長さ を均等にする事が目標です。フロントライン・コントロールシステムを使用する場合には、フロントラインも同 じ長さになるように調節します。 ステアリングラインの1本が長過ぎる場合はノット(ライン上の長い側のバーエンド内側にあります)を緩 • め、コントロールバー方向に移動させます。 • ステアリングラインの1本が短すぎる場合はノット(ライン上の短い側のバーエンド内側にあります)を緩 め、カイト方向に移動させます。 • ノットを縛り直し、再びラインの長さをチェックします(図1)。コントロールバーが均等になるまで、調節 を続けます。 • フライイングラインに結び目をつくらないでください。フライイングラインに結び目をつくると、ラインの寿 命が短くなります。ノットはリーダーラインに作るようにして下さい。 • センター(デパワー)ラインが不均等な状態になることはめったにありませんが、もし不均等になった場合 は、センターリーダー・アッセンブリー(集まり)にあるノットによって調節します。イエロー付のデパワ ーラインが長い場合、左のセンターラインにあるノットをコントロールバー方向に移動させます。同じデパ ワーラインが短いときには、ノットをコントロールバーから遠ざけてください。ブラック付のデパワーライ ンが長い場合、右のセンターラインにあるノットをコントロールバー方向に移動させます。同じデパワーラ インが短いときには、ノットをコントロールバーから遠ざけてください。 • 調節が完了したらバーの所に戻り、4本すべてのラインが均等であり、バーのバランスがとれているかどうか チェックしましょう。 INCORRECT CORRECT If your bar is at an angle, Control bar is even and your leader line needs parallel with your sholders adjustments.
  • Page 32 セッティング2 カイトへの空気挿入 通常の空気挿入 カイトのケアに関する項を、実際にカイトに空気を挿入する前に参照してください。バテンが上を向く方向でカ イトを広げます。 バルブの角度と垂直になるようにポンプを持ちます。 全てのバテンバルブにベルクロカバーをしっかりと 片手でバルブをしっかりと固定し、もう片方の手でポ かけます。 ンプ操作を行います • 背中を風上に向け、カイトのリーディングエッジを身体の近くに保持します。空気をいれていない場合でもウ イングチップに砂を乗せるなど、安全に気を配ってください。 • 最初に中央のバテンから空気を挿入します。さらにそれをはさむ2本のバテン、その後両側のバテンに空気を 入れます。 • 空気を入れるときはカイトのバルブに垂直になるよう、ポンプを持ちます。片手でバルブをしっかりと持ち、 残りの手でポンプの操作を行います(図1)。これによって内蔵ブラダーの動きをサポートします。 • 全部のバテンに空気を入れ終わったら、内蔵ブラダーが正しく並んでいることを確認してください。 • リーディングエッジの端まで充分に空気が行き渡っていることを確認します。内蔵ブラダーがきちんと並び、 端まで行き渡っていることを手で触って確認してください。 • それぞれのバテンにさらに充分な空気を送り込みます。 • バテンが充分に膨らんだら、バルブプラグがバルブにきちんと入っていること、ベルクロがそれぞれのバルブ をきちんとカバーしていることを確認します。 • バテンに必要以上に空気を送り込まないでください。内蔵ブラダーを傷つける怖れがあります。バテンは触っ てみて硬く感じられる程度で充分に膨らんでいます。 • バテンには充分に空気を入れてください。空気の挿入が足りない場合はパフォーマンスの低下とリランチ時に 問題が生じる可能性があります。 CK06_japanese.indd 28 7/21/05 3:49:22 PM...
  • Page 33 セッティング2 リーディングエッジへの空気挿入 リーディングエッジへの空気の挿入 上部はインフレーショ 全てのカブリナカイトは高ボリュームのエアーロ ン・キャップです。 ックバルブとリーディングエッジ・ブラダーにも 下部はリリース・バル 付いている通常のバルブの2つからなります。エ ブのセクションです。 アーロックバルブはカイトへの空気挿入と空気を 抜く時に使います。通常のバルブはエアーロッ クバルブのねじれを防ぐための2次的なバルブで す。 • リリース・バルブは時計回りにチューニングす ることによって硬く閉まるつくりになっていま す。カイトを膨らませていない場合にバルブを締め過 ぎないよう注意してください。ブラダーを破損する恐 れがあります。 • 通常のバルブとベルクロカバーがしっかりとしまって いることをブラダーに空気を挿入する前に確認してく ださい。 • インフレーション・キャップを開けるためには時計回り と反対にひねってください。ポンプ(カブリナポンプ に附随しているアダプターを使用してください)を挿 入し、リーディングエッジを膨らませます。 • リーディングエッジが充分に膨らんだら、ポンプバルブ をはずし、インフレーション・キャップをねじ込んで ください。インフレーション・キャップを右回しでし っかりと閉めます。 • リーディングエッジには適度に空気を入れてください。 適度な状態では、多少困難ではありますがカイトの端 を曲げることが可能です。簡単にカイトのウイングチ ップを曲げることができる場合は、充分に空気が入っ ていない状態です。充分に膨らんだカイトはさかさま にすると、ウイングチップが上空に上がろうとし、カ...
  • Page 34 セッティング2 リーディングエッジから空気を抜く方法 ステップ2.3 カイトを安全に保つコツ 空気を挿入しどこかに結んでいないカイトを長い時間、ビーチに置か ないでください。風向きがシフトする可能性があり、カイトが飛ぶな ど、安全でない状態になります。 • 砂を乗せるなど、必要だと感じる以上に重いものを乗せてください。 人が操っていないカイトは危険です。 • 岩や尖ったもの(ボードを含む)をカイトの重りに使わないでくださ い。これはカイトの寿命を縮める行為です。砂浜でカイトしない場 合、砂袋の用意をお勧めします。 • 風が吹いているなかで、カイト(重りをしていてもいなくても)を置 き去りにしないでください。これによってカイトのトレーリングエ ッジが風によってバタつき、コントロールラインのからみやカイト 本体のダメージを引き起こします。風の吹くビーチにカイトを置い ておく場合、バテンの間全部やトレーリングエッジの近くに多くの 砂を乗せ、バタつきを最小限に抑えてください。それが不可能な場 合は、ブランケットに入れてください。 • 他のビーチユーザーのことを絶えず考え、カイトやラインを他の人に 対して危険がない状態に保ってください。 • 使用していないときはラインをバーに巻いてください。これによって ラインがビーチに伸びた状態をさけ、他の人がラインにからまるの を防ぎます。 ステップ2.4 リーディングエッジから空気を抜く方法 リーディングエッジから空気を抜く場合には、リリースバルブを回さ なければなりません。インフレーションキャップを回しても空気は抜 けませんのでご注意ください。リリースバルブはエアロックの下にあ ります。 空気を抜いた後、バルブについた砂や汚れを取ります。収納前にバル ブを閉め、内蔵ブラダーを内側に畳み込んでカイトを折り曲げ収納し ます。 重要な注意 空気を抜いたカイトのバルブを閉めるためには、ブラダーのねじれを 取り除き、正しい位置に置く必要があります。空気を抜いたカイトの バルブをきつく閉め過ぎないでください。再びカイトをふくらませる 場合にバルブがきつくしめます。...
  • Page 35 セッティング3 接続とランチング・コントロールラインの接続 ステップ3.1 コントロールラインの接続 ステップ1と2を終了した後、空気を挿入したカイトにコントロールシステムを取り付けます。 • ラインを地面に伸ばして置いた後、コントロールバーから一番離れ たフライイングラインの端にカイトを持っていきます。カイトを持 つ際、リーディングエッジを風上に向けて持ちます。 • カイトを砂や砂袋で固定します。尖ったものでカイトを固定しない でください。 • (クロスボウCS)ブライダルの接続部分が4ケ所あります(両側の ウイングチップに2ケ所ずつ)。リア(後ろ)ブライダルには3つ のノットがあり、フロント(前)ブライダルにはラークヘッドのル ープがそれぞれあります。リアブライダルの中央のノットを使いま す。他のノットは異なった事柄に使用します。 • (パワードライブCS)ブライダルの接続部分が4ケ所、フロント ライン・ブライダルにも接続箇所があります(両側のウイングチッ プに2ケ所ずつ)。リア(後ろ)ブライダルには3つのノットがあ り、フロント(前)ブライダルにはラークヘッドのループがそれぞ れあります。フロントライン・ブライダルにはラインを取り付ける ためのノットが一ケ所あります。リアブライダルの中央のノットを 使います。他のノットは異なった事柄に使用します。(図2) • (パワードライブCS)フロントラインにまず取り付けます。他のラ インがまっすぐに接続されていることを確認できるので、フロント ラインを取り付けることを忘れないようにしてください。赤いラー クヘッド・ループを使いフロントライン・ブライダルの端と接続し ます。ノットがしっかりと結ばれていることを確認してください。 • イエロー付のデパワー(センター)ラインにあるノットをカイトの 左ウイングチップにある黄色いブライダルのラークヘッド・ループ に通します。ノットがしっかりと結ばれていることを確認してくだ さい。 • フライイングラインにあるラークヘッド・ノットを使い、イエロー のステアリング(外側の)ラインとカイトの左ウイングチップにイ エローのブライダルを接続します。ノットがしっかりと結ばれてい ることを確認してください。...
  • Page 36 セッティング3 接続とランチング・ダウンウィンド用ランチングセッティング ステップ3.2 ダウンウインド用ランチング・セッティング(バーがカイトの風下になる場合) • カイトのチップがコントロールバーの方を向くように、カ イトの風下側30mのところにバーを置きます(カイトの リーディングエッジは風上を向くようにします)。バーを カイトの風下に移動させる際、ラインをほどく前にバーの 上下を逆にしなくてはなりません。これによって黄色いシ ートが右に、黒いラインが左に来るようになります。 (パワードライブCS)フロントライン(赤色)の所に行 • き、フロントライン・ブライダルを接続します。 • (クロスボウCS)クロスボウ・ブライダルを配置します。 • ステアリング(外側)ラインをほどき、ラークヘッド・ノ ットとノットを使い、トレイリングエッジあるいは後方ブ ライダルに(黄色は黄色、黒は黒と同じ色のライン同士を 接続してください)ある中央のノットと接続します。 • 白いデパワー(中央)ラインをほどき、ラークヘッド・ノ ットとノットを使い、リーディングエッジあるいは前方ブ ライダルに(黄色は黄色、黒は黒と同じ色のライン同士を 接続してください)接続します。 • ライン同士が交差したりねじれないように確認してくださ い。 • カイトの飛行への準備は終了です。安全に関するこのマニ ュアルの項を熟読し、コンディションをよく理解した上で 海上に出ましょう。カイトのチューニングに関しては、こ のマニュアルのチューニングの項にあります。 CK06_japanese.indd 32 7/21/05 3:49:47 PM...
  • Page 37 セッティング3 接続とランチング・アップウィンド用ランチングセッティング ステップ3.3 アップウインド用ランチング・セッティング(バーがカイトの風上になる場合) • カイトの風上側30mのところにバーを置きます。リーデ ィングエッジはバーの方向、風上を向いた状態で置きま す。カイトのウイングチップはバーと反対方向を向いて います。コントロールバーは上向きに置かれています。 • (パワードライブCS)フロントライン(赤色)の所に行 き、フロントライン・ブライダルを接続します。 • (クロスボウCS)クロスボウ・ブライダルを配置しま す。 • ステアリングラインをほどき、2本のラインを4フィー トほど離して平行に、カイトの近くまで地面に置いてい きます。(黄色いシートは左、黒いシートは右です) • カイトがラインの間に入るくらいにラインの間隔を広げ ます。 • デパワー(センター)ラインの所に行き、それぞれが平 行になるようにデパワーラインをステアリングラインの 間に置きます。4本のラインの順番は左から右に、黄色 付き黄色ライン、黄色付き白いライン、黒付き白いライ ン、黒付き黒いラインとなります。すべてのラインが交 差したりねじれのないことを確認します。 • カイトのウイングチップが風下を向くように、ステアリ ングラインの端に近いデパワーラインとフロントライン 上にカイトを置きます。 • カイトが砂や砂袋で固定されていることを確認してくだ さい。 • (パワードライブCS)フロントラインとフロントライン ・ブライダルを接続します。 • カイトの外側にあるステアリングラインをウイングチッ プにある後方ブライダルに接続します(黄色は黄色と、...
  • Page 38 セッティング4 カイトのチューニング・クロスボウ カイトのチューニング クロスボウ クロスボウは最高のパフォーマンスを持つカイトです。さらにきちんとチューニングされたカイトはスピードア ップし、デパワー機能も高まります。以下の項でライダーのスタイルに合わせてカイトをチューニングするため のガイドを紹介します。 • 全てのモデルにはそれぞれ理想的なスイートスポットが設定されており、これによってステアリングとデパワ ーラインがきちんと働くようになります。チューニングはセンターライン調節ストラップ(CAS.)の微妙な調 節によって行います。 • クロスボウは引き込み過ぎに対して敏感に反応します。バックラインにテンションをかけ過ぎると、カイト はゆっくりとしか動かず、または微風では後ろ向きにさえ飛行します。引き込み過ぎはデパワーの範囲を狭 め、シャットダウンの量を非常に少なくします。 • カイトを引き込み過ぎないようご注意ください。カイトが空を横切っている時に、カイトから最大のパワーが 生まれます。より強いパワーや素早い動きを求める場合は、ステアリング(後ろ)ラインにテンションをか けます。 これはカイトを引き込むことです。しかしちょうど良い状態を通り越し、バックラインにテンショ ンがかかり過ぎたカイトはゆっくりと上空で動き、パワーウインドゥの端に移動しないようになります。 • カイトを頭上の上空に上げ、ハーネスループにハーネスをかけて強く引き込みます。カイトを引き込み過ぎた 場合、カイトはウインドウのなかに留まります。(注意:リフティングに注意してください。カイトを頭上 に長い時間とどめておくことは、この現象が起こる可能性を増加させます。ライダーは身体を持ち上げられ ていると感じたならば、ハーネスで引くことを止めQRSを引く準備をしてください) • 引き込みを緩めパワーを下げる方法は、センターライン調節ストラップを効果が表れるまで引くことです。セ ンターライン調節ストラップを引くとカイトのパワーは減少します。またデパワー・ループを使用してもカ イトのパワーを減少することができるので、センターライン調節ストラップだけを用いた操作を行わず、組 み合わせて効果を高めてください。カイトのパワーを高めるためにはセンターライン調節ストラップにある プラスチックループを引き下げてください。 ライダー視線のカイトです。ニュートラル・ポジションのカイトはライダーの真上に位置します。 引き込み過ぎたウイングチップ(後ろラインにテンションがかかり過ぎた状態 フロントラインがきつすぎる状態 正しいチューニング CK06_japanese.indd 34 7/21/05 3:49:54 PM...
  • Page 39 セッティング4 カイトのチューニング・コントラ / レポルバー / CO2 カイトのチューニング コントラやレボルバ、CO2は最高のパフォーマンスを持つカイトです。さらにきちんとチューニングされたカ イトはスピードアップし、デパワー機能も高まります。以下の項でライダーのスタイルに合わせてカイトをチュ ーニングするためのガイドを紹介します。 • 全てのモデルにはそれぞれ理想的なスイートスポットが設定されており、これによってステアリングとデパワ ーラインがきちんと働くようになります。チューニングはセンターライン調節ストラップ(CAS.)の微妙な調 節によって行います。 • カイトを引き込み過ぎないようご注意ください。カイトが空を横切っている時に、カイトから最大のパワーが 生まれます。より強いパワーや素早い動きを求める場合は、ステアリング(後ろ)ラインにテンションをか けます。 これはカイトを引き込むことです。しかしちょうど良い状態を通り越し、バックラインにテンショ ンがかかり過ぎたカイトはゆっくりと上空で動き、パワーウインドゥの端に移動しないようになります。 • カイトが頭の上にある場合、ハーネスループを使用しハーネスを引き込みながら空気の入ったバテンとウイン グチップの関係を観察します。 きちんとチューニングされたカイトのウイングチップはバテン同士が平行に なり、ステアリングライン(バックライン)にテンションがかかります(図1)。ウイングチップがリーディ ングエッジに向けて外側に広がっている場合は、カイトの引き込み過ぎです(図2)。(注意:リフティング に注意してください。カイトを頭上に長い時間とどめておくことは、この現象が起こる可能性を増加させま す。ライダーは身体を持ち上げられていると感じたならば、ハーネスで引くことを止めQRSを引く準備をして ください) • 引き込みを緩めパワーを下げる方法は、センターライン調節ストラップを効果が表れるまで引くことです。セ ンターライン調節ストラップを引くとカイトのパワーは減少します。またデパワー・ループを使用してもカ イトのパワーを減少することができるので、センターライン調節ストラップだけを用いた操作を行わず、組 み合わせて効果を高めてください。カイトのパワーを高めるためにはセンターライン調節ストラップにある プラスチックループを引き下げてください。 • フロントラインはテンションを強くかけ過ぎないようにチューニングする必要があります。テンションをかけ 過ぎるとカイトがデパワーして縮みやすくなります。カイトが充分に飛行せず、ブローでグラグラすること があります。ボールはメインラインの端にあるステンレスリングにしっかりと固定されていなければなりま せん。 ライダー視線のカイトです。ニュートラル・ポジションのカイトはライダーの真上に位置します。...
  • Page 40 カイトボーディングの基本 使用可能なエリア 使用可能なエリア 両サイドとライダーの風下側に100mの余裕が必要です。ライダーが他の人、物に対して安全を確保するため充 分なエリアがとれない場合は、カイトをランチングしないでください。 カイトのポジション、ゾーンとパワー カイトをランチングする前にパワーゾーンに対する知識を知ることは大切なことです。カイトボーディングに関 する多くの事故は陸上で起こり、またニュートラルポジションと呼ばれるポジションにカイトがあるときに起こ っています。多くの人はニュートラルポジションにあるカイトは安定していると考えています。しかし風は絶え ず変化し、それによってニュートラルポジションにあるカイトはリフティングと呼ばれる現象が起こります。カ イトへの風が弱まると(またはフォイルに充分な風がなくなると)、カイトはライダーから遠ざかる動きをしま す。ブローが入るとカイトは突然パワーを生み、そのパワーはライダーにとってはカイトを頭上にキープしてお くには強すぎる状態となります。そのためライダーは空中に持ち上げられてしまいます。その結果起こるリフテ ィングは危険です。しかしパワーゾーンについて理解することによってリフティングに陥る可能性をできるだけ 避け、陸上でカイトをニュートラルポジションで保たないようにすることができます。 CK06_japanese.indd 36 7/21/05 3:49:57 PM...
  • Page 41 使用手引き 使用可能なエリア・カイトポジション、ゾーンとパワー ニュートラル・ポジション これはライダーの頭上にカイトがあるポジションです。ライダーがバーを水平に持ち上げれば、カイトはこのニ ュートラルポジションに向かいます。しかしカイトをこのポジションに保つことは難しく、危険を伴います。こ のポジションのカイトは安定し、パワーやライダーを引く力が弱いように感じられるかもしれませんが、ブロー が入ると陸上ではライダーがリフティングに陥りやすいポジションでもあります。海上ではボードを手繰り寄せ るときなどに休憩のために使われる便利なポジションですが、陸上ではニュートラルポジションでのカイト飛行 を極力避けることを強くお勧めします。ランチングの後、いち早く海上に向かうことです。カイトをニュートラ ルポジションにして長い時間陸上にいないでください。これは大変危険な行為です。 リフティング リフティングはカイトがライダーの頭上になるニュートラル・ポジションとときに起こります。不安定な風が突 然垂直な力を発生させ、ライダーを上空に持ち上げる現象です。 ニュートラル・ゾーン ニュートラル・ポジションを中心に左右に幅を広げたエリアです。カイトの飛行を開始するためには、風上方向 や風下方向に向けるのが難しいエリアです。この位置にあるカイトはパワーゾーンにあるカイトに比べてパワー も引く力も強くありません。しかし陸上やガスティなコンディションの時は特に、このゾーンにカイトがある場 合は注意が必要です。 パワー・ゾーン ライダーの前あるいは横に当たるこの位置のカイトは、ニュートラル.ポジションやゾーンと比べ、パワフルで す。このエリアにあるカイトは最もパワフルで、ライダーを引く力が強い状態です。このエリアにあるカイトは パワフルで危険を伴うので、練習中のライダーはできるだけこのエリアでのカイトの使用を避けましょう。カイ トがこのゾーンにある場合、注意が必要です。 パワーについて カイトのパワーを増長させるための一つの方法は、上空でカイトを上から下へ、下から上へと絶えず動かすこと です。カイトを上空で動かすことによってリフトを生み、カイトはパワーアップします。特に練習中のライダー はこのことを頭に入れておいてください。カイトを低い位置からニュートラル・ポジジションに動かすことによ ってパワーが生まれ、カイトはスピードアップしますので、そのための準備が必要です。 風が足りないときにはこの特徴を利用し、プレーニングに必要なパワーとスピードをつくり出すことが可能で す。 CK06_japanese.indd 37 7/21/05 3:49:57 PM...
  • Page 42 使用手引き ステアリング ステアリング 覚えておきたいキーポイント • 陸上でカイト操作を練習している場合、カイトには非常にパワーがあるということを頭に入れておいてくださ い。安全に充分に留意してください。まずカブリナのトレーニングカイトを使い、カイトの操作方法を体得 し、その技術を充分にあげることをお勧めします。その後パワーカイトを使って、海上でボディドラッグを 練習しましょう。 • 最初にカイトを飛ばす練習をする場合、カイトから目を離さないようにしましょう。 • ゆっくり操作しましょう。コントロールバーを急激に動かさないようにしてください。 • カイトのパワーを絶えず充分に考慮してください。 • 決して車のハンドルのようにコントロールバーを操作しないでください。カイト操作を困難にし、操作不能に 陥る可能性があります。 カイトを左に移動させる方法 • 両手でバーを持ち、手を肩幅に広げます。 • カイトから目を離さない状態で、左手を身体に近付けるようにコン トロールバーを引きます。 • これは左ひじを曲げ、右ひじを伸ばすような形になります。片方 の腕を伸ばすことが重要です。同時に両腕を身体の方に曲げない でください。 • ゆっくりと操作します。素早い動きはカイトのターンのスピード を速め、より強いパワーを生みます。 • カイトがターンし始めたら、違う操作を加えるまでカイトは左回 転し続けます。 • カイトをニュートラルポジションに戻す準備をします。 カイトを右に移動させる方法 • 両手でバーを持ち、手を肩幅に広げます。 • カイトから目を離さない状態で、右手を身体に近付けるようにコ ントロールバーを引きます。...
  • Page 43 使用手引き ランチングの準備 ランチングの準備 • ライダーの左右と特に風下側に100m以上なにもないスペースを確保します。 • ライダーが立つポイントより風下側にカイトがランチングすることを考慮し、道具を置きます。 • ライダーの真風下の位置からカイトをランチングしないでください。このエリアのカイトはパワーがありすぎ るためライダーや周りに危険を及ぼす可能性があります。周りの安全に充分に留意してください。 • 基本的にライダーが背中から風を受けている場合、真風下は180度の角度となります。ライダーの左右100度 の角度で風下側にカイトがセッティングされるようにしてください。 • ランチング時にカイトが風上に向かっていればカイトのパワーは少ないので、安全なランチングに最適です。 • ライダーがコントロールバーを持ち、カイトから30m離れる間、パートナーにカイトを持っていてもらう方 法が理想的です。 • ランチングはゆっくりと安全に行ってください。カイトのランチング時の角度を考え、決して真風下からラン チングしないでください。 ���� ���� ����� CK06_japanese.indd 39 7/21/05 3:49:59 PM...
  • Page 44 使用手引き パートナーとのランチング パートナーとのランチング 1.ランチングする前にQRSを使いこなせるようにし、必要なときに動作できるようにしてください。これらのシ ステムがきちんとセッティングされていることを確認してください。 2.次にラインやギア、ランチング場所をチェックし、それが万端ならばカイトをランチングする準備は完了で す。 3.ランチングする前にパートナーとライダーの双方が理解できる、リリースのときの合図を打ち合わせておきま す。 4.(クロスボウCS)オーバーライドボールを外しておきます。 5.(パワードライブCS)タップアウト・リーシュを接続します。 6.次に安全ピンをセットします。 7.風下100度のところにカイトを持ってパートナーに立ってもらいます。 8.パートナーにはリーディングエッジの中央を持ってもらい、リーディングエッジが垂直に風に向かうようにし ます。 9.パートナーはカイトの裏側に立ち、カイトの横や前に立たないようにします。 10.パートナーが決してブライダルやフライイングラインに触れないよう、注意してください。 11.コントロールバーを胸の高さに持ち、フライイングラインのたるみを取り除くために数歩後ろに下がりま す。 12.カイトを離すよう、パートナーに合図します。カイトがパートナーの手を離れた瞬間からライダーがカイト 操作を行います。 13.パートナーはカイトを上空に投げてはいけません。ランチング前にパートナーに実際にカイトを投げてみせ ましょう。上空に投げられたカイトはその性能を発揮することができず、通常通りのランチングをすること ができません。その際カイトは強すぎるパワーを発するか全くランチングしない状態になります。この方法 は危険なランチングです。 14.カイトを離したパートナーは、ライダーの風上に移動し、ライダーの妨げとならないようにします。 15.ゆっくりとカイトをパワーウインドウの端に移動するよう操作します。急激な動きは避けましょう。充分に カイトをコントロールしながらゆっくりと移動させます。 16.カイトがパワーウインドウの端に到達したら、背中から風を受ける状態でゆっくりと水際に向かいます。そ の際カイトを絶えずチェックしていましょう。いつでもカイトの動きを把握しておく必要があります。 17.(クロスボウCS)ランチングの際に少しでも不都合が生じた場合に備え、デパワーするためカイトからコン トロールバーを離す準備をしておきます。 18.(パワードライブCS)ランチングの際に少しでも不都合が生じた場合に備え、タップアウト付クイックリリ ース・システムを使う準備しておきます。 19.警告:ランチングの最中に風が強ければ強いほど、全てがスピードアップして起こります。そのためにもゆ っくりとした安全なカイト操作が不可欠です。 20.(パワードライブCS)障害物から充分な距離がある海上に出たら、タップアウト・リーシュを解除すること ができます。これによってタップアウトの機能は解除されます。解除後はカイト方向にリリース・ボディを 引くことによってカイトをデパワーさせたりショットダウンすることができます。 21.(クロスボウCS)障害物から充分な距離がある海上に出たら、オーバーライド・ボールを解除することがで きます。解除後はオーバーライド・ボールの外にバーをスライドさせることによって、カイトをただちにデ...
  • Page 45 使用手引き パートナーとのランディング パートナーとのランディング 1.ランチングする前にパートナーにカイトの正しいランディングについて説明しておきましょう。 2.ランチング前に必ずランディングに必要なスペースを確保しておきましょう。 3.上の内容を確認したうえで、水際に向かうときにも、ランディングの場所に人がいないことや障害物がないこ とを確認します。 4.特にライダーの風下、カイトの近くや下に何かある場合、ランディングしてはいけません。人やペット、電 線、木、その他障害物がない場所にランディングしてください。 5.波打ち際に近づく際には、カイトをパワーウインドウの端で海面に近い低い位置に保ちます。 6.ボードから下りて波打ち際までの最後の距離はボディドラッグで進みます。スピードをつけて波打ち際に近付 いてはいけません。 7.ゆっくりと風上のパートナーのところにカイトを移動させます。 8.パートナーは風上方向からカイトに近付きます。 9.カイトが地面に付きそうになったところで、パートナーはリーディングエッジの中央部分を掴みます。パート ナーはランチング時と同じ箇所を持ってください。 10.パートナーはブライダルやフライイングラインを持たないよう、注意してください。 11.パートナーがウイングチップやトレーリングエッジを持たないよう、注意してください。ウイングチップや トレーリングエッジを持たれたカイトはフリップやスピンなど、回転動作を行います。この状態のカイトは 扱いにくく危険です。 12.パートナーはカイトのリーディングエッジを持った後、カイトを持ったまま波打ち際から離れます。 13パートナーはカイトを持ち続けるか、あるいはバテンを地面につけリーディングエッジを風上にして置き、 砂や砂袋を重りして安全をはかった状態で地面に置きます。 14.カイトを安全に地面の置いた後、ラインを巻きましょう。 CK06_japanese.indd 41 7/21/05 3:50:00 PM...
  • Page 46 使用手引き リランチング リランチング クロスボウ 注意:リーディングエッジをはじめ、すべてのバテンにしっかりと空気が入ったカイトは、海上でのリランチが 可能です。水に入る前にカイトに充分な空気が入っているか確認しましょう。 • カイトが水面に落ちた場合、ライダーの意志とは関係なくカイト自体がリランチすることを覚えておきましょ う。カイトが水面に落ちた場合はその動きに対する心構えが必要です。 • カイトがフェイスから海面に落ちた場合、リーディングエッジとバテンは水に浸かります。この状態からカイ トをリランチの状態にするまでの操作をまず行います。 • リア(後ろ)リーダーラインをライダーの身体方向に引きます。リーダーラインにコンスタントなテンション を加えてください。注意:手にリーダーラインを巻かないように注意してください。また身体にもラインが 巻つかないようにしてください。カイトのウイングチップを浮かせるためには2m程度のリーダーラインを引 く必要があります。 • ヒント:ボードに足を乗せて身体の前にボードを置いてください。これによって身体が前に動く速度が遅くな り、素早くリランチできるようになります。 • ウイングチップが浮いてきたら、カイトはじきにひっくり返ります。 • カイトはひっくり返った後、ウインドウインドウの端に移動します。操作を加えてカイトをウインドウの端ま で移動させます。カイトをリランチする直前まで、同じリーダーラインを持ったままでいます。 • 風が弱いときなど、カイトがウインドウインドウの端に到達するまで時間がかかります。そうした場合でもカ イトの動きを妨げるだけなので、我慢できずにバーの両側を引かないでください。左右どちらでも、最初に 選んだ側を保ちカイトが動くのを待ちましょう。 • カイト自体のリランチの準備ができたら、リーダーラインを離しカイトを上空に上げます。ゆっくりとカイト を操作して上空に上げ、バーを水平に持ち上げましょう。 CK06_japanese.indd 42 7/21/05 3:50:16 PM...
  • Page 47 使用手引き リランチング リランチング フロントライン リーディングエッジをはじめ、すべてのバテンにしっ かりと空気が入ったカイトは、海上でのリランチが可 能です。水に入る前にカイトに充分な空気が入ってい るか確認しましょう。 • カイトが水面に落ちた場合、ライダーの意志とは関 係なくカイト自体がリランチすることを覚えておき ましょう。カイトが水面に落ちた場合はその動きに 対する心構えが必要です。 • カイトがフェイスから海面に落ちた場合、リーディ ングエッジとバテンは水に浸かります。この状態か らカイトをリランチの状態にするまでの操作をまず 行います。 • リカバリー・リーダーラインをライダーの身体方向 に引きます。リーダーラインにコンスタントなテン ションを加えてください。注意:手にリーダーライ ンを巻かないように注意してください。また身体の その部分にもラインが巻つかないようにしてくださ い。カイトのウイングチップを浮かせるためには2 m程度のリーダーラインを引く必要があります。 • ウイングチップが浮いてきたら、カイトはじきにひ っくり返ります。 • カイトはひっくり返った後、ウインドウインドウの 端に移動します。操作を加えてカイトをウインドウ の端まで移動させます。カイトをリランチする直前 まで、同じリーダーラインを持ったままでいます。 • 風が弱いときなど、カイトがウインドウインドウの 端に到達するまで時間がかかります。そうした場合 でもカイトの動きを妨げるだけなので、我慢できず にバーの両側を引かないでください。左右どちらで も、最初に選んだ側を保ちカイトが動くのを待ちま しょう。 •...
  • Page 48 セッティング フライイングラインの交換・クロスボウCS / パワードライブCS クロスボウCS/パワードライブCS コントロールシステムのフライイングラインを交換するには、まずリーダーラインについている現行のフライン グラインを取り外す必要があります。その後、現行のリーダーラインに新しいフライイングラインをつけて調節 作業を行います。 リーダーラインへの新しいフライイングラインの取付け • ラインを結んでその長さが均等かどうかチェックする 杭や木から、少なくとも30m離れた地面にコントロ ールシステムを上向きにして置きます。 • 杭とコントロールバーの間に色分けされたフライイン グラインをほどいて置きます。前(内側)デパワーラ インと後(外側)ステアリングラインの2セットのラ インがあります。 • フライイングラインにねじれや交差した箇所がないこ とを確認してください。これはラインを両手に持っ て、ラインに沿って歩くことによってチェックできま す。ラインがまっすぐになったら、ラインの端からコ ントロールバーを見て以下の順番にラインを並べ変え ます。左から右:黄色いステアリングライン、黄色付 き白いデパワーライン、黒付き白いデパワーライン、 黒いステアリングラインの順です。 • ラークヘッドとラークヘッドを繋ぐ方法で、ステアリ ングラインとリア(後ろ)リーダーラインを接続しま す。まずそれぞれのフライイングラインにラークヘッ ドループを作ります。{IMG}左リーダーラインのノッ トに黄色付のループをつなぎます。接続部分をひっぱ り、しっかりと接続されていることを確認します。次 に右リーダーラインのノットに黒色付のループをつな ぎます。接続部分をひっぱり、しっかりと接続されて いることを確認します。 • しっかりと接続されていることを確認します。 • センターラインを交換するためには、デパワーフライ イングラインにラークヘッドループを作ります。セン...
  • Page 49 セッティング フライイングラインの交換・パワードライブCS パワードライブCS パワードライブ・コントロールシステムのフロントラインを交換する場合、まず現行のフロントラインをコント ロールシステムからはずします。その後新しいフロントラインを取り付けます。 新しいフロントラインの取付け • ラインを結んでその長さが均等かどうかチェックする ための杭や木から、約30m離れた地面にコントロー ルシステムを上向きにして置きます。(カブリナ・ユ ーザーマニュアルのステップ1.2を参照) • 杭とコントロールバーの間に新しいフロントラインを ほどいて置きます。 • 上部フロントラインと下部フロントラインのラークヘ ッド同士を合わせ、下部フロントラインのループを上 部フロントラインのループに通します。 • 上部フロントラインのカイト側の端を下部フロントラ インのループに入れます。 • 上部フロントライン全体もループに通していきます。 • 接続部分をひっぱり、しっかりと接続されていること を確認します。 • 16mmのボールを下部フロントラインの近くにスライ ドさせます。 • V字のベースにあるリングに上部フロントラインを通 します。 • これでフロントラインはコントロールシステムにきち んと接続されたので、ラインの長さが均等かどうか確 認します。 CK06_japanese.indd 45 8/9/05 3:14:18 PM...
  • Page 50 リペア 引き裂け / バテン・ブラダーのリペア 大きな引き裂け カイトのファブリックに大きな引き裂けができた場合、販売店にカイトのリペアをしてくれるロフトを紹介して もらいましょう。 小さい引き裂け カイト・ファブリックの小さい引き裂けはカイトリペア・テープで修復可能です。リペアテープは販売店で購 入できます。 1. カイトをきれいにし完全に乾かします。 2. カイトを平らで凹凸のないきれいな所に広げます。 3. 引き裂けが完全に隠れる程度の大きさにリペアテープを2枚切ります。 4. リペアテープの1つで引き裂けの片面を注意しながら完全に被います。カイトの表面にテープをこすりつけ て密着させましょう。 5. 引き裂けの逆の面にもうひとつのリペアテープを張り付け、同じように密着させます。 6. 両面のテープがしっかりと接着されていることを確認します。 バテンのリペア 覚えておきたいポイント • カイトのブラダーのひとつをリペアする前に、カイトがきれいな状態で完全に乾いていることを確認します。 常にポンプとブラダーには砂がついていない状態を保ち、完全に乾かして汚れを拭き取ります。 • バテンに空気が入っていないことを確認します。 • ビーチや汚れた場所、埃の多い場所、風が吹いている場所でのリペアは避けてください。風がないきれいで乾 いた場所がリペアに最適です。さらに床など、下がスベスベした所が理想的です。 • ブラダーをリペアする前にフライイングラインのセットとブラダー・リペア・キット(カイトに付属)を用意 します。 バテン・ブラダーのリペア 1.まずバテンを上に向けてカイトを置きます。 2.傷付いたバテンのベルクロ開閉口をはずします。これによ ってバテンのスリーブを開き、ブラダーを取り出すことが 可能になります。...
  • Page 51 リペア 引き裂け / バテン・ブラダーのリペア ことができます。 9.泡の発生によって穴の位置を見分けます。 10.空気が漏れている箇所を見つけたら、その箇所を乾かし 穴の周りに丸を書き込んで印をつけます。油性ペンで書く ことをお勧めします。 11.柔らかいタオルでブラダー全体の水気をきれいに拭き取 ります。 12.ブラダーから空気を抜きます。 13.接着剤を使うか、ブラダー・リペアキットの中にあるパ ッチを使うか決めます。 14.穴がシームにかかっている場合には接着剤が必要になり ます。 15.穴がブダラーの平らな面の一部にある場合には、パッチ のひとつの裏紙をはがし、パッチをブラダーに張り付けま す。穴を完全に被うように注意します。 16.完全に乾かすため、少なくとも20分はブラダーをそのま まにしておきます。 17.再びブラダーに空気を入れ、穴が完全にふさがったかど うかチェックします。 18.ブラダーの穴を修理した後、ブラダーを元に戻しやすい ようにベビーパウダーなどでブラダーをコーティングする と作業が簡単です。 19.ブラダーから空気を抜きます。 20.バルブを引き抜き、ベルクロ開閉口からバテン内に戻します。バテンの端のフライイングラインを結び、バ ルブノズルまで開きます。 21.バテンの端にブラダーを平らに置き、スリーブにブラダーを戻します。 22.バルブをゆっくりとスリーブに戻し、ブラダー全体がスリーブに入るようにします。 23.スリーブのバルブによって開口している部分からフライイングラインを引き、その一方でブラダー元の場所 に戻るように移動させます。 24.ブラダーが元に位置に戻ったら、スリーブのホールにバルブを戻し、縛ってあったフライイングラインをほ どきます。 25.スリーブの底にベルクロを閉めます。 26.バルブプラグを取り付けます。 27.スリーブの4つ角までブラダーが行き渡っているかどうか調べるために、バテンに空気を入れます。 28.完全にバテンに空気を入れてチェックが終わったら、空気を抜いてカイトを片付けます。 CK06_japanese.indd 47 7/21/05 3:51:00 PM...
  • Page 52 リペア リーディングエッジ - ブラダーのリペア リーディングエッジ・ブラダーのリペア • バテンが上を向くように置きます。 • リーディングエッジ (LE) ・ブラダーの両端は折り返しになった ベルクロ開閉口がついています。LEの中央にはジッパーで開閉で きるポケットもついています。ベルクロ開閉口をはずし、中央ポ ケットのジッパーを開いてください。これによってスリーブが開 くようになりブラダーに触ることが可能になります。 • リーディングエッジについているエアーロックバルブをはずしま す。リテイナーリングをブラダーから慎重にはずします。外した 部品は後のために大切にとっておきます。 • バルブがスリーブと別になるよう、スタンダードバルブにあるバ ルブプラグをベルクロ開閉口と離します。この作業はスリーブか らブラダーを取り外すために必要です。外した部品後のために大 切にとっておきます。 • 次にフライイングラインを2セット用意します。リーディングエ ッジの片側からラインを通し始め、ラインの片方の端をブラダー のウイングチップに結びます。ラインはしっかりと結びましょ う。2つめのラインを使って、同じ動作を反対側のリーディング エッジの端にも行います。 • バルブをスリーブのなかにそっと押し込みます。 • これでリーディングエッジ・バルブに近いジッパー付きポケット に手を入れ、リーディングエッジ・ブラダーに触ることができる ようになります。 • ブラダーの片側をスリーブから抜き出します。フライイングライ ンはスリーブに通ったままにしておきます。スリーブに通った フライイングラインは、リペア後ブラダーを元の位置に戻す時 に使います。...
  • Page 53 リペア リーディングエッジ・ブラダーのリペア • リーディングエッジの片端に歩いていき、スリーブの端を持ちな がらフライイングラインをゆっくりと引きます。片側のブラダー がゆっくりとスリーブ中の元の位置に戻ります。 • ブラダーのもう片側にも同じ動作を行います。バルブがホールの 近くまで移動し、ブラダーがしっかりとスリーブ内に修まるまで 同じ動作を続けます。 • ブラダーをスリーブの端まできちんと押し込みます。 • ブラダーが元の場所に収まったらスリーブのホールを通してバル ブを元の位置に戻します。 • スタンダードバルブを元の位置に戻しバルブプラグをベルクロに 戻します。 • ジッパーの歯が内蔵ブラダーをかまないように注意してくださ い。LEの中央ポケットのジッパーを閉じます。ウイングチップ のポケットを元のように折り曲げベルクロストラップをしっかり とつけます。 • エアーロックバルブを取り付けます。 • スリーブの4つ角までブラダーが行き渡っているかどうか調べる ために、リーディングエッジに空気を入れます • 完全にリーディングエッジに空気を入れてチェックが終わった ら、空気を抜いてカイトを片付けます。 CK06_japanese.indd 49 7/21/05 3:51:05 PM...
  • Page 54 専門用語集 カイトボーディングや風に関して頻繁に使われる言葉 ロールバー付属のリーダーラインを結んでいます。通 常20-30mの長さがあります。 トレーニングカイト カイト・ボーディングに使用するカイトの動きをシュ ステアリングライン ミレーションする陸上で使用する練習用カイト。非 カイトのトレーニングエッジにあるブライダルから 常に優れたトレーニング用の道具です。サイズは小 出ている外側に付いた2本のフライイングラインのこ さくても充分なパワーがあるので、使用時には注意 と。一方はカイトの左のウイングチップから、もう一 が必要です。 方は右のウイングチップから伸びます。 インフレータブル・カイト デパワーライン 浮力を持たせるように空気をいれたチューブのついた 中央に接続されている2本のフライイングラインで、 カイト。リランチングが簡単に行えます。 一方は左のウイングチップから、他方は右のウイング チップのリーディングエッジから伸びます。このライ ンはカイトのデパワー機能に働きます。 バテン カイトの外側を被うファブリック製の部位。空気を挿 入しカイトの骨組みとなる内蔵ブラダーを被います。 ハーネス コントロールバーにあるハーネスラインとライダーを ブラダー つなぐ便利な道具です。これによってライダーは自分 リーディングエッジとバテンに内蔵された空気を挿入 の体重を生かしながら、あまり力を使わずにカイトに するチューブ。(自転車のタイヤのように内側に空気 ぶら下がるようにライディングすることができます。 を入れるチューブが入るシステムになっています) もっとも一般的なのはウエストハーネス(胴部に着用 するタイプ)とシートハーネス(胴部に着用し足の付 け根に巻くタイプ)です。 フロントライン フロントライン安全リーシュとリランチングシステム カイトボーディング...
  • Page 55 専門用語集 が必要です。 アンダーパワー ライダーの能力や体重、体力、風のコンディションと 比べ、カイトのパワーが弱すぎる状態。 パワーゾーン ライダーの前あるいは横にあたるこの位置のカイト は、ニュートラル・ポジションやゾーンと比べ、パワ リーチ フルです。このエリアにあるはカイトは最もパワフル 風向きに相対するカイトが動く方向。通常は風下に対 で、ライダーを引く力が強い状態です。このエリアに して60から160度の方向。 あるカイトはパワフルで危険を伴うので、練習中のラ イダーはできるだけこのエリアでのカイトの使用を避 ラル けましょう。カイトがこのゾーンにある場合、注意 風(ブロー)が抜けた箇所。ガスティなコンディショ が必要です。 ンでブローが抜けた状態のことを言います。またカイ トが完全にデパワーした状態にあることも言います。 ランチング パートナーの手からカイトを上空に上げるライダー ラフ の動作です。 風が抜けた状態のカイトに起こる現象。 セルフ・ランチング サイドショア パートナーなしでカイトをランチングするテクニッ 陸に向かって左もしくは右から吹き、岸と平行に吹く ク。ライダーの準備が完了するまで砂や重りをウイン 風。カイト・ボーディングに理想的な風向き。 グチップに置いて行います。 オンショア リランチング 陸から水面に向かって垂直に吹く風。この風向きの場 水面に落ちたカイトをライダーが操作し、再び上空 合は水上や水際でのカイトの使用は禁止です。 に戻すこと。 サイドオンショア ボディドラッグ...
  • Page 56 専門用語集 ウインドウォード カイト・ボーダーの風上側。 ノット スピードや風速の単位。海里に基づき計算される。 1ノット=1時間で1海里進む速さ。 1ノット=1.15mph. 1ノット=1.85km 1 mph = 1.6 kilometers per hour. スピードや風速の単位。マイルに基づいて計算され る。1mph=1時間で1マイル進む速さ。 ビューフォート風力級 風が起こす諸現象(波の様子、煙りの流れなど)によ って階級をつけたシステム。このシステムによって風 の強さを表す機械はあまりない。(0=なぎ〜12=台 風) CK06_japanese.indd 52 7/21/05 3:51:06 PM...

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