フランジバックの調整 - FujiFilm Fujinon UA14X4.5BERD-S6B Operation Manual

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フランジバックとは 、 レンズの取付基準面 (フランジ) から結像面までの距離をいいます。
レンズの結像面とカメラの撮像面が一致していないと 、 ズームの操作中に被写体の焦点がずれてしまいます。
これを防ぐために 、 フランジバックの調整が必要となります。
レンズを最初にカメラに取り付けたとき 、 または異なるカメラに取り付けたときには 、 必ずこの調整を行ってください。
4.1 被写体および絞りの条件
. 被写体
: 巻末に掲載された白黒の放射縞模様
チャート "ジーメンススター" を活用
してください。
. 被写体距離 : 約  m
. 絞り
: 開放またはできるだけ開放に近い位
注 . 絞りを開放にすることで被写界深度が浅くなり、 よ
り確実に焦点を合わせることが出来ます。
フランジバックを正確に調整するために、 出来るだ
け丁寧な焦点合わせ操作を行ってください。
4.2 調整
調整は、 レンズをカメラに取り付けた後カメラの
電源を入れ 、 カメラのモニタを見ながら行いま
す。
このとき、 レンズのケーブルをカメラのレンズ用
コネクタに接続してください。
フォーカス 、 ズームの操作方法については 、
「フォーカス操作」「ズーム操作」の項 (6、7 ペー
ジ) を参照してください。
a. F.f 固定つまみを反時計方向に回してゆ
るめます。
b. ズームを操作してワイド端にします。
c. F.f 固定つまみを使用して F.f 調整リング
を回し、 約 m 離れた距離に置いたジー
メンススターに焦点を合わせます。 白黒
の放射縞模様が最もはっきり見える位置が最適な焦点位置です 。
d. ズームを操作してテレ端にします。
e. フォーカスを操作して 、 ジーメンススターに焦点を合わせます。
f.
ズームをワイド端に戻して、 手順 'c' で合わせた最適な焦点位置が保たれているか確認します。
g. 上記の手順 'b' ~ 'f' を 、  回繰り返します。
(ズーム全域で常に最適な焦点位置が保たれるようになれば、 正確にフランジバックが調整されました。 焦
点がずれてしまう場合は、フランジバックの調整が不十分です。 そのときは、再度手順 'b' から調整を行っ
てください。)
h. 最後に、 F.f 固定つまみを確実に締め付けます。
4. フランジバックの調整
-  -
取付基準面
結像面
フランジバック
F.f 固定つまみ
F.f 調整リング

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