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Summary of Contents for Sharp EL-5060

  • Page 2 安全にお使いいただくために この取扱説明書には、安全にお使いいただくための表 示をしています。その表示を無視して誤った取り扱い をすると、けがをしたり財産に損害を受ける場合があ ります。 内容をよく理解してから本文をお読みになり、記載事 項をお守りください。 人がけがをしたり財産に損害を受ける 注 意 おそれがある内容を示しています。 ..... 記号は、気をつける必要があることを 図記号 表しています。 の意味 ......... 記号は、しなければならないことを表 しています。 – 2 –...
  • Page 3 注 意 電池は誤った使いかたをすると、破裂 ● や発火の原因となることがあります。 また、液もれして機器を腐食させたり、 手や衣服などを汚す原因となることが あります。以下のことをお守りください。 • プラス “+” の向きを表示どおり正しく入れる。 • 種類の違うものや新しいものと古いものを混ぜ て使用しない。 • 使えなくなった電池を機器の中に放置しない。 • もれた液が目に入ったときはきれいな水で洗い 流し、すぐに医師の診断を受ける。障害をおこ す恐れがあります。 • もれた液が体や衣服についたときは、すぐに水 でよく洗い流す。 • 水や火の中に入れたり、分解したり、端子を ショートさせたりしない。 • 充電池は使用しない。 • 長期間使用しないときは、液もれ防止のため電 池を取り外す。 電池は幼児の手の届かないところに置 ● いてください。万一、お子様が飲み込 んだ場合は、ただちに医師と相談して ください。 記憶内容保存のお願い この製品は使用誤りや静電気・電気的ノイズの影響 を受けたとき、また故障・修理や電池交換のときは 記憶内容が変化・消失します。...
  • Page 4: Table Of Contents

    ご注意 この製品は厳重な品質管理と検査を経て出荷し ● ておりますが、万一故障または不具合がありま したら、お買いあげの販売店または(電卓)消費 者相談係(71ページ参照)までご連絡ください。 お客様または第三者がこの製品および付属品の ● 使用誤り、使用中生じた故障、その他の不具合 またはこの製品の使用によって受けられた損害 については、法令上賠償責任が認められる場合 を除き、当社は一切その責任を負いませんの で、あらかじめご了承ください。 この製品は付属品を含め、改良のため予告なく ● 変更することがあります。 もくじ 使用上のご注意とお手入れ ........6 ハードケースについて ..........7 異常が発生した場合の処理について ......8 表示の見かた ............. 8 計算をはじめる前に ..........10 本書でのキーの表しかた ........ 10 電源の入/切 ........... 10 数値や計算命令およびメモリーの消去のしかた ... 10 式の入力および修正...
  • Page 5 微分/積分計算 ..........18 乱数機能 ............19 角度単位換算 ........... 20 メモリー計算 ........... 20 連続計算 ............22 分数計算 ............23 2進・5進・8進・10進・16進の変換と計算 ..24 時間計算・10進⇔60進変換 ......26 座標変換 ............26 物理定数呼び出し機能 ........27 単位換算 (メトリックコンバージョン機能)... 30 エンジニアリング記号 ........31 計算結果丸め機能(MDF) ....... 32 ソルバー機能 ........... 32 シミュレーション計算...
  • Page 6: 使用上のご注意とお手入れ

    リスト計算 ............51 応用例題のキー操作例 ..........54 エラー・計算範囲 ........... 61 エラー .............. 61 エラーコードとエラー内容 ......61 計算範囲 ............63 電池交換のしかた ........... 66 電池について ........... 66 使用電池 ............66 電池使用上のご注意 ........66 電池の交換時期 ..........66 電池交換のしかた ........... 67 自動節電機能 ........... 67 仕様 ................ 68 関数電卓の表示名補足...
  • Page 7: ハードケースについて

    防水構造になっていませんので、水など液体がかか ● るところでの使用や保存は避けてください。 雨、水しぶき、ジュース、コーヒー、蒸気、汗など も故障の原因となります。 お手入れは、乾いたやわらかい布で軽くふいてください。 ● シンナーやベンジンなど、揮発性の液体やぬれた布 は使用しないでください。変質したり色が変わった りすることがあります。 ポケットやカバンに、硬いものや先のとがったもの ● と一緒に入れないで下さい。 傷がつくことがあります。 ハードケースについて この電卓には、使用しないときにキーや表示部を保護 するためのハードケースが付いています。 電卓を使うときは本体裏側に取り付けてください: ● 電卓を使わないときは本体表側に取り付けてください: ● 電卓を使用しないときは常にハードケースを本体表 ● 側に取り付けてください。 ハードケースは奥までしっかり取り付けてください。 ● ハードケースの内側には、クイックリファレンスカー ● ドが付いています。 – 7 –...
  • Page 8: 異常が発生した場合の処理について

    異常が発生した場合の処理について この電卓をご使用中に強度の外来ノイズやショックを 受けた場合など、ごくまれにªキーを含めた、すべ てのキーが働かなくなるなどの異常が発生することが あります。このようなときは、本体裏面のリセットス イッチ(RESET)を押してください。なお、この操作で 記憶内容がすべて消去されます。 リセットスイッチは次の場合にのみ押してくださ ◆ い。 初めてお使いになるとき ● 電池を交換したとき ● 記憶内容をすべて消去するとき ● 異常が発生し、すべてのキーの機能が働かないとき ● 表示の見かた ←表示 式表示部→ シンボル 指数部 仮数部 実際には、すべてのシンボルが同時に表示されるこ ● とはありません。 本書に記載されている画面例や計算例では、説明に ● 必要なシンボルのみ表示しています。 : 入力中の式が表示しきれないことを示しま す。</>を押していくと、隠れた部分 が見られます。 xy/r θ : 複素数モードなどにおける演算結果の表示形 式を示しています。 – 8 –...
  • Page 9 ▲/▼ : 矢印の方向に表示されていない内容があるこ とを示します。 [/]を押すと隠れている内容を表示し ます。 メニュー、マルチラインプレイバックや統計 データを表示するときなどに点灯します。 2ndF : @が押されたことを示し、続きの操作で各 キーの上側にオレンジ色で示されている機能 (第2機能) が選択できます。 : hが押されたことを示し、続きの操作で双 曲線関数を指定できます。逆双曲線関数を指 定する場合は、@ H と押して“2ndF HYP”を表示させます。 ALPHA : K (STAT VAR) 、O またはRが押さ れたことを示し、続きの操作でメモリーや統 計量の入力 (呼び出し) を行えます。 FIX / SCI / ENG : 表示方式を示します。セットアップ メニューから切り替えることができます。 DEG / RAD / GRAD : 角度の単位を示します。セット...
  • Page 10: 計算をはじめる前に

    計算をはじめる前に 本書でのキーの表しかた ほとんどのキーには2つ以上の機能があります。この 取扱説明書では、キー操作を次のように表記します。 : @e を指定します ln を指定します : Kü F を指定します (メモリー計算) 上記のように、キーの上側にオレンジ色で記載されて いる機能(第2機能)を指定するときは、@を最初に 押す必要があります。メモリーを指定するときは、 K を最初に押してください。数字はキー枠で囲ま ず、通常の数字として示します。 電源の入/切 ªを押すと電源が入り、@Fを押すと電源が 切れます。 数値や計算命令およびメモリーの消去のしかた 消去するには、次に示す方法があります。 消去方法 数値や A-F, X, Y STAT* matA-D* 計算命令 F1-F4 STAT VAR* L1-4* ª ○ × ×...
  • Page 11: 式の入力および修正(プレイバック機能

    【メモリークリアキーについて】 @∏を押して、右のメニュー MEM RESET を表示します。 すべての変数メモリー(M, A∼F, X, Y, ANS, F1∼ ● F4, STAT VAR, matA∼D, L1∼4)に記憶した数 値を消去するときは、メニューから00ある いは0®を押してください。 リセットするときは、メニューから10ある ● いは1®を押してください。この操作により 記憶内容がすべて消去されます。 式の入力および修正(プレイバック機能) 【カーソルキー】 </>でカーソルが動きます。計算結果を表示 ● しているときに>(<)を押すと入力した式に 戻ることができます(計算結果が行列形式やリスト形 式のときを除く)。 「マルチラインプレイバック機能」 も参照してください。 セットアップメニューなどでは、</>で数字 ● の点滅を移動させ、®(=)を押して選択する こ と が で き ま す 。 上 下 に 画 面 移 動 す る と き は 、 [/]を押してください。...
  • Page 12: マルチラインプレイバック機能

    【デリートキー】 数字や関数を消去するには、消したい場所にカーソ ● ルを移動し、dを押します。カーソル位置の数字 や関数が消去されます。カーソルが式の右にあると き (カーソルの形状が ‘ _ ’ のとき) や、置数のときは バックスペースキーとして機能します。 マルチラインプレイバック機能 一般モードにて、この電卓は以前に行った計算式を呼 び出す機能を備えています。計算式は “=” などの実行 関数を含め、142文字まで記憶することができます。 142文字を超える場合は、先に入力した古い計算式か ら順に消去していきます。[を押すと一つ前に入力 した計算式が表示され、さらに[を押していくとそ れ以前の式に戻っていきます。(前の式に戻った後、 ]で入力順に見られます。 ) @[で記憶して いる最も古い式ヘジャンプできます。 ª 3 ( 5 + 2 )= 3(5+2)= ① 3 * 5 + 2 = 3×5+2= ②...
  • Page 13: 初期設定

    ③数値が前にくる関数(x , n!, など) ¿ ④Y ⑤メモリーの前の×演算子を省略した乗算(2Yなど) ⑥数値が後ろにくる関数(sin, cosなど) ⑦関数の前の×演算子を省略した乗算(2sin30など) ⑧ ⑨×, ÷ ⑩+, − ⑪AND ⑫OR, XOR, XNOR ⑬=, M+, M−, ⇒M, DEG, RAD, GRAD, DATA, CD, →rθ,→xy, などの演算終了命令 カッコが使用された場合は、 カッコ内の計算が優先さ ● れます。 初期設定 モード選択 : m0 一般モード (NORMAL) 加減乗除算や関数計算を行います。...
  • Page 14: セットアップメニュー

    セットアップメニュー ”を押して、セットアップ DRG FSE TAB メニューを表示します。 メニュー項目は、次の方法で選ぶことができます。 ● < / > で数字の点滅を移動させ、® ● (=)を押す。 メニュー項目に対応した数字を入力する。 ● 画面の左側に▼/▲が表示されているときは、]/ ● [を押して次/前メニューを表示させることがで きます。 ªを押すと、セットアップメニューを終了します。 ● 【角度単位指定】 この電卓では、次の3つの角度単位(度、ラジアン、グ ラード)を指定できます。 DEG (゚) :”00を押してください。 ● RAD (rad):”01を押してください。 ● GRAD (g):”02を押してください。 ● 【表示方式と小数部桁数の指定】 この電卓では、4種類の表示方式 (浮動小数点方式、固 定小数点方式、指数方式、工学的指数方式) で計算結果 を表示することができます。...
  • Page 15 【浮動小数点方式の範囲設定について】 この電卓は、NORM1(初期設定)とNORM2の2種類 の浮動小数点方式を設定することができます。 各々の 設定にて違いますが、次に示す範囲にない場合には、 指数方式を用いて結果が表示されます。 NORM1: 0.000000001 ≦ l x l ≦ 9999999999 ● NORM2: 0.01 ≦ l x l ≦ 9999999999 ● 100000÷3= ª100000/3= 33 [浮動小数点(NORM1)] 333.33333 ”10 → [固定小数点(FIX)] 333.33333 ”22 [TABを2に指定] 333.33 ”11 → [指数(SCI)] 3.33×10 ”12 →...
  • Page 16: 一般計算

    一般計算 m0を押すと一般モードが選択できます。 ● 計算を行う前にªを押して表示をクリアしてください。 ● 例題を行う場合、画面にFlX, SCI, またはENGのシ ● ンボルが点灯しているときは、特に指示がある場合 を除いて、セットアップメニューから ‘NORM1’ を 選択してシンボルを消してください。また、角度の 単位は ‘DEG’ としてください。 加減乗除算/定数計算 ª 45 + 285 / 3 = 140. 45+285÷3= ( 18 + 6 )/ 18+6 ( 15 - 8 = 3.428571429 15–8 42 *±...
  • Page 17 ”02@T 1 = –1 1=[g] ”00 逆三角関数の結果は、次の範囲で表示されます。 ● θ = sin x , θ = tan θ = cos –1 –1 –1 θ θ –90 ≦ ≦ ≦ ≦ π π θ θ π – — — ≦ ≦ ≦ ≦...
  • Page 18: 微分/積分計算

    微分/積分計算 微分と積分の計算を行うことができます。計算を行う 前にm0と押して一般モードにしてください。 微分係数を求めたい x の値や積分の始点などの計算条 件は数値のみ入力可能で、2 などの計算式では指定で きません。同じ計算式で条件のみを変更して再計算を 行いたいときは、計算式を再入力することなく何度で も繰り返し計算を行うことができます。 微分計算を行うときは、式の入力後、x の値と微小 ● 区間(dx)を入力してください。 微小区間の指定がない場合、x ≠0 のとき dx=IxI × 、 x =0 のとき dx=10 、 として計算されます。 積分計算を行うときは、式の入力後、積分区間(a:始 ● 点、b:終点)と分割数(n)を入力してください。 分割数の指定がない場合、 n = 100として計算されま す。 計算を行うとXメモリーの値はクリアされます。 ● 微分/積分計算では、計算結果に誤差やエラーが発 ● 生する場合があります。その場合は、微小区間(dx) や分割数( n ) の値を変えて再計算してみてくださ...
  • Page 19: 乱数機能

    【積分計算を行うときの注意】 積分計算では被積分関数や分割数 により計算に時間がかかる場合が あります。計算中は“Calculating!” と表示されますが、ªを押して 計算を中断することができます。 また、積分範囲の微小な移動で積 分値が大きく変動する場合や、周 期関数などで積分値が区間によっ て正・負の値になる場合は、積分誤 差が大きくなります。前者の場合 は、積分区間をできるだけ細かく 分割して求めてください。後者の場合は、正の部分と 負の部分を分けて求めてください。その後、両者共 各々の結果を加算すると、計算精度が向上し、演算時 間も短縮されます。 ) ªKˆ™ 4 - 0.5 K d/dx (x – 0.5x + 6x ˆ÷+ 6 KˆL @Å 2 ®® dx=0.00002 ® 3 ® 0.001 ® 130.5000029 dx=0.001 ∫...
  • Page 20: 角度単位換算

    乱数はYメモリーを使用し、その値をもとに次の乱 ● 数を発生させます(疑似乱数列)。 【一般乱数】 @`0®を押して、0から0.999までの有 効桁数3桁の乱数を発生させることができます。続いて この乱数を発生させたい場合は、®を押します。 【ランダムダイス】 @`1®を押して、1から6までの整数の 乱数を発生させることができます (サイコロの出目をシ ミュレーションできます) 。続いてこの乱数を発生させ たい場合は、®を押します。 【ランダムコイン】 @`2®を押して、0と1をランダムに発 生させることができます (コインの表裏の出目をシミュ レーションできます) 。続いてこの乱数を発生させたい 場合は、®を押します。 【ランダムインテジャー】 @`3®を押して、0から99までの整数 の乱数を発生させることができます。続いてこの乱数 を発生させたい場合は、®を押します。 角度単位換算 @gを押すたびに、角度単位が変わり、表示さ れている数値を指定された角度単位に換算します。 ª 90 @g 90°→ [rad] 1.570796327 → [g] 100. → [°] @S 0.8 = –1 53.13010235 0.8 = [°]...
  • Page 21 モード M, F1-F4 A-F, X, Y 一般 ○ ○ ○ 統計 ○ × × 方程式 × × × 複素数 ○ ○ × 行列 ○ × ○ リスト ○ × ○ 【一時記憶メモリー (A∼F, X, Y)】 Oを使って数値を記憶します。KまたはRを 使って記憶した数値を呼び出します。 【独立メモリー(M)】 一時記憶メモリーの機能に加え、記憶済みの数値に新た な数値を加算したり減算したりすることができます。 独立メモリー(M)をクリアするには、ªOM を押してください。...
  • Page 22: 連続計算

    ª 8 * 2 OM 24 /KM= 24÷(8×2)= KM* 5 = (8×2)×5= ªOM 150 * 3 ; $150×3:M 450. +250 250 ; +)$250:M 250. ×5% RM* 5 @% –)M @:RM 665. 110 OY $1=¥110 110. 26510 /RY= ¥26,510=$? 241. 2750 *RY= 302’500.
  • Page 23: 分数計算

    複数の命令を入力した後や、計算結果が行列/リスト ● 形式のときは、連続計算を行うことができません。 分数計算 この電卓は、分数を使用した加減乗除算、関数計算、 およびメモリー計算を行うことができます。また、帯 分数、仮分数、小数間の変換を行うことができます。 シンボル ( ) を含めて表示桁数が10桁を超えるとき ● は、小数に変換して表示されます。 ª 3 \ 1 \ 2 + 3— + — = [a—] 4 \ 3 = 4 5 6 * →[a.xxx] 4.833333333 →[d/c] 29 6 — @¡ 2 \ 3 = 4.641588834 7 \ 5 ™...
  • Page 24: 2進・5進・8進・10進・16進の変換と計算

    2進・5進・8進・10進・16進の変換と計算 一般モードで、2進・5進・8進・10進・16進で表された数 値の相互変換や加減乗除算 (カッコ計算、メモリー計算 を含む) を行うことができます。また、2 進、5 進、8 進、1 6 進の各モードで、A N D (論理積) 、O R (論理 和) 、N O T (否定) 、N E G (負数) 、X O R (排他的論理 和) 、XNOR (排他的論理和の否定) の各論理演算を行い ます。 変換のキー操作は次のとおりです。 @ê:2 進モードを設定します( “ ” が現れま す)。また、表示している数値を2進数に...
  • Page 25 小数部を持っている数値(10進数)を2進数、5進数、8 進数、16進数に変換した場合、小数部は切り捨てら れ、整数部のみが変換されます。同様に、2進数、5進 数、8進数、16進数計算の結果に小数部が含まれてい る場合、小数部は切り捨てられます。2 進、5 進、8 進、16進モードのときの負数はそれぞれの補数として 表示されます。 ª@í 25 @ê 11001. DEC(25)→BIN @ì 1AC HEX(1AC) →BIN @ê 110101100. →PEN @û 3203. →OCT @î 654. →DEC @í 428. @ê( 1010 - 100 ) BIN(1010–100) ×11 = * 11 = 10010.
  • Page 26: 時間計算・10進⇔60進変換

    時間計算・10進⇔60進変換 10進と60進の変換や、60進数から秒および分への変 換を行うことができます。また、60進数を使用した加 減乗除算、関数計算、およびメモリー計算を行うこと ができます。 60進の表記は次のとおりです: 度 分 秒 ª 12 o 39 o 18.05 12°39’18.05” →[10] 12.65501389 123.678 @_ 123.678→[60] 123°40’40.8” 3 o 30 o 45 + 6 o 3h30m45s + 45 o 36 = 6h45m36s = [60] 10°16’21.” 1234 o 56 o 12 + 1234°56’12”...
  • Page 27: 物理定数呼び出し機能

    ª 6 @, 4   @{[ r ] x = 6 7.211102551 →   θ = [°] @≠[θ]   33.69006753 y = 4 @≠[ r ] 7.211102551 14 @, 36   @}[x] 11.32623792 r = 14 →...
  • Page 28 番号 名称 記号 単位 原子質量単位 Atomic mass unit-kilogram relationship 素電荷・電気素量 Elementary charge プランク定数 Planck constant ボルツマン定数 –1 Boltzmann constant µ 真空の透磁率 –2 Magnetic constant ε 真空の誘電率 –1 Electric constant 古典電子半径 Classical electron radius α 微細構造定数 Fine-structure constant ボーア半径 Bohr radius リュードベリ定数...
  • Page 29 番号 名称 記号 単位 1モルの気体定数 –1 –1 J mol Molar gas constant ファラデー定数 –1 C mol Faraday constant フォン・クリツィング定数 Von Klitzing constant 電子の比電荷 –1 - e/m C kg Electron charge to mass quotient 循環量子 –1 h/2m Quantum of circulation γ 陽子の磁気角運動量比...
  • Page 30: 単位換算(メトリックコンバージョン機能

    ª 15.3 * 10 + 2 @•* = 15.3m/s ß 03 * 10 L= t = 10s 643.3325 t+ — gt = ?m 単位換算(メトリックコンバージョン機能) 単位換算は2進、5進、8進、16進以外の一般モード、 統計モード、方程式モード、行列モード、リストモー ド、で行うことができます。 番号 単位 注釈 in → cm : インチ cm → in : センチメートル ft →...
  • Page 31: エンジニアリング記号

    番号 単位 注釈 J → cal : ジュール → J : 15度カロリー J → cal : ジュール → J : I.T. カロリー hp → W : 馬力 W → hp : ワット ps → W : 仏馬力 W → ps : ワット...
  • Page 32: 計算結果丸め機能(Mdf)

    計算結果丸め機能(MDF) この機能は、電卓内部に記憶されている計算結果を、 表示されている計算結果に一致させる機能です。この 電卓内では計算を指数方式(A×10 )で行い、仮数部を 14桁まで求めています。このため、通常の計算では計 算精度を上げるために、計算に用いられる数値は表示 されている数値ではなく、計算機内部に記憶されてい る数値が使用されています。 しかし、計算結果丸め機能を使えば、計算結果を利用 して続けて計算を行う場合に、表示されている結果を そのまま次の計算に利用することができます。 ª”10”21 5÷9=ANS 5 / 9 = ANS×9= * 9 =* [FIX,TAB=1] 5 / 9 =@j * 9 =* ”13 ×9 –1 5.5555555555555×10 0.6×9 ソルバー機能 入力した式が“=0”となるxの値を求める機能です。 ニュートン法による近似計算を行っていますので、式 ● (例えば、周期関数)や初期値(Start)によっては、解が 収束せずにエラー(Error 2)となる場合があります。...
  • Page 33: シミュレーション計算

    【ソルバー機能の使用方法】 ①m0を押して一般モードにします。 ②変数xを使った式を入力します。 ③∑0を押します。 ④初期値(Start)を入力して®を押してください。数 値の指定がない場合、Start=0として計算されます。 ⑤微小区間(dx)を入力してください。数値の指定がな い場合、初期値(Start)を元にして、初期値≠0 : 初 期値×10 、初期値=0 : 10 となります。 ⑥®を押すと計算が始まります。 【ニュートン法について】 式の根の近似値を微分を使って求める方法です。ま ● ず、ある初期値 (Start) をもとに図に示すように近似 値を求め、入力式 (f(x)) の計算結果と “0” を比較 します。次にその近似値 を新たな初期値にして近 似値を求めるという計算 を繰り返します。そして 最終的に入力式の計算結 果がほぼ “0” になったと き、その近似値を解とし ます。 ªsKˆ- 0.5 sin x–0.5 ∑0 0 ®®...
  • Page 34: 計算方法

    使用できる変数 : A∼F, M, X, Y 使用できない関数 : 乱数 シミュレーション計算は一般モードでのみ実行可能 ● です。 = 以外の演算終了命令( % など) は使用できませ ● ん。 計算方法 ①m0を押して一般モードにします。 ②変数を1つ以上使った式を入力します。 ③@≤を押します。 ④変数値の入力画面になります。点滅している変数の 値を入力し、®を押して確定させます。使用した 全ての変数の値を入力し終わると計算結果を表示し ます。 変数値の入力は数値のみ可能で計算式での入力はで ● きません。 計算終了後@≤を押すとくり返し同じ式を利 ● 用した計算を行うことができます。 変数に数値が記憶されている場合、変数値入力画面 ● でその数値を表示します。数値を変更する場合は新 しい数値を入力し®を押します。 シミュレーション計算を実行すると変数メモリーの ● 内容は入力した値に変わります。 Kˆ÷- 3 Kˆ...
  • Page 35: フォーミュラメモリー

    フォーミュラメモリー フォーミュラメモリーは、式を数値と同様に記憶させ ることができるメモリーで、次のようなときに使うと 便利です。 よく使う式 (公式など) を記憶させる。 ● 必要なときに呼び出して計算できます。 公式などの一部を記憶させる。 ● 入力中の式のどの場所にでも呼び出して入力するこ とができます。 フォーミュラメモリーは、F1, F2, F3, F4の4本あり、 合計で256文字までの式を記憶させることができます (sin, cos など複数の文字で構成されている関数も1 文字として扱います) 。なお、それぞれのメモリーに、 新たに式を記憶させると、以前に記憶されていた式に 上書きされます。 F1に記憶した円柱の体積を求める公式(πr h)を利用して、円柱の 体積および円すいの体積(—πr h)を求める。 πr • @VKAL h⇒F1  KB O≥ 、 に変数 を  ...
  • Page 36: 統計計算

    統計計算 この電卓では、統計モードで7種類の統計計算ができ ます。まず、m1と押して統計モードにし、次 に0 ∼6 を押して、希望の統計計算を選びま す。 0(SD) :1変数統計計算 Stat 0 を表示 1(LINE) :1次回帰計算 Stat 1 を表示 2(QUAD) :2次回帰計算 Stat 2 を表示 3(EXP) :指数回帰計算 Stat 3 を表示 4(LOG) :対数回帰計算 Stat 4 を表示 5(PWR) :ベき乗回帰計算 Stat 5 を表示 6(INV) :逆数回帰計算 Stat 6 を表示 各統計計算で求めることのできる統計量は下記の表の...
  • Page 37: 1変数統計計算

    1変数統計計算 ①の統計量、および正規確率関数の値 1次回帰計算 ①と② (2次回帰式の係数 を除く)の統計量に加え y′ て、 に対するyの推定値(推定値 )および に対す るxの推定値 (推定値x′)を求めます。 指数回帰、対数回帰、ベき乗回帰、逆数回帰計算 ①と② (2次回帰式の係数c を除く)の統計量に加え て、xに対するyの推定値(推定値y′)およびyに対する xの推定値 (推定値x′)を求めます。ただし、これらの 回帰計算はそれぞれの回帰式を1次回帰式に変換し て計算しているためaおよびb以外の統計量は、入力 したデータに対するものではなく、変換されたデー タによる統計量になります。 2次回帰計算 ①と②の統計量、および2次回帰式 ( ) の係数 、 、 を求めます。なお、2次回帰計算 では相関係数rは計算できません。 x′ 推定値 の値が2つある場合、@≠を押して ● 下さい。 KおよびRを用いて統計変数を使った計算を ● 行うことができます。...
  • Page 38 DATA 95 k 80 k 75 & 3 k 50 k – x= 75.71428571 σx= 12.37179148 Σx= 530. Σx 41’200. R£ 13.3630621 178.5714286 (95– – x) ( 95 -K~) ×10+50= /K£* 10 + 50 = 64.43210706 x = 60 → P(t) ? °1 60 °0) 0.102012 t = –0.5 →...
  • Page 39: データ入力と訂正

    12 & 41 k 8 & 13 k 5 & 2 k 23 & 200 k 23 200 15 & 71 k 5.357506761 –3.120289663 R© 0.503334057 x=10 → y′=? 10 @y 24.4880159 y=22 → x′=? 22 @x 9.63201409 @≠ –3.432772026 @≠...
  • Page 40 【データの訂正】 データの入力途中(kを押す前) ªで入力中のデータを消去できます。 データの入力後(kを押した後) [/]を使って、入力済みのデータを表示す ることができます。 ]を押すと最も古い入力データから、[を押す と最も新しい入力データから順番に表示されます。 入力データは、 ‘Xn=’ , ‘Yn=’ , ‘Nn=’ (nは入力デー タセットの入力順の連番です)と項目ごとに表示さ れます。 訂正したい入力データを表示しているときに、正 しい値を入力して、kを押すと訂正することが できます。&を使うと、1つのデータセットを まとめて訂正することができます。 ▲/▼シンボルは、矢印の方向に表示されていない内 ● 容があることを示しています。[/]を押すと 隠れている内容を表示します。 入力したデータセットを消去するときは、消去した ● いデータセットの項目を表示させてから@J を押してください。データセットが消去されます。 新しいデータセットを追加するときは、Nを押し ● てから、データ入力後kを押してください。 DATA 30 k 40 & 2 k 50 k ↓...
  • Page 41: 統計計算式

    統計計算式 タイプ 回帰式 1次回帰 y = a + bx 2次回帰 y = a + bx + cx 指数回帰 y = a • e 対数回帰 y = a + b • ln x べき乗回帰 y = a • x 逆数回帰 y = a + b — x = Σx n Σx –...
  • Page 42 【正規確率計算】 x – x データを標準化するための変換式 σx )、Q( )、R( )は、面積を求めるという考えか ● ら、 <0であっても常に正の値をとります。 )、Q( )、およびR( )の値は小数点以下6桁で す。 – 42 –...
  • Page 43: 連立1次方程式

    連立1次方程式 2元連立1次方程式 (2-VLE) および3元連立1次方程式 (3-VLE) の解を求めることができます。 ①2元連立1次方程式:m20 x + b y = c x + b y = c ②3元連立1次方程式:m21 x + b y + c z = d x + b y + c z = d x + b y + c z = d 行列式の値Dが0になる場合はエラーとなります。...
  • Page 44: 2次/3次方程式

    2 ® 3 ® 4 ® 2x + 3y = 4 5 ® 6 ® 7 5x + 6y = 7 ® [x] –1. x = ? ® [y] y = ? ® [det(D)] det(D) = ? –3.  1 ® 1 ® 1 ±® 9 ® x + y –...
  • Page 45: 複素数計算

    3 ® 4 ®± 95 + 4x – 95 = 0 ® x1 = ? ® –6.333333333 x2 = ? @® + 3x + 7 = 0 5 ® 4 ® 3 ® 7 + 4x ® x1 = ? –1.233600307 ®...
  • Page 46 直交座標形式における 座標、または極座標形式にお ● ける偏角が0のときは、実数とみなします。 共役複素数を求めることができます。(°0) ● (12–6i) + (7+15i) 12 - 6 Ü+ 7 + 15 Ü -( 11 + 4 Ü)= [x] – (11+4i) = @≠ [y] @≠ [x] 6×(7–9i) × 6 *( 7 - 9 Ü)* ( 5 ±+ 8 Ü)= [x] 222. (–5+8i) = @≠...
  • Page 47: 行列計算

    行列計算 4行4列までの行列を4つまで保存して、計算することが できます。m4を押すと行列モードになります。 行列の入力および保存 行列計算の前に、計算に使う行列を入力し保存してくだ さい。行列の入力および保存の方法は次のとおりです。 ①m4を押して行列モードにします。 ②]を押して、行列編集画面を表示します。▲/▼ シンボルが点灯します。 ③行( ‘ ROW’ )を定義します。数値を入力後、kを 押します。 ④列( ‘ COLUMN’ )を定義します。数値を入力後、 kを押します。 ⑤各要素を入力します。それぞれの要素の数値を入力 するたびに、kを押します。 ⑥行と列の定義、各要素の入力が完了した後、ªを 押して行列編集画面を終了してください。 ⑦°2に続けて保存先の行列名(matA-D)を指 定して、行列を保存します。 行列の修正および保存 行列の修正および保存の方法は次のとおりです。 ①°1に続けて修正したい行列名(matA-D)を指 定した後[または]を押して、行列データを行 列編集画面に呼び出します。 ②行列編集画面にて、行、列、各要素を修正します。 数値を入力後、kを押します。行や列を変更すると 各要素はすべて “0” になりますのでご注意ください。 ③修正が完了した後、ªを押して行列編集画面を終 了してください。 ④°2に続けて保存先の行列名(matA-D)を指 定して、行列を保存します。 – 47 –...
  • Page 48: 行列計算

    行列計算 加減乗除算(行列と行列の除算は除く)やx 、x 、x を ● 使った計算を行うことができます。 下記の表の行列専用関数を使用して計算を行うこと ● ができます。 計算結果が行列形式のときは行列編集画面に表示さ ● れます。計算結果を保存するときは、ªを押して 行列編集画面を終了してから、°2に続けて 保存先の行列名(matA-D)を指定して、行列を保存 してください。 ご注意: 行列計算を行う前に、ªを押して、行列編集画面 ● を終了してください。 行列編集画面の行列データは、新たな行列計算によ ● り上書きされます。 行列のディメンジョン(行×列)を、指定した (行列名,行数,列数) 値に変更します。 fill 指定した値で要素をすべて満たした行列を (値,行数,列数) 作ります。 cumul 行列名 指定した行列の累積行列を作ります。 指定した行列の結合を行います。 (行列名,行列名) 行数が等しい行列に限ります。 identity 値 指定した数値の単位行列を作ります。 rnd_mat 指定したディメンジョン(行×列)の乱数行列...
  • Page 49 ] 2 k 2 k 1 k 2 k → matA 3 k 4 k ª∑20 → matB ] 2 k 2 k 3 k 1 k 2 k 6 k ª∑21 7 13 matA × matB = ª∑00*∑01= 17 27 –2 ª∑00@•= –1...
  • Page 50: リスト計算

    リスト計算 16項までのリストを4つまで保存して、計算するこ とができます。m5を押すとリストモードにな ります。 リストの入力および保存 リスト計算の前に、計算に使うリストを入力し保存して ください。リストの入力および保存の方法は次のとおり です。 ①m5を押してリストモードにします。 ②]を押して、リスト編集画面を表示します。▲/ ▼ シンボルが点灯します。 ③リストの大きさ( ‘ SIZE’ )を定義します。数値を入力 後、kを押します。 ④各項を入力します。それぞれの項の数値を入力する たびに、kを押します。 ⑤大きさの定義、各項の入力が完了した後、ªを押 してリスト編集画面を終了してください。 ⑥∑2に続けて保存先のリスト名(L1-4)を指定 して、リストを保存します。 リストの修正および保存 リストの修正および保存の方法は次のとおりです。 ①°1に続けて修正したいリスト名(L1-4)を指定 した後[または]を押して、リストデータをリ スト編集画面に呼び出します。 ②リスト編集画面にて、大きさ、各項を修正します。 数値を入力後、kを押します。大きさを変更する と各項はすべて “0” になりますのでご注意下さい。 ③修正が完了した後、ªを押してリスト編集画面を 終了してください。 ④°2に続けて保存先のリスト名(L1-4)を指定し て、リストを保存します。 – 50 –...
  • Page 51: リスト計算

    リスト計算 加減乗除算やx 、x 、x を使った計算を行うことがで ● きます。 下記の表のリスト専用関数を使用して計算を行うこ ● とができます。 計算結果がリスト形式のときはリスト編集画面に表 ● 示されます。計算結果を保存するときは、ªを押 してリスト編集画面を終了してから、°2に 続けて保存先のリスト名(L1-4)を指定して、リスト を保存してください。 ご注意: リスト計算を行う前に、ªを押して、リスト編集 ● 画面を終了してください。 リスト編集画面のリストデータは、新たなリスト計 ● 算により上書きされます。 sortA リスト名 指定したリストを昇順に並べ替えます。 sortD リスト名 指定したリストを降順に並べ替えます。 dim(リスト名, 大きさ(SIZE)を指定した値に変更したリスト リストの大きさ) を作成します。 fill(値,リストの 指定した値で、すべての項を満たした 大きさ) リストを作成します。 cumul リスト名 指定したリスト内の項を最初から順次加算して、 新しいリストを作成します。...
  • Page 52 o_prod 2つのリスト(ベクトルとして扱います)の外 (リスト名,リスト名) 積を求めます。 i_prod 2つのリスト(ベクトルとして扱います)の内 (リスト名,リスト名) 積を求めます。 abs リスト名 リスト(ベクトルとして扱います)の絶対値(大 きさ)を求めます。 list→mat リストデータから行列データを作ります。各 (°5) リストデータが各行列の左端の列となります (L1→matA、L2→matB、L3→matC、L4 →matD)。計算後、行列モードに変わります。 list→matA リストデータからmatAの行列を作ります。 (°6) 各リストデータが各列となります(L1、L2、 L3、L4→matA)。計算後、行列モードに変 わります。 2, 7, 4 → L1 ] 3 k 2 k 7 k 4 k ª∑20 –3, –1, –4 → L2 ] 3 k ±...
  • Page 53 ª∑44∑00= sum L1 = 13 ª∑45∑00= prod L1 = 56 stdDv L1 = 2.516611478 ª∑46∑00= ª∑47∑00= vari L1 = 6.333333333 o_prod(L1,L2) = {–24 –4 19} ª∑48∑00 @,∑01)= ª∑49∑00 i_prod(L1,L2) = –29 @,∑01)= ª∑4A∑01= abs L2 = 5.099019514 list → matA 2 –3 list →...
  • Page 54: 応用例題のキー操作例

    応用例題のキー操作例 三角比 例 下図においてA地点からB地点の距離(c)と角B(θ)が わかっているとき、A−C間の距離(b)とB−C間の距 離(a)は? 1辺の長さと角度から、三角比を使って他の辺 解説 の長さを求めることができます。 ― c sin θ = ― c cos θ = tan θ = ― a ― c sin θ =     から、b=c ・ sin θ     から、a=c ・ cos θ ― c cos θ...
  • Page 55 辺aと角Bがわかっているときは、以下の式を使って ● 求めます。     から、b=a ・ tan θ tan θ = ― a     ― c から、c= cos θ = cos θ 例 下図において2辺の距離がわかっているとき、角B(θ) は? 解説 2辺の長さから、三角比を使って角度を求める ことができます。 ― c から、 sin θ = θ =sin ‥‥‥‥‥‥① ― c ― c から、...
  • Page 56 正弦定理 下図において辺a、角A、角Bがわかっているとき、辺 b・辺cの長さと角Cの角度は? 2角と1辺より、正弦定理を使って他の辺と角度 解説 を求めることができます。 = = sinB sinC sinA 上記定理から、 sinB sinC b = a×    c = a× sinA sinA 式の記憶 変数Y=辺の長さa、変数B=角度B、変数A=角度A、変 数C=角度Cとして F1: Y sinB ÷ sinA F2: Y sinC ÷ sinA キー操作 ªm0 KYsKB/sKA O≥ KYsKC/sKA O∆ (以下計算実行)...
  • Page 57 余弦定理 下図において、 a=14.7cm、 b=17.8cm、 θ=43° 32'54'' の場合のcの長さを求めます。 2辺と1角より、余弦定理を使って他の辺の長さ 解説 を求めることができます。 =b +c −2bc・cosAから a= b +c −2bc・cosA ‥‥‥‥① =c +a −2ca・cosBから b= c +a −2ca・cosB ‥‥‥‥② =a +b −2ab・cosCから c= a +b −2ab・cosC ‥‥‥‥③ この例題では③を使用します。 キー操作 ªm0 ”00 @⁄(14.7L+17.8L- 2*14.7*17.8*u43o32o54 → 12.39480134 cm (c) ヘロンの公式...
  • Page 58 キー操作 ªm0 (10+8+6)/2OM →12m (s) @⁄(KM(KM- 10)(KM-8)( KM-6))= → 24m 放物運動 初速(V )20m/sで投げたボールが50° の角度(θ)で上 がりました。2.5秒後(t)の高さ(h)は? 次の式を使って求めます。 解説 ― h=V t・sinθ−  gt (g:重力加速度9.80665m/s 式の記憶 変数A=初速V 、変数Y=時間t、変数B=角度θ、変数 C=重力加速度gとして F1: A Y sinB-C Y ÷2 キー操作 ªm0 KAKYsKB- KCKYL/2O≥ (以下計算実行) ª”00 R≥@≤20®2.5®50®ß03 ® →...
  • Page 59 交流回路のインピーダンス計算 例         (公式) + ωL− Z= R ωC ωL− ωC θ= tan ω π ただし =2 Ω µ 図において、 R=120[ ]、 L=4[H]、 C=3[ F]、 f=60[Hz] の場合のインピーダンスZと位相角θを求めます。 解説 ω π π Mメモリー: = 2 f = 2 × × 60 ω Yメモリー...
  • Page 60 複利計算 元金100万円、年利5%のとき1年ごとの元利合計は? 元利合計は、下記の式で求めることができます。 解説 期間 元利合計=元金×(1+利率) キー操作 ªm0 1000000*(1+0.05)= → 1050000円 (1年後) *(1+0.05)= → 1102500円 (2年後) → 1157625円 (3年後) • • • • • • – 60 –...
  • Page 61: エラー・計算範囲

    エラー・計算範囲 エラー 計算範囲を超える計算を行ったときや、数学的に不条 理な計算を実行した場合エラーになります。エラーの ときは、<(または>)を押して、式中のエラー 箇所にカーソルを戻すことができます。式を修正する か、ªを押して式をクリアしてください。 エラーコードとエラー内容 文法エラー:Error 1 文法的に実行できない場合のエラー。 ●   例) 2+-5= 演算エラー:Error 2 計算結果または途中結果の絶対値が10 以上のとき。 ● 除数が0の除算を実行したとき(計算途中の結果が0 ● のときも含む)。 計算途中または計算結果が計算範囲を超えたとき。 ● 深みエラー:Error 3 数値または演算命令用のバッファー(一段モードでは数 ● 値用に1 0 段* 、演算命令用に2 4 段) を超えたとき。 * 他のモードでは5段になります。また、行列/リス トデータは1段になります。 統計モードで統計データが100件を超えたとき。 ● 式の長さエラー:Error 4 式が最大入力バッファー(142文字)を超えたとき。...
  • Page 62 式の呼び出しエラー:Error 5 フォーミュラメモリーに記憶させた式中に、その式 ● を呼び出そうとしたモードでは使えない関数等が含 まれている場合。例えば、0と1以外の数値を含む式 を記憶し2進モードで呼び出そうとしたとき。 メモリーオーバーエラー:Error 6 フォーミュラメモリーの容量を超えて式を記憶させ ● ようとしたとき。F1∼F4で合計256文字まで記憶で きます。 無効エラー:Error 7 行列/リスト定義エラー。 ● 行列/リストのサイズに無効な値を指定したとき。 ● ディメンジョンエラー:Error 8 行列/リストのサイズが不適切なため計算できないとき。 ● 無効ディメンジョンエラー:Error 9 計算途中または計算結果の行列/リストの大きさが計 ● 算範囲を超えたとき。 未定義エラー:Error 10 登録されていない行列/リストが計算で使われたとき。 ● – 62 –...
  • Page 63: 計算範囲

    計算範囲 この電卓では、原則として仮数部の最下位桁に ± 1 ● の誤差が生じます。ただし、連続して計算を行うと 誤差が累積されて、誤差が大きくなります。y ¿ , n!, e , ln, 行列/リスト計算など内部で連続計算を行っ ている場合も誤差が累積されて、誤差が大きくなりま す。また、関数の特異点および変曲点の近傍では誤差 が累積されて大きくなります。 計算範囲:±10 ∼±9.999999999×10 および0 ● 置数値や演算結果、および途中結果の絶対値が10 未満の場合は0と見なして計算、あるいは表示を行い ます。 関数 計算範囲 DEG: | x | < 10 (tan x : | x | ≠ 90 (2n–1))* π...
  • Page 64 関数 計算範囲 sinh x, cosh x, | x | 230.2585092 ≦ tanh x –1 sinh | x | < 10 –1 cosh x < 10 ≦ –1 tanh | x | < 1 | x | < 10 | x | < 2.15443469 × 10 x <...
  • Page 65 関数 計算範囲 →DEC DEC : | x | 9999999999 ≦ →BIN : 1000000000 1111111111 ≦ ≦ →PEN 111111111 ≦ ≦ →OCT PEN : 2222222223 4444444444 ≦ ≦ →HEX 2222222222 ≦ ≦ OCT : 4000000000 7777777777 ≦ ≦ 3777777777 ≦ ≦ HEX : FDABF41C01 FFFFFFFFFF ≦...
  • Page 66: 電池交換のしかた

    電池交換のしかた 電池について この電卓は、太陽電池とアルカリボタン電池 (LR44) の2つの電源方式 (ツインパワー) を採用しています。 この2つの電源方式により、明るいところでは太陽電 池で動作し、少し暗いところではアルカリボタン電池 で動作します。 使用電池 アルカリボタン電池 LR44 (または同等品) 2個 電池使用上のご注意 冒頭の 「安全にお使いいただくために」 もよく読んでお 取り扱いください。 消耗した電池をそのままにしておきますと、液もれ ● により製品を傷めることがあります。 最初の電池は工場出荷時に組み込まれていますの ● で、所定の連続使用時間に満たないうちに、寿命が 切れることがあります。 ご注意 電池交換を行うと記憶内容が消えます。 ● 温度が高いところ、低いところなど、使用環境 ● によっては電池の寿命が短くなり、内容が消え てしまうことがあります。重要な内容は必ず紙 などに控えておいてください。 電池の交換時期 表示が薄く見えにくいとき、あるいは暗い場所で使用 した場合にªを押しても何も表示しないときは、電 池の交換が必要です。 – 66 –...
  • Page 67: 電池交換のしかた

    電池交換のしかた 1. @Fを押して電源を切ります。 2. 2つのネジを取り外し、電池ぶたを外します。(図1) 図1         図2 3. 古い電池をボールペンなどでひっかけて2個取り出 します。(図2) 4. 新しい電池を2個 “+” 面を上にして入れます。 5. 電池ぶたをもと通り取り付け、ネジで止めます。 6. 裏面のリセット(RESET)スイッチを押します。 下のように表示していることを確認してください。 ● もし、下のように表示されなかったり、何も表示され ないときは、もう一度電池を入れ直してください。 自動節電機能 この電卓は約10分間キー操作をしないと、電池の消耗 を少なくするため、自動的に電源が切れます。 – 67 –...
  • Page 68 仕様 計算機能:一般計算(加減乗除算・メモリー計算・関数 計算・ソルバー機能など)、複素数計算、連 立1 次方程式、2 次/ 3 次方程式、統計計 算、行列計算、リスト計算など 内部演算: 仮数部14桁 計算保留:一般モードでは演算命令用24段、数値用 1 0 段(他のモードでは5 段。行列/ リスト データは1段。) 電源: 太陽電池 (本体に組み込み) 3V ... (DC): アルカリボタン電池 (LR44または同等品) 2個 (本体内蔵) 電池使用時間: 約5,000時間 (内蔵電池のみで連続表示した 場合) 使用温度: 0℃∼40℃ 外形寸法: 幅79.6mm×奥行154.5mm×厚さ13.2mm 質量: 約97g (電池含む) 付属品: アルカリボタン電池2個...
  • Page 69: 関数電卓の表示名補足

    関数電卓の表示名補足 関数電卓本体に表示されている文字について、下記の 一覧表を参考にしてください。 表示 呼び方 セカンド・ファンクション 第2機能指定 ª オン/クリア 電源ON/数値や計算命令の 消去 ∏ メモリークリア 変数メモリーの消去やリ セット アルファ アルファベット クリア・オール 数値や計算命令および一時 記憶メモリーの消去 モード モード選択 ” セットアップ 表示方式の指定 ‘ インサート 挿入モード デリート カーソル位置の数字や関数 を消去 アーク・ハイパボリック 逆双曲線 ハイパボリック 双曲線 サイン 正弦 (三角関数) コサイン 余弦 (三角関数) タンジェント...
  • Page 70 表示 呼び方 ディーエムエス 60進数入力 Degree ディグリー 度 Minute ミニット 分 Second セカンド 秒 リコール メモリーの呼び出し ストア メモリーへの記憶 データ 統計データの入力 クリアデータ 統計データの削除 ランダム 乱数 ê バイナリー 2進 ê ペンタル 5進 î オクタル 8進 ´ デシマル 10進 ì ヘキサ 16進 モディファイ 計算結果丸め機能 ディーアールジー...
  • Page 71: お客様ご相談窓口のご案内

    お客様ご相談窓口のご案内 仕様および使用上のご注意に従った正常な使用状態 ◆ で故障した場合には、修理ご相談窓口に修理をお申 しつけください。 保証期間中 (お買いあげの日から1年間) は、無料で 修理または同等品と交換させていただきます。 保証期間内でも、次の場合は有料修理となります。 ★ (イ) 使用上の誤り、または不当な修理や改造によ る故障・損傷 (ロ) お買いあげ後に落とされた場合などによる故 障・損傷 (ハ) 過酷な使用による故障・損傷 (ニ) 火災・地震および風水害その他天災地変など、 外部に要因がある故障・損傷 (ホ) 電池の液もれによる故障・損傷 (へ) 消耗品(アルカリボタン電池)が損耗し取り替え を要する場合 修理ご相談窓口 ◆ 修理は、 (電卓) 消費者相談係に郵便番号、ご住所、 お名前、電話番号、お買いあげ年月日および販売店 名 (または、贈答品) 、故障内容などを記入のうえ製 品を郵送してください (送料はお客様負担) 。 〒639 - 1186 奈良県大和郡山市美濃庄町492  シャープ株式会社  情報通信事業本部...
  • Page 72: 補修用性能部品の保有期間

    一般ご相談窓口 ◆ この製品についてのご意見、ご質問は、相談室へお 申しつけください。 (TEL) 06 - 6794 - 8021 西日本相談室 043 - 299 - 8021 東日本相談室 電話番号をよくお確かめのうえおかけください。 ● 電話番号などは変わることがあります。その節は ● ご容赦願います。 補修用性能部品の保有期間 当社は電卓の補修用性能部品を製造打切後5年保 ● 有しています。 補修用性能部品とは、その製品の機能を維持する ● ために必要な部品です。 修理にかえ製品と交換させていただく場合は、お ● 買いあげいただいた製品と同一品または同等品と の交換になります。 (保証期間経過後は、ご要望に より有料交換いたします。) – 72 –...
  • Page 73 English Operation Guide CONTENTS INTRODUCTION ..............E-3 Operational Notes ............E-3 Hard Case ............... E-4 DISPLAY ................E-4 BEFORE USING THE CALCULATOR ......... E-5 Key Notation Used in this Manual ........E-5 Power On and Off ............E-5 Clearing the Entry and Memories ........E-5 Entering and Correcting the Equation ......
  • Page 74 STATISTICAL CALCULATIONS ........E-24 Single-variable statistical calculation ......E-24 Linear regression calculation ........E-24 Exponential regression, Logarithmic regression, Power regression, and Inverse regression calculation ... E-24 Quadratic regression calculation ........E-24 Data Entry and Correction ..........E-26 Statistical Calculation Formulas ........E-28 Normal Probability Calculations ........
  • Page 75: Introduction

    ♦ Press the RESET switch (on the back), with the tip of a ball- point pen or similar object, only in the following cases. Do not use an object with a breakable or sharp tip. Note that pressing the RESET switch erases all data stored in memory.
  • Page 76: Hard Case

    If service should be required on this calculator, use only a SHARP servicing dealer, SHARP approved service facility, or SHARP repair service where available. Hard Case DISPLAY ←Symbol Equation→ Display Exponent Mantissa • During actual use, not all symbols are displayed at the same time.
  • Page 77: Before Using The Calculator

    : Indicates that the calculator is waiting for a numerical value to be entered, such as during simulation calcula- tion. : Appears when the calculator shows an angle as the result in the complex calculation mode. : Indicates an imaginary number is being displayed in the complex calculation mode.
  • Page 78: Entering And Correcting The Equation

    [Memory clear key] MEM RESET Press @∏ to display the menu. • To clear all variables (M, A-F, X, Y, ANS, F1-F4, STAT VAR, matA-D, L1-4), press 00 or 0®. • To RESET the calculator, press 10 or 1®. The RESET operation will erase all data stored in memory, and restore the calculator's default setting.
  • Page 79: Priority Levels In Calculation

    ª 3 ( 5 + 2 )= 13(5+2)= 3 * 5 + 2 = 23×5+2= 3 * 5 + 3 * 2 = 33×5+3×2= →1 →2 →3 →2 Priority Levels in Calculation Operations are performed according to the following priority: Q Fractions (1 4, etc.) W ∠, engineering prefixes E Functions ¿...
  • Page 80 [Determination of the Angular Unit] The following three angular units (degrees, radians, and grades) can be specified. : Press ”00. • DEG (°) • RAD (rad) : Press ”01. • GRAD (g) : Press ”02. [Selecting the Display Notation and Decimal Places] Four display notation systems are used to display calculation results: Floating point;...
  • Page 81: Scientific Calculations

    SCIENTIFIC CALCULATIONS • Press m0 to select the normal mode. • In each example, press ª to clear the display. If the FIX, SCI, or ENG indicator is displayed, clear the indicator by selecting ‘NORM1’ from the SET UP menu. Arithmetic Operations •...
  • Page 82 • The range of the results of inverse trigoniometric functions –1 x , θ = tan –1 θ = sin θ = cos –1 –90 ≤ θ ≤ 90 0 ≤ θ ≤ 180 π π – — ≤ θ ≤ — 0 ≤...
  • Page 83: Differential/Integral Functions

    Differential/Integral Functions Differential and integral calculations are only available in the normal mode. For calculation conditions such as the x value in differential calculation or the initial point in integral calculation, only numerical values can be entered and equations such as 2 cannot be specified.
  • Page 84: Random Function

    Following these tips will allow results of calculations with greater accuracy and will also shorten the calculation time. ) ªKˆ™ 4 - 0.5 Kˆ d/dx (x – 0.5x + 6x ÷+ 6 KˆL @Å 2 ®® dx=0.00002 ® 3 ® 0.001 ® 130.5000029 dx=0.001 ªKˆL- 5...
  • Page 85: Memory Calculations

    Memory Calculations Mode M, F1-F4 A-F, X,Y NORMAL × × STAT × × × × CPLX × × LIST × : Available : Unavailable [Temporary memories (A-F, X and Y)] Press O and a variable key to store a value in memory. Press R and a variable key to recall a value from the memory.
  • Page 86: Chain Calculations

    110 OY $1=¥110 110. 26510 /RY= ¥26,510=$? 241. 2750 *RY= 302’500. $2,750=¥? 3 OY r=3cm (r→Y) @VKYL πr 28.27433388 24 /( 4 + 6 )= —— = 2.4...(A) 3 *K?+ 60 / 3×(A)+60÷(A)= 32.2 @VKYL πr ⇒F1 O≥ 3 OY R≥* 4 / 3 = 37.69911184 V = ? Chain Calculations...
  • Page 87: Binary, Pental, Octal, Decimal, And Hexadecimal Operations (N-Base

    — @¡ 2 \ 3 = 4.641588834 7 \ 5 ™ 5 = 16807 3125 — ° 1 \ 8 ™ 1 \ 3 — — ° @⁄ 64 \ 225 = —— = ° ( 2 ™ 3 ) \ —...
  • Page 88: Time, Decimal And Sexagesimal Calculations

    fractional part is converted into a binary, pental, octal, or hexa- decimal number, the fractional part will be truncated. Likewise, when the result of a binary, pental, octal, or hexadecimal calcu- lation includes a fractional part, the fractional part will be truncated.
  • Page 89: Coordinate Conversions

    Notation for sexagesimal is as follows: degree second minute ª 12 o 39 o 18.05 12°39’18.05” 12.65501389 →[10] 123.678 @_ 123°40’40.8” 123.678→[60] 3 o 30 o 45 + 6 o 3h30m45s + 45 o 36 = 10°16’21.” 6h45m36s = [60] 1234 o 56 o 12 + 1234°56’12”...
  • Page 90: Calculations Using Physical Constants

    Calculations Using Physical Constants A constant is recalled by pressing ß followed by the number of the physical constant designated by a 2-digit number. The recalled constant appears in the display mode selected with the designated number of decimal places. Physical constants can be recalled in the normal mode (when not set to binary, pental, octal, or hexadecimal), statistics mode, equation mode, matrix mode and list mode.
  • Page 91 Constant Symbol Unit λ Compton wavelength λ Proton Compton wavelength c, p –2 –4 σ Stefan-Boltzmann constant –1 Avogadro constant Α –1 Molar volume of ideal gas (273.15 K, 101.325 kPa) –1 –1 J mol Molar gas constant –1 C mol Faraday constant Von Klitzing constant - e/m...
  • Page 92: Metric Conversions

    Metric Conversions Unit conversions can be performed in the normal mode (when not set to binary, pental, octal, or hexadecimal), statistics mode, equation mode, matrix mode and list mode. Unit Remarks in → cm : inch cm → in : centimeter ft →...
  • Page 93: Calculations Using Engineering Prefixes

    Unit Remarks hp → W : horsepower W → hp : watt ps → W : French horsepower W → ps : watt kgf/cm → Pa Pa → kgf/cm : Pascal atm → Pa : atmosphere Pa → atm : Pascal mmHg →...
  • Page 94: Modify Function

    Modify Function Calculation results are internally obtained in scientific notation with up to 14 digits for the mantissa. However, since calculation results are displayed in the form designated by the display notation and the number of decimal places indicated, the inter- nal calculation result may differ from that shown in the display.
  • Page 95: Simulation Calculation (Algb

    ªsKˆ- 0.5 sin x–0.5 ∑0 0 ®® Start= 0 ® 180 ®® Start= 180 150. SIMULATION CALCULATION (ALGB) If you have to find a value consecutively using the same formula, such as plotting a curve line for 2x + 1, or finding the variable for 2x + 2y =14, once you enter the equation, all you have to do is to specify the value for the variable in the formula.
  • Page 96: Statistical Calculations

    STATISTICAL CALCULATIONS Press m1 to select the statistics mode. The seven sta- tistical calculations listed below can be performed. After select- ing the statistics mode, select the desired sub-mode by press- ing the number key corresponding to your choice. To change statistical sub-mode, reselect statistics mode (press m1), then select the required sub-mode.
  • Page 97 ¯ x Mean of samples (x data) Sample standard deviation (x data) σ x Population standard deviation (x data) Number of samples Σ x Sum of samples (x data) Σ x Sum of squares of samples (x data) ¯ y Means of samples (y data) Sample standard deviation (y data) σ...
  • Page 98: Data Entry And Correction

    2 & 5 k 12 & 24 k 21 & 40 & 3 k 15 & 25 k 1.050261097 1.826044386 0.995176343 R£ 8.541216597 R¢ 15.67223812 3 @y 6.528394256 x=3 → y′=? 46 @x 24.61590706 y=46 → x′=? 12 & 41 k 8 &...
  • Page 99 • Up to 100 data items can be entered. With the single-variable data, a data item without frequency assignment is counted as one data item, while an item assigned with frequency is stored as a set of two data items. With the two-variable data, a set of data items without frequency assignment is counted as two data items, while a set of items assigned with fre- quency is stored as a set of three data items.
  • Page 100: Statistical Calculation Formulas

    Statistical Calculation Formulas Type Regression formula Linear y = a + bx Quadratic y = a + bx + cx Exponential y = a • e Logarithmic y = a + b • ln x Power y = a • x Inverse y = a + b —...
  • Page 101: Simultaneous Linear Equations

    SIMULTANEOUS LINEAR EQUATIONS Simultaneous linear equation with two unknowns (2-VLE) or with three unknowns (3-VLE) may be solved using this function. Q 2-VLE: m20 x + b y = c x + b y = c W 3-VLE: m21 x + b y + c z = d x + b...
  • Page 102: Quadratic And Cubic Equation Solvers

    QUADRATIC AND CUBIC EQUATION SOLVERS Quadratic (ax + bx + c = 0) or cubic (ax + bx + cx + d = 0) equation may be solved using this function. Q Quadratic equation solver: m22 W Cubic equation solver: •...
  • Page 103 • On selecting another mode, the imaginary part of any complex number stored in the independent memory (M) will be cleared. • A complex number expressed in rectangular coordinates with the y-value equal to zero, or expressed in polar coordinates with the angle equal to zero, is treated as a real number.
  • Page 104: Matrix Calculations

    MATRIX CALCULATIONS This function enables the saving of up to 4 matrices (4 rows x 4 columns) for calculations. Press m4 to enter the matrix mode. • Matrix data must be entered prior to making calculations. Press- ing [/]will display the matrix edit buffer along with Enter the value of each item (‘ROW’, ‘COLUMN’, and then each element, e.g.
  • Page 105 ] 2 k 2 k 1 k 2 k → matA 3 k 4 k ª∑20 → matB ] 2 k 2 k 3 k 1 k 2 k 6 k ª∑21 7 13 ª∑00*∑01= matA × matB = 17 27 –2 ª∑00@•= –1...
  • Page 106: List Calculations

    LIST CALCULATIONS This function enables the saving of up to 4 lists of 16 elements for calculations. Press m5 to enter the list mode. • List data must be entered prior to making calculations. Press- ing [/] will display the list edit buffer along with Enter the value of each item (‘SIZE’, and then each element, e.g.
  • Page 107 list→mat Creates matrices with left column data from each (°5) list. (L1→matA, L2→matB, L3→matC, L4→matD) Mode changes from list mode to matrix mode. list→matA Creates a matrix with column data from each list. (°6) (L1, L2, L3, L4→matA) Mode changes from list mode to matrix mode. ] 3 k 2 k 7 k 4 k 2, 7, 4 →...
  • Page 108: Error And Calculation Ranges

    ERROR AND CALCULATION RANGES Errors An error will occur if an operation exceeds the calculation ranges, or if a mathematically illegal operation is attempted. When an error occurs, pressing < (or >) automatically moves the cursor back to the place in the equation where the error oc- curred.
  • Page 109: Calculation Ranges

    Calculation Ranges • Within the ranges specified, this calculator is accurate to ±1 of the least significant digit of the mantissa. However, a calculation error increases in continuous calculations due to accumulation of each calculation error. (This is the same for y ¿...
  • Page 110 Function Dynamic range –1 tanh | x | < 1 | x | < 10 | x | < 2.15443469 × 10 0 ≤ x < 10 ¿ x –1 | x | < 10 (x ≠ 0) 0 ≤ n ≤ 69* 0 ≤...
  • Page 111: Battery Replacement

    Function Dynamic range : 1000000000 ≤ x ≤ 1111111111 0 ≤ x ≤ 111111111 PEN : 2222222223 ≤ x ≤ 4444444444 0 ≤ x ≤ 2222222221 OCT : 4000000000 ≤ x ≤ 7777777777 0 ≤ x ≤ 3777777777 HEX : FDABF41C01 ≤ x ≤ FFFFFFFFFF 0 ≤...
  • Page 112: Cautions

    Cautions • Fluid from a leaking battery accidentally entering an eye could result in serious injury. Should this occur, wash with clean water and immediately consult a doctor. • Should fluid from a leaking battery come in contact with your skin or clothes, immediately wash with clean water.
  • Page 113: Specifications

    79.6 mm (W) × 154.5 mm (D) × 13.2 mm 3-1/8” (W) × 6-3/32” (D) × 17/32” (H) Weight: Approx. 97 g (0.22 lb) (Including batteries) Accessories: Batteries × 2 (installed), operation manual, quick reference card and hard case SHARP CORPORATION – E-41 –...
  • Page 114 MEMO – E-42 –...
  • Page 115 – 73 –...

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