Shure SM87A Manual page 13

Supercardioid condenser microphone
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SM87A
Shure Model SM87Aはプロクオリティ のハン ドヘルド式コ ンデンサ型マイ クロホンで、 サウ ン ド
補正や放送、 スタジオレコ ーディ ングに適します。 スーパーカ ーディ オイ ド特性は、 不要な音源を
カ ッ ト し、 複数のマイ クが設置されている環境での個別楽器の収音や、 残響や雑音が多い環
境での単一音源の収音に最適です。
SM87Aは、 音源を近接して収音する際に最適なパフォ ーマンスが得られる、 コ ン トロールされた
低域ロールオフが特徴です。 一体化された3層構造のウ ィ ン ドおよびポッ プフィ ルタが、 ウ ィ ン ド
ノイズやブレスノイズから保護します。 内蔵シ ョ ッ クマウ ン トはマイ クスタ ン ドのノイズやハン ド
リ ングノイズを抑制します。 SM 87Aはフ ァ ンタム電源で作動します。
機能
均一なスーパーカ ーディ オイ ド特性によ り、 広いフィ ー ドバッ クマージンの確保と、 収音軸を
外れた時の音質劣化を防止
段階的なプレゼンスライズがあるスムーズな幅広い周波数特性で、 ボーカル用に的確にコ
ン トロールされた近接効果
衝撃や長期使用に耐える、 スチールメ ッ シュグリルとサテン仕上げのアルミニウム製ボティ
RFや電磁ハムによる影響は最小限
負荷イ ンピーダンス変動による影響は最小
フ ァ ンタム電源
広範囲な温度や湿度条件で動作
カ ー ド リ ッ ジのシ ョ ッ クマウ ン トシステムがメカニカルシ ョ ッ クを吸収し、 ハン ド リ ングノイズ
を低減
ポッ プフィ ルタを内蔵し、 ウ ィ ン ド ノイズやブレスノイズを削減
Shureの卓越した品質 ・ 耐久性 ・ 信頼性
電 源
コ ンデンサ型マイ クロホン (例えば、 SM87A ) は、 ミキサまたはプリ アンプ、 コ ンソールから供給
されるフ ァ ンタム電源が必要です。
使用時の原則
マイ クロホンは意図する音源 (話者、 シンガー、 楽器など) に向け、 不要な音源から遠ざける
よう にしてくださ い。
マイ クロホンを音源のできるだけ近く に配置してくださ い。
低音域をさ らに効かす場合は、 マイ クロホンを音源に近づけて使用してくださ い。
1 つの音源に 1 本のマイ クロホンを使用して下さ い。
使用するマイ クロホンの数は必要最低限にしてくださ い。
複数のマイ クロホンを使う場合、 他のマイ クロホンとの距離が目的とする音源との距離よ り
も 3 倍以上になるよう にしてくださ い。
マイ クロホンは音の反射壁となるものから、 離して設置してくださ い。
マイ クロホンを屋外で使用する際はウ ィ ン ドスク リ ーンを装着してくださ い。
機械的なノイズや振動の収音を最小限に抑えるため、 極端に動かしながらの使用は控え
てくださ い。
マイ クロホンの性能に悪影響を及ぼすので、 マイ クロホングリルは、 たとえ部分的であって
も手で覆わないよう にしてくださ い。
用途と配置
一般的な使用用途と設置方法については下記の表をご参照くださ い。 ただし、 マイ クロホンの
設置方法は何通り もあり、 人それぞれの好みや感じ方によって異なるため、 いわゆる 「正解」 と
いう ものはあり ません。
用途
マイクロホンの推奨配置
ボーカル
唇をマイ クロホンの中心軸上、 15 cm
以内に近づけるか、 ウイ ン ドスク リ ーン
に触れます。
口から15~60 cm 離し、 ち ょ う ど鼻の上
の高さ に配置します。
口から20~60 cm 離し、 横に少しずら
します。
90 cm~1.8 m離します。
近接効果
単一指向性マイ クロホン (例えばSM87A ) は、 音源に約6 mmまで近づく と、 100 Hz以下で6
~10 dBほど低音域が次第に上昇します。 近接効果といわれるこの現象は、 よ りパワフルで心
地よい音を生み出すために使用できます。 クローズアッ プでの使用中に低周波の破裂音を防
止するため、 SM87A 低周波レスポンスは段階的にロールオフします。 これによ り、 近接効果を
上手く コ ン トロールして活用することができます。
不要な音源を拾わないよう にするために
スーパーカ ーディ オイ ド ・ マイ クロホンはマイ クロホン背面方向120° の角度で音を最大に抑制
します。 モニターやラウ ドスピーカ ーなどの不要な音源は、 マイ クロホンの真後ろではなく、 この
角度にく るよう に設置してくださ い。 フィ ー ドバッ クを抑えて不要な音源を最大限に抑制するた
め、 パフォーマンスの前にマイ クロホン配置テス トを必ず実行してくださ い。
モニター
オイ ド ・ マイクロホン用ラウ ドスピーカ ーの推奨配置
音質
低音域が強調された力強い
音質で、 その他の音源を最
大限に分離します。
自然な音質、 抑えた低音。
自然な音質、 抑えた低音。 ヒ
スノイズを抑えます。
遠くから聞こえる細い音。 環
境雑音が聞こえる程度。
P.A.ラウ ドスピーカ ー
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