Sony HXR-NX5C Service Manual page 7

Digital hd video camera recorder
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1-1.  修理時の電源供給について
本機では,安定化電源 (8.4Vdc) からバッテリ端子に電源を供給した場合,約10秒後にシャットオフし,動作しなくなります。
これを避けるため,下記の方法を用いてください。
方法:
ACアダプタ/ チャージャ(AC-VQ1050など) と接続コード (DK-415) を使用する。
1-2.  VC-582基板交換時の注意
仕向けデータ
補修用基板と交換する時,補修用基板に書かれている仕向けデータは元の設定と違っている場合があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて 「Destination data write」 を実行させてください。
USBシリアルセーブ
補修用基板と交換する時,交換前の基板よりUSBシリアルNo.を取得してください。
データの取得はAdjust StationからAdjust Manualを起動させて 「USB SERIAL SAVE」 を実行させてください。
USBシリアルNo.
セットは,1台毎に異なる固有のID (USB Serial No.) を書き込んだ後,出荷されています。
新品の補修用基板には,このIDが書き込まれていないので,基板交換後にIDを入力する必要があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて 「USB serial No. input」 を実行させてください。
1-3.  自己診断機能
1-3-1. 自己診断機能について
本機の動作に不具合が生じたとき,自己診断機能が働き,
ビューファインダまたはL  C  D  画面に,どう処置したらよ
いか判断できる表示を行います。 「自己診断表示」 と 「サービ
スモード表示」 の2つの表示があります。自己診断機能につ
いては取扱説明書にも掲載されています。
ビューファインダまたはLCD画面 
3.2 Hz点滅 
C
3
2
0 0
対応者分類 
ブロック分類 
C  :お客さま自身で対応 
対応方法の違いにより分類 
E  :サービスエンジニア 
 
例 
 
で対応 
3 1
・   ・
 
フォーマットする 
32 ・・  ・ 電源を入れ直す 
HXR-NX5C/NX5E/NX5J/NX5M/NX5N/NX5P/NX5U
1-3-2. 自己診断表示
本機の動作に不具合が生じたとき,ビューファインダまた
はLCD画面のカウンタ表示部分がアルファベットと数字の
4桁表示になり,3  .  2  H  z  で点滅します。この5  文字の表
示によって対応者分類および不具合の生じたブロックの分
類,不具合の詳細コードを示します。
詳細コード 
「1‑3‑3. 自己診断コード表」を参照 
 
1-3-3. 自己診断コード表
自己診断コード
症状/状態
ブロック
詳細
機能
コード
C
0
4
0
0
標準でないバッテリを使用している
C
0
6
0
0
バッテリが高温になっている
フォーマットしていない"メモリー
C
1
3
0
1
カード"を入れた"メモリーカード"が
壊れている
外部メディアの装着接触不良があっ
外部メディアに異常が発生した
C
1
3
0
4
外部メディアが壊れている
外部メディアと本体との間でなんら
かの異常があった
フォーカスが合いにくい
C
3
2
6
0
(フォーカスの初期化ができない)
フラッシュメモリが書き換えられて
E
2
0
0
0
いる
ズーム動作の異常
E
6
1
1
0
(ズームレンズの初期化ができない)
フォーカスレンズ初期化異常,ズー
E
6
1
1
1
ムレンズ初期化異常の同時発生
ステッパアイリス初期化時リセット
E
6
1
3
0
位置検出エラー
手振れ補正が効きにくい
E
6
2
0
0
(PITCH角速度センサ出力張り付き)
手振れ補正が効きにくい
E
6
2
0
1
(YAW角速度センサ出力張り付き)
E
6
2
0
2
手振れ補正用ICの異常
手振れ補正用ICとマイクロコント
E
6
2
0
3
ローラとの通信異常
E
6
2
1
0
シフトレンズ初期化異常
シフトレンズオーバーヒート
E
6
2
1
1
(PITCH)
注意1:  Adjust StationからAdjust Manualを起動させて, 「 Destination data write 」 を参照してください。
注意2:    V C-582基板を交換する場合は,修理するVC-582基板からEEPROM (IC5602,  IC5603) を取り外してください。取り外した
EEPROM  (IC5602, IC5603) は取り替えたVC-582基板に取り付けてください。
1-3
– JAPANESE –
対応/方法
インフォリチウムバッテリを使用する。
バッテリを交換するか、バッテリを涼しいところに置
く。
"メモリーカード"をフォーマットする。
新しい"メモリーカード"に交換する。
外部メディアを装着しなおす。
外部メディアをフォーマットしなおす。
新しい外部メディアに交換する。
電源を入れ直す。
操作スイッチの電源を入れ直す。
復帰しない場合,レンズブロックのフォーカスMRセン
サ (VC-582基板CN6602 0,qsピン) を点検する。
異常なければフォーカスモータ駆動回路 (VC-582基板
IC6002) を点検する。
フラッシュメモリのデータを元の値に戻す。 (注意1)
ズ ー ム レ バ ー を 操 作 し た と き に ズ ー ム 動 作 を す れ
ば,レンズブロックのズームMRセンサ (VC-582基板
CN6602 es,efピン) を点検する。
ズ ー ム 動 作 を し な け れ ば ズ ー ム モ ー タ 駆 動 回 路
(VC-582基板IC6002) を点検する。
自己診断コードC:32:60とE:61:10の両方を点検
する。
電 源 投 入 後, ズ ー ム マ ニ ュ ア ル リ ン グ を 回 し てT
(telephoto) 端にする。レンズ内のアイリス羽に注目し
ながら電源を再投入し,レンズ内の羽が動作している
か確認する。アイリスが動作しない場合は,レンズド
ライブブロックのアイリスモータドライブ (VC-582基
板CN6602 qh 〜 qlピン) を点検。
アイリスが動作する場合は,レンズドライブブロック
のアイリスリセットセンサ (VC-582基板CN6602 qd 〜 qg
ピン) を点検。
PITCH角速度センサ (GY-022基板SE8501) 周辺回路を
点検。
YAW角速度センサ (GY-022基板SE8502) 周辺回路を点
検。
手振れ補正回路 (VC-582基板IC6401) を点検。復帰し
ない場合,VC-582基板を交換する。 (注意2) エラーが
再度発生する場合は,レンズブロックを交換する。
手振れ補正回路 (VC-582基板IC6401) を点検。
EEPROM (VC-582基板IC5602,  IC5603) を点検。復帰
しない場合,VC-582基板を交換する。 (注意2) エラー
が再度発生する場合は,レンズブロックを交換する。
VC-582基板のIC6401および周辺回路を点検。復帰し
ない場合,VC-582基板を交換する。 (注意2) エラーが
再度発生する場合は,レンズブロックを交換する。

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