E3X-DA□□TW
形
デジタルフ ァ イバ光電センサ
取扱説明書
オムロン製品をお買いあげいただきあ り がと う ご ざいます。
この製品を安全に正 し く ご使用いただ く ため、 お使いになる前にこの取扱説明書をお読みにな り、 十
分にご理解く だ さい。
お読みになった後も、 いつもお手元に置いてご利用く だ さ い。
© OMRON Corporation
2000 All Rights Reserved.
* 1 1 4 6 8 0 6 - 8 A *
安全上の要点
以下に示す項目は安全を確保する う えで必要なこ と ですので必ず守って く だ さ い。
1) 引火性 ・ 爆発性ガスの環境では使用 しないで く だ さ い。
2) 製品の分解、 修理 ・ 改造を しないで く だ さ い。
3) 定格範囲を超え る電圧、 電流を印加 しないで く だ さ い。
4) 電源の極性な ど、 誤配線を しないで く だ さ い。
5) 負荷の接続を正 し く 行って く だ さ い
6) 負荷の両端を短絡さ せないで く だ さ い。
使用上の注意
1) 電力線、 動力線と光電スイ ッ チの配線が同一配管あるいはダク トで行われる と誘導を受け、 誤
動作あるいは破損の原因と なる場合もあ り ますので、 別配線またはシール ドコー ドの使用を原
則と して く だ さ い。
2) コ ー ドの延長は0.3mm
2
以上の線を用い、 100m以下と し て く だ さ い。
韓国S-mark認定機種を認定品と し て使用 さ れる場合は10m未満と し て く だ さ い。
3) コー ド部に加わる力は下記の値以下と して く だ さ い。
引っ張り80N以下、 トルク0.1N ・ m以下、 押圧20N以下、 屈曲3 k g 以下
4) 電源投入時の動作
電源を入れてか ら、 E3X-DAが検出可能と なる時間は200ms以下です。 負荷とE3X-DAが
別電源に接続さ れている場合は、 必ずE3X-DAの電源を先に投入 して く だ さ い。
5) EEPROM書き込みエラーについて
感度設定 (ティ ーチング) 時の電源遮断や静電気な どのノ イ ズによ り書き込みエラー (動作表
示灯 (橙) : 点滅) が発生した場合、 本体の設定キーによる感度設定 (ティ ーチング) を再度行
って く だ さ い。
6) 保護カバーは必ず装着 した状態でご使用く だ さ い。
■定格/性能 アンプユニッ ト
接続方式
プリ ワイ ヤタ イ プ
コネ クタ タ イ プ (*)
NPN
DA11TW
DA6TW
形式
(E3X-)
PNP
DA41TW
DA8TW
投光素子
赤色LED
電源電圧
DC12∼24V ±10% リ ッ プル10%以下
通常時 : 消費電力 960mW (電源電圧24V時 消費電流40mA)
消費電力(**)
エコモー ド時 : 消費電力 720mW (電源電圧24V時 消費電流30mA)
デジタル表示消灯時 : 消費電力 600mW (電源電圧24V時 消費電流25mA)
オープンコ レクタ (DC26.4V以下)
制御出力
負荷電流 : 50mA以下、 残留電圧 : 1V以下、 オフ状態電流0.5mA以下
タ イ マ機能
0∼200ms ( 1∼20ms : 1ms単位、 20∼200ms : 5ms単位)
(*)
適用コネクタ E3X-CN21 ( 親コネクタ 4芯) 、 E3X-CN22 ( 子コネクタ 2芯) どち らの
コネクタも使用でき ます。
(* *)
エコモー ド時、 デジタル表示消灯時は別売のモバイルコンソールE3X-MC11からのみ
設定可能です。
(* * *)
モバイルコンソール E3X-MC11からは、 最大16チャ ンネル(E3X-DA□□TW8台)が
設定可能です。 ( ただし、 動作モー ド、 エ リア検出は設定でき ません。 )
■各部の名称 ・ 機能
設定キー
ティ ーチング、 しきい値の調整
機能変更、 表示切替な ど
TEACH
MODE
ADJ
2
SET
ADJ
RUN
1
CH1
CH2
チャ ンネル切替SW
レベル表示灯
CH1/CH2の切替
動作表示灯(橙色)
モー ド切替SW
出力ON時に点灯
SET.ADJ.RUNの切替
■操作手順
1. 操作の基本...各設定モー ド (SET/ADJ/RUN)と設定でき る こ と
モー ド
設定内容&操作
表示
デジタル値にて入光量を表示
1. ティ ーチング (自動感度調整)
SETモー ド
最大感度設定
1点ティーチング (ワークな しティーチング)
点ティーチング (ワークあり/な しティーチング)
ピンポイン トティーチング (位置決めティーチング)
モ
ー
キーで操作 し ます。
ド
2. 各種機能設定
キーで機能を選択 し
キーで内容を設定 し ます
詳細は6項 「各種機能設定について」
を参照下さ い。
デジタル値にてしきい値、 パーセン ト
ADJモー ド
1. 感度微調整
(余裕度) を表示アナログにて光量
& しきい値を表示
(しきい値)
(パーセン ト)
キーで感度を上げます
( し きい値を下げます)
キーで感度を下げます
( し きい値を上げます)
モ
ー
ド
チャ ンネル切替SWで指定 した
チャ ンネルの調整ができ ます。
詳細は2.2項 「感度を微調整 したい時」
を参照下さ い。
表示については4項 「表示のタ イ プを
変えたいと き」 を参照下さ い。
1. 検出
デ ジ タ ル 値 に て 入 光 量 、 パ
RUNモー ド
ー セ ント ( 余 裕 度 ) を 表 示
*キー操作は必要あ り ません。
ア ナログにて 光 量&しきい 値
2. 表示タイ プの切換
を表示
デジタル表示
(入光量)
(パーセン ト)
パーセン ト表示
アナログ バー表示
モ
ー
キーで切り替えます。
ド
3. ゼロ リ セッ ト
キーで表示を 「0」 に します。
詳細は5項 「ゼロ リ セッ ト したい時」
を参照下さい
2. 感度調整 したい時
2. 1ティ ーチング (自動感度設定を したい時)
チャ ンネル個別設定
(1)チャ ンネル切替SWを設定するチャ ンネルに し ます。
(2)モー ド切替スイ ッ チをSETモー ドに し ます。
最大感度設定
キーを3 秒 以 上 押します。
表示灯の上記部分が赤点灯した後、 緑点灯
( 表 示 灯 に は デジタル 入 光
すれば 設 定 完 了 です 。 R U N モードでご 使
量が表示さ れています。 )
用く だ さ い。
(表示灯は、 約1秒間緑点灯した後、 デジタル入光
量表示に戻り ます。 )
1点ティ ーチング (ワークな しティ ーチング)
キー を押 します。
表示灯の上記部分が赤点灯すれば設定完了で
(0.5∼2.5秒)
す。 RUNモー ドでご使用下さ い。
(表示灯にはデジタル入光量が
(表示灯は、 約1秒間赤点灯した後、 デジタル入光
表示さ れています。 )
量表示に戻り ます。 )
2点ティ ーチング (ワークあ り/な しティ ーチング)
ワークを所定の位置に置き
表示灯の上記部分が赤点灯 します。
キー を押 します。 ( 0.5∼2.5秒)
(表示灯は、 約1秒間赤点灯した後、 デジタル入光
(表示灯にはデジタル入光量が
量表示に戻り ます。 )
表示さ れています。 )
ワークを所定の位置から移動させ、 キーを押しま
す。 ( 0.5∼2.5秒)
OK
NG
表示灯の上記部分が緑点灯しま
表示灯の上記部分が赤点滅しま
す。RUNモー ドでご使用下い。
す。 再度、 ワーク位置と設定距離を
(表示灯は、 約1秒間緑点灯した
変更 し、 か ら設定 して く だ さ い。
後、 デジタル入光量表示に戻り ま
(表示灯は、 3度点滅後、 デジタル
す。 )
入光量表示に戻り ます。 )
ピンポイ ン トティ ーチング (位置決めティ ーチング)
(アナログ)
ワークのない状態で、 キー をお
表示灯の上記部分が赤点灯 します。
します。
(表示灯は、 約1秒間赤点灯 した後、 デジタル入光
(0.5∼2.5秒)
量表示に戻り ます。 )
(表示灯にはデジタル光量値
位置決め したい位置にワーク を置き、 キーを3秒
が表示さ れます。 )
以上押 します。
OK
NG
(アナログ)
表示灯の上記部分が緑点灯します。
表示灯の上記部分が赤点滅します。
RUNモー ドでご使用く だ さ い。
再度、 ワーク位置と設定距離を変更
(表示灯は、 約1秒間緑点灯した後、
し、 か ら設定 し直 して く だ さ い。
デジタル入光量表示に戻り ます。 )
(表示灯は、 3度点滅後、 デジタル入
光量表示に戻り ます。 )
2. 2感度を微調整 したいと き チャ ンネル個別設定
(1)チャ ンネル切替スイ ッ チを調整するチャ ンネルに し ます。
(2)モー ド切替スイ ッ チをADJモー ドに し ます。
(3) キーで感度を調整 し ます。
キーで感度を上げます ( し きい値は下がり ます)
キー を押 し続ける と数字が早く 変わり ます。
キーで感度を下げます ( し きい値はあがり ます)
キー を押 し続ける と数字がはや く 変わり ます。
*感度微調整は、 ティ ーチング を行わな く て も可能です。
*感度微調整中で もセンサの出力はON し ます。
3. 検出を したい時
(1)モー ド切替スイ ッ チをRUNモー ドに し ます。
(2)検出を行います。 ( 操作はこれ以上必要あ り ません)
4. 表示のタ イ プを変えたいと き チャ ンネル共通設定
(1)モー ド切替スイ ッ チをRUNモー ドに し ます。
(2) キー を2秒以上押すこ と で表示が変わり ます。
*微調整時にADJモー ドに変更 して も直前の表示タ イ プを継承 し ます。
〈デジタル(パーセント)〉
〈デジタル (入光量)〉
2秒以上押す
光量余裕度をデジタル (赤)
入光量レベルをデジタル (
でパーセン ト表示 します。
赤) 表示 します。
2秒以上押す
5. ゼロ リ セ ッ ト したいと き (表示を瞬時に 「0」 に変える こ と ができ ます)
点滅
(1)モー ド切替スイ ッ チをRUNモー ドに し ます
(デジタル入光量表示になっている こ と を確認下さ い。 )
(2) キー を1秒以上押すこ と で表示を 「0」 にでき ます。
* キー を1秒以上押すたびに 「0」 に変わり ます
* し きい値も同時にシフ ト し ます。
(3) キー と キー を同時に3秒以上押すこ と でゼロ リ セ ッ ト を解除します。
(も との表示に戻り ます)
6. 各種機能設定について
以下のよ う な用途の場合に各種機能設定が行え ます。
・ 動作モー ド を切り替えたい..............................動作モー ド設定
・ 超長距離検出、 高速検出、 エ リ ア検出 したい (検出機能を変更 したい)
........................検出機能設定
・ オフディ レイ タ イ マ を使用 したい.....................タ イ マ設定
・ 光軸調整時にスポ ッ ト を明る く したい...............フラ ッ シング設定
・ デジタル表示をホール ド表示 したい..................表示値ホール ド設定
・ デジタル表示方向を反転 したい........................表示方向設定
各種設定の基本 (以下の設定を行う こ と ができ ます。 )
動作モー ド[L.ON/D.ON]
検出機能 [標準/超長距離/高速応答/エ リ ア]
タ イ マ [0∼200ms ( 0∼20ms:1ms毎 20∼200ms: 5ms毎) ]
フラ ッ シ ング [ON/OFF]
ホール ド [OFF/ピーク/ボ トム]
表示方向 [標準/リバース]
6. 1 操作方法
(1)モー ド切替スイ ッ チをSETモー ドに し ます。
点滅
(2) キー を2秒以上押すこ と で機能設定を選択でき ます
感度設定
動作モー ド
(TEACH)
2秒以上
動 作 モード
ティ ーチング実
の変更を行
施します。
います。
表示方向
2秒以上
デジタル表 示
の方向を指定
します。
(3) キー を押すこ と で設定内容を変え ます。
6. 2 動作モー ド を切り替えたい時
動作モー ドは、 チャ ンネル個別に設定ができ ます。
チャ ンネル切替SWで指定さ れているチャ ンネルの動作モー ドの変更ができ ます。
〈アナログ〉
デフ ォル ト時は、 「 L.ON」 が設定さ れておます。 キーの押下によ り、 「 D.ON」 が
設定でき ます。
本機能設定時は、 レベル表示灯の最上位に指定チャ ンネル番号、 次に動作モー ド
が表示さ れます。
一度設定を行う と、 以降は設定さ れている状態で動作 し ます。
2秒以上押す
入光量レベルを緑、 しきい値
レベルを赤で、 バー表示しま
チャ ンネル1 L.ON
す。
〈表示内容〉 1LOn
チャ ンネル共通設定
検出機能
タ イ マ
2秒以上
2秒以上
検出機能の
オフディレイタ
変 更を行 い
イマの 設 定を
ます。
行います。
2秒以上
ホール ド
フラ ッ シング
2秒以上
2秒以上
デジタル表示の
SETモード時のスポッ
数値ホールド設
トのフラッシングを設
定を行います。
定します。
チャ ンネル個別設定
チャ ンネル1 D.ON
〈表示内容〉 1dOn
1回押す