第 4 章 リフレッシュについて
ここでは、バッテリのリフレッシュ(Learn Cycle) について説明します。
1. リフレッシュとは
RAID コントローラがバッテリの充電量を正しく認識するために、 充電量を測定する必要が
あります。そのため満充電の状態から放電を行い、その後再充電を行います。この処理を
リフレッシュと言います。
リフレッシュには初期リフレッシュ、定期リフレッシュ、手動リフレッシュがあります。
初期リフレッシュは未使用のバッテリに1回だけ自動で実施するリフレッシュのことで、
初めに満充電まで充電する処理を行い、その後で放電と再充電を行う処理です。定期リフ
レッシュについては本章の「3. 定期リフレッシュについて」 、手動リフレッシュについて
は本章の「4. 手動リフレッシュについて」を参照してください。
充電量の測定後は、充電量がバッテリ内に記憶されるため、以降自動的にリフレッシュが
実行されることはありません。
なお、リフレッシュ中かどうかは、ユーティリティ等から判断することはできません。ラ
イトキャッシュモードがライトバックに切り替わるまではリフレッシュ中と判断してくだ
さい。
充 電
充
電
量
再充電
放 電
時 間
リフレッシュ中の充電量の推移
初期リフレッシュ
定期/手動リフレッシュ
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