Download Print this page

Yamaha VP1 Owner's Manual

Virtual acoustic synthesizer
Hide thumbs Also See for VP1:

Advertisement

Quick Links

Advertisement

loading

Summary of Contents for Yamaha VP1

  • Page 2 オーナーズマニュアル ごあいさつ このたびは、 ヤマハバーチャルアコースティックシンセサイザーVP1をお買い 求めいただき、 まことにありがとうございます。 VP1は、 先進のVA (Virtual Acoustic) 音源を搭載した新次元のシンセサイザー です。 VP1の優れた機能を使いこなしていただくために、 ぜひこの取扱説明書をご活 用いただきますようご案内申し上げます。 また、 ご一読いただいた後も、 不明な点が生じた場合に備えて、 大切に保管い ただきますようお願い申し上げます。 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 3 弦をはじく強さ、 方向、 左手を使ったミュート、 ビブラート、 グリッサンド、 ト リル、 右手を使ったミュート、 ハーモニクス奏法、 あるいはアームなどの各種 奏法を駆使して演奏を行います。 これらのさまざまな表現を、 キーボーディストが鍵盤だけで実現しようとして も無理があります。 本機には、 鍵盤以外にピッチベンドホイール、 2つのモジュ レーションホイール、 2方向で制御するモジュレーションボール、 ブレスコン トローラー、 2つのフットコントローラー、 2つのフットスイッチ、 2つのコン ティニュアススライダーが用意されています。 これらのコントローラーを駆使 して、 より表現力のある演奏が可能です。 もちろん、 これらのコントローラーを動かしたとき、 今までのシンセサイザー のように特定の1パラメーターだけが上下するような単調な変化では、 「表現 力」 とは呼べません。 本機では、 さまざまなパラメーターを効果的にアサイン したボイスプログラムを提供することにより、 電子楽器の壁を打ち破った真の 楽器としての表現力を可能にしているのです。 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 4 ます。 もちろん、 モノ出力も可能です。 また、 ひとつのボイスを構成する4つのエレメントの独立アウトプットもステ レオで用意してあります。 これを使えば、 外部エフェクトやミキシングも自由 自在にセットすることができます。 ■世界初の16音ポリフォニックVA音源 VA音源としては世界初の最大同時発音数16音を誇ります。 さらに1ボイス4エ レメント構成となっており、 複雑な4レイヤーボイスや4スプリットボイスを設 定することができます。 ■充実の豪華仕様 プロのミュージックシーンで定評のあるFS76キーボードを採用。 また、 コント ローラーのアサイン状態が一目でわかる3色LEDを各コントローラーに装備し ています。 さらにトップパネルおよびリアパネルには、 本当の木材を加工した 素材を使用しています。 木の暖かさと、 1台1台異なる木目を持つ外観は 「プロ の1台」 としての愛着を感じていただけることと思います。 ■表現力を身に付けるためには、 練習も必要 コントローラーを駆使して思い通りの演奏をするためには、 それなりの練習が 必要です。 もちろん、 その練習の成果は、 誰にもまねのできない個性的な演奏 として現れます。 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 5 マニュアルの使い方 このオーナーズマニュアルは、 次の2パートで構成されています。 各マニュアルの役割をご理解いただい た上で、 上手にお使いください。 BASIC PART 本機をお使いいただく前に覚えておいて欲しいこと、 使用上のご注意、 接続の方法から、 演奏の体験、 音 のしくみなどについて説明しています。 ■第1章 Setup the VP1 各部の名称や接続の方法、 お使いになる前に覚えておいて欲しいことを説明し ます。 はじめて本機に触れる方は、 必ずお読みください。 ■第2章 Try the VP1 演奏の体験、 デモ演奏の方法や基本的な操作を説明します。 はじめて本機に触 れる方は、 必ずお読みください。 ■第3章 Learn the VP1 本機の基本的な概念やコントローラーの役割を説明します。 はじめて本機に触 れる方は、 必ずお読みください。 REFERENCE PART 演奏、 ボイスやコントローラーの設定を変更する方法、 ディスクとのデータのやりとりなどの機能を説...
  • Page 6 機能の名称 その機能に入るまでの手順 CONTROLLER ASSIGN TABLE/CONTROL RANGE:コントロールレンジ → (CTbl) → PLAY コントローラーによるパラメーター変化の特性を設定します。 0 ∼ 127 Center 0 ∼ 127 0 ∼ 127 設定する項目名 設定範囲 (画面に表示される   通りに記載します) :E1」 のようにコロンで区切ってその機能を表記します。 また、 ファ ∼ に対応する機能も同様に 「 その機能の概要 ([Rng]) :Info」 の 表示される画面 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 7 ストリング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 3 本機でエディットできる部分 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 3 ボイスの構成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 4 エレメント ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 4 ミキサー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 5 ボイスの種類 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 5 BASIC PART 第1章 Setup the VP1 第2章 Try the VP1 第3章 Learn the VP1 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 8 設定値を変更する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 25 文字を入力する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 26 ボイスのエディットについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 27 ボイスエディットの進め方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 27 ストアの操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 28 コンペアの操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 30 コピーの操作について ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 30 エディットをしやすくするための機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 31 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 9 OUTPUT/EQUALIZER:イコライザー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 51 OUTPUT/EQUALIZER COPY:イコライザーコピー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 53 STORE:ストア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 54 COMPARE:コンペア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 56 REFERENCE PART 第1章 プレイモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 37 ‥‥‥‥‥ R:1 - 6 R:1 - 7 ‥‥‥‥‥‥ R:1 - 19 VP1 OWNER'S MANUAL viii...
  • Page 10 仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:付録 - 11 MIDIデータフォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:付録 - 14 MIDIインプリメンテーションチャート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:付録 - 20 アルファベット順索引 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 索引 - 2 五十音順索引 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 索引 - 4 ユーザーサポートサービスのご案内 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 巻末 サービスについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 巻末 第2章 システムモード 第3章 ディスクモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:3 - 5 付録 索引 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 11 外装の手入れには、 乾いた柔らかい布を使用してください。 ベンジン、 シン ナーなどの揮発油は絶対に使用しないでください。 また、 トップパネル、 リアパネルには、 ヤマハの木工技術を活かした豪華なリ アルウッドを採用しています。 1台1台に使用される材料が異なるため、 万一修 理に出された場合、 元の模様、 色と異なることがあります。 ■バックアップバッテリーについて 本機は電源コードがコンセントからはずされている状態でも、 ボイスデータや システムデータを保存するためにバックアップバッテリーを内蔵しています。 このバックアップバッテリーの寿命は約5年です。 バックアップバッテリーが少なくなってくると、 画面に 「Battery change!」 と表 示されます。 バックアップバッテリーの寿命がくると、 ボイスデータやシステ ムデータは消えてしまいますので、 早めにデータをフロッピーディスクに保存 し、 お買い上げ楽器店、 または巻末に記載のヤマハ電気音響製品サービス拠点 にバッテリーの交換をお申しつけください。 なお、 バッテリー交換の際には、 ボイスデータやシステムデータは消えてしま いますので、 あらかじめフロッピーディスクに保存しておいてください。 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 12 本機を改造したり、 内部を開けたりすることは、 故障や事故につながりますの で、 絶対にしないでください。 改造された後の保証はいたしかねます。 ■放熱について リアパネル上部には放熱のための通気孔が設けられています。 穴を布などでふ さがないようにしてください。 ■保証書の手続きについて お買い求めの際、 購入店で必ず保証書をお受け取りください。 この保証書に販売店印がありませんと、 保証期間中でもサービスが有償になる ことがあります。 ■オーナーズマニュアルの保管について オーナーズマニュアルはお読みになった後も、 保証書とともに大切に保管して ください。 音のエチケット 楽しい音楽も時と場所によってはたいへん気になる ものです。 隣近所への配慮を充分にいたしましょう。 静かな夜間には小さな音でもよく通り、 特に低音は 床や壁などを伝わりやすく、 思わぬ所で迷惑をかけ てしまうことがあります。 適度な音量を心がけ、 窓を閉めたりヘッドフォンを ご使用になるのもひとつの方法です。 ヘッドフォンをご使用になる場合には、 耳をあまり 刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。 音楽を楽しむエチケット これは日本電子機械工業会 「音のエチケット」 キャンペーンのシンボルマークです。 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 13 BASIC PART...
  • Page 14 第1章 Setup the VP1 この章では、各部の名称や機能、接続の方法などを説明します。 はじめて本機に触れる方は、必ずお読みください。 BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 1...
  • Page 15 ホイール1とは異なり、 センタークリック付きです。  コントローラーの状態を示します。 緑色の点灯はコントローラーが効 いている状態、 赤色の点灯はフック待ち状態、 赤色の点滅は一部のエ レメントのみコントローラーが効いている状態、 消灯は変化が割り当 てられていない状態を示します。 (→ BASIC PART:P. 3-15) VOLUME FOOT CONTROLLER 1 FOOT CONTROLLER 2 TOUCH EG AFTER TOUCH BREATH BREATH PHONES CONTROLLER (5) BASIC PART 第1章 Setup the VP1 CS 1 1 - 2...
  • Page 16 (11)SCENE 1、 SCENE 2、 SCENE 3 (シーン1∼3) ボタン  全コントローラーの位置を記憶させたシーン1∼3を呼び出すときに 使います。 (12)SCENE CONTROLLER (シーンコントローラー)  シーン1∼3を連続して変化させるときに使います。 シーン2の位置に センタークリックが付いています。 (→ BASIC PART:P. 3-12) (7)(8) (11) STORE COMPARE SCENE 1 SCENE 2 SCENE CONTROLLER CS 2 (10) (12) 第1章 Setup the VP1 SCENE 3 BASIC PART 1 - 3...
  • Page 17 えるときに使います。 (→ BASIC PART:P. 3-16) ンプはスライダーの位置を示し、 センタークリックの位置では、 中央 2つのランプが点灯します。 (→ BASIC PART:P. 3-17) バーとなります。 ます (→ REFERENCE PART:P. 2-13) 。 電源を入れてからの経過時間 に伴って本体の熱によりコントラストが変化します。 このような場合 は、 下記のコントラスト調節ツマミで調整してください。 す。 このファンクションボタンが使えるときには、 画面の一番下の行 に、 各ボタンに割り当てられている機能名が表示されます。 トに調節してください。 (16) CONT (17) (18) (セレクトキー) BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 4...
  • Page 18  現在設定中の画面を終了し、 上の階層の画面に戻るときに使います。 (23)ENTER (エンター) ボタン  機能の選択を確定したり、 機能を実行したりするときに使います。 (24)A∼D (バンクボタンA∼D)  ボイスのバンク (A∼D) を切り換えるときに使います。 (25)1∼16 (プログラムボタン1∼16)  ボイス番号 (ボイスナンバー) を切り換えるときに使います。 また、 ボ イスエディット中に、 エレメントの選択やエレメントの一時的なオン /オフにも使います。 (→ BASIC PART:P. 3-31) (24) ELEMENT SELECT ELEMENT ON/OFF (25) BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 5...
  • Page 19 リアパネル YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER (1) (2) (1) 電源端子 (2) POWER (パワー) スイッチ (3) ELEMENT 1∼4 (エレメント独立アウトプット) 端子 L/MONO, R (4) OUTPUT (アウトプット) 端子 L/MONO, R ELEMENT 4 ELEMENT 3 L/MONO  付属の電源コードを接続します。 (付属の電源コード以外のコードは 使用しないでください)  電源をオン/オフするためのスイッチです。 押し込んだ状態でオンと なります。  ボイスを構成する各エレメントの音を独立して出力する端子です。  ...
  • Page 20 (8) SCENE (シーンコントローラー) 端子  シーンコントローラーとして使用するフットコントローラー (FC7ま たはFC9) を接続する端子です。 (9) MIDI端子 (IN、 OUT、 THRU)  MIDIケーブルを接続する端子です。 MIDI端子には、 IN、 OUT、 THRU の3つがあり、 INは入力、 OUTは出力、 THRUはINに入った信号をその まま送り出す端子です。 参 考 ・付属のコントローラーの一般的な接続方法については、 「コントローラーの接続」 (→ BASIC PART:P. 1-10) で説明します。 MIDI THRU (9) 第1章 Setup the VP1 BASIC PART 1 - 7...
  • Page 21 ができなくなります。 大切なデータを保存した場合などは、 この状態にしておくこと をおすすめします。 (2) (1) (3) (4) (5)  データを読み込んだり、 保存したりするためのフロッピーディスクを 入れる部分です。 フロッピーディスクは3.5インチ2HD (MF2HD) の タイプのみが使えます。  フロッピーディスクにデータを書き込んでいるときや、 フロッピー ディスクのデータを読み込んでいるときに点灯します。  フロッピーディスクを取り出すときに押すボタンです。 出し入れは ユーズランプが消えているときに、 ゆっくり確実に行ってください。  ヘッドフォンを接続する端子です。 HPE-170などヤマハ推奨の標準ス テレオプラグのヘッドフォンをお使いください。 (インピーダンス8 Ω∼150Ωのものをお使いください)  ブレスコントローラー (別売のBC2やBC1) を接続する端子です。 ボ イスによっては他のコントローラーと同様に音にさまざまな変化を つけることができます。 BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 8...
  • Page 22 た、 外部のMIDI楽器、 シーケンサーやコンピューターなどを使う場合には、 さらにMIDIの接続も必要で す。 ここでは、 これらの接続の方法を説明します。 注 意 ・接続の作業は必ず電源を切った状態で行ってください。 電源を入れたまま接 続を行うと、 アンプやスピーカーなどが破損する場合があります。 電源コードの接続 付属の電源コードを本体背面の電源端子につなぎます。 反対側のプラグをコンセントに差し込みます。 注 意 ・コンセントは、 必ず国内一般家庭用の100ボルトのコンセントを使ってくだ さい。 コンセント 電源コード YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4 ELEMENT 3 L/MONO L/MONO 本体背面 BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 9...
  • Page 23 付属のフットコントローラー、 フットスイッチを接続します。 ここでは、 一般的な接続を紹介します。 ここで紹介する端子以外への接続や、 別売のコントローラーを追加して接続することも自由ですので、 いろいろお試 しください。 ■フットコントローラーの接続 付属する2台のフットコントローラー (FC7) の接続プラグを、 本体リアパネル の各端子に接続します。 FOOT CONTROLLER 1 または 通常は、 上図の方の接続をおすすめします。 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4 ELEMENT 3 L/MONO L/MONO YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4...
  • Page 24 ■フットスイッチの接続 付属するフットスイッチ (FC4) の接続プラグを、 本体リアパネルの端子に接 続します。 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER SUSTAIN または YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER PORTAMENTO 通常は、 上図の方の接続をおすすめします。 ■ブレスコントローラーの接続 別売のブレスコントローラー (BC2またはBC1) を使用する場合は、 ブレスコ ントローラーの接続プラグを、 本体前面のブレスコントローラー端子に接続し ます。 参 考 ・本機で使用できるフットコントローラーはFC7またはFC9、 フットスイッチはFC4ま たはFC5です。 また、 ブレスコントローラーは、 BC1またはBC2をご使用ください。 FOOT CONTROLLER...
  • Page 25 ■アンプとの接続 アウトプット端子 (L/MONO、 R) を、 左右のアンプに接続します。 モノラル接 続の場合には、 L/MONOの方の端子を使ってください。 ■ミキサーとの接続 アウトプット端子 (L/MONO、 R) を、 ミキサーの2つのチャンネルに接続しま す。 アウトプット端子Lを接続したチャンネルのパンは左に、 アウトプット端 子Rを接続したチャンネルのパンは右に設定します。 また、 MTR (CMXシリーズなど) やカセットデッキに接続する場合も同様で す。 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4 ELEMENT 3 ELEMENT 2 ELEMENT 1 OUTPUT L/MONO...
  • Page 26 ■エレメント独立アウトプットを用いた接続 各エレメント独立アウトプット端子 (L/MONO、 R) を、 ミキサーの8つのチャ ンネルに接続します。 (モノラル接続の場合は、 L/MONOを使います) また、 エレメント独立アウトプット端子と、 通常のアウトプット端子を併用す ることもできます。 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4 ELEMENT 3 ELEMENT 2 L/MONO L/MONO L/MONO MV1602 注 意 ・本機のアウトプット端子を、 アンプやカセットデッキなどのマイク入力端子 につながないようにしてください。 マイク入力端子に接続すると、 音が劣化 したり、 その機器が破損する場合があります。 また、 ミキサーなどに接続す る場合には、 ミキサーのチャンネルをライン入力の状態にセットしてくださ...
  • Page 27 MIDIの接続 本機を外部のキーボードやシーケンサー、 コンピューターなどでコントロール したり、本機のキーボードを使って外部のシンセサイザーやM I D I音源モ ジュールなどをコントロールするときには、 MIDIケーブルを使って、 各機器を 接続します。 ■本機を他のキーボードやMIDIコントローラーなどでコントロールする場合 ■本機で他のシンセサイザーや音源モジュールなどをコントロールする場合 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4 ELEMENT 3 ELEMENT 2 ELEMENT 1 OUTPUT L/MONO L/MONO L/MONO L/MONO L/MONO 本体背面 KX 5 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET...
  • Page 28 ■シーケンサーやコンピューターを使って、 演奏の録音や再生を行う場合 YAMAHA MODEL VP1 AC INLET POWER ELEMENT 4 ELEMENT 3 ELEMENT 2 L/MONO L/MONO 本体背面 Macintosh + CBX-201セット MIDI IN MIDI OUT ■本機を使った本格的なライブシステムを組む場合 MIDIパッチベイ機能付 SY99 参 考 ・この他にも、 MIDIにはさまざまな接続が考えられます。 ・ 「MIDI THRU」 端子は、 「MIDI IN」 に入った信号をそのまま (加工しないで) 送り出 す端子です。 この端子を上手に使うと、 何台もの機器を連続して接続していくことが...
  • Page 29 もし、 音色などの設定を変更した後、 最初の状態 (工場出荷時の状態) に戻したくなった場合には、 この フロッピーディスクからデータを読み込んで (ロードして) ください。 この操作については、 「Load All Data」 (→ REFERENCE PART:P. 3-4) をご覧ください。 参 考 ・付属の音色ディスクには、 本機のインターナルメモリーにロードする64ボイス+1シ ステムデータが1ファイルとしてセーブされています。 ・本機で使用できるディスクは、 MF2HDタイプのディスクのみです。 ・1枚のディスクには、 1ファイル (64ボイス+1システムデータ) しか入りません。 ・本機のディスクは、 MS-DOS 18セクター/トラック (1.44M) でフォーマットされて いますので、 コンピューターなどを使ってボイスデータを効率良く管理することがで きます。 BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 16...
  • Page 30 ■データの種類 各チャンネルを使って送受信するデータは、 音程だけの情報ではありません。 次のようなさまざまなデータを送受信することができます。 チャンネルメッセージ ・ノートデータ ・コントロールチェンジ :  ・プログラムチェンジ : ・チャンネルアフタータッチ : ・ピッチベンド システムメッセージ ・システムエクスクルーシブメッセージ:  :  弾いた鍵盤の音程、 および鍵盤を弾いた強さ モジュレーションホイールやフットコント ローラー、 ブレスコントローラーなどを動か した情報 音色 (ボイス) を切り換えた情報 鍵盤を弾いた後、 さらに鍵盤を強く押さえた 情報 : ピッチベンドホイールを動かした情報 スイッチリモートのみ (受信のみ) BASIC PART 第1章 Setup the VP1 1 - 17...
  • Page 31 第2章 Try the VP1 この章では、実際にVP1を使って演奏してみましょう。 また、デモ演奏の操作も解説します。 BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 1...
  • Page 32 ▼電源が入り、 メッセージが表示された後、 次のような表示になりま す。 アンプなど外部機器の電源を入れます。 ▼外部機器のランプが点灯します。 アンプなどのボリュームを適当に上げます。 本機のボリュームスライダー (VOLUME) を上げます。 の上のランプが点灯していることを確認します。 PLAY もし、 ランプが点灯していない場合は、 鍵盤を弾きます。 ▼音は出ましたか?音が出たら、 先に進みましょう。 もし、 音が出ない場合は、 もう一度第1章を見ながら接続を確認してく ださい。 さらに、 音が出ない場合は巻末の 「故障かな?と思ったら」 (→ REFERENCE PART:P. 付-5) をご覧ください。 を押します。 PLAY を押すことで消すことが EXIT BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 2...
  • Page 33 このように、 バンクボタン ∼ を使えば、 目的のボイスに直接切り換えることができます。 また、 同じバンク内であれば、 バンクボタンを押す操作を省略すること もできます。 を押します。 INC/YES ▼ボイス番号が、 ひとつ上がります。 逆に を押すと、 ボイス番号がひとつ下がります。 (ボイスはA∼ DEC/NO Dのバンクがつながっているように変化します) この切り換え方法は、 近い番号のボイスに切り換えるときに便利です。 ダイアルを回します。 や を何回も押したときのように、 連続してボイスが切り INC/YES DEC/NO 換わります。 ∼ 、 プログラムボタン EXIT ENTER BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 3...
  • Page 34 SCENE3 ▼ のランプが消え、 SCENE2 SCENE3 再び鍵盤を弾いてみてください。 いかがですか。 このように、 本機では、 ひとつのボイスに対して3つの 「シーン」 (全コントローラーの位置情報) を記憶させ、 瞬時に呼び出す ことができます。 なお、 シーンについて、 詳しくは第3章 (→ BASIC PART:P. 3-11) で説 明します シーンコントローラー (SCENE CONTROLLER) を、 いったん右端まで 動かします。 のランプが点灯します。 のランプが点灯します。 BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 4...
  • Page 35 モジュレーションボールy (縦方向) :材質の変化 (Thickness) ベロシティ アフタータッチ コントローラーの効果がいろいろ重なって、 元の音がわからなくなって しまったら、 いずれかのシーンボタンを押します。 これで元の音に戻り ます。 今度は、 いろいろなボイスでシーンやコントローラーによる音の変化を試して みてください。 各ボイスのコントローラーに割り当てられている機能について は、 別冊のパフォーマンスノートをご覧ください。 :音の堅さ (Stiffness) :明るさ (Mellow) :変調スピード (Fluid Speed) :共鳴の度合 (Emerge) :ボリューム (Stress) :ピッチダウン (Pitch Down) BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 5...
  • Page 36 2が機能しはじめます。 (これも前述の 「コントローラーフック機能」 で す。 詳しくは第3章で説明します) クイックエディットスライダー2の上部に点灯している文字の通り、 中 低音域がコントロールできます。 クイックエディットパネルの ▼クイックエディットパネルの 「AT FOLLOW, VEL SENS, POR TIME, EF DEPTH」 の文字が点灯します。 右手で鍵盤を弾きながら、左手でクイックエディットスライダー4 (QS4) を動かしてみてください。 スライダーが中央を通過した時点から、 クイックエディットスライダー 4が機能しはじめます。 クイックエディットスライダー4の上部に点灯している文字の通り、 エ フェクトのデプス (深さ) がコントロールできます。 を押します。 BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 6...
  • Page 37 また、ボイスを切り換えたり、同じ番号のプログラムボタン(この例では ) を押すと、 クイックエディットでの変更を取り消すことができます。 注 意 ・クイックエディットスライダーで、 EQゲインを上げた場合、 音量が大きくな りすぎて音が歪んでしまう場合があります。 このような場合には、 エレメン トの音量を下げるなどの操作で対処してください。 参 考 ・クイックエディットパネルの と、 画面1行目のボイス番号の左に がエディットされた状態にあることを示します。 この後、 点灯しているプログラムボ タンを押す (現在のボイスを再び選択しなおす) と、 エディット (クイックエディッ ト) が取り消され、 元の状態に戻ります。 や、 クイックエディットスライダーを動かす のマークが表示されます。 このマークは、 ボイス BASIC PART 第2章 Try the VP1 2 - 7...
  • Page 38 デモ演奏を聴く 本体に内蔵されているデモ演奏を聴いてみましょう。 注 意 ・4エレメントのボイスを使ったデモの場合には、 多少音量が大きくなります。 耳を痛めないようにボリュームを調節してください。 参 考 ・デモ演奏を実行することで、 ボイスデータやシステムデータが書き換えられてしまう ことはありません。 手 順 を押しながら を押します。 PLAY SYSTEM ▼次のような画面が表示されます。 :[RUN]を押します。 ▼デモ演奏がはじまります。 デモ演奏を中断するときは、 デモ演奏をストップしているとき、 ダイアルや て、 デモソング番号を変更することができます。 または を押すと、 プレイモードの状態に戻ります。 PLAY EXIT :[STOP]を押します。 INC/YES DEC/NO BASIC PART 第2章 Try the VP1 を使っ 2 - 8...
  • Page 39 第3章 Learn the VP1 この章では、VP1の音源のしくみからコントローラーやシーン、 クイックエディットの使い方、基本的な操作の方法などを説明し ます。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 1...
  • Page 40 VA音源には、 本機に搭載されている 「F/VA音源 (Free oscillation type / VA Synthesis) 」 と、 VL1に搭載されている 「S/VA音源 (Self oscillation type / VA Synthesis) 」 があります。 いずれも、 音の出るしくみをデジタル信号処理によりシミュレーションする点 では同じです。 本機 (VP1) のF/VA音源が 「撥弦楽器 (はつげんがっき:弦をは じく楽器) 」 のしくみを基本原理としているのに対し、 VL1のS/VA音源は 「管 楽器」 や 「擦弦楽器 (さつげんがっき:弦をこする楽器) のしくみを基本原理と しています。...
  • Page 41 ・ 「ドライバー」 と 「ストリング」 は、 S/VA音源 (たとえばVL1) にも同名のパラメー ターがあります。 しかし、 F/VA音源とS/VA音源では全く音源構造が異なりますので、 同じ意味として解釈しないようにしてください。 。 本機でエディットできる部分 ここまで簡単にF/VA音源を説明しましたが、 実際に本機を使ってエディット できる部分は、 ボイスごとに公開されている一部のパラメーターのみです。 なぜなら音色変化に必要なたくさんのパラメーターは、 各コントローラーに機 能的に設定されていますので、 コントローラーを操作するだけで十分な音色変 化が得られるわけです。 付属の音色ディスクには、 厳選した実用的なボイスが用意してあります。 コン トローラーやエディット (クイックエディット) 機能を使って、 各ボイスの特 徴的なパラメーターの設定を変更できますので、 特に全部のパラメーターをエ ディットできないからといって、 不自由をおかけすることはないのです。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 3...
  • Page 42 エレメントには、 それぞれ3つの出力があります。 エレメント独立アウトプッ ト、 ダイレクト (エフェクトのかからない音) 、 エフェクトセンドです。 ボイス エレメント1 ドライバー ストリング エレメント2 ドライバー ストリング エレメント3 ドライバー ストリング エレメント4 ドライバー ストリング エレメント独立アウトプット ダイレクト エフェクトセンド ア ミキサー ウ ト イコライザー プ ッ エフェクト ト BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 4...
  • Page 43 トを付けることができます。 (→ REFERENCE PART:P.1-54) 注 意 ・エディットしたボイスを直接フロッピーディスクに保存したり、 フロッピー ディスクから直接ボイスを呼び出すことはできません。 参 考 ・外部のMIDI機器との間でプログラムチェンジデータをやりとりする場合には、 00∼ 63のプログラムチェンジナンバーが、 A01∼D16に対応します。 たとえば、 外部シーケ ンサーからプログラムチェンジナンバー17を受け取ったとき、 本機はB02のボイスに 切り換えます。 ・64∼127のプログラムチェンジナンバーは受信しても無視します。 ・バンクセレクトの信号には対応していません。 :01 ∼ 16 :01 ∼ 16 :01 ∼ 16 :01 ∼ 16 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 5...
  • Page 44 ン 2 ト エディットできない各種データ デ 3 ー デ ー タ タ 番号による 参照 6 4 ボ エ レ イ メ ン ス ト 分 4 デ の ー タ デ ー タ BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 6...
  • Page 45 ディスクに保存されている全データ (セーブオールデータで保存した全デー タ) を読み込みます。 ・ロードバンク ディスクのデータのうち、 1バンク分 (16ボイス) のデータだけを読み込みま す。 (前ページの図のボイスデータと書かれた四角枠16枚分だけを読み込みま す) ・ロードボイス ディスクのデータのうち、 1ボイスのデータだけを読み込みます。 (前ページの 図のボイスデータと書かれた四角枠1枚分だけを読み込みます) 注 意 ・システムデータだけをロードすることはできません。 参 考 ・本機のインターナルデータは、 とてもたくさんの容量を必要とします。 インターナル の64ボイス+1システムデータをフロッピーディスクにセーブすると、 1ファイル (約 1300Kバイト) としてデータを保存します。 ・ファイルネームには、 8文字+拡張子 (.VP1) が付けられます。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 7...
  • Page 46 (MBy) :モジュレーションボール縦(Y)方向 Param 7 (CS1) :コンティニュアススライダー1 Param 8 (CS2) :コンティニュアススライダー2 Param 9 (BC) :ブレスコントローラー Param 10 (VEL) :ベロシティ Param 11 (AT) :アフタータッチ Param 12 (PB) :ピッチベンドホイール Param 13 (TEG) :タッチEG エレメント1∼4 使用するコントローラー BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 8...
  • Page 47 (CS2) :コンティニュアススライダー2 Param 9 (BC) :ブレスコントローラー Param 10 (VEL) :ベロシティ Param 11 (AT) :アフタータッチ Param 12 (PB) :ピッチベンドホイール Param 13 (TEG) :タッチEG エレメント1∼4 (0, 127) (0, 0) 使用するコントローラー (127, 127) (127, 0) BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 9...
  • Page 48 1∼31, 33∼119 SCENE CONTROLLER 1∼31, 33∼119 フットボリューム 変更不可 サステインスイッチ 変更不可 ポルタメントスイッチ 変更不可 ベロシティ 変更不可 アフタータッチ 変更不可 ピッチベンドホイール 変更不可 タッチEG 変更不可 ・コントロールナンバーの変更方法については、 システムモードのアサイナブルコント ローラー (→ REFERENCE PART:P. 2-10) をご覧ください。 コントロールナンバー初期値 − − − − BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 10...
  • Page 49 ただし、 これは 「内部的にそのシーンのコントローラーの状態になる」 という だけで、 実際のコントローラーが動くわけではありません。 (詳しくは後述し ます) このようにして、 気に入ったコントローラーの位置を、 シーン1∼3の3種類に 記憶させ、 シーンボタン ができます。 参 考 ・ピッチベンドホイールのピッチ変更以外のコントロール機能と、 タッチEGのベロシ ティ以外のアフタータッチ機能はシーンとして記憶させることができます。 モジュレーション フット ホイール2 コントローラー1 を使って、 簡単に呼び出すこと SCENE1 SCENE2 SCENE3 その他のコントローラー については省略 を押すと、 瞬時 SCENE3 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 11...
  • Page 50 シーン2 モジュレーション ホイール1 シーン3 モジュレーション ホイール1 ここで、 シーンコントローラーを動かすと、 次の図のように、 あたかも各コン トローラーを滑らかに同時に動かしているように音が変化します。 シーンコントローラーのつまみから上に伸びている点線が、 そのシーンコント ローラー位置での各コントローラーの状態を示します。 モジュレーション フット ホイール2 コントローラー1 モジュレーション フット ホイール2 コントローラー1 モジュレーション フット ホイール2 コントローラー1 その他のコントローラー については省略 その他のコントローラー については省略 その他のコントローラー については省略 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 12...
  • Page 51 SCENE1 SCENE2 SCENE3 際にシーンコントローラーを動かしていただければ一目瞭然と思います) 赤色 :そのシーンになっていることを示します。 黄色 :そのシーンにかなり近いことを示します。 緑色 :そのシーンから少し離れていることを示します。 消灯 :そのシーンから遠く離れていることを示します。 シーン1 シーン2 モジュレーション ホイール1 ホイール1 モジュレーション ホイール2 ホイール2 フット フット コントローラー1 シーンコントローラー の上のランプは、 現在のシーンの状態を示します。 (実 シーン3 モジュレーション ホイール1 モジュレーション ホイール2 フット コントローラー1 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 13...
  • Page 52 が動いてしまう場合もありますので、 注意が必要です。 ■コントローラーフック=オン コントローラーフックがオンの場合には、 コントローラーを動かして、 「実際 のコントローラーの位置」 が、 「内部的なコントローラーの位置」 と一致した (通過した) 時点からコントローラーが働きはじめます。 したがって、 突然音 が変化してしまうことがありません。 通常は、 この 「コントローラーフック=オン」 で使うことをおすすめします。 参 考 ・コントローラーフック機能の設定は、 クイックエディットにも影響します。   (→ BASIC PART:P. 3-17) ・シーンコントロールスライダーと、 シーンフットコントローラーの両方を使用する場 合には、 後着優先 (後から動かしたコントローラーが有効) となります。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 14...
  • Page 53 ボイスを切り換えたとき、 直前まで使っていたコントローラーの状態を維持す るか、 しないかを選択することができます。 (→ REFERENCE PART:P. 2-4) ■コントローラーイニシャライズ=オフ 直前まで使っていたコントローラーの状態を維持し、 ボイスを切り換えた後も 同じコントローラーの状態で音が出ます。 「内部的なコントローラーの位置」 と 「実際のコントローラーの位置」 がずれ ている場合には、 「実際のコントローラーの位置」 が使われます。 ■コントローラーイニシャライズ=オン 直前まで使っていたコントローラーの状態を維持しないで、 新しいボイスの 「イニシャルシーン」 の状態で音が出ます。 イニシャルシーンは、 シーン (→ REFERENCE PART:P. 1-14) の機能で設定 したシーン1∼3のいずれかです。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 15...
  • Page 54 LFO の維持時間 エンベロープジェネレーターのディケイレイト エンベロープジェネレーターのサステインレベル エンベロープジェネレーターのリリースレイト  EQ LO-MID  EQ HI -MID  VEL SENS  POR TIME  LFO SPEED  LFO DELAY  EG DECAY  EG SUSTN と、 クイックエ  EQ HIGH  EF DEPTH  LFO HOLD  EG RELSE BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 16...
  • Page 55 体内に保存 (ストア) することができます。 (→ BASIC PART:P. 3-28) もちろん、 保存する必要のないときはストアしなくてもかまいません。 この場 合、 同じボイスに切り換え直す (点灯しているプログラムボタンを押し直す) と、 クイックエディット前の状態のボイスに戻ります。 を使って、 行 (点灯する文字) を選択した 1. このボタンで行を切り換えます 点灯する赤いランプ (内部的なクイックエディットスライダーの位置) 実際のつまみが、この位置を通過するまでスライダーは 効きません のマークが表示され、 エ 2. このスライダーを動かします 各スライダー右の中央の2つのランプ が点灯するとき、コントローラーが 中央に位置していることを示します BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 17...
  • Page 56 ■EF DEPTH エフェクトからのリターンレベル (→ REFERENCE PART:P. 1-41) を調整し ます。 スライダーを上げるほど、 リターンレベルが大きくなり、 エフェクト音 が大きくなります。 ■LFO DEPTH もともとそのボイス (エレメント) に設定されているLFO (周期的なゆれを作 り出す装置) のゆれの幅を調整します。 スライダーを上げるほど、 ゆれの幅が 大きくなります。 ■LFO SPEED もともとそのボイス (エレメント) に設定されているLFOのゆれのスピードを 調整します。 スライダーを上げるほど、 ゆれのスピードが速くなります。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 18...
  • Page 57 ■EG SUSTN もともとそのボイス (エレメント) に設定されているエンベロープジェネレー ターのサステインレベルを調整します。 スライダーを上げるほど、 レベルが大 きくなります。 ■EG RELSE もともとそのボイス (エレメント) に設定されているエンベロープジェネレー ターのリリースレイトを調整します。 スライダーを上げるほど、 変化が遅くな ります。 注 意 ・ポルタメントモードがfingrd以外のとき、 ポルタメント端子にフットスイッ チが接続されている場合には、 このフットスイッチを踏まないとポルタメン トはかかりません。 ・EG、 LFOを使用していないボイスでは、 EGやLFOのパラメーターを変更して も音に変化はありません。 リリースレイト 時間 Note off BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 19...
  • Page 58 ・イコライザー (ロー、 ローミッド、 ハイミッド、 ハイ) およびエフェクトデプス以外の パラメーターは、 ベーシックレシーブチャンネル (→ REFERENCE PART:P. 2-8) 、 またはエレメントレシーブチャンネル (→ REFERENCE PART:P. 1-19) の設定で、 外 部機器のMIDIチャンネルと一致したチャンネルを持つエレメントにのみ効果があり ます。 ・クイックエディットの各パラメーターは、 あくまでもエディットであるため、 リアル タイムコントローラーのように追従性が良くない場合があります。 外部MIDI機器を 使ってクイックエディットを行う場合は、 半固定コントローラーとしてお使いいただ くことをおすすめします。 で選択した後、 ストアすることで、 外部MIDI機器を使って任意のパラ BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 20...
  • Page 59 PluckStrgs 撥弦楽器ソロ系 Misc.Orch その他の弦楽器ソロ系 OrchEnsmbl オーケストラアンサンブル系 Choir 合唱アンサンブル系 MiscEnsmbl その他アンサンブル系 Brass 金管楽器系 Reed リード楽器系 Pipe 木管楽器系 Voice 声系 SynthLead シンセリード系 SynthPad シンセパッド系 SynthComp シンセコンプ系 SynthSE シンセ効果音系 MusicalSE 音楽効果音系 NaturalSE 自然効果音系 PhraseSmpl フレーズサンプリング系 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 21...
  • Page 60 また、 グリーティングメッセージ (起動時に表示されるメッセージ) や画面表 示の反転などを設定することもできます。 SYSTEM ディスクモード ディスクモードは、 本体内とフロッピーディスクとの間で、 データをやりとり するためのモードです。 現在の本体内のデータをまとめてディスクに保存 (セーブ) したり、 ディスク 上のデータを本体内に読み込んだり (ロード) することができます。 また、 新しいディスクをフォーマットしたり、 ファイル名を変更したりする機 能も用意されています。 DISK を押すと、 ボタンの上のランプが点灯し、 プレイモードになります。 を押すと、 ボタンの上のランプが点灯し、 システムモードになります。 を押すと、 ボタンの上のランプが点灯し、 ディスクモードになります。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 22...
  • Page 61 を使ってボイスを切り換えることもできます。 同じバンク内であれば、 バンクボタンを押す操作は省略できます。 、 、 のボタンを使います。 SYSTEM DISK ∼ ) を押してバンクを選択した後、 プログラムボ ∼ ) を押してボイスを切り換える方法です。 を使う方法 を押すと、 ボイス番号が上がっていきます。 :Dir を押すと、 現在のバンク内の16ボイスの一覧表が表示されま を押すとボイス番 DEC/NO ) で目的の を押すと、 ボイスが切り換わ ENTER 、 プログラムボタン INC/YES DEC/NO BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 23...
  • Page 62 いくためには、 カーソル移動 (反転表示の部分を動かす操作) という操作が必 要となります。 カーソル移動には、 カーソルボタン ( また、 画面によっては たは下に移動する) する場合もあります。 :Info を押すと、 次のようなインフォメーションビューの画 を押します。 EXIT 、 、 PLAY SYSTEM DISK ) を使います。 を押すことで、 画面内の項目がスクロール (上ま ∼ のファンクション を押すと、 元の画 EXIT ) を押すと、 各モードの最初の BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 24...
  • Page 63 たとえば、 次の画面の 「Param1 (MW1) /EL1」 の項目は、 「MW1」 や 「MW2」 「FC1」 などのコントローラーを選択する項目です。 この他にも 「on」 と 「off」 を選択する項目などもあります。 設定値の変更方法には、 数値と同様に2種類があります。 ■ダイアルを使う方法 ダイアルを回して、 設定を選択します。 ■ INC/YES DEC/NO INC/YES を使う方法 を押すと、 1つずつ数値が増えます。 を使う方法 または を押して設定を選択します。 DEC/NO を押すと、 1つずつ数値が減 DEC/NO BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 25...
  • Page 64 ・ファイル名を指定するとき、 ファイル名の先頭にスペースは使えません。 ま た、 途中にスペースを使うと、 スペースがアンダースコア ( _ ) に書き換えら れます。 (全文字がスペースの場合にはすべてマイナス ( - ) となります) を押すと、 カーソルのある文字が変更さ INC/YES DEC/NO ) を押すと、 カーソルが左右に移動します。 :{Spc}を押すと、 カーソルのある文字がス :{Clr}を押すと、 全部の文字が消去され、 カー を押すと、 文字入力を終了し、 元の画面に戻ります。 。 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 26...
  • Page 65 また、 エディットしたボイスは、 ストア (保存) の操作をすることで正式にボ イスとして保存されます。 ボイスのエディットは、 次のような流れで進めていきます。 何らかのエディットを行うと、 画面上のボイス番号の前に 「 されます。 このマークは、 「このボイスはエディットされているが、 まだスト アされていない」 ということを示します。 エディットしたいボイスに切り換える クイックエディットを行う エディットを行う シーンの設定を行う ボイスをストアする 「 」 マークが表示    されます 「 」 マークが    消えます 」 マークが表示 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 27...
  • Page 66 ・任意のボイスを、 別のボイス番号にコピーする場合も、 ストアの機能を使います。 コ ピーしたいボイスを選択した後、 エディットしないままストアの操作でストア先を選 択し、 実行します。 ・ノートウィンドウは、 プレイモードでボイスを選んだとき表示しないように設定する こともできます。 手 順 を押します。 STORE ▼次のような画面が表示されます。 バンクボタンやダイアル、 カーソルボタン、 トア先となるボイスにカーソルを合わせます。 ▼ストア先のボイスにカーソルを合わせたら、 次の手順に進みます。 :[Name] を押します。 ボイス名 (画面の最上行に表示されています) を変更する必要のない場 合は、 この操作をとばして、 手順5に進んでください。 ▼ボイス名を入力する画面が表示されます。 を使って、 ス INC/YES DEC/NO BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 28...
  • Page 67 この操作については、 「文字を入力する」 (→ BASIC PART:P. 3-26) を ご覧ください。 ノート内容は最大32文字まで使うことができます。 プレイモードでボイスを選んだときに、 ノートウィンドウを表示させた くない場合は、 ノート内容の最初にスペースを1文字だけ入力します。 ボイス名入力後、 を押すと、 元の画面に戻ります。 EXIT を押します。 ENTER ▼確認のメッセージが表示されます。 を押します。 INC/YES ストアを中止したい場合には、 ▼ストアが実行されます。 を押します。 EXIT ▼元の画面に戻り、 ストアしたボイスが選択された状態になります。 を押すと、 元の画面に戻ります。 のかわりに を押します。 INC/YES DEC/NO 第3章 Learn the VP1 BASIC PART 3 - 29...
  • Page 68 ・ボイスのコピー (ストア機能を使います) (→ REFERENCE PART:P. 1-54) ・エフェクトのコピー (→ REFERENCE PART:P. 1-50) ・エレメントのコピー (→ REFERENCE PART:P. 1-38) ・イコライザーのコピー (→ REFERENCE PART:P. 1-53) エディット中に を押します。 COMPARE ▼ランプが点滅をはじめます。 鍵盤を弾いて、 エディット前の音を確認します。 ▼エディット前の音の確認が終わったら、 次の手順に進みます。 もう一度、 を押します。 COMPARE ▼コンペアが解除され、 元のエディット状態に戻ります。 」 のマークが表示され、 BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 30...
  • Page 69 各ボタンを押すたびに、 交互にオン/オフが切り換わります。 ランプが点灯し ているときはオン (発音する) の状態、 ランプが点滅しているときはオフ (発 音しない) の状態です。 (ランプが消えている場合には、 エレメントスイッチ がoffになっていることを示します) 注 意 ・これらの機能は、 あくまでもエディットをしやすくするために用意されてい る機能です。 これらのボタンの状況がボイスデータとしてストアされること はありません。 ・エディットに入っているとき以外には、 これらの機能は使用できません。 ∼ および (E1) (E2) (E1) (E2) ∼ には、ボイスエ (E3) (E4) (E3) (E4) BASIC PART 第3章 Learn the VP1 3 - 31...
  • Page 70 REFERENCE PART...
  • Page 71 第1章 プレイモード この章では、プレイモードのすべての機能を解説しています。前 半では、ボイスを選んで演奏するための便利な機能を、後半で は、ボイスエディット機能に関して説明します。 REFERENCE PART 第1章 プレイモード 1 - 1...
  • Page 72 プレイモードについて プレイモードについて VP1のプレイモードは、 ボイスの演奏やエディットを行うためのモードです。 プレイモードのときには、 パネルの の上のランプが点灯します。 他のモードからプレイモードに PLAY 移るときには、 を押します。 PLAY 次の画面は、 電源を入れたときや、 他のモードからプレイモードに切り換えたときに表示される画面で す。 この章では、 ボイスを選んで演奏するときに便利な機能と、 ボイスエディット機能に大きく分けて説明 します。 ボイスを選んで演奏するときに便利な機能については、 次ページから解説をはじめます。 ボイスエディットを伴う機能については、 この章の後半で解説します。 (→ REFERENCE PART:P. 1-9) REFERENCE PART 第1章 プレイモード 1 - 2...
  • Page 73 プレイモードの便利な機能 ここで説明する 「プレイ」 「インフォメーションディスプレイ」 「コントローラーバリュービュー」 「キー ボードトランスミットチャンネル」 「ボイスディレクトリー」 の各機能は、 ボイスの設定に変更を加えま せん。 ここで説明する機能 ここでは、    の部分の機能を順番に説明していきます。 PLAY MODE PLAY SYSTEM MODE SYSTEM DISK MODE DISK 参 考 ・ 「 」 のマーク (エディットされたことを示すマーク) が表示されることはありませ ん。 Information Display Controller Value View Keyboard Transmit Channel Controller Assign Table Scene Voice Setup...
  • Page 74 PLAY:プレイ PLAY ボイスを選んで演奏を行う状態です。 Program Number A01 ∼ D16 解 説 ・ボイスを選んで鍵盤やコントローラーを使って演奏を行ったり、 設定を確認 するための画面やエディットの画面に進むための画面です。 ・画面最上行には、 ボイス番号やキーボードトランスミットチャンネルが表示 されます。 ・画面中央には、 大きな文字でカテゴリー ( 「:」 前の文字) とボイス名 ( 「:」 以降の文字) が表示されます。 カテゴリーに関しては 「カテゴリーについて」 (→ BASIC PART:P. 3-21) をご覧ください。 ・ノートウィンドウが表示されているとき、 が消えます。 この後、 す。 (→ BASIC PART:P. 3-28) ・この状態でボイスを選ぶことができます。...
  • Page 75: Information Display

    INFORMATION DISPLAY:インフォメーションディスプレイ → :Info PLAY ボイスを構成するエレメントの名前や同時発音数、 レシーブチャンネル、 発音音域などを表示します。 設定項目はありません 解 説 ・この機能では、 現在のボイスを構成するエレメントに関して、 次の設定を確 認することができます。 ・Name (エレメント名) では、 使われているエレメントの名前を表示します。 使われていないエレメントの部分には、 「------」 が表示されます。 ・Poly (ポリ) では、 各エレメントの最大同時発音数を示します。 ・RCh (MIDIレシーブチャンネル) では、 各エレメントが受信し、 発音する MIDIチャンネルを示します。 ・画面右側の鍵盤の部分では、 各エレメントの発音音域を示します。 太いバー が発音する音域を示し、 左側の表示がノートリミットロー、 右側の表示が ノートリミットハイを示します。 ・ 戻ります。 ・インフォメーションディスプレイの画面のまま、...
  • Page 76 CONTROLLER VALUE VIEW:コントローラーバリュービユー → :View PLAY 現在の各コントローラーの位置を数値で表示します。 設定項目はありません 解 説 ・この機能では、 現在の各コントローラーの位置 (モジュレーションホイール の回した深さやフットコントローラーの傾きなど) をMIDI出力したときの数 値を表示します。 ・PB ・MW1 ・MW2 ・CS1 ・CS2 ・FC1 ・FC2 ・MBx ・MBy ・BC ・AT ・QS1 ・QS2 ・QS3 ・QS4 ・この状態で、 各コントローラーを動かすと、 その操作と連動して画面上の数 値も変化します。 ・ に戻ります。 ・コントローラーバリュービューの画面のまま、 ボイスを切り換えることもで きます。 ボイス切り換えの操作は通常の方法と同じです。 (ただし、 画面はコ ントローラーバリュービューのままとなります)...
  • Page 77 KEYBOARD TRANSMIT CHANNEL:キーボードトランスミットチャンネル → :TCh + PLAY キーボードトランスミットチャンネルを変更します。 Kbd Transmit Ch 1 ∼ 16 解 説 ・ノートオンやコントローラーの演奏情報は、 システムモードのMIDIセッティ ン グ で 設 定 さ れ て い る キ ー ボ ー ド ト ラ ン ス ミ ッ ト チ ャ ン ネ ル( → REFERENCE PART:P.
  • Page 78 VOICE DIRECTORY:ボイスディレクトリー → :Dir PLAY ボイスの一覧を表示し、 ボイスを切り換えます。 Program Number A01 ∼ D16 解 説 ・現在のバンクに含まれる16ボイスを一覧で表示します。 必要に応じて、 バン クやボイスを切り換えることもできます。 ・表示するバンクを切り換えるときは、 バンクを切り換えた場合には、 バンクボタンのランプとバンク表示および カーソルが点滅します。 (この時点では、 ボイスの切り換えは行われません) ・ボイスを切り換えるときは、 した後、 ・また、 ダイアル、 り換えることもできます。 ・ボイスを切り換えた後も、 引き続きこのボイスディレクトリーの画面が表示 されます。 ・ ます。 ・また、 ボイスディレクトリーの画面から、 能に進むこともできます。 を使って、 カーソルを目的のボイスに移動 を押します。 ENTER 、...
  • Page 79 ボイスエディットの機能 ここでは、 コントローラーの役割を設定したり、 各エレメントのアウトプットや設定を変更したりといっ た、 ボイスエディットの機能について解説します。 実際の演奏時に使用する機能の説明はこの章の前半 で行っています。 ここで説明する機能 ここでは、    の部分の機能を順番に説明していきます。 PLAY MODE PLAY SYSTEM MODE SYSTEM DISK MODE DISK 注 意 ・ボイスをエディットした後、 その設定を残しておきたい場合には、 ストアの 操作を忘れないようにしてください。 (→ REFERENCE PART:P. 1-54) Information Display Controller Value View Keyboard Transmit Channel Controller Assign Table (→...
  • Page 80 CONTROLLER ASSIGN TABLE:コントローラーアサインテーブル → :CTbl PLAY 各エレメントのパラメーターに任意のコントローラーを割り当てます。 EL 1 ∼ 4 の Parameter 1 ∼ 13 MW1 ∼ TEG, off 解 説 ・各エレメントにあらかじめ用意されているベロシティ以外の12個のパラメー ターに、 任意のコントローラーを割り当てていきます。 ・Parameter 1∼13は、 ることで表示させます。 ・任意のエレメントのパラメーターにカーソルを移動した後、 コントローラー を選択します。 このとき画面の2行目には、 現在カーソルのある位置のパラ メーター名 (ボイスに設定されている効果の名称) が表示されます。 ・コントローラーの略称は、 以下の通りです。 の を使い、 上または下方向にスクロールす MW1 :モジュレーションホイール1 MW2 :モジュレーションホイール2 FC1 :フットコントローラー1...
  • Page 81 ・パラメーターに何もコントローラーを割り当てない場合には、 「off」 を選択 します。 この場合、 そのパラメーターはイニシャルシーンの値になります。 ・ 「---」 以外の任意の位置にカーソルを移動した後、 音源側のそのパラメーターに対するコントローラーの特性を設定する画面に 進むことができます。 (→ 次ページ) ・ または を押すと、 元のプレイの画面に戻ります。 EXIT PLAY ・このコントローラーアサインテーブルの画面から、 て、 他の機能に進むこともできます。 注 意 ・同じエレメント内で、 複数のパラメーターに同じコントローラーを割り当て ることはできません。 (すでに別のパラメーターで使用されているコント ローラーはoffに変更されます) ・ベロシティが割り当てられているパラメーターに対して、 別のコントロー ラーを割り当てることはできません。 ・使われていないエレメントやそのボイスで使われていないパラメーターに対 してコントローラーを設定することはできません。 ・任意のパラメーターにピッチベンドホイールを割り当てることはできます が、 ピッチベンドホイールに本来割り当てられている音程変化の効果がなく なるわけではありません。 (ピッチベンドホイールで、 音程変化+パラメー ター変化を同時にコントロールすることになります) 参 考...
  • Page 82 CONTROLLER ASSIGN TABLE/CONTROL RANGE:コントロールレンジ → :CTbl → PLAY コントローラーによるパラメーター変化の特性を設定します。 0 ∼ 127 Center 0 ∼ 127 0 ∼ 127 解 説 ・この機能では、 次の3つの数値を設定することで、 パラメーターに対する音源 側のコントローラーの特性を設定します。 ・Max (最大値) では、 コントローラーを最大 (127) にした (たとえばモジュ レーションホイールを一番奥に回した、 フットコントローラーを奥まで踏み 込んだ) とき、 対応するパラメーターがどれだけの数値として扱うかを設定 します。 ・Center ( 中央値) では、 コントローラーを中央 (64) にした (たとえばモジュ レーションホイール2を中央のクリックに止めた)...
  • Page 83 ・この画面を表示させたまま、 エレメントやパラメーターを変更することがで きます。 ・エレメントを切り換える場合には、 ・パラメーターを切り換える場合には、 カーソルをパラメーター名の位置に移 動し、 ダイアルや INC/YES DEC/NO ・MaxとMinを設定した後、 を計算して、 Centerの設定値に入ります。 ・ :Init を押すと、 Max=127、 Center=64、 Min=0に設定されます。 ・ を押すと、 元のコントローラーアサインテーブルの画面に戻ります。 EXIT また、 を押すと、 プレイの画面に戻ります。 PLAY 注 意 ・ ∼ でエレメントの選択が、 /オフの切り換えが可能です。 参 考 ・パラメーターの効果を聴きながら、 現在のコントローラーの状態 (Cr) をシーン (1∼ 3) に記憶させることもできます。 (→ REFERENCE PART:P. 1-14) ∼...
  • Page 84 SCENE:シーン → :Scene PLAY イニシャルシーンや各エレメントのシーンを設定します。 Initial Scene s1 ∼ s3 EL1 ∼ EL4 no change, s1<->s2, s2<->s3, s3<->s1, current>s1, current>s2, current>s3 解 説 ・シーンに関する次のような設定を行います。 ・Initial Scene (イニシャルシーン) では、 ボイスを切り換えたときに、 最初に選 択されるシーン (初期シーン) をS1∼S3の中から選択します。 ・EL1∼EL4の部分では、 シーンの入れ替えや、 現在のコントローラーの状態を シーンに記憶させる作業を行うことができます。 この操作については、 次 ページで説明します。 ・no changeは、 現在のシーン設定を変更しないときに選択しておきます。 ・...
  • Page 85 手 順 ■シーンの入れ替え s1<->s2、 s2<->s3、 s3<->s1のいずれかを選択します。 を押します。 ENTER ▼ 「Are you sure?」 という確認のメッセージが表示されます。 を押します。 INC/YES ここで、 のかわりに INC/YES セージが消え、 手順1の状態に戻ります。 ▼シーンの入れ替えが実行されます。 ■現在のコントローラー状態のシーンへの記憶 コントローラーを動かして、 シーンに記憶させたい状態にします。 current>s1、 current>s2、 current>s3のいずれかを選択します。 を押します。 ENTER ▼ 「Are you sure?」 という確認のメッセージが表示されます。 を押します。 INC/YES ここで、 のかわりに INC/YES セージが消え、 手順1の状態に戻ります。 ▼シーンへの記憶が実行されます。...
  • Page 86 VOICE SETUP:ボイスセットアップ → :VSet PLAY 各エレメントについて細かい設定をしていきます。 各設定項目については、 次ページから説明していき ます 解 説 ・各エレメントのオン/オフやボリューム、 チューニングなど、 細かい設定を 行います。 各設定項目については、 次ページから順番にひとつずつ説明して いきます。 (→ REFERENCE PART:P. 1-17 ∼ 1-40) ・この機能には多くの設定項目があり、 上下にスクロールさせながら設定変更 を行っていきます。 スクロールを行う方法には、 次の2種類の方法がありま す。 ・ ・ る方法です。 (ページスクロール) ・この画面が表示されているときには、 のエレメント (設定の一部を含めて) を、 現在のボイスにコピーすることが できます。 (→ REFERENCE PART:P. 1-38) ・画面をスクロールしていくと、...
  • Page 87 VOICE SETUP/ELEMENT SWITCH:エレメントスイッチ → :VSet → Elem Sw にカーソル移動 PLAY 各エレメントのオン/オフを切り換えます。 Elem Sw off, on 解 説 ・各エレメントのオン (使用する) /オフ (使用しない) を選択します。 ・画面右上には、 4つのエレメント名が表示されます。 ただし、 エレメントス イッチがoffになっている場合には 「------」 と表示されます。 注 意 ・このエレメントスイッチの設定でoffを選択したエレメントは、 次ページから の各種設定はできなくなります。 画面には、 「---」 が表示されます。 ・エレメントコピーを行う場合には、 あらかじめここでコピー先のエレメント を選んで、 onにしておかなければなりません。 (→ REFERENCE PART:P. 1- 38)...
  • Page 88 VOICE SETUP/MAX NOTES:マックスノート → :VSet → MaxNotes にカーソル移動 PLAY 各エレメントの最大同時発音数を設定します。 MaxNotes 0 ∼ 16 (全体合計で16まで) 解 説 ・各エレメントの最大同時発音数 (一度に鳴る和音の数) を設定します。 ・他の項目と異なり、 このマックスノートは、 数値を変更しただけでは、 その 効果は反映されません。 数値を変更した後、 マックスノートに変更されます。 (変更中には、 「Now excuting!」 とメッセー ジが表示されます) ・4つのエレメントのマックスノート全体の合計は、 16までです。 これを超える ような設定にしようとすると、 自動的にエレメント4から順番に数値が減ら されます。 ・画面右上には、 4つのエレメントのマックスノートがグラフィックで表示さ れます。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と 表示されます。...
  • Page 89 VOICE SETUP/RECEIVE CHANNEL:レシーブチャンネル → :VSet → RCh にカーソル移動 PLAY 各エレメントのMIDIレシーブチャンネルを設定します。 basic, 1 ∼ 16 解 説 ・各エレメントのMIDIレシーブ (受信) チャンネルを設定します。 ・basicを選択すると、 システムモードのMIDIで設定されているベーシックレ シーブチャンネル (→ REFERENCE PART:P. 2-8) が使われます。 通常は、 これを選択しておきます。 ・外部MIDI機器から送られたMIDIデータで、 特定のエレメントだけを鳴らし たい場合には、 ここでそのチャンネルを設定します。 ・画面右上には、 4つのエレメントのレシーブチャンネルが表示されます。 ただ し、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示されま す。 注 意...
  • Page 90 VOICE SETUP/KEY ASSIGN MODE:キーアサインモード → :VSet → KAsMode にカーソル移動 PLAY 最大同時発音数を超える数の鍵盤が弾かれたときの発音方法を設定します。 KAsMode Max Notesが1のとき 0:normal, 1:lo on, 2:hi on, 3:yamaha Max Notesが2以上のとき 0:normal, 1:lo rem, 2:hi rem 解 説 ・各エレメントに設定されているマックスノート (最大同時発音数) を超える 鍵盤を弾いた (あるいはノートデータを受信した) ときの発音のしかたを設 定します。 ・マックスノートの設定については、 マックスノートの項で説明します。 (→ REFERENCE PART:P. 1-18)...
  • Page 91 ・画面右上には、 4つのエレメントのキーアサインモードが表示されます。 ただ し、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示されま す。 注 意 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 キーアサインモードは設定できません。 参 考 ・ ∼ でエレメントの選択が、 /オフの一時的な切り換えが可能です。 ∼ で、 エレメントのオン REFERENCE PART 第1章 プレイモード 1 - 21...
  • Page 92 VOICE SETUP/VOLUME:ボリューム → :VSet → Volume にカーソル移動 PLAY 各エレメントのボリュームを設定します。 Volume 0 ∼ 127 解 説 ・各エレメントのアウトプットレベルを調節します。 ・数値が大きいほどボリュームが大きくなります。 ・画面右上には、 4つのエレメントのボリュームがグラフィックで表示されま す。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示 されます。 注 意 ・ボリュームで0を設定すると、 そのエレメントからの出力はなくなります。 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 ボリュームは設定できません。 参 考 ・ここで設定したボリュームで出力された信号は、 さらにアウトプットのミキサーでレ ベルを再調整された後、 エフェクト、 イコライザーを通ってミックスアウトプットか ら出力されます。...
  • Page 93 VOICE SETUP/DETUNE:デチューン → :VSet → Detune にカーソル移動 PLAY 各エレメントの微妙なチューニングを設定します。 Detune -15 ∼ +15 解 説 ・各エレメントのチューニングを微妙に調節します。 ・プラスの数値で音程が上がり、 マイナスの数値で音程が下がります。 ・画面右上には、 4つのエレメントのデチューンがグラフィックで表示されま す。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示 されます。 注 意 ・ひとつのエレメントだけを使う場合には、 体感上デチューンの効果は得られ ません。 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 デチューンは設定できません。 参 考 ・複数のエレメントを使って、 そのデチューンを微妙にずらすと、 自然なコーラス効果 が得られます。...
  • Page 94 VOICE SETUP/NOTE SHIFT:ノートシフト → :VSet → NoteShift にカーソル移動 PLAY 各エレメントのチューニングを半音単位設定します。 NoteShift -48 ∼ +48 解 説 ・各エレメントのチューニングを半音単位で調節します。 ・プラスの数値で音程が上がり、 マイナスの数値で音程が下がります。 ・画面右上には、 4つのエレメントのノートシフトがグラフィックで表示され ます。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表 示されます。 注 意 ・エレメントによっては、 極端なノートシフトを設定すると、 音が低すぎた り、 高すぎたりして、 正しい音程で聴こえない場合や聴き取れない場合があ ります。 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、...
  • Page 95 VOICE SETUP/PAN RANGE:パンレンジ → :VSet → PanRngL または PanRngR にカーソル移動 PLAY 各エレメントのパンの拡がりを設定します。 PanRngL -31 ∼ +31 PanRngR -31 ∼ +31 解 説 ・各エレメントには、 あらかじめ静的 (止まった) あるいは動的 (動き回る) パ ン (定位) が設定されています。 このパンレンジでは、 次の2つの設定項目を 使って、 そのパンの拡がりを設定します。 ・PanRngL (パンレンジL) では、 左チャンネル用の出力をどこに位置付けるか を設定します。 ・PanRngR (パンレンジR) では、 右チャンネル用の出力をどこに位置付けるか を設定します。...
  • Page 96 ・また、 PanRngL、 PanRngRをともに同じ値にすると、 エレメントの持っている パンは無視され、 特定の定位から音が出ます。 左スピーカー ・さらに、 PanRngRを左寄り、 PanRngLを右寄りにすると、 次のようにエレメン トの持っているパンが左右逆転して使われます。 PanRngR=-31 左スピーカー ・画面右上には、 4つのエレメントのパンレンジがグラフィックで表示されま す。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示 されます。 注 意 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 パンレンジは設定できません。 参 考 ・エレメントがあらかじめ持っているパンはエディットできません。 ・ ∼ でエレメントの選択が、 /オフの一時的な切り換えが可能です。 PanRngL=+14 PanRngR=+14 右スピーカー...
  • Page 97 VOICE SETUP/NOTE LIMIT:ノートリミット → :VSet → NtLmtHi または NtLmtLo にカーソル移動 PLAY 各エレメントの発音音域を設定します。 NtLmtHi C-2 ∼ G8 NtLmtLo C-2 ∼ G8 解 説 ・各エレメントが発音する音域を、 次の2つの設定項目を使って設定します。 ・NtLmtHi ( ノートリミットハイ) では、 発音する範囲の最高の音程を設定しま す。 ・NtLmtLo (ノートリミットロー) では、 発音する範囲の最低の音程を設定しま す。 ・たとえば、 NtLmtHiをC4に、 NtLmtLoをC2に設定すると、 次のようにC2∼C4 が発音する音域となります。 ・逆に、 NtLmtHiをC2に、 NtLmtHiをC4に設定すると、 次のようにC-2∼C2、 C4 ∼G8が発音する...
  • Page 98 VOICE SETUP/MICRO TUNING:マイクロチューニング → :VSet → MicroTune にカーソル移動 PLAY 各エレメントの調律を設定します。 MicroTune off, 01 ∼ 56 解 説 ・各エレメントの調律を、 次の中から選択します。 ・off:Equal ( 平均律) ・01:P Major C ∼ 12:P Major B (純正律 − 長調)  および ・13:P Minor A ∼ 24:P Minor A♭ (純正律 − 短調) ・25:Mean T C ∼...
  • Page 99 ・54:1/8 Tone 鍵盤上の半音が1/4半音となる調律です。 C2の音程を基準として作成し てあります。 ・55:   、 56:    (インターナルマイクロチューニング) VP1の音色ディスクで供給されるチューニングデータです。 ・画面右上には、 4つのエレメントの調律名が表示されます。 ただし、 エレメン トスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示されます。 注 意 ・マイクロチューニングによっては、 ピッチの算出が不安定となり正しい音程 が出ないときがあります。 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 マイクロチューニングは設定できません。 参 考 ・13∼51のマイクロチューニングでは、 Aの音程を基準にしており、 すべての音域のAが 平均律のAと同じピッチになります。 ・ ∼ でエレメントの選択が、 /オフの一時的な切り換えが可能です。 ∼ で、 エレメントのオン...
  • Page 100 VOICE SETUP/PORTAMENTO MODE:ポルタメントモード → :VSet → PortaMode にカーソル移動 PLAY 各エレメントのポルタメントモードを設定します。 PortaMede Max Notesが1のとき 0:fingerd, 1:fulltime Max Notesが2以上のとき 0:retain に固定 解 説 ・各エレメントのポルタメント (連続した滑らかな音程変化) のモードを設定 します。 ・マックスノート (→ REFERENCE PART:P. 1-18) が、 1 (モノ) の場合には、 次のいずれかを選択します。 マックスノートが、 2以上 (ポリ) の場合は、 0: retain (常にポルタメントがかかる) に固定されます。 ・0:fingerd ・1:fulltime ・画面右上には、...
  • Page 101 VOICE SETUP/PORTAMENTO RESOLUTION:ポルタメントレゾリューション → (VSet) → PortaReso にカーソル移動 PLAY 各エレメントのポルタメントの滑らかさを設定します。 PortaReso 0:smooth, 1:50cent 2:100cent, 3:200cent 4:400cent 解 説 ・各エレメントのポルタメントの滑らかさを、 次の中から選択します。 ・0:smooth ・1:50cent ・2:100cent ・3:200cent ・4:400cent ・画面右上には、 4つのエレメントのポルタメントレゾリューションが表示さ れます。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と 表示されます。 注 意 ・クイックエディットのポルタメントタイム (→ BASIC PART:P. 3-18) が最 小になっている場合には、 ポルタメント効果がかかりません。 ・エレメントスイッチ...
  • Page 102 VOICE SETUP/PB RANGE:ピッチベンドレンジ → :VSet → PBRange にカーソル移動 PLAY 各エレメントのピッチベンドの変化幅を設定します。 PBRange 0 ∼ 48 解 説 ・ピッチベンドホイールを一番奥、 または一番手前に回したとき、 どれだけ音 程が変化するかを半音単位で設定します。 ・最大値に設定すると、 上下4オクターブずつ (トータル8オクターブ) の音程 変化を得ることができます。 ・画面右上には、 4つのエレメントのピッチベンドレンジがグラフィックで表 示されます。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「----- -」 と表示されます。 注 意 ・ピッチベンドカーブ (→ 次ページ) で、 5∼7を選択した場合、 音程アップの 方向へは、 ここで設定したピッチベンドレンジ分まで変化しません。 参 考...
  • Page 103 VOICE SETUP/PB CURVE:ピッチベンドカーブ → :VSet → PBCurve にカーソル移動 PLAY 各エレメントのピッチベンドのカーブを設定します。 PBCurve 0 ∼ 7 解 説 ・ピッチベンドホイールの動きと、 音程変化の関係を示すカーブを、 次の中か ら選択します。 ・0: 一般的な直線変化です。 ・1: 上下とも前半での変化が大くなります。 ・2: 上下とも後半での変化が大くなります。 ・3: 上へは前半での変化が大きく、 下へは後半での変化が大きくなります。 ・4: 上へは後半での変化が大きく、 下へは前半での変化が大きくなります。 ・5: 上へは変化が少なく (ピッチベンドレンジの1/6) 、 下へはグラフのよ ・6: 上へは変化が少なく (ピッチベンドレンジの1/12) 、 下へはグラフのよ ・7:...
  • Page 104 注 意 ・ピッチベンドカーブで、 5∼7を選択した場合、 音程アップの方向へは、 設定 したピッチベンドレンジ分まで変化しません。 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 ピッチベンドカーブは設定できません。 参 考 ・ ∼ でエレメントの選択が、 /オフの一時的な切り換えが可能です。 ∼ で、 エレメントのオン REFERENCE PART 第1章 プレイモード 1 - 34...
  • Page 105 VOICE SETUP/ZONED AFTER TOUCH MODE:ゾーンドアフタータッチモード → :VSet → ZneATMode にカーソル移動 PLAY 各エレメントに対して、 アフタータッチのかかる音を設定します。 ZneATMode 0:all , 1:top, 2:bottom 3:mid, 4:spl_hi, 5:spl_lo 解 説 ・アフタータッチの情報を受信したとき、 各エレメントがどの音に対して、 そ の効果を反映させるかを次の中から選択します。 ・0:all ・1:top ・2:bottom ・3:mid ・4:spl_hi ・5:spl_lo ・画面右上には、 4つのエレメントのゾーンドアフタータッチモードが表示さ れます。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と 表示されます。 注 意...
  • Page 106 VOICE SETUP/ZONED AFTER TOUCH SPLIT:ゾーンドアフタータッチスプリット → :VSet → ZneATSplt にカーソル移動 PLAY 各エレメントのゾーンドアフタータッチのスプリットポイントを設定します。 ZneATSplt C-2 ∼ G8 解 説 ・ゾーンドアフタータッチモード (→ 前ページ) で、 4:spl_hi、 5:spl_loが選択 されている場合に、 その分岐点となる音程を設定します。 ・ゾーンドアフタータッチモードで、 4:spl_hiが選択されている場合には、 こ こで設定した音程以上の音にアフタータッチ効果がかかります。 ・ゾーンドアフタータッチモードで、 5:spl_loが選択されている場合には、 こ こで設定した音程以下の音にアフタータッチ効果がかかります。 ・画面右上には、 4つのエレメントのゾーンドアフタータッチのかかる音域が 表示されます。 ただし、 エレメントスイッチがoffになっている場合には 「--- ---」 と表示されます。 注 意...
  • Page 107 VOICE SETUP/SUSTAIN:サステイン → :VSet → Sustain にカーソル移動 PLAY 各エレメントに対して、 サステインスイッチの効果の有無を設定します。 Sustain off, on 解 説 ・サステインスイッチのオン/オフによって、 各エレメントにサステインの効 果が効くかどうかを選択します。 ・offの場合には、 サステインスイッチの状態を無視します。 onの場合には、 サ ステインスイッチが踏まれている間、 鍵盤が弾かれている状態を維持しま す。 ・画面右上には、 4つのエレメントのエレメント名が表示されます。 ただし、 エ レメントスイッチがoffになっている場合には 「------」 と表示されます。 注 意 ・エレメントスイッチ (→ REFERENCE PART:P. 1-17) が、 offになっているエ レメントに対して、 サステインは設定できません。 参 考...
  • Page 108 VOICE SETUP/ELEMENT COPY:エレメントコピー → :VSet → PLAY カーソルの置かれていたエレメントに、 別のボイスのエレメントをコピーします。 コピー元エレメント A01 ∼ D16 の任意のエレメント 解 説 ・この画面に入る直前にカーソルのあった位置のエレメントに、 別のボイスの エレメント (およびその設定の一部) をコピーします。 ・ 表示させることができます。 に戻ります。 ・ のエレメントをコピーしたらどんな音になるかを確認 (オーディション) す ることができます。 ・オーディション後、 のエレメントの音に戻ります。 もう一度 ン状態に戻ります。 ・現在のボイスのイニシャルシーン (ボイスを切り換えたとき最初に選ばれる シーン番号:S1∼S3) が、 コピー元のボイスのイニシャルシーンと異なって いる場合、システムモードのミスレイニアスのシーンコピーモード(→ REFERENCE PART:P. 2-13) の設定が、 次のようにコピーする内容に関わっ てきます。...
  • Page 109 ボイス A01 エレメント1 イニシャルシーン=S2 エレメント2 エレメント3 エレメント4 COPY エレメント1 ボイス A02 エレメント1 イニシャルシーン=S1 エレメント2 エレメント3 エレメント4 ・このシーン置き換えの機能は、 次のようなエレメントコピーを行うときに効 果があります。 ・たとえば、 現在のボイスが1エレメント構成で、 そのシーンが次のような設定 になっていて、 イニシャルシーンがシーン2に設定されていると仮定します。 シーン1 :LFOで音程が激しく揺れる音 シーン2 :通常の音 (イニシャルシーン) シーン3 :中低音域がカットされ、 かすかにしか聞こえない音 ・このボイスのエレメント2に、 別のボイスの次のようなエレメントをコピー するとします。 (イニシャルシーンはシーン1) シーン1 :通常の音 (イニシャルシーン) シーン2 :LFOで音量が激しく揺れる音...
  • Page 110 手 順 コピー先のエレメントスイッチがonになっていることを確認します。 offになっている場合には、 onに変更します。 必要に応じて ∼ ダイアルや 、 ソルをコピー元となるエレメントに合わせます。 必要に応じて、 (ABC) や 式を変更することができます。 :Audi を押します。 現在のボイスのイニシャルシーンと、 コピー元のボイスのイニシャル シーンが異なる場合で、 かつセットアップモードのミスレイニアスの シーンコピーモードが、 confirmになっている場合、 シーンデータの入れ 替えの有無を選択するメッセージが表示されます。 強制的にイニシャル シーンを入れ替える場合には い場合には、 を押します。 DEC/NO 「Now excuting!」 と表示された後、 Audiの表示が点滅し、 鍵盤を弾くと、 新しいエレメントを使ってボイスが鳴ります。 ただし、 この状態では、 まだ正式にコピーが実行されたわけではなく、 一時的に選択したエレメ ントを試しているだけです。 (オーディションの段階です) この状態で、...
  • Page 111 OUTPUT/MIXER:ミキサー → :Out PLAY 各エレメントのエフェクトや最終出力へのアウトプット、 エフェクトリターンのレベルを設定します。 Send (EL1 ∼ EL4) 0 ∼ 127 Drct ( EL1 ∼ EL4) 0 ∼ 127 Rtrn 0 ∼ 127 解 説 ・ミックスアウトプットへの4つのエレメントのダイレクト出力、 およびエ フェクトセンドレベル、 エフェクトリターンレベルを設定します。 また、 エ フェクトやイコライザーの設定もこの画面から入ります。 アウトプットの画面の切り換え ・Send (エフェクトセンドレベル) では、 各エレメントのエフェクトへのアウ トプットレベルを設定します。 数値に応じて、 画面上のミキサーの丸いツマ ミが変化します。...
  • Page 112 ・ :EF を押すと、 エフェクトの設定画面に進みます。 (→ 次ページ) ・ または を押すと、 元のプレイの画面に戻ります。 EXIT PLAY ・このミキサーの画面から、 できます。 注 意 ・このミキサーの設定は、 エレメント独立アウトプットには影響しません。 ・次ページのエフェクトタイプ 22:Stereo Flanger、 29:Aural Exciter するときは、 エフェクト音とダイレクト音の微妙な位相のズレ (フェーズ キャンセル) により音が劣化するのを防ぐため、 「Drct=0」 に設定するするこ とをおすすめします。 参 考 ・エレメント独立アウトプットのレベルを調整するときは、 ボイスセットアップのボ リュームの機能を使います。 (→ REFERENCE PART:P. 1-22) ・ ∼ でエレメントの選択が、...
  • Page 113 OUTPUT/EFFECT:エフェクト → :Out → PLAY エフェクトを設定します。 Effect Type 0 ∼ 31 ParameterはEffect Typeによって変化 解 説 ・使用するエフェクトの種類 (タイプ) を選択したり、 そのエフェクトの細か いパラメーターを設定します。 ・エフェクトタイプは、 次の中から選択します。 00: 01: 02: 03: 04: 05: 06: 07: 08: 09: 10: 11: ・パラメーターは、 エフェクトタイプによって異なります。 各エフェクトタイ プの特徴および各エフェクトタイプ別のパラメーターの解説は次ページ以降 をご覧ください。 ・ エフェクトパラメーター) をエディット中のボイスにコピーすることができ ます。...
  • Page 114 各エフェクトタイプの特徴 エフェクトタイプ Reverb Hall Reverb Room 1 Reverb Room 2 Reverb Room 3 Reverb Stage 1 Reverb Stage 2 Reverb Plate Reverb White Room Reverb Tunnel Reverb Canyon Reverb Basement Early Reflection 1 Early Reflection 2 Gate Reverb Reverse Gate Delay L, R Delay L, C, R Stereo Echo...
  • Page 115 各エフェクトタイプのパラメーター ■00:Reverb Hall, 01:Reverb Room 1,  04:Reverb Stage 1, 05:Reverb Stage 2, 番号 パラメーター名 01 Reverb Time 0.3 ∼ 30.0 sec 02 High 0.1 ∼ 1.0 03 Diffusion 0 ∼ 10 04 Initial Delay 0.1 ∼ 200.0 ms 05 Rev Delay 0.1 ∼...
  • Page 116 ■13:Gate Reverb, 14:Reverse Gate 番号 パラメーター名 01 Type A, B 02 Room Size 0.1 ∼ 20.0 03 Liveness 0 ∼ 10 04 Diffusion 0 ∼ 10 05 Initial Delay 0.1 ∼ 400.0 ms 06 ER Number 1 ∼ 19 07 Feedback Delay 0.1 ∼...
  • Page 117 ■17:Stereo Echo 番号 パラメーター名 01 Lch Init Dly Time 0.1 ∼ 680.0 ms 02 Lch FB Dly Time 0.1 ∼ 680.0 ms 03 Lch FB Gain -99 ∼ +99 % 04 Rch Init Dly Time 0.1 ∼ 680.0 ms 05 Rch FB Dly Time 0.1 ∼...
  • Page 118 ■21:Flanger 番号 パラメーター名 01 Modulation Freq. 0.05 ∼ 40.0 Hz 02 Modulation Depth 0 ∼ 100 % 03 Modulation Delay 0.1 ∼ 100.0 ms 04 Mod. FB Gain 0 ∼ 99 % ■22:Stereo Flanger 番号 パラメーター名 01 Modulation Freq. 0.05 ∼ 40.0 Hz 02 Modulation Depth 0 ∼...
  • Page 119 ■29:Aural Exciter 番号 パラメーター名 01 HPF 500 Hz ∼ 16.0 kHz 02 Enhance 0 ∼ 100 % 03 Mix Level 0 ∼ 100 % 04 Delay Time 0.1 ∼ 650.0 ms ■30:Rotary Speaker 番号 パラメーター名 01 Mid Speed 0.05 ∼ 40.0 Hz 02 Depth 0 ∼...
  • Page 120 OUTPUT/EFFECT COPY:エフェクトコピー → :Out → PLAY エディット中のボイスに、 別のボイスのエフェクトをコピーします。 コピー元ボイス A01 ∼ D16 解 説 ・現在エディットしているボイスに、 別のボイスのエフェクト (エフェクトタ イプおよびそのエフェクトパラメーターの設定) をコピーします。 ・コピーを実行する前に、 とができます。 ・ き比べることができます。 手 順 :EF → :[Cpy] :Audi を使って、 コピー後の音を確認するこ :Org を使って、 オリジナルのエフェクトと新しいエフェクトとを聴 必要に応じて ∼ でバンクを選択します。 ダイアルや 、 ∼ ソルをコピー元となるボイスに合わせます。 :Audi を押します。 Audiが点滅している状態で鍵盤を弾くと、...
  • Page 121 OUTPUT/EQUALIZER:イコライザー → :Out → PLAY イコライザーを設定します。 Low Shelv. Freq. 32 Hz ∼ 2.0 kHz       Gain -10 ∼ +10 dB Low Mid.  Freq. 160 Hz ∼ 6.3 kHz       Gain -10 ∼ +10 dB       Q 0.1 ∼ 5.0 High Mid. Freq. 315 Hz ∼ 8.0 kHz       Gain -10 ∼...
  • Page 122 注 意 ・エレメント独立アウトプットに、 イコライザーはかかりません。 ・イコライザーの設定によっては、 爆発的な音になったりする場合がありま す。 そのときには、 Qやゲインを下げてみてください。 また、 フリケンシーを 調整するのが良い場合もあります。 参 考 ・ここで設定したセッティングを元にして、 クイックエディットのイコライザーが機能 します。 ・ ∼ で、 エレメントのオン/オフの一時的な切り換えが可能です。 REFERENCE PART 第1章 プレイモード 1 - 52...
  • Page 123 OUTPUT/EQUALIZER COPY:イコライザーコピー → :Out → PLAY エディット中のボイスに、 別のボイスのイコライザーをコピーします。 コピー元ボイス A01 ∼ D16 解 説 ・現在エディットしているボイスに、 別のボイスのイコライザーの設定をコ ピーします。 ・コピーを実行する前に、 とができます。 ・ を聴き比べることができます。 手 順 :EF → :EQ → :Audi を使って、 コピー後の音を確認するこ :Org を使って、 オリジナルのイコライザーと新しいイコライザーと 必要に応じて ∼ でバンクを選択します。 ダイアルや 、 ∼ ソルをコピー元となるボイスに合わせます。 :Audi を押します。 Audiが点滅しているこの状態で鍵盤を弾くと、...
  • Page 124 STORE:ストア → 各種エディット操作 → PLAY エディットしたボイスを本体に保存します。 ストア先 A00 ∼ D16 解 説 ・エディットしたボイスに名前を付けたり、 カテゴリーを選択したりして、 本 体内に保存する操作です。 ・また、 プレイモードでボイスネームといっしょに表示するノート (コメン ト) を設定することができます。 注 意 ・ストアを実行すると、 もともとその番号にあったボイスは消されてしまいま す。 もし、 そのボイスもとっておきたい場合には、 ストアを実行する前にフ ロッピーディスクにセーブしておいてください。 (→ REFERENCE PART: P. 3-9) ・ストアは、 プレイモードであればどの階層にいても実行できます。 システム モードやディスクモードでは実行できません。 ・システムモードのメモリープロテクト (→ REFERENCE PART:P. 2-13) が オンになっている場合、...
  • Page 125 ボイス名を入力します。 この操作については、 「文字を入力する」 (→ BASIC PART:P. 3-26) を ご覧ください。 ボイス名は最大10文字まで使うことができます。 ボイス名入力後、 を押すと、 元の画面に戻ります。 EXIT :[Ctgry] を押します。 カテゴリー (ボイスの分類) を変更する必要のない場合は、 この操作を とばして、 手順7に進んでください。 ▼カテゴリーを選択する画面が表示されます。 カテゴリーを選択します。 カテゴリーの種類については 「カテゴリーについて」 (→ BASIC PART: P. 3-21) をご覧ください。 カテゴリー選択後、 EXIT :[Notes] を押します。 ▼ノート (コメント) を入力する画面が表示されます。 ノートを入力します。 ノートは最大32文字まで使うことができます。...
  • Page 126 COMPARE:コンペア → 各種エディット操作 → PLAY エディット中のボイスと、 エディット前のボイスを聴き比べます。 設定項目はありません 解 説 ・コンペアは、 ボイスのエディット中に、 「エディット中の音」 と 「エディット 前の音」 とを聴き比べるための機能です。 基にしたボイスに対して、 どのく らい変化したかを確認するときに便利な機能です。 ・コンペア中には、 画面に表示しているパラメーターやクイックエディットス ライダーの右側の赤いランプも、 エディット前の状態に戻ります。 ・コンペア中には、 画面のボイス番号の前に 「 ルはアンダーバー ( _ ) に変わります。 注 意 ・コンペア中 (エディット前の音が呼び出されている状態のとき) には、 エ ディットできません。 ・エディットしていない状態でコンペアは使えません。 参 考 ・クイックエディットとコンペアの機能を活用することで、 ライブ演奏の自由度を拡げ ることも可能です。...
  • Page 127 第2章 システムモード この章では、VP1のシステム部となるトーンジェネレーター部や キーボード部、MIDIやコントローラーなどの設定方法を説明し ます。 REFERENCE PART 第2章 システムモード 2 - 1...
  • Page 128 システムモードについて システムモードは、 VP1システム全体の設定を行うモードです。 他のモードからシステムモードに移るときには、 システムモードは、 次の6つの画面に分かれ、 それぞれ、 す。 ■ :TG :トーンジェネレーターセッティング ‥ 音源のセッティングを行います。 ■ :Kbd  :キーボードセッティング ‥ 鍵盤のセッティングを行います。 ■ :MIDI :MIDIセッティング ‥ MIDIに関するセッティングを行います。 ■ :Ctrl :アサイナブルコントローラー ‥ MIDIコントロールナンバーを設定します。 ■ :GMsg :グリーティングメッセージ ‥ グリーティングメッセージを設定します。 ■ :Misc :ミスレイニアスセッティング ‥ その他のセッティングを行います。 を押します。 SYSTEM ∼ を使って、 表示を切り換えま REFERENCE PART 第2章 システムモード 2 - 2...
  • Page 129 システムモードの機能 ここでは、 システムモードの全機能を解説します。 ここで説明する機能 ここでは、    の部分の機能を順番に説明していきます。 PLAY MODE PLAY SYSTEM MODE SYSTEM DISK MODE DISK 注 意 ・システムモードの設定は、 システム全体に関わるものです。 したがって、 特 定のボイスだけに違う設定を割り当てたりすることはできません。 ・システムモードの設定は、 ストアする必要ありません。 Information Display Controller Value View Keyboard Transmit Channel Controller Assign Table Scene Voice Setup Output Voice Directory Store STORE Compare...
  • Page 130 TONE GENERATOR SETTINGS:トーンジェネレーターセッティング → :TG SYSTEM 音源 (トーンジェネレーター) のセッティングを行います。 Master Tune 420.0 ∼ 460.0 Hz Controller Init off, on Controller Hook off, on AT Scene SW off, on 解 説 ・音源に関するセッティングを、 次の項目で設定します。 ・Master Tune (マスターチューン) では、 システム全体のチューニングをA3の 音程の周波数で設定します。 ・Controller Init ( コントローラーイニシャライズ) では、 ボイスを切り換えたと き、...
  • Page 131 注 意 ・コントローラーイニシャライズをoffにした場合、 直前の状態によっては、 ボ イスを切り換えたとき、 予期しないような音が出ることがあります。 ・コントローラーフックをoffにした場合、 実際にコントローラーを動かしてい なくても、 鍵盤を弾く振動や音圧で、 突然コントローラーが効きはじめてし まう場合があります。 参 考 ・ボイスセットアップのデチューン (→ REFERENCE PART:P. 1-23) 、 ノートシフト (→ REFERENCE PART:P. 1-24) は、 ここで設定したマスターチューンを基準にして います。 REFERENCE PART 第2章 システムモード 2 - 5...
  • Page 132: Keyboard Settings

    KEYBOARD SETTINGS:キーボードセッティング → :Kbd SYSTEM キーボードのセッティングを行います。 Keyboard Transpose -48 ∼ +48 Velocity Curve normal, soft 1, soft 2, easy, wide, hard, cross 1, cross 2 Fixed Velocity 0 ∼ 127, off 解 説 ・キーボードに関するセッティングを、 次の項目で設定します。 ・Keyboard Transpose (キーボードトランスポーズ) は、 鍵盤の送信する音程を 半音単位でずらし、 移調するための設定です。 プラスの数値で音程が上が り、...
  • Page 133 normal soft 1 ベ ベ ロ ロ シ シ テ テ ィ ィ 鍵盤を弾く強さ 鍵盤を弾く強さ wide hard ベ ベ ロ ロ シ シ テ テ ィ ィ 鍵盤を弾く強さ 鍵盤を弾く強さ ・Fixed Velocity (フィックスドベロシティ) は、 鍵盤を弾く強さに関係なく、 一 定のベロシティを送信したい場合に設定します。 フィックスドベロシティを 使う場合には、 固定したいベロシティ0 ∼ 127の数値を選択します。 ・...
  • Page 134 MIDI SETTINGS:MIDIセッティング → :MIDI SYSTEM MIDIに関するセッティングを行います。 Kbd Transmit Channel 01 ∼ 16 Basic Receive Channel kbd, 01 ∼ 16, omni Local off, on Note On/Off all, odd, even Program Change off, on 解 説 ・MIDIに関するセッティングを、 次の項目で設定します。 ・Kbd Transmit Channel ( キーボードトランスミットチャンネル) では、 本機の 鍵盤やコントローラーでの演奏情報を出力するMIDI送信チャンネルを設定...
  • Page 135 チャンネル (→ REFERENCE PART:P. 1-19) が、 basicに設定されている場合 にのみ有効となります。 (エレメントのレシーブチャンネルに、 1 ∼ 16が設 定されている場合には、 その設定が優先されます) 参 考 ・本機のキーボードを、 外部機器をコントロールするためのマスターキーボードとして 使う場合や、 本機を単なる音源として使う場合などに、 ローカルをoffに切り換えま す。 ・ノートオン/オフは、 2台のVP1を別のキーボードやシーケンサーからコントロール するとき、 擬似的に同時発音数を倍増するときに利用することができます。 ・本機の各コントローラーのランプは、 MIDIのチャンネル設定が本機のチャンネルと 一致したときにのみ点灯します。 例えば、 エレメントレシーブチャンネルが 「Bsc」 で、 ベーシックレシーブチャンネルが 「kbd」 または 「Omni」 になっている場合、 ある いはトランスミットチャンネルの番号とエレメントレシーブチャンネルの番号が一致 している場合などに点灯します。...
  • Page 136: Assignable Controllers

    ASSIGNABLE CONTROLLERS:アサイナブルコントローラー → :Ctrl SYSTEM アサイナブルコントローラーのコントロールナンバーを設定します。 Modulation Wheel 2 001 ∼ 031, 033 ∼ 119 Foot Controller 2 001 ∼ 031, 033 ∼ 119 Modulation Ball x 001 ∼ 031, 033 ∼ 119 Modulation Ball y 001 ∼ 031, 033 ∼ 119 Continuous Slider 1 001 ∼...
  • Page 137 注 意 ・この機能を使って、 コントローラーの役割を入れ換えたり、 ひとつのパラ メーターに複数のコントローラーを割り当てたりすることができますが、 全 ボイスに効果が現れてしまうことに加えて、 シーケンスデータの管理が複雑 になってしまいます。 特に必要な場合以外は、 工場出荷時 (下記参照) の設定 のままお使いになることをおすすめいたします。 ・モジュレーションホイール1やフットコントローラー1のコントロールナン バーを変更することはできません。 参 考 ・この設定は、 MIDI OUT端子から送信されるコントロールチェンジ (コントロールナ ンバー) データにも影響を与えます。 ・工場出荷時には、 アサイナブルコントローラーは次のように設定されています。 Modulation Wheel 2 Foot Controller 2 Modulation Ball x Modulation Ball y Continuous Slider 1 Continuous Slider 2 QS 1 QS 2...
  • Page 138: Greeting Message

    GREETING MESSAGE:グリーティングメッセージ → :GMsg SYSTEM グリーティングメッセージを設定します。 1行目 20文字 2行目 20文字 解 説 ・電源を入れたときに2秒ほど表示されるグリーティングメッセージを設定し ます。 ・文字の入力方法に関しては、 「文字を入力する」 (→ BASIC PART:P. 3-26) をご覧ください。 ・ EXIT ・また、 グリーティングメッセージの画面から、 使って、 他のシステムモードの機能に進むこともできます。 参 考 ・一般的には、 あなたの名前やバンド名、 所有者名をグリーティングメッセージとして 入れることが多いのですが、 次のような使い方も可能です。 ・セーブオールデータを行うと、 このグリーティングメッセージのデータもディスクに 保存されます。 逆にロードオールデータを行うと、 グリーティングメッセージもロー ドしたデータに変更されます。 このことを利用して、 ファイル名 (あるいは64ボイス の演奏セットの名称)...
  • Page 139 MISCELLANEOUS SETTINGS:ミスレイニアスセッティング → :Misc SYSTEM ディスプレイモード、 メモリープロテクト、 シーンコピーモードのセッティングを行います。 Display normal, reverse Memory Protect off, on Scene Copy Mode confirm, swap, no swap 解 説 ・ディスプレイモード、 メモリープロテクト、 シーンコピーモードのセッティ ングを行います。 ・Display (ディスプレイ) では、 画面の表示方法を選択します。 normalの場合に は白地に黒文字、 reverseの場合には黒地に白文字で表示されます。 見やすい 方を使ってください。 (必要に応じて、 コントラスト調節ツマミもお使いく ださい) ・Memory Protect ( メモリープロテクト) は、 現在ロード (あるいはストア) さ れているボイスを保護するためのスイッチです。...
  • Page 140 第3章 ディスクモード この章では、本体内のボイスやセッティングデータをフロッピー ディスクに保存したり、フロッピーディスクのデータを本体に読 み込む操作などを説明します。 REFERENCE PART 第3章 ディスクモード 3 - 1...
  • Page 141 ディスクモードについて ディスクモードには、 本体とフロッピーディスクの間でデータをやりとりしたり、 ファイル名を変更し たり、 ディスクをフォーマットしたりする機能が集められています。 他のモードからディスクモードに移るときには、 ディスクモードは、 次の6つの画面に分かれ、 それぞれ、 す。 ■ :Lall :ロードオールデータ ‥ すべてのデータをディスクから読み込みます。 ■ :Lbnk :ロード1バンク ‥ 1バンク分のボイスデータをディスクから読み込みます。 ■ :Lvce :ロード1ボイス ‥ 1ボイスのデータだけをディスクから読み込みます。 ■ :Save :セーブオールデータ ‥ 本体内のすべてのデータをディスクに保存します。 ■ :Rnam :リネーム ‥ ファイルの名前を変更します。 ■ :Frmt :フォーマット ‥ ディスクをフォーマットします。 を押します。 DISK ∼ を使って、 表示を切り換えま 第3章 ディスクモード REFERENCE PART 3 - 2...
  • Page 142 ディスクモードの機能 ここでは、 ディスクモードの全機能を解説します。 ここで説明する機能 ここでは、    の部分の機能を順番に説明していきます。 PLAY MODE PLAY SYSTEM MODE SYSTEM DISK MODE DISK 注 意 ・新品のフロッピーディスクは、 あらかじめフォーマットしておかないとデー タをセーブできません。 参 考 ・本機のディスクは、 MS-DOS 18セクターでフォーマットされます。 このため、 本機の ディスクをコンピューターで合理的に管理することができます。 Information Display Controller Value View Keyboard Transmit Channel Controller Assign Table Scene Voice Setup Output Voice Directory Store...
  • Page 143 LOAD ALL DATA:ロードオールデータ ディスクをセット → → DISK すべてのデータをディスクから読み込みます。 設定項目はありません 解 説 ・フロッピーディスクに1ファイルでセーブされている64ボイスデータと1シス テムデータ (システムモードで行った設定のデータ) を読み込みます。 ・ EXIT ・また、 ロードオールデータの画面から、 スクモードの機能に進むこともできます。 注 意 ・メモリープロテクト (→ REFERENCE PART:P. 2-13) が、 onになっている場 合には、 ロードは実行できません。 ・ロードオールデータを実行すると、 現在本体内に入っているデータはすべて 消えてしまいます。 残しておきたいデータの場合には、 あらかじめ別のディ スクにセーブ (→ REFERENCE PART:P. 3-9) しておくことを忘れないよう にしてください。...
  • Page 144 LOAD 1 BANK:ロード1バンク ディスクをセット → → DISK 1バンク分のボイスデータをディスクから読み込みます。 Destination(Int) Bank Bank A ∼ Bank D Source(Disk) Bank Bank A ∼ Bank D 解 説 ・セーブオールデータでセーブしたディスクのファイルから、 任意の1バンク 分のボイスデータを読み込みます。 ・Destination(Int) Bank (デスティネーションバンク) では、 ロード先 (本体側) のバンクを選択します。 バンクカーソルが移動します。 ・Source(File) Bank (ソースバンク) では、 ロード元 (ディスク側) のバンクを 選択します。...
  • Page 145 手 順 画面右上に表示されているファイル名を確認します。 ∼ 、ダ イ ア ル 、 (ロード元:ディスク側) バンクを選択します。 :{DST}を使って、 デスティネーションバンクにカーソルを移動 します。 ∼ 、 ダイアル、 ネーション (ロード先:本体側) バンクを選択します。 を押します。 ENTER ▼ 「Are you sure?」 と確認のメッセージが表示されます。 を押します。 INC/YES ここで、 のかわりに INC/YES セージが消え、 元の状態に戻ります。 ▼データのロードがはじまり、 しばらく 「Now loading!」 とメッセージが 表示されます。 「Completed!」 と表示されたらロード終了です。 を押します。...
  • Page 146 LOAD 1 VOICE:ロード1ボイス ディスクをセット → → DISK 1ボイス分のボイスデータをディスクから読み込みます。 Destination(Int) Voice A01 ∼ D16 Source(Disk) Voice A01 ∼ D16 解 説 ・セーブオールデータでセーブしたディスクのファイルから、 任意の1ボイス データを読み込みます。 ・Destination(Int) Voice (デスティネーションボイス) では、 ロード先 (本体側) のボイスを選択します。 ボイスにカーソルが移動します。 ・Source(Disk) Voice (ソースボイス) では、 コピー元 (ディスク側) のボイスを 選択します。 します。 ・ EXIT ・また、...
  • Page 147 手 順 画面右上に表示されているファイル名を確認します。 ∼ 、 などを使って、 ソース (ロード元:ディスク側) ボイスを選択します。 :{DST}を使って、 デスティネーションボイスにカーソルを移動 します。 ∼ 、 などを使って、 デスティネーション (ロード先:本体側) ボイスを選択し ます。 を押します。 ENTER ▼ 「Are you sure?」 と確認のメッセージが表示されます。 を押します。 INC/YES ここで、 のかわりに INC/YES セージが消え、 元の状態に戻ります。 ▼データのロードがはじまり、 しばらく 「Now loading!」 とメッセージが 表示されます。 「Completed!」 と表示されたらロード終了です。 を押します。...
  • Page 148 SAVE ALL DATA:セーブオールデータ ディスクをセット → → DISK すべてのデータをディスクに保存します。 ファイル名 (必要な場合のみ) 8文字まで 解 説 ・本体内の64ボイスデータ、 1システムデータ (システムモードで行った設定の データ) をフロッピーディスクに保存します。 ・必要に応じて、 ことができます。 ・ EXIT ・また、 セーブオールデータの画面から、 使って、 他のディスクモードの機能に進むこともできます。 注 意 ・ディスク1枚には、 1ファイル (64ボイス、 1システムデータ) のデータしか入 りません。 すでにデータの入っているディスクにセーブオールデータを実行 すると、 そのディスクに入っているファイルは、 新しいファイルに書き換え られます。 ・ファイル名を変更しない場合は、 直前のファイル名でセーブされます。 ・新しいディスクは、 あらかじめフォーマット (→ REFERENCE PART:P. 3- 12)...
  • Page 149 手 順 画面右上に表示されているファイル名を確認します。 ファイル名を変更する場合には、 変更しない場合は、 このまま手順4に進んでください。 ファイル名を入力します。 文字を入力する操作に関しては、 「文字を入力する」 (→ BASIC PART: P. 3-26) をご覧ください。 を押します。 ENTER ▼ 「Are you sure?」 と確認のメッセージが表示されます。 を押します。 INC/YES ここで、 のかわりに INC/YES セージが消え、 元の状態に戻ります。 ▼データのセーブがはじまり、 しばらく 「Now saving!」 とメッセージが 表示されます。 「Completed!」 と表示されたらセーブ終了です。 を押します。 EXIT ▼プレイモードに戻ります。 :[Name]を押します。 または...
  • Page 150 RENAME:リネーム ディスクをセット → → DISK ファイル名を変更します。 ファイル名 8文字まで 解 説 ・ファイル名だけを変更します。 ・ EXIT ・また、 リネームの画面から、 クモードの機能に進むこともできます。 注 意 ・ディスクのライトプロテクトタブ (ディスク裏面右下の小さな窓) が、 on (窓 が開いている状態) になっている場合には、 リネームは実行できません。 ・ファイル名を指定するとき、 ファイル名の先頭にスペースは使えません。 ま た、 途中にスペースを使うと、 スペースがアンダースコア ( _ ) に書き換えら れます。 (全文字がスペースの場合にはすべてマイナス ( - ) となります) 手 順...
  • Page 151 FORMAT:フォーマット ディスクをセット → → DISK ディスクをフォーマットします。 設定項目はありません 解 説 ・ディスクをフォーマット (初期化) します。 ・フォーマットした直後のディスクには、 ファイルは存在しませんが、 ファイ ル名の表示に 「--------」 と表示されます。 ・ EXIT ・また、 フォーマットの画面から、 モードの機能に進むこともできます。 注 意 ・フォーマットできる (本機で使用できる) ディスクは、 3.5インチ2HDタイプ のディスク (MF2HD) のみです。 フォーマットは、 MS-DOS 18セクター/ト ラックで行われます。 ・ディスクのライトプロテクトタブ (ディスク裏面右下の小さな窓) が、 on (窓 が開いている状態) になっている場合には、 フォーマットは実行できませ ん。...
  • Page 152 付録 REFERENCE PART 付録 付 - 1...
  • Page 153 機能一覧 PLAY MODE PLAY PLAY ・ Notes Close EXIT Information Display Controller Value View Keyboard Transmit Channel Controller Assign Table ・ Control Range Scene Voice Setup ・Element Switch ・Max Note ・Receive Channel ・Key Assign Mode ・Volume ・Detune ・Note Shift ・Pan Range ・Note Limit ボイスを選んで演奏を行います。...
  • Page 154 ・Micro Tuning ・Portamento Mode ・Portamento Resolution ・PB Range ・PB Curve ・Zoned After Touch Mode ・Zoned After Touch Split ・Sustain ・ Element Copy Output ・Mixer ・ Effect ・ Equalizer Voice Directory Store STORE Compare COMPARE   各エレメントの調律を設定します。 (→ REFERENCE PART:P. 1-28) 各エレメントのポルタメントモードを設定します。...
  • Page 155 SYSTEM MODE SYSTEM TG Settings Kbd Settings MIDI Settings Assignable Controllers Greeting Message Miscellaneous Settings   DISK MODE DISK Load All Data Load 1 Bank Load 1 Voice Save All Data Rename Format   音源 (トーンジェネレーター) のセッティングを行いま す。          (→ REFERENCE PART:P. 2-4) キーボードのセッティングを行います。...
  • Page 156 故障かな?と思ったら 「音が出ない」 「音が変」 「音程がおかしい」 などといった状況になってしまったら、 機械の故障を疑う前 に、 この説明をご覧ください。 多くの場合、 解決への糸口を見つけられることでしょう。 まず、 トラブルに遭遇したら、 次の3つのテストを行って、 原因をおおまかにさぐってください。 ■本機にヘッドフォンを差し込み、 正常な音が出ているか確認します。 これで正常な音が聴こえるならば、 原因はアンプやミキサー、 ケーブルなどに あります。 ■すべてのコントローラーを動かして、 正常な音に戻るかどうか確認します。 本機はコントローラーの状態によって、 音が出なくなったり、 音程が変化した りします。 これで正常な音が出るようであれば、 シーンの設定やコントロー ラーの状態の問題です。 ■ボイスを切り換えても同じ症状が出るかどうか確認します。 特定のボイスだけでトラブルが起こる場合は、 ボイスの設定に原因がありま す。 どのボイスでも同じトラブルが起こる場合は、 システムの設定に原因があ ります。 原因のおおよその見当がついたら以下の中から、 該当する症状をさがし、 原因 を究明してください。 アンプやミキサー、...
  • Page 157 システムの設定に原因がある場合 音が出ない ・ローカルオン/オフが、 オフになっていませんか? ・MIDIを使って外部機器から本機を鳴らす場合、 外部機器のMIDIトランス ミットチャンネルと本機のMIDIレシーブチャンネルが合っていますか? 鍵盤ひとつおきにしか音が出ない ・ノートオン/オフがall以外に設定されていませんか? 弾いた鍵盤の音程が出ない ・キーボードトランスポーズが、 「0」 以外に設定されていませんか? ・マスターチューニングが 「0」 以外に設定されていませんか? ・マイクロチューニングの設定されたボイスを選んでいませんか? ボイスをコントローラーでうまくコントロールできない ・コントローラーはきちんと接続されていますか? ・アサイナブルコントローラーが変更されていませんか? ・コントローラーフック機能がオンになっている場合は、 コントローラーがあ る位置を通り過ぎるまで音に変化はありません。 ベロシティが反映されない ・ベロシティカーブが好みのタイプになっていますか? ・フィックスドベロシティがオフ以外に設定されていませんか? プログラムチェンジを受信してもボイスが切り換わらない/プログラムチェンジが送信できない ・プログラムチェンジがオフに設定されていませんか? ・プレイモード以外のモードになっていませんか?プログラムチェンジは、 プ レイモードにおいてのみ送受信できます。 (→ REFERENCE PART:P. 2-8) (→ REFERENCE PART:P. 2-8) (→ REFERENCE PART:P. 2-8) (→...
  • Page 158 ボイスの設定に原因がある場合 音が出ない ・シーンは音の出る状態に設定されていますか? ・1つ以上のエレメントがオンになっていますか? ・エレメントのマックスノートが1以上になっていますか? ・エレメントボリュームが、 「0」 に設定されていませんか? ・ノートリミットは正しく設定されていますか? ・アウトプット/ミキサーの設定は正しいですか? 弾いた鍵盤の音程が出ない ・エレメントデチューンが、 「0」 以外に設定されていませんか? ・エレメントノートシフトが、 「0」 以外に設定されていませんか? ・マイクロチューニングで平均律以外の調律が選択されていませんか? ・ピッチチェンジエフェクトを使っていませんか? ・ピッチ変化を伴うパラメーターが、 ピッチベンドホイール以外に割り当てら れていませんか?           (→ REFERENCE PART:P. 1-10) ・極端に高い音域や低い音域では、 正しい音程が出ない場合もあります。 音が歪む ・エレメントによっては、 レイヤーすることで音が歪む場合があります。 ・極端にイコライザーをかけていませんか? (→ REFERENCE PART:P. 1-51) 音の定位が左または右にかたよる ・エレメントのパンL、 Rが、 「-64」 「63」 以外に設定されていませんか? ・フィードバックディレイを使っている場合には、...
  • Page 159 思った和音が出ない ・エレメントのマックスノートを確認してください。 ・キーアサインモードを確認してください。 (→ REFERENCE PART:P. 1-20) ・マイクロチューニングの設定されたボイスを選んでいませんか? 注 意 ・リアルウッド (パネルの木製の部分) の損傷修理は、 原則としてユニット交 換を行います。 元のもようや色を再現することはできません。 高額になると 思われる場合は、 見積り確認できるようお申しつけください。 なお、 修理の ための輸送中の事故による補償はいたしません。 ご了承ください。 (→ REFERENCE PART:P. 1-18) (→ REFERENCE PART:P. 1-28) REFERENCE PART 付録 付 - 8...
  • Page 160 エラーメッセージ一覧 ここでは、 画面に表示されたエラーメッセージの原因と対処方法を説明します。 エラーメッセージには、 「Error!」 ではじまるものと、 「WARNING!」 ではじまるものがあります。 「Error!」 ではじまるものは、 主に誤操作などに起因するエラーです。 「WARNING!」 ではじまるものは、 バッテリーが消耗しているなど、 システムそのものに起因するものです。 いずれの場合も、 メッセージを確認した上で、 (この一覧では、 「Error!」 「WARNING!」 以降に続く文字のアルファベット順に記載します) Bad disk! フロッピーディスクが壊れています。 他のフロッピーディスクを使ってください。 Battery change! ボイスバックアップ用の電池がなくなってきました。 電池を交換してください。   Disk not ready! フロッピーディスクがセットされていません。 フロッピーディスクをドライブに挿入してください。 Illegal file! 本機では扱えない形式のファイルです。 ファイルを確認してください。 Illegal format! フロッピーディスクがフォーマットされていません。...
  • Page 161 Slave buffer full! スレーブCPUの受信バッファーがあふれました。 状況をご確認の上、 巻末のヤマハデジタルインフォメーションセンター、 また はサービスセンターにご連絡ください。 VSC error! 音源ボードに異常が発生しました。 状況をご確認の上、 巻末のヤマハデジタルインフォメーションセンター、 また はサービスセンターにご連絡ください。 VSC protocol error! 音源ボードとメインCPUの通信に問題が生じました。 状況をご確認の上、 巻末のヤマハデジタルインフォメーションセンター、 また はサービスセンターにご連絡ください。 Write protected! フロッピーディスクのライトプロテクトタブが 「on」 の位置になっています。 ライトプロテクトタブを 「off」 にしてください。 REFERENCE PART 付録 付 - 10...
  • Page 162 仕様 機能 ■音源 音源部 F / VA方式 (Free oscillation type / VA Synthesis system) 1ボイスは最大4つのエレメントで構成 レシーブチャンネルはエレメントごとに設定可能 同時発音数 エフェクト部 エフェクト32タイプ (リバーブ、 ディレイ、 コーラスなど) 4バンドイコライザー ■メモリー インターナルメモリー 64ボイス (4バンク×16ボイス) ディスク (3.5" 2HD) All ( 64ボイス+システムデータ) ロードは、 1ボイス、 1バンク単位でも可能 ■キーボード 76ノート (C scale, FS type) ベロシティ、...
  • Page 163 ■パネルスイッチ Program Change Bank Select Function Enter Exit Cursor Inc / Yes Dec / No Play System Disk Store Compare Quick Edit Select Scene 1∼3 ディスプレイ ■LCD 240×64 ドット バックライト付グラフィックLCD ■LED Program Change Bank Select Play System Disk Store Compare Scene 1∼3 Controller Quick Edit Value...
  • Page 164 フットボリューム端子 サステインフットスイッチ端子 ポルタメントフットスイッチ端子 シーンフットコントローラー端子 MIDI IN MIDI OUT MIDI THRU 出力レベル ■ステレオアウトプット出力 +1.5 dBm ±2dBm (負荷10KΩ) ■エレメントアウトプット出力 -4.0 dBm ±2dBm (負荷10KΩ) ■ヘッドフォン出力 +6.5 dBm ±2dBm (負荷150Ω) 電源 (日本国内) 100V 寸法、 重量 ■寸法 1322 (W) ×456 (D) ×143 (H) mm ■重量 28.4 kg 付属品...
  • Page 165 MIDIデータフォーマット 1 シンセサイザーモード ■1-1 MIDI 受信/送信 フロー図 <MIDI受信条件> <RCh> <RCh> <RCh> <BCh> <RCh> <RCh> MIDI IN NOTE OFF    $8n NOTE NOTE ON    $9n NOTE CONTROL CHANGE    $Bn,$xx PROGRAM CHANGE    $Cn PROGRAM CHANGE CH'S AFTER TOUCH    $Dn PITCH BENDER    $En ACTIVE SENSING CLOCK    $FE SWITCH REMOTE    $F0,$43,$1n,$..
  • Page 166 <MIDI送信条件> NOTE OFF NOTE ON CONTROL CHANGE $Bn,$xx PROGRAM CHANGE CH'S AFTER TOUCH PITCH BENDER ACTIVE SENSING CLOCK ■1-2 チャネル メッセージ 1.2.1 送信 1.2.1.1 ノート オン/オフ 送信ノート範囲 ベロシティ範囲 1.2.1.2 コントロール チェンジ 下記のコントローラーまたはデータエディットを操作した時MIDIに出力される。 Ctrl# Modulation Wheel 2,Foot Controller 2,Modulation Ball,Scene Controller Continuous Slider1/2,Quick Edit Slider1/2/3/4 は、...
  • Page 167 1.2.1.4 ピッチ ベンド ピッチ ベンド の送信は、 7bit分解能で行われる。 1.2.1.5 アフタータッチ アフタータッチを操作した時MIDIに出力される。 1.2.1.6 チャンネル モード メッセージ チャンネル モード メッセージは送信しない。 1.2.2 受信 1.2.2.1 ノート オン/オフ 受信ノート範囲 ベロシティ範囲 = 1 ∼ 127 1.2.2.2 コントロール チェンジ 下表のパラメーターをMIDIによってコントロールできる。 Ctrl# Parameter Modulation Wheel Breath Controller Foot Controller 1 Foot Volume Sustain Switch Poratamento Switch...
  • Page 168 1.2.3 キーボード部と音源部との構成図 MIDI IN Element Receive Ch Basic Receive Ch TONE GENERATOR 注 1)Keyboardから発音できるElementは、 Element Receive ChannelがKbd Transmit Channel と一致しているか、 basicに設定されていてBasic Receive Channelが、 Kbd Transmit Channelと一致しているか、 omniかkeybordに設定されているものである。 なおkeyboardに設定されていると、 Keyboardからしか発音しない。 注 2)キーボードからのノート オンとMIDIからのノート オンは、 区別される。 また、 キーボードからのコントローラー情報とMIDIからのコントローラー情報 (コ ントロールチェンジ,アフタータッチ,ピッチベンド等)は、 サステインスイッチを除き 区別されない。 Transmit Ch MIDI OUT Local(onで接続)...
  • Page 169 2 システム エクスクルーシブ メッセージ ■2-1 パラメーター チェンジ 本機は以下の1種類のパラメーターチェンジを受信し、 スイッチを押したときの画面と同じとな る。 1) Switch Remote Parameter Change Parameter Change Switch Remoteは各MIDIのスイッチにて受信オフすることはできない。 各スイッチの対応は、 付表 1 を参照のこと。 11110000 01000011 0001nnnn 01000001 00000000 00000000 00000000 0ppppppp 00000000 0vvvvvvv 11110111 受信のみのパラメータ−チェンジで、 電源スイッチを除く全てのパネルスイッチに対しリ モートコントロールが可能であり、 そのスイッチを押すことと同等の効果をもつメッセー ジである。 ■2-2 バルクダンプ 本機は、...
  • Page 170 < 付表 1> MIDI Parameter Change Switch Remote $F0,$43,$1n,$41,$00,$00,$00,N2,$00,V2,$F7 注) ; Device Number ; Parameter Number ; Parameter Value Sw. # PSW 1 PSW 2 PSW 3 PSW 4 PSW 5 PSW 6 PSW 7 PSW 8 PSW 9 PSW10 PSW11 PSW12 PSW13...
  • Page 171 YAMAHA [ Virtual Acoustic Synthesizer ] Model +——————————————————————————————————————————————————————————————————————+ Function ... : :———————————————————+————————————————+————————————————+————————————————: :Basic Default :Channel Changed :———————————————————+————————————————+————————————————+————————————————: Default :Mode Messages Altered :———————————————————+————————————————+————————————————+————————————————: :Note :Number : True voice: ************** : 1 - 127 :———————————————————+————————————————+————————————————+————————————————: :Velocity Note ON Note OFF :———————————————————+————————————————+————————————————+————————————————: :After Key’s...
  • Page 172 索引 VP1 OWNER'S MANUAL 索 - 1...
  • Page 173 Keyboard Transpose ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:2 - 6 LFO DELAY ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 19 LFO DEPTH ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 18 LFO HOLD ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 19 LFO SPEED ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 18 LOAD 1 BANK ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:3 - 5 VP1 OWNER'S MANUAL 索 - 2...
  • Page 174 VOICE DIRECTORY ‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 8 VOICE SETUP VOLUME ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:1 - 3, R:1 - 22 yamaha ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 20 ZONED AFTER TOUCH MODE ‥‥‥ R:1 - 35 ZONED AFTER TOUCH SPLIT ‥‥‥ R:1 - 36 ‥‥‥ R:1 - 31 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥...
  • Page 175 コンペアボタン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:1 - 3 サ サステイン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 37 サステイン端子 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:1 - 7 シ シーン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 11, R:1 - 14 シーンコピーモード ‥‥‥‥‥‥‥‥ R:2 - 13 シーンコントローラー ‥‥‥ B:1 - 3, B:3 - 12 VP1 OWNER'S MANUAL 索 - 4...
  • Page 176 平均律 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 28 ヘッドフォン端子 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:1 - 8 ベロシティカーブ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:2 - 6 ホ ボイスエディット ‥‥‥‥‥ B:3 - 27, R:1 - 9 ボイスセットアップ ‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 16 ボイスデータ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 6 VP1 OWNER'S MANUAL 索 - 5...
  • Page 177 リネーム ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:3 - 11 レ レシーブチャンネル ‥‥‥‥‥‥‥‥ R:1 - 19 ロ ローカル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:2 - 8 ロード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ B:3 - 7 ロード1バンク ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:3 - 5 ロード1ボイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ R:3 - 7 ロードオールデータ ‥‥‥‥‥‥‥‥ R:3 - 4 VP1 OWNER'S MANUAL 索 - 6...
  • Page 178 「手順通りに動作しない」 「記載が見つからない」 といったさまざまな問題が起こる場合があります。 そのようなお客様への一助となるよう弊社では、 デジタルインフォメーションセンターを開設いたして おります。 お気軽にご利用いただきますようご案内いたします。 デジタルインフォメーションセンターについて ヤマハデジタルインフォメーションセンターでは、 デジタル楽器の使用方法やトラブルなどについて、 電話による質問をお受けいたします。 お問い合わせの際には、 「製品名」 「製造番号」 「ご住所」 「お名前」 「電話番号」 を必ずお知らせくださ い。 ヤマハデジタルインフォメーションセンター 受付日 受付時間 TEL. 03 - 3770 - 4486 月曜日∼金曜日 (祝日および弊社の休業日を除く) 10:30 ∼ 13:00 / 14:00 ∼ 17:00 VP1 OWNER'S MANUAL...
  • Page 179 吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ(株)千里丘センター内 高松市丸亀町8-7 ヤマハ(株)高松店内 広島市安佐南区西原6-14-14 福岡市博多区博多駅前2-11-4 浜松市上西町911 ヤマハ(株)宮竹工場内 札幌市中央区南10条西1丁目1-50 ヤマハセンター内 仙台市青葉区大町2-2-10 東京都港区高輪2-17-11 東京都港区高輪2-17-11 名古屋市中区錦1-18-28 大阪市中央区南船場3-12-9 心斎橋プラザビル東館 広島市中区紙屋町1-1-18 ヤマハビル 福岡市博多区博多駅前2-11-4 浜松市中沢町10-1 Tel 011-513-5036 Tel 022-236-0249 Tel 025-243-4321 Tel 044-434-3100 Tel 053-465-6711 Tel 052-652-2230 Tel   06-877-5262 Tel 0878-22-3045 Tel 082-874-3787 Tel 092-472-2134 Tel 053-465-1158 Tel 011-512-6113 Tel 022-222-6147 Tel 03-5488-5471 Tel 03-5488-1688 Tel 052-201-5199 Tel  06-252-5231 Tel 082-244-3749 Tel 092-472-2130 Tel 053-460-2431 VP1 OWNER'S MANUAL...